玄米に賞味期限は存在する?日持ちは?正しい保存方法もご紹介

玄米には賞味期限が存在するのか?古米とは何なのかを解説していきます。そして日持ちさせ炊飯器で美味しく炊くための正しい保存方法や、玄米の賞味期限そして消費期限が切れて腐る状態に起こる現象に常温や冷蔵庫など開封後の保存方法についても紹介します。

玄米に賞味期限は存在する?日持ちは?正しい保存方法もご紹介のイメージ

目次

  1. 1玄米の賞味期限が気になる!
  2. 2玄米に賞味期限は存在する?消費期限は?
  3. 3玄米の賞味期限・日持ちを良くする正しい保存方法
  4. 4玄米は腐るとどうなる?
  5. 5玄米の賞味期限まとめ

玄米の賞味期限が気になる!

常温保存で開封後の玄米

玄米は身体に良いと話題ですが、賞味期限を気にしたことがない人がほとんどです。正しい保存方法を知らないと、腐らせてしまったり虫が湧いてしまう場合もあります。冷蔵庫で保存すべきなのか?それとも常温で保存すべきなのか?開封後の適した保存法について知りたいと思うものの、実際には分からないことの方が多いです。

そこで本記事では、玄米の賞味期限や正しい保存方法などについての情報をまとめてみました。この機会に玄米への正しい知識を身に付けましょう。

玄米に賞味期限は存在する?消費期限は?

そもそも玄米に賞味期限や消費期限が存在するのでしょうか?基本的にお米の袋には賞味期限や消費期限といったものは記載されておりません。それはそもそも消費期限を記載しなければならない様なものではない、つまり日持ちするものだからです。ただ、日持ちするとは言っても、保存状態によっては腐ることもあります。

となると玄米の賞味期限や消費期限は、保管方法や状態によって変動すると捉えておくほうが妥当という事になります。とはいったものの、やはり目安となる筈の賞味期限や消費期限が具体的に表示されていないことに、若干の不安を覚える人も少なくないでしょう。では、その辺りの詳細な情報について詳しく見ていきましょう。

玄米の賞味期限は保管状態によって異なる

炊飯器で美味しく炊いた玄米

玄米の賞味期限は保管状況によって異なります。冷蔵庫で密閉保管する場合や常温の場合など、保存環境や状態が大きな影響を与えるのです。また、季節によっても保存できる期間が変わるため、明確な賞味期限や消費期限を定めることができないのです。なのでおおよその感覚で消費する、そして自分の目や鼻つまり色やニオイで判断することが必要です。

また、お店が既に管理方法を間違えている場合もあるので、開封後はなるべく早い内に消費することが重要となります。賞味期限や消費期限が記載されていないことで、却って分かりづらくなっているという部分もあるようです。

玄米の賞味期限は約1年

籾殻モミガラがついていれば何年でも保存は可能です
800年前の古代米が発見された時に再生可能でした

玄米にとっての最適な保存状態は、湿度60%~75%で温度は15℃以下の状態です。この状態で保存できれば、無効1年間は賞味期限の心配をする必要もないでしょう。

ただし高温多湿の日本には季節の変化もあるため、常に一定の湿度と温度を保てる様な場所はなかなか見つかりません。玄米の方が白米よりも日持ちはしますが、もちろん開封後は早めに消費するのが鉄則です。

保管場所の温度や湿度が大切

常温で保存するのに適した湿度や温度を測る

冷暗所での保管が玄米にとっての最適な保存方法と言われています。よく有る床下収納やシンク下は湿度が高くなってしまう事が多く、なるべくなら避けたほうが無難です。リビングやキッチンも空調が効きすぎているため、お米の保存にとってそれほど適した環境とは言えません。

常温保存が適していない場合は、冷蔵庫で密閉容器に移して保存すると賞味期限をのばせます。長い間保管した玄米でも、キチンと密閉保存ができていれば美味しく頂けます。玄米の保存は酸化や湿気が大敵であり、そこから守るのが美味しく食べる大きなポイントです。

玄米の賞味期限は季節によって変わってくる

季節によって違う玄米の消費期限

適正湿度での消費期限は1年以上と長いですが、季節の変化を受けた場合は賞味期限も変わってきます。梅雨や夏場は湿度が高いために約1ヶ月、春や秋は2ヶ月で冬でも3ヶ月程度が限界です。特に夏場は高温多湿によるカビや腐ることに注意しましょう。

夏場に長期保存をしたい場合は、ペットボトルなどに小分けにし、密閉して冷蔵庫保存をするのがおすすめです。そうすることで季節に関係なく、玄米を美味しく食べることができるようになります。

玄米に賞味期限はある?

