とんかつのカロリー・糖質は?ヒレ・ロースの違いとダイエット中の食べ方!

子供から大人まで、幅広い世代から親しまれている揚げ物の定番料理であるとんかつ。そんなとんかつのカロリーや糖質は一体どれくらいあるのでしょうか?ヒレ・ロース部位別のカロリー・糖質の違いについてもまとめてみました。また、ダイエット中のとんかつの食べ方はもちろん、とんかつをカロリー控えめに作る方法も紹介します。とんかつ好きはもちろん、現在ダイエット中の方も必見です。

とんかつのカロリー・糖質は?ヒレ・ロースの違いとダイエット中の食べ方!のイメージ

目次

  1. 1とんかつのカロリー・糖質が気になる!
  2. 2とんかつについてカロリーや糖質・ヒレとロースの違いなどを解説
  3. 3とんかつのダイエット中の食べ方について
  4. 4とんかつのカロリーや糖質に気を付けてダイエットに役立てよう!

とんかつのカロリー・糖質が気になる!

子供はもちろん、大人も大好きな揚げ物の定番料理の一つとも言えるとんかつ。とんかつは、厚みのある豚肉を利用した歯ごたえ抜群の揚げ物料理でもあります。また、一言にとんかつといっても、ヒレ・ロースといった異なる部位を利用しているものがあり、とんかつ・ヒレカツなどと呼ばれ親しまれてきました。

とんかつの名称は、カツレツに由来するものとされており、1899年に洋食店「煉瓦亭」において「ポークカツレツ」という今のとんかつに通じるものがメニューに載せられたことが発祥だと言われています。その後、1918年にはカツカレー、1921年にはかつ丼と言った今ではとんかつ料理の定番とも言えるメニューが誕生しました。

これまでの歴史も深いとんかつですが、生活習慣病などが問題となる現代、とんかつのカロリーや糖質が気になるという方も多いのではないでしょうか?ここからは、気になるとんかつのカロリーと糖質について見ていきたいと思います。また、ヒレ・ロースといった部位別でのカロリー・糖質もチェックしていきましょう。

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とんかつについてカロリーや糖質・ヒレとロースの違いなどを解説

厚みのある豚肉に加えサクサクの衣が特徴で、ランチはもちろんディナーにも最適なとんかつ。しかし、気になるのはそのカロリーや糖質についてです。ヒレとロースでのカロリー・糖質の違いはもちろん、ダイエットに好ましいのはどちらなのでしょうか?そもそも、とんかつはダイエットに向いているのでしょうか?とんかつにする際に使われるヒレ・ロースといった肉の部位別でも違いにも迫っていきます。

また、今話題のカロリー制限や糖質制限について、ヒレ・ロースといった部位別だと、どちらがどう適しているのかについても見ていきましょう。とんかつにするとカロリーが上がる理由や、一切れあたりのカロリー量などについても紹介します。

とんかつはダイエットには使えない?

ダイエット中であっても、無性にとんかつなどの揚げ物を食べたくなるという方も多いのではないでしょうか?しかし、揚げ物ということもあり、高カロリーでダイエットには向かないようにも思えるとんかつ。ダイエット中ともなるとつい食べるのをためらってしまいそうです。しかし、ダイエット中のとんかつは決して悪いことばかりではありません。

最近では食べ方や調理方法に工夫をすることでダイエットにも使えると言われています。高カロリーではあるものの、ダイエットにも良いとされているとんかつ。ダイエット中のとんかつの食べ方や工夫などに迫る前に、まずは一般的なとんかつのカロリー・糖質について詳しく見ていきましょう。

生で比較!ヒレとロースのカロリーについて

まず、とんかつとなる前の生肉の状態でのヒレ・ロースのカロリーについて紹介します。とんかつに使われることの多い定番の部位であるロースは、肩ロース・ロース共に100gあたり赤身部分で150kcal程です。脂身部分だと263kcalとなり、赤身部分と比較すると100kcal程高くなります。

ヒレに関しては元々脂身のない部分であり、赤身のみで100gあたり130kcalと低めのカロリーになっています。脂身の有無の差はあるものの、生肉の状態だとどちらもそこまで高カロリーではないロースとヒレ肉。

豚肉は様々な部位があることでも知られていますが、糖質量に関してはどの部位でもほぼ0gです。ロースの糖質は0.2g、ヒレの糖質は0.3gであり、極めて低い糖質量であることが分かります。

では、この生肉の状態からとんかつにした場合、ヒレ・ロースのカロリーと糖質はそれぞれどのように変化するのでしょうか?それぞれの特徴を考慮し、比較しながら見ていきましょう。

とんかつにした場合のヒレとロースのカロリーと糖質は?

