もち米の賞味期限!未開封と開封後の違いは?日持ちする保存方法も紹介

もち米の賞味期限や消費期限について解説していきます。比較的残りやすいもち米が腐ることを回避するための保存方法や、日持ちさせるための方法などを詳しく説明します。また、賞味期限が切れたもち米の利用方法なども併せて紹介します。

もち米の賞味期限!未開封と開封後の違いは?日持ちする保存方法も紹介のイメージ

目次

  1. 1もち米の賞味期限は長い?日持ちする?
  2. 2もち米の賞味期限一覧
  3. 3もち麦が賞味期限切れ!腐った・古くなった時の見分け方
  4. 4もち米の賞味期限を延ばす保存方法
  5. 5古いもち米の美味しい食べ方
  6. 6もち米の賞味期限切れの有効活用方法
  7. 7もち米の賞味期限に注意して余らないようにしよう!

もち米の賞味期限は長い?日持ちする?

もち米は日頃から頻繁に使用する食材ではありません。一般的にもち米は比較的日持ちがよい食材と言われてはいますが、もち米の賞味期限や消費期限についてはあまり知られていないのが現状です。収穫後何年間位食べることができるのか?という点に関して、知識が曖昧な人の方が多いのです。

そこで本記事ではもち米の賞味期限や消費期限、古くなったもち米を美味しく食べる方法、また活用法などを調べてみました。

もち米の賞味期限一覧

常温保存の賞味期限

常温保存されているもち米の賞味期限は、置かれている場所や入れられている容器にかなり左右されます。たとえば、一升瓶やタッパーなど密閉できる容器に入れ床下や倉庫など冷暗所で保存した場合は、数年経っても食べることが可能な場合が多いです。

最悪なのは、購入時の米袋のまま口をゴムで縛っただけの状態で湿気の多い場所に置いている場合です。このような安易な保存方法ではカビや虫がわきやすく、早い段階で賞味期限や消費期限がきてしまいます。常温保存する場合は、密閉容器に入れ防虫剤なども一緒に入れておくとよいでしょう。

通常は、密閉された容器に入れて冷暗所に置いておくと、常温であっても2年~5年位は日持ちするといわれています。ちなみに政府保存米は低温・低酸素で保存されているので賞味期限は長く、3~4年前の古米でも販売しているようです。

政府保存米は、3から4年経過の物でも売買してますので、食べられると思います。
期限を過ぎたら 動物園に寄付とか、貧しい国に支援してるとか聞きますが。 この辺は曖昧です。

冷蔵保存の賞味期限

もち米はもともと長期保存が可能な食品といわれていますが、保存の仕方で日持ちや美味しさが変わってきます。もち米の日持ちに効果的な温度は10℃~15℃とされ、日光の当たらない場所がベストといわれています。

一般家庭でこれらの条件を満たしている場所は、冷蔵庫の中です。密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておくと、虫もわきにくく腐ることもほとんど心配ありません。ただし、冷蔵庫の中に入れていても日持ちが延びるだけで賞味期限切れは近づいてきます。

旨みやにおいの変化をそれほど気にしないのであれば賞味期限は5年以上といえるでしょう。ただ、美味しく食べるには1~2年以内には食べきることをおすすめします。

未開封・開封後の賞味期限

もち米は早く購入しても、袋を開封さえしなければ賞味期限が延びると思っている人も多いようです。未開封と開封後では賞味期限に殆ど変わりがないとされていますが、その理由は米袋に最初から空気抜きの穴が開けられているからです。つまり、未開封であっても開封後と同じように空気に触れ続けていることになります。

そのため未開封であっても、賞味期限は1~2年とされている場合が多いです。開封後のもち米は食べることができても、日にちが経つごとに風味が劣化していきます。

精米前・精米後の賞味期限

もち米の賞味期限は、酸化の度合いにも大きく関係してきます。もち米はもともと酸化しにくい食べ物といわれていますが、精米するよりも精米せずに保存していた方がさらに酸化しにくく賞味期限は長くなります。精米をしたもち米は、冷蔵庫に入れている場合1~2年を賞味期限としている人が多いようです。

精米される前だと、冷蔵庫に入れて2年以上は美味しく食べることができるといわれています。ただし、無人の精米機の中にはもち米の精米が不可の場合があるので注意が必要です。ちなみに、通常ご飯として食べているうるち米は精米すると酸化しやすく、賞味期限は1ヶ月といわれています。

もち米は数年経っても食べられる?

