2019年11月30日公開
2024年10月04日更新
ロースカツはカロリーが高くても太らない?ヒレカツとの違いは?
ロースカツのダイエット効果について解説します。高カロリーで太ると思われているロースカツの糖質や栄養素、ヒレカツとの違いについて詳しく説明します。また、ロースカツのカロリーをオフする調理法やソースの工夫も紹介します。
ロースカツは高カロリーだから太る?
銀座梅林の特上ロースカツは旨すぎてご飯3杯、キャベツ5回お代わりするほどでした...
— Mondon🇯🇵🇨🇦🇮🇹 (@mondon_italy) April 27, 2019
やっぱり日本にいると太る😝 pic.twitter.com/4ef9Aso9R4
ロースカツはサクサクの衣と肉の脂が美味しい、人気の高いメニューです。しかし、高カロリーなので太るのを気にする人も少なくありません。ただ、確かにロースカツは高カロリーですが、だからと言って本当に太るのでしょうか?ロースカツに含まれる栄養素や太りにくい食べ方を紹介するので、ロースカツを食べる時の参考にしてください。
ロースカツのカロリー・糖質と栄養
ロースカツはサクサクの衣と肉の脂が美味しいメニューですが、カロリーが気になる食べ物でもあります。確かに脂の多いロース肉を揚げているので、当然カロリーも高めです。しかし、ダイエットにうれしい栄養素も豊富に含まれているので、カロリーに比べて太りにくい食べ物でもあるようです。
ロースカツのカロリー・糖質
ロースカツとカキフライじゃい!こんな時間に太るわい! pic.twitter.com/whbkTNrWHC
— スネオ♂ (@SuneoMP) October 30, 2018
ロースカツ1枚(134g)当たりのカロリーは463kcal、糖質は8.18gとされています。豚のロース肉は脂質が多いの部位なので、やはりカロリーは高めのメニューと言えます。また、同じロース肉でも脂身の量などによっては、さらに高カロリーになる可能性もあります。
一方、ロースカツの糖質は8.18gと決して高くはありません。低糖質ダイエット中の糖質摂取は1食当たり10~20gとされていますから、ロースカツ1枚を食べる分には問題ない量だと言えます。
ロースカツの栄養
かつ壱のロースカツ丼は味、量、値段、栄養のすべてに優れていて完全食のひとつ pic.twitter.com/6TW4iO2eee
— haruyosh☁ (@haruyosh) January 9, 2019
エネルギー | 463kcal |
タンパク質 | 21.4g(85.6kcal) |
脂質 | 36.3g(326.9kcal) |
炭水化物 | 8.57g(34.4kcal) |
ビタミンB1 | 0.71mg |
セレン | 23.16g |
ロースカツ1枚(134g)に含まれる主な栄養を表に示しました。脂の多いロース肉を油で揚げているので、やはり脂質でのカロリーが高いことが分かります。
ビタミンやミネラルの中で高いのは、ビタミンB1とセレンです。中でもビタミンB1は体内の糖質をエネルギーに変えてくれる、ダイエット中に積極的に摂りたい栄養素です。
また、タンパク質が21.4gと豊富なのも、ダイエット中にはにうれしいところです。そのため、ロースカツはカロリーこそ高いものの、ダイエットに効く栄養が詰まったメニューとも言えます。
ロースカツとヒレカツを比較
ヘルシーにヒレカツを食べる🐘💨 pic.twitter.com/jO1AjPM60O
— エダ🎄❄ (@blacklago_n) October 30, 2019
ロースカツは肉の脂が美味しいメニューですが、ダイエットには脂の少ないヒレカツのヘルシーだと考えている人は多いかもしれません。実際に生の肉で比較すると、ヒレは115kcalでロースは263kcal(どちらも100gあたり)と約2.3倍もの違いがあります。
しかし、ヒレカツ(134g)のカロリーは約408kcalで、ロースカツよりやや低いものの極端な違いはありません。これは、赤身のヒレ肉はロース肉と比べて、揚げ油を多く吸ってしまうからだと考えられています。
さらに、ヒレカツの糖質は18gと、ロースカツよりも格段に高いです。その理由は、ロースカツが1枚なのに対して、ヒレカツは小さいカツ3~4個で提供されることにあります。そのため、同じ重さの肉でもヒレカツの方が使うパン粉の量が多く、糖質が高くなってしまいます。
このようなことから、ロースカツよりもヒレカツの方がヘルシーでダイエット向きだとは言えません。むしろ糖質を抑えたい場合には、ロースカツを選ぶと良いでしょう。