まず、基本的なとんかつの作り方は、生肉の状態から切れ目を入れ、軽くたたくなどして肉をほぐします。そうすることで柔らかいとんかつに仕上がるのです。その後、塩コショウし小麦・溶き卵・パン粉の順番で衣をつけていきます。そして、衣をつけることが出来たら、熱した油に入れてキツネ色になるまで揚げるというものです。とんかつを作る際は、ヒレ・ロースといった部位が違っていても作り方自体は変わりありません。

では、早速そうして出来上がったとんかつのヒレとロースのカロリー・糖質について見ていきましょう。まず、ヒレのとんかつ100gあたりのカロリーは300Kcalです。生肉の状態から二倍ほどカロリーが増しています。続いて、ロースのとんかつ100gあたりのカロリーは346Kcalで、ヒレとそこまで差はありません。また、生肉の状態からもカロリーは50Kcalほどしか上がっていません。

ヒレのとんかつに対して、ロースのとんかつの方がカロリーの増加が少なかったのは、ロース肉そのものに脂身が含まれているため、ロース肉そのものがヒレ肉に比べると油を吸わないということが理由の一つです。ヒレ肉は赤身のため、ロース以上に油を吸ってしまい、カロリーがあがったと言えます。そのため、とんかつにした際のカロリー量に差は出ないというのも納得です。

では、続いては糖質量の変化について見ていきましょう。まず、ヒレのとんかつの糖質量は15.6gです。ロースのとんかつの糖質量は9.6g。この糖質量はとんかつに使われる小麦粉とパン粉の量の違いです。赤身であるヒレの方が脂身の多いロースよりも、小麦粉やパン粉が多く使われるため自然と糖質量も増えると言えます。

ヒレとロースのとんかつを比較しても分かるように、糖質制限を意識するのであればロースのとんかつの方が糖質量が少なくおすすめです。ロースは脂質が多いため、その分糖質を抑えることができます。そのため、糖質を抑えたいのであればロース。脂質を抑えたいのであればヒレを選ぶようにしましょう。健康などを意識し、それぞれが控えるべきものを知った上で、糖質制限やカロリー制限を行うのがいいと言えます。

とんかつにするとなぜカロリーが上がるのか?

生肉からとんかつに揚げた場合のヒレ・ロースのカロリーと糖質について紹介しましたが、そもそもとんかつにすることでなぜカロリーが揚がるのでしょうか?その理由は、衣をつけて油で揚げるという調理方法が原因です。小麦粉・溶き卵・パン粉で衣をつけ、油で揚げる調理方法であるとんかつ。衣部分をサクサクに仕上げるためにも、油で時間をかけて揚げる必要があります。

その際に、衣はもちろん肉そのものも油を多く吸収してしまうため、とんかつのカロリーは高くなるのです。これは、とんかつだけではなく他の揚げ物でも同様です。ロース・ヒレ肉はもちろんですが、茄子などの野菜も油を吸収しやすい食材のため、揚げる調理方法だとカロリーは高くなります。そのため、ダイエット中の場合や少しでもカロリーを抑えたいという方は、揚げ物を食べる際は要注意です。

ダイエット中や食事制限中などに、とんかつをどうしても食べる場合には、自宅で調理するなどして揚げ方に工夫を施したり、食べる量を少なくしたりといった調節をするといいかもしれません。

とんかつ一切れあたりのカロリーも知ろう!