もち米にははっきりとした賞味期限や消費期限はありません。保存状態が良ければ、基本的に数年経っていても食べることは可能です

ただし、2年もたつと酸化が進み美味しさが激減します。古いもち米はカビや大きな変色がない限り食べることができますが、食べるかどうかは個人の判断に任せられるところが大きいでしょう。

米の消費期限の根拠=保存状態(温度)と、食べる人の気持ちによるので
消費期限は当てにならない。
米の中に虫が発生したら食しないようにしたほうが良い。
それでも食しても、異常は無い。

5年前のもち米は食べられる?

保存状態に間違いがなければ、5年前のもち米でも食べることは可能です。カビや嫌な匂いがするなど腐るまで置いていたもち米は食べることができませんが、少しぐらいの色やにおいの変化であれば食べても健康被害はないとされています。

精米してあるとすれば風味は飛んで、場合によっては粘りもないかも知れませんが食べられますよ。

もち麦が賞味期限切れ!腐った・古くなった時の見分け方

もち米は腐る?腐らない?

もち米は油分がほとんどないため、基本的には保存状態が良ければ酸化しにくく腐りにくいです。ただし、湿気が多く高温になりやすい場所に何年も置いておくと、虫がわいたり黒や緑、黄色などのカビが生えたりして腐ることもあります。この状態になると消費期限切れです。

もち米は腐らない食べ物ではなく、正しい保存の仕方をすれば長く賞味期限を保てると考えましょう。ただし、日にちが過ぎていくと品質は劣ってきます。古いもち米を食べるか食べないかは個人の味覚に左右されるところですが、腐ることがないと過信せずできるだけ早く食べてしまうことをおすすめします。

古くなったもち米の見分け方

もち米は食品の中でも腐ることが少なく日持ちがよい食べ物なので、一見見た目では古いもち米かどうか判らない場合があります。手で触ってみて白い粉が多くつくようだと年数がたっていると考えてよいでしょう。また、見た目に少し黄色く感じたり酸化したようなにおいがすることもあります。

もち米がこの状態であれば、まだ賞味期限内と考える人も多いでしょう。保存状態が悪くさらに劣化してくると、カビが生えたり茶色になったり嫌なにおいがしてきます。こうなると完全に消費期限切れです。

もち米の黄ばみやカビは食べても問題ない?

多少の劣化やにおいの変化を感じても自分が賞味期限内と考えるならば、食べても問題はありません。ただし、カビが生えたり臭いにおいがするなど腐る状態を示している場合は、明らかに消費期限切れと考え食べないでください。

カビが生え腐るまで置いていたもち米は、美味しくないだけではなく肝臓障害や免疫機能不全を引き起こす危険があるともいわれています。また、カビが生えたり腐る様子が見えなくても、かび臭さや嫌なにおいがしたら危険なので食べないようにしましょう。

ちなみに、もち米の多少の黄ばみは食べても問題ないとされますが、品質は劣化しているので新米ほどの美味しさはありません。同じ黄色の変色でも全体の中で少ない数の変色が見つかれば、カビの可能性が高いです。

もち米の賞味期限を延ばす保存方法

もち麦の保存は冷蔵庫がおすすめ

もち米は脂質が含まれていないので酸化しにくく日持ちの良い食べ物ですが、保存状態が良くても夏の暑い時期や梅雨を過ぎると味が落ちやすいといわれています。できれば夏前におこわやぼた餅などにして食べ終わるのがベストでしょう。それでも残った場合は、冷蔵庫の野菜室で保存することをおすすめします。

その場合美味しさを保つために気を付けてもらいたいことがあります。もち米は乾燥すると炊飯したとき割れて美味しく炊けません。すぐに食べ終わらない場合は、購入時に入っていた袋のまま冷蔵庫に入れるのではなく、乾燥を防ぐためペットボトルやタッパーなど密閉容器に入れて保存しましょう。この一手間が美味しさを保つポイントです。

もち麦は冷凍保存できない

もち米を冷凍するともち米に含まれている水分が凍り、お米の細胞を壊してしまいます。そのため冷凍したもち米を炊くと柔らかく味も落ちていると感じる人が多いようです。もち米を冷凍すると腐ることもなく安心して食べることができますが、美味しさからいうとおすすめできる方法ではありません

美味しさの感じ方で賞味期限を判断するならば、冷凍したらむしろ賞味期限が短くなるといえるでしょう。消費期限切れを避けるため冷凍する場合は、そのままではなくお餅などに加工して冷凍することをおすすめします。