ロースカツをカロリーオフする方法
ロースカツはダイエットに必要な栄養が含まれているものの、カロリーが高いので太るのを気にする人も多いでしょう。しかし、調理過程で脂身を落としたり調味料を変えることで、カロリーオフすることが可能です。食べ方の工夫次第では、ロースカツがダイエットの味方になるかもしれません。
脂身を取り除く
さて肉を食べる時は、脂身は手でとり除く。脂の部分は、脂質も高いしブヨブヨして美味しくないよね、
— 氷結 (@Hyoketsu_Nine) January 14, 2019
豚ロースは100g=263kcal、重さが70gだから、184kcalカットできる。これが積み重なる意識が大事です。 pic.twitter.com/T80tQelBIU
肉の脂身を取り除いてからから調理すれば、ロースカツのカロリーをオフできます。カットされたロース肉の周りには脂身が層状についているので、そこを切り落としてしまいましょう。
最もカロリーの高い脂身を落とせば、大幅なカロリーダウンが期待できます。ただし、脂身はロース肉の美味しい部分でもあるので、脂の甘みを楽しみたい人にはおすすめできない方法です。
下茹でなどで脂を落とす
ヘルシオの脱脂、実際どれくらい落ちてるんだろう、、、🤔🤔🤔
— とわに彼方@日常 (@gumi_game7) April 9, 2019
ということでやってみました!
買い置いたままだった豚ロース🐷
わたしのお昼ごはんとして、ヘルシオのウォーターグリルで15分。。。
焼き終わってから少し置いたので脂が白く冷え固まっております。。薄切りロース6枚分…すごい…… pic.twitter.com/e6zDqg3nCg
ロースカツを食べたいけど太るのが気になる場合には、下茹でして脂を落としておいても良いでしょう。下茹ですることで適度に脂が落ちるので、肉の旨味を残しつつカロリーをオフできます。
また、茹でる以外にも、グリルやレンジを使っても脂を落とすことができます。ロースカツを食べて太るのが心配な人は、しっかり下茹でして脂をよく落としておけばOKです。
短時間で揚げる
京都旅行の思い出
— 雪陽❄️🌸 (@mochi_yukiharu) February 13, 2019
~帰る前にランチ~
名残惜しいけれど、帰路に着くため京都駅へ戻って来ました🚌
駅へ向かう前にまきさんオススメの勝牛さんで、みぞれ牛ロースカツ膳(100g)を注文!
短時間でサッと揚げたカツは衣サクサク、お肉ジューシーで美味しかったです😊
さぁ、お土産買って新幹線へ🚅 pic.twitter.com/tCVtn5nMjh
ロースカツのカロリーが高いのは、揚げ油を吸っていることも原因です。揚げ物は、揚げる時間が長くなるほど油を吸って高カロリーになります。そのため、高温の油を使って短時間で揚げれば、カロリーを抑えることができます。
ただし、分厚いカツを高温の油で揚げると、中まで火が通る前に表面が焦げてしまいます。ですので、短時間で揚げてカロリーオフしたい場合には、薄めのカツにしておきましょう。また、同時に何枚も揚げようとすると油の温度が下がってしまうので、1~2枚ずつ揚げることもポイントです。
油を吸いにくいパン粉を使う
なんと全部でコロケ105個👩👩👧👧
— モ トイ (@51742go) November 18, 2016
野菜カレー味+ノーマル野菜
油を吸いにくい細かいパン粉とお米の油でサックリ
しっかり味ついてるので冷めても美味しい かつ、ソースなくても美味しいコロケー😋 pic.twitter.com/qlcYOOi4NQ
ロースカツのカロリーをカットするために、油を吸いにくいパン粉を使うのも効果的です。なぜなら、パン粉によって油を吸う量がかなり異なり、カロリーに大きく影響するからです。
一般的にパン粉は、粗いものよりも細かいものの方が油を吸いにくいとされています。また、生パン粉よりも乾燥パン粉の方が、油を吸収しにくいとも言われています。ロースカツを食べたいけど太るのが気になる場合には、目の細かい乾燥パン粉を選ぶのが正解です。
低カロリーなソースを使う
今日のおつまみ!
— KANVA (@KanvaNet) June 2, 2018
厚切りロースとんかつ 自家製薬味ポン酢だれ。
厚くカットしたジューシーな豚ロースをサクサクのとんかつにしました。
大葉、みょうが、ねぎ等をたっぷり入れた自家製のポン酢だれをたっぷりかけてお召し上がり下さい!