とんかつのカロリー・糖質について紹介しましたが、とんかつ一切れあたりのカロリーが気になるという方も多いのではないでしょうか?とんかつというと、一枚の分厚い豚肉をサクッと油で揚げているのが特徴ですが、一切れずつ均等に切られていることが一般的です。

では、この一切れあたりのとんかつのカロリーについて見ていきましょう。ここでは、とんかつ1枚100gを7つに切り分けるものとして紹介します。まず、ヒレ肉で作ったとんかつ一切れあたりのカロリーは、約55Kcalです。続いて、ロース肉で作ったとんかつ一切れあたりのカロリーは、約64Kcal。ヒレのとんかつ一切れあたりと比較すると10Kcal程度、ロースの方がカロリーが高くなるようです。

ダイエット中にどうしてもとんかつが食べたくなったという場合には、とんかつ一切れあたりのカロリーを参考にするなどし、とんかつ一枚を食べきるのではなく数切れだけにするなどして工夫すると良いかもしれません。カロリーコントロールにも役立つのではないでしょうか?

とんかつを使った料理のカロリーは?

ヒレ・ロースといった部位別のとんかつのカロリーはもちろん、一切れあたりのカロリーなどについても見てきましたが、ここからはとんかつ定食やカツ丼など、とんかつを使った料理のカロリーについて見ていきましょう。分量や調理方法によってもカロリーに違いはあるため、一般的な目安として紹介します。

まず、とんかつを使った定番料理とも言えるとんかつ定食のカロリーについてです。和食料理店などでは必ずあると言っても良いほどの人気を誇るとんかつ定食。ご飯・味噌汁・漬物・キャベツの千切りなどが添えられているものが一般的です。そんなとんかつ定食のカロリーは約910Kcal。ソースなどをかけるともう少しカロリーが高くなりますが、とんかつ定食だけでもかなりのカロリー量です。

続いては、手軽に食べることができるという点でも親しまれているカツ丼について紹介します。サクサクに揚げたとんかつを卵とじにして煮込み、それをご飯を盛った丼にのせるカツ丼。カツ丼のカロリーは、約1020Kcalと言われています。丼ということもあり、ご飯の量も定食などよりは多く、卵などを使うことからもカロリーが上がっています。

次に紹介するのは、ランチにも最適なカツサンドです。とんかつ定食やカツ丼とは違って、ご飯ではなくパンを用いたとんかつ料理です。時間のない場合でも簡単に食べることができますし、腹持ちも良いため人気のとんかつ料理の一つと言えるのではないでしょうか?食パン1枚分を用いたカツサンドとすると、そのカロリーは約421Kcal。手ごろに食べられるうえに、そこまでカロリーが高いというわけではありません。

豚肉に含まれる栄養と効果について

とんかつだけではなく、他の料理にも大活躍の豚肉。そんな豚肉に含まれている栄養と効果についても見ておきましょう。まず、豚肉に含まれている栄養素の中でも特に多いのがビタミンB群です。その多さは、身近な食材の中でも最も多く含まれていると言われるほどです。中でもチアミンと呼ばれるビタミンB1が豊富に含まれており、その効果は糖質の代謝をあげる効果や疲労を抑える効果があると言われています。

また、ビタミン以外にもたんぱく質・脂質・ミネラルを豊富に含んでおり、美容にも効果が高いと言われている豚肉。その他にも、豚肉に含まれる良質なたんぱく質は筋肉や血液・臓器をつくる源にもなっており、体を動かすエネルギー源とも言われています。そのため、豚肉を上手に食事に取り入れることで健康維持・病気予防にもつながるのです。

成長促進はもちろん、免疫機能を高める効果も含まれている豚肉。夏バテしやすい暑い時期には、冷しゃぶサラダなどにして食べやすいよう工夫するなどし、大人はもちろん子供も積極的に食べるようにするのもおすすめです。また、豚肉含まれる必須アミノ酸のロイシンは、筋肉の分解を抑制し、筋肉を強化するだけではなく修復する働きがあります。

これは、筋肉量を増やし基礎代謝をあげるのに繋がる重要な栄養素と言われています。太りにくく運動能力の高い身体作りに適している栄養素でもあるため、ダイエット中の方やトレーニングをしている方には最適の栄養素とも言えます。ダイエットには不向きのようにも思える豚肉ですが、上手に利用することで、太りにくい体を作ることができるダイエットに適した食材とも言えそうです。

とんかつを食べるならヒレよりもロースがおすすめ!