賞味期限や消費期限が設定されていない以上、自分の目で判断しなくてはいけません。手元にある玄米が賞味期限切れか否かを判断する材料は、自分の知識だけです。賞味期限表記がないのであれば、自分で覚えておく以外方法がありません。カレンダーに記載するなりして、いつから保存しているかを明確に分かる状態にしておきましょう。

玄米の賞味期限・日持ちを良くする正しい保存方法

玄米の正しい保存法を知ることで、家庭でも玄米を美味しく食べることができます。ただし、その上で注意すべきポイントもいくつかあります。正しい保存法を実践することで腐ることなく賞味期限を延ばし、日持ちさせる方法を詳しく見ていきましょう。

常温保存すると時は湿度や乾燥に注意

正しい玄米の保存法で賞味期限をのばし日持ちを良くする

保管状況にもよりますが、玄米で保管されたお米の賞味期限は、生産された翌年の梅雨前までと言われています。
白米は、白米にしてから2週間ぐらいではないでしょうか?

玄米を保存する際の湿度や温度は、高すぎても低すぎてもNGでです。これによって保存期間が短くなってしまい、賞味期限切れとなってしまいます。美味しく食べたいのであれば、湿度や温度に対して常に注意が必要です。

湿度が高いとカビが生え、やがて腐るといった結果を招きます。また、湿度が低いと乾燥してひび割れをおこしてしまい、せっかくの味も落ちてしまいます。それを防ぐためにも、できるだけ冷暗所で一定の湿度を保つ必要があるのです。一筋縄では行きませんが、美味しい玄米を食べる為と割り切りましょう。

清潔な米びつで常温保存する場合

玄米を常温で清潔な容器で保存する

清潔な米びつで保存するのは鉄則ですが、少しでも以前の玄米が残ったままだと、保存している内にいつの間にか古米と混ざってしまいます。古米と混ざってしまうと、いつが賞味期限なのか余計に分からない状態になってしまうでしょう。

必ず一度米びつを洗って、乾かしてから新しい玄米を入れることで、賞味期限切れを防ぐことができます。少しでも水滴が残っていると腐る原因にもなるので気を付けましょう。

涼しいところで常温保存する場合

涼しいところで玄米を保存するのは、直射日光の当たらないところに置き湿気が溜まりやすいところに置かないようにするためです。湿気と直射日光は玄米の保存の大敵です。

温度が高すぎると玄米がカビてしまったり腐る原因になります。温度が低すぎると玄米にヒビが入り炊飯器で炊いてもパサパサで美味しくなりません。日持ちさせるためには涼しいところで保管するのが鉄則です。

玄米を冷蔵庫で保存する場合

冷蔵庫で保存する方が常温で保存するよりも日持ちはします。一番ベストと言える玄米の保存方法がこの冷蔵庫です。開封後は特にすぐに虫が湧いてしまったり腐ることが多いためにすぐに消費するようにしましょう。

ただし冷蔵庫のニオイがお米に移ってしまうこともあるため、開封後も密閉できるような容器、ペットボトルなどに入れて保存するのが賞味期限をのばし日持ちさせるポイントです。

玄米は腐るとどうなる?

誤った保存方法で玄米と扱うと腐る場合があります。古米が腐ると玄米から虫が湧いてしまうことも珍しくありません。とてもじゃありませんが炊飯器で炊けるような代物ではなくなってしまいます。

どのような状態がNGなのか?その特徴を知っておかないと大変なことになりかねません。ということで、ここからは玄米が腐る時に見られる現象について詳しく見ていきましょう。

玄米を洗うと水が黒く濁る

よく言えばぬか床のような悪く言えば腐敗したようなニオイがしたので慌てて洗ってしまったのですが、ニオイが取れません。

その玄米が腐っているかどうかを見た目で判断するのは難しいですが、洗うと一目瞭然です。玄米が腐ると洗った水も真っ黒に変わります。そして色と共に臭いもツンと鼻につく独特な不快臭へと変化するので、これなら直ぐに見極めることが可能です。

特に開封後はすぐに食べきってしまってください。冷蔵庫で保存しても、空気に触れたことで酸化してしまい美味しく食べることができません。開封後の玄米はなるべく1ヶ月以内に食べきりましょう。

古米の場合は虫が湧くこともある

カビが生えていたり、コクゾウ虫などの虫食いだらけ、ねずみの糞だらけなど被害も無く、見た目が特に変わりが無ければ全然問題ないですね(私は農家出ですが)。

玄米も古米になってしまうと虫が湧いてしまう事もあります。保存方法が例え合っていたとしても少しの隙間さえあれば虫が湧く可能性があるからです。清潔な米びつで密閉保存が理想であり、米びつに移すときには前の玄米の残りが何もないのを確認した上で移してください。

玄米の賞味期限まとめ

玄米を開封後も美味しく食べる方法

この記事では主に玄米の保存方法や賞味期限についての説明を行いましたが、基本的には白米も玄米も保存方法は同じです。しかし、玄米は適した湿度や温度で保存することによって、1年どころかそれ以上も保存することができます。

それには密閉して空気に触れない冷暗所であるのが絶対条件になりますが、それでも正しい保存方法さえ守ればいつでも美味しい玄米を頂くことができるのです。なかなか最初は上手く行かないかも知れませんが、コツを掴めばそれほど難しいことでもありません。正しい保存を心掛け、美味しい玄米を頂きましょう!

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