ふわふわのとんかつにタレがしみて美味しいです! pic.twitter.com/vLlAiY4Tez
ダイエット中にロースカツを食べる場合には、ソースのカロリーも見逃せません。実はソースには意外とカロリーがあるので、太る原因にもなるからです。そのため、ダイエット中にはソース以外でロースカツを楽しむのも1つの方法です。
おろしポン酢やレモン汁や柚子こしょうなど柑橘類の果汁をかければカロリーを抑えることが可能。
おろしポン酢やレモン汁を使って食べれば、ソースで余計なカロリーを摂らなくて済みます。また、カラシを使っても味にアクセントが付くので、ソースの量を減らせます。最近ではカロリーを抑えたソースも販売されているので、ソースが好きな人はそちらを使っても良いでしょう。
ロースカツに期待できるダイエット効果
ロースカツは高カロリーな食べ物ですが、ダイエット効果のある成分も含まれています。たんぱく質がしっかり摂れるメニューでもあるので、食べ過ぎなければダイエット中でもOKです。
ビタミンB群による代謝促進
夏の暑さを乗り切るには…
— 都路各停 (@miyakojikakutei) June 26, 2019
食物繊維を取って、ビタミンBが豊富なとんかつでスタミナをつける。野菜から食べると太りにくいって言われますよね(体重…
そんな夏にヘルシーに応えてくれるのがこのサラダカツ定食。下から出てくるとんかつは、まるで宝探しをした夏の少年の日々を思い出します! pic.twitter.com/OvJQjntxEc
ロースカツには、ビタミンB1をはじめとしたビタミンB群が豊富に含まれています。このビタミンB群は、体内の糖質や脂質をエネルギーに変える代謝を促す働きがあります。つまり、体の糖や脂肪の燃焼を促進させる、ダイエット効果が期待できる栄養素です。
ビタミンB郡が豊富なロースカツは、代謝促進というダイエット効果が期待できると言えます。カロリーが高く太るのが気になるかもしれませんが、適度に食べればダイエットの味方になってくれます。
カルニチンの脂肪燃焼効果
わたしはL-カルニチンを摂取したのだよ
— 松殿理央☁🦅 (@matsudon_R) April 21, 2017
荻窪・とんかつ富士㐂にて
今月のお勧め:青森産やまざきポークの厚切りロース
ご飯・キャベツ・お味噌汁おかわり自由でなんと1180円!
自家製の柚子胡椒でいただくと最高! 本当に…脂が甘~い。https://t.co/vPUKQ4oKHW pic.twitter.com/BeIHVdXGQU
ロースカツには、カルニチンという成分も含まれています。サプリなどで聞いたことがある人も多いかもしれませんが、カルニチンは脂肪の燃焼を助けてくれる栄養素です。
そのため、カルニチンを積極的に摂ると、脂肪を燃焼しやすい体になるとされています。ロースカツには脂肪が多いですが、脂肪を燃焼させる効果も期待できるので、工夫次第ではダイエット中にもOKな食べ物と言えます。
たんぱく質による良質な筋肉づくり
たんぱく質補給 (@ とんかつKYK in Abeno, 大阪府) https://t.co/yGDDS4XQPf pic.twitter.com/fjGkD6VPJn
— ☆スマーフ☆ (@orivia_jp) September 7, 2019
太るのを防いでダイエットを成功させるには、しっかりたんぱく質を摂って筋肉をつけることが大切です。なぜならば、良質な筋肉がつくと美しい体になるだけではなく、代謝が良くなり痩せやすくなるからです。
ロースカツ1枚には、21.4gのたんぱく質が含まれています。燃焼しやすい体を作るには1食あたり20gのたんぱく質を摂ると良いとされているので、ロースカツのたんぱく質量は十分と言えます。そのため、ロースカツを食べればしっかりたんぱく質を摂れるので、ダイエット効果が期待できると言えます。
ロースカツのカロリーに気を付けよう
ロースカツは脂の多いロース肉を揚げているためカロリーが高く、太るのを気にする人が多いメニューです。しかし、ロースカツにはビタミンB群やカルニチン、たんぱく質といったダイエットにうれしい栄養素が詰まっています。
そのため、調理やソースによってカロリーをオフすれば、ダイエット中に安心して食べられるメニューになります。カロリーオーバーに気をつけて、工夫しながらロースカツを楽しみましょう。