健康な体を作るために必要不可欠な栄養素も多く含んでいて、ダイエットなどにも適していることが分かった豚肉。そんな豚肉を使った料理の定番とも言えるとんかつですが、とんかつを食べるなら、ヒレよりもロースがおすすめです。

その理由は、豚肉に多く含まれているビタミンBが関係しています。ビタミンBは脂溶性のため、脂身に多くふくまれています。そのため、赤身で脂身の少ないヒレよりも脂身の多いロースの方が、ビタミンが多く含まれているのです。とんかつにした際にそこまでカロリー差はないヒレとロース。同程度のカロリー量であれば、糖質や脂肪の代謝効果などを考えてもヒレよりもロースの方が健康的だと言えるのです。

食べ応えはもちろん、栄養価や体への働きかけなどのメリットを考慮すると、ヒレカツよりもロースカツの方がおすすめです。カロリー量などを考慮しながら、健康的に美味しくとんかつを楽しむのがいいでしょう。

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とんかつのダイエット中の食べ方について

生肉の状態だとそこまでカロリー量は多くない豚肉。しかし、衣をつけ油で揚げてとんかつにすることで、そのカロリー量は大幅に高くなります。そこで気になるのは、とんかつのダイエット中の食べ方についてです。栄養素などから考えるとダイエットや美容には効果的だと言えるとんかつ。しかし、そのカロリー量を考えるとダイエット中には手が伸びにくいというのが現実です。では、どのようにして食べるのがいいのでしょうか?

とんかつと合わせて食べるとダイエットに効果的なものや、その栄養素から脂肪の分解などを働きかけてくれるとんかつとの食べ合わせの良い食材などについて見ていきましょう。また、外食時のとんかつのカロリーなども考慮し、ダイエット中はどのようにとんかつを食べると好ましいのかについても紹介します。

ダイエットの一番の敵とも言えるのが、ストレスです。ダイエットを成功させるためにも、食べたいものを食べながら健康敵に痩せるべく、ダイエット中のとんかつの食べ方について早速見ていきたいと思います。

とんかつを食べると太る?

とんかつだけでも十分なカロリーであるということを考えると、とんかつを食べると太るというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?しかし、実際には栄養素も多く、体の代謝や健康に必要不可欠な食材の一つでもあります。また、代謝をあげることは太りにくい体を作ることにも繋がり、ダイエットにも繋がるのです。

そのため、とんかつを食べると絶対に太るというわけではありません。もちろん、一日に何枚ものとんかつを食べ続けるなどすれば太ることは間違いありません。しかし、一日の中で自分が消費するカロリー以上に摂取しないよう、考慮し工夫することで、むしろとんかつはダイエットに向いている食材とも言えるのです。

では、実際にとんかつを食べる際にはどのような工夫をしたらいいのでしょうか?ダイエット中にとんかつを食べたくなった際に参考にしたい情報についてまとめてみました。見ていきましょう。

とんかつを食べるときにご飯の代わりにキャベツを食べる

とんかつ定食やカツ丼など、親しみ深いとんかつ料理には欠かすことのできないのは、やはりご飯ではないでしょうか?とんかつと一緒に食べるご飯はなんとも言えない美味しさです。しかし、そのご飯も意外とカロリーが高いことで知られています。白米ご飯100gあたりのカロリーは約168Kcal。普通茶碗1杯のご飯のカロリーはだいたい240Kcal~270Kcalと言われています。

とんかつ100gあたりのカロリーがだいたい300Kcal前後であることを考えると、ご飯ととんかつのカロリーには、そこまでの差はないようにも思えるほどです。いかにご飯が高カロリーかが分かります。そこで、とんかつを食べる際に、ご飯と置き換えて食べると良いのがキャベツです。キャベツは食物繊維も豊富で、腹持ちもよくダイエットには適した食材の一つとも言われています。

キャベツは100gあたり23Kcalと低カロリーであることでも知られていますが、実は糖や脂肪の吸収を抑制し、カロリーを燃やす働きがあることでも有名なのです。そのため、高カロリーであるとんかつと食べるには適した食材であり、ご飯ではなくキャベツをとんかつと一緒に食べることで、ダイエットに効果的な食べ方となるのです。