焼酎のペットボトルを保存容器にする

もち米は袋から保存容器に移して保存しましょう。虫や乾燥、酸化を防ぐことが目的なので、基本的にはビンでもジップロックでも密閉できるものであれば問題ないとされています。しかし、梅雨や真夏の時期は食品の日持ちが悪くなることがわかっており、冷蔵庫に入らない場合常温で置いておくことに抵抗を感じる人もいるでしょう。

このようなときおすすめなのが、焼酎が入っていたビンやペットボトルを保存容器として利用する方法です。焼酎が空になったら洗わずにそのままよく乾燥させて使用すると、虫がつきにくく腐ることもないといわれています

古いもち米の美味しい食べ方

購入したもち米が残ったり、まだ食べることのできる古いもち米が見つかったりした場合は、消費期限切れになる前に早く食べ終わるようにしましょう。古いもち米を美味しく炊く方法を紹介しますので参考にしてみてください。

古いもち米の食べ方①水を多めに入れて炊く

古いもち米は吸水が悪いとされています。そのため通常よりも長く水に浸けておくか水を多めに入れて炊くようにすると美味しく炊けます。においが多少気になるときは、お米2~3合に対し大さじ1杯程度ののお酒やミリンを入れるとよいでしょう。

他にもサラダ油を小さじ半分ほど入れるとツヤが出る、蜂蜜を大さじ1杯ほど入れると美味しいという声もあります。

古いもち米の食べ方②普通のお米と混ぜて使う

もち米はもちもちとした食感なので、通常炊飯しているうるち米に1割~3割程度加えて炊くと美味しいです。においが気になるときは研ぐ前に最初の水をすぐに捨て、30回ほど研ぐことを3回繰り返すとにおいが気にならなくなります。ただし、古さの状態によってはもち米が潰れる可能性があるので、研ぐ強さは加減しましょう。

小豆を加えて赤飯として食べるのもよいです。少しにおいが気になる場合は、うるち米に2割程度加えて炊き込みご飯にするとよいでしょう。調味料の味や香りでにおいも気にならなくなります。

古いもち米の食べ方③おはぎに使う

古いもち米がたくさんある場合は、おはぎを作って食べるとよいでしょう。同量のうるち米ともち米を一緒に柔らかく炊き、すりこ木で軽くつぶします。次につぶしたご飯を好みの大きさに丸め、つぶあんかこしあんで包むと完成です。古いもち米でもあんの甘さで美味しく食べることができます

古いもち米の食べ方④だんご粉として使う

古いもち米を粉にするとだんご粉として利用することができます。古いもち米をよく洗い、ザルにあげてしっかり乾燥させましょう。その後乾燥させたもち米をフードプロセッサーなどで粉状にすると、だんご粉の完成です。

もち米の賞味期限切れの有効活用方法

もち米は食べる以外にもいろいろな活用方法があります。賞味期限切れで食べられないものは、次のような方法で利用するとよいでしょう。

活用①糊として使う

近年米のでんぷんでできた糊が市販されていますが、自宅でももち米で糊を作ることが可能です。もち米を粉にして水で溶くかまたはしっかりと水を含ませたもち米を砕いて、しゃもじなどで焦げないように混ぜながら煮詰めてください。

小さな子供の工作用や障子紙貼りに重宝です。用いる古いもち米は小さな子供が口にする危険性も考えて、消費期限切れのものは使用しないようにしましょう。

活用②肥料にする

もち米はたんぱく質やミネラルなど豊富な栄養素が含まれているので、家庭菜園での有機肥料として大変効果があります。菜園の肥料にするのであれば、賞味期限のものだけでなく腐るまで放置していた消費期限切れのものでも効果はあります。

活用③小鳥などのえさにする

賞味期限が切れたもち米は、自宅で飼っている小鳥の餌にするとよいです。ただし、たくさんあるからと言って公園や家の周囲にいる野生の鳥に餌として与えるのはやめましょう。糞害など近所迷惑になる可能性が高いです。

もち米の賞味期限に注意して余らないようにしよう!

毎年年末になると餅つき用にもち米を購入する家庭は多いです。はくばくやヒメノモチなどお気に入りのもち米を常備している方もいることでしょう。

もち米の賞味期限や消費期限は長く比較的日持ちはよいといわれていますが、一日一日たつうちに劣化していきます。そのためもち米は、余らないように使い切るのがベストです。冷蔵庫に入らないなどの理由で常温保存する場合は、劣化が進む梅雨前までに食べ終わるようにするのをおすすめします。

できれば1年以内で食べ終わり、毎年新米を購入して美味しいもち米を食べましょう。購入したもち米は全てお餅にして冷凍するとよいです。多い場合は仲の良い友人やご近所に配ると喜ばれます。

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