とんかつのカロリーは？糖質量は？ダイエット中の