キャベツには内蔵の負担を保護する働きもあるため、脂っこいものを食べた後の胃のむかつきなども防いでくれます。そうした点を踏まえると、とんかつ定食などで大盛のキャベツが添えてあるという当たり前の光景は、実は体のことを考えるととても理にかなっている食べ合わせとも言えるのです。

また、とんかつを食べる前にキャベツを多めに食べておき、食物繊維の豊富なキャベツでお腹を事前に満たしておくことで、とんかつの食べ過ぎを防ぐという方法もダイエットには効果的です。また、そうするとキャベツの効果もあり、とんかつを後から食べても消化がよくなり内蔵に負担がかからず、太りにくいというダイエットには嬉しい効果も期待できます。

キャベツを食べる際のポイントとしては、よく噛むということも重要です。食べて物を噛むという動作は満腹中枢を刺激してくれます。よく噛むことで満腹感を感じることで、とんかつはもちろん他の食べ物の食べ過ぎを防ぐということにもなり、ダイエットにもつながります。キャベツはもちろん、とんかつやご飯などもよく噛むようにすると効果も違ってくるかもしれません。そのためよく噛むようにしましょう。

大根おろしと一緒に食べるのもおすすめ!

キャベツだけではなく、とんかつと共に大根おろしを一緒に食べるようにするのもダイエットや健康のためにはおすすめです。大根には、糖質やタンパク質を消化するのを助ける消化酵素が豊富に含まれています。そのため、食前や食後などに食べることで消化促進効果が期待できると言われています。身体に溜まった老廃物の排出を促してれるという効果もあり、便秘改善・美肌効果・ダイエット効果が期待できます。

そのため、とんかつを食べる際にソースをたっぷりかける代わりに、大根おろしをたっぷり乗せてポン酢をかけるなどし、和風とんかつを楽しむというのもダイエットには最適です。この方法は、とんかつだけではなく唐揚げなど他の揚げ物でも活用することができます。また、大根おろしにはキャベツ同様に胃もたれを防ぐ効果などもあるため、とんかつを食べる際にはぜひ一緒に取りたい食材とも言えます。

大根おろしのカロリーは100gあたり約18Kcal。キャベツよりもやや少なめのカロリーとなっています。小鉢1つ約60g程度だと考えるとそのカロリーは約11Kcalほどです。大根には、便秘解消・むくみ解消とダイエット時には嬉しい効果が多く含まれています。また、美肌効果も期待できるため、女性の方は積極的にとりたい食材とも言えそうです。

キャベツや大根の食物繊維や消化酵素などの栄養素を上手に活用して、とんかつを美味しく食べたうえで、健康で太りにくい理想の体づくりを目指すのも良いのではないでしょうか?生活習慣病が問題視される現代に、取り入れるべき食べ合わせとも言えそうです。とんかつを食べる際には、ご飯の代わりにキャベツを食べたり、大根おろしを用意するなどの工夫をするようにしましょう。

とんかつは外食で食べると高カロリー!

ここまでで、とんかつのカロリー・糖質について紹介してきましたが、あくまで100gを1枚として一般的なカロリー量です。もちろん、肉の量や調理方法によってはカロリー・糖質量には大幅な違いも出てきます。では、とんかつを外食で食べるとなるとどれくらいのカロリーになるのでしょうか?とんかつ料理を多く取り扱い、全国的にも有名なお店「とんかつ和幸」のメニューを例に、外食時のとんかつのカロリーについて紹介します。

「とんかつ和幸」はとんかつ専門店としても知られており、とんかつ定食・ランチ・キッズメニューなど豊富に取り揃えています。ソースや盛り付けなどにもこだわりが強く、多くのファンから親しまれているお店です。とんかつ定食には欠かすことのできないご飯・キャベツ・お味噌汁の無料お替りサービスを初めて全国展開したのも「とんかつ和幸」なのだとか。

そんな「とんかつ和幸」のメニューとカロリーについて見ていきましょう。まず、「とんかつ和幸」の人気メニューの一つでもある「特大ひれかつ御飯」。ご飯・キャベツ・味噌汁や特製のタレ・大根おろしなども含めてですが、総カロリーはなんと2048Kcal。1日の合計カロリーの目安量は、性別や身長・体重によって違いはありますが、およそ成人男性は2,600Kcalほど、成人女性は2,000Kcalほどだと言われています。

目安カロリーから考えても分かるように、「特大ひれかつ御飯」はかなり高カロリーであると言えます。また、それ以外にも「ヒレロース盛り合わせ御飯」は1913Kcal。「ロースカツ鍋御飯」は1861Kcalと高カロリーであることが分かります。こうした点から踏まえて考えてみても、ダイエット中は外食でとんかつを食べるということは避けたほうがいいかもしれません。食べるとしても量には気を付けましょう。

とんかつをカロリー控えめに作るには?

ダイエット中は、そのカロリーの高さを理由として外食でとんかつを食べるのは避けたほうが良いということが分かりましたが、自宅でとんかつをカロリー控えめに作る方法はあるのでしょうか?高カロリーなとんかつのカロリーを少しでも抑える方法について見ていきましょう。

カロリーを抑えるために、最も重要なのはとんかつに用いる油をいかに減らすかということです。赤身のヒレ肉・脂身のロース肉でもとんかつにしてしまうと、そこまでカロリーに差はないということを紹介しましたが、そうなるととんかつをカロリー控えめに作るために工夫できることとなると、その揚げ方になります。

お肉の下処理をして、小麦粉・溶き卵・パン粉を付けるまでの作業は通常通りで問題ありません。その後、たっぷりの油でサクサクに揚げるというのが一般的ですが、カロリー控えめにとんかつを作るためには、この部分を浅いフライパンで揚げ焼きにするというのがおすすめです。たっぷりの油を利用すると衣が油をたくさん吸うことになり、高カロリーの原因となります。

一方で、フライパンで揚げ焼きにすると、そこまで多くの油を使用せずに済みますしとんかつが油を吸収しすぎるのを防いでくれるのです。油の節約にも繋がりますし、これだけでも随分とカロリーに違いはでるでしょう。それでも油が多いと感じる場合は、オーブンを使用する調理方法もおすすめです。

オーブンを利用してとんかつを作るにはいくつかの方法があります。まず一つ目は、衣をつけた後、油をまわしかけるようにしてからオーブンで焼き上げるという方法。二つ目は、パン粉を先にオーブンで焼いてしまい、それを豚肉に張り付けるようにしたあと再びオーブンで焼き上げるという方法です。どちらも油の量を最低限に減らすことができ、大幅なカロリーカットが可能と言えます。

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とんかつのカロリーや糖質に気を付けてダイエットに役立てよう!

生肉の状態だと、そこまで気になるカロリー量ではなかったものの、調理してとんかつとなると衣が油を吸収しやすいということもあって、大幅にカロリーが高くなるとんかつ。特に、外食で食べるとんかつのカロリー量はかなり大きく、1日に摂取するカロリーをとんかつ1食で摂取してしまえるほどと言っても過言ではありませんでした。しかし、ダイエット中であっても食べたくなるほど魅力溢れるとんかつ。

ご飯の代わりにキャベツをよく食べるようにする、ソースではなく大根おろしをたっぷりとかけるようにするなど、とんかつと食べ合わせる野菜などにも考慮しながら、健康的にとんかつを味わいたいものです。また、その際にはよく噛んで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防いだりといった努力も必要です。それでもカロリー量が気になる場合は、とんかつの揚げ方や調理方法に工夫してカロリーカットを意識しましょう。

そうすることで、ダイエット中でも美味しいサクサクのとんかつを味わうことができます。また、ダイエットや美肌効果・健康維持など多くの魅力も兼ね備えている栄養価の高い豚肉。とんかつとしてだけではなく、色々な料理に利用するなどして、豚肉とその栄養価を健康に繋げましょう。そうすることで、生活習慣病などを予防しながら、美味しい食生活を満喫できるのではないでしょうか?

高カロリーではあるものの、食べ方次第ではダイエットに最適な食材とも言えるとんかつ。豊富な栄養・美しく健康的に痩せるには欠かすことのできないビタミンが何よりの魅力です。腹持ちもよく、ストレスなくダイエットができるという点もとんかつの魅力と言えます。カロリーや糖質を意識しながらも、ダイエット中にとんかつが食べたいとなった際には、紹介した調理法や食べ方の工夫を実践し、とんかつを楽しみましょう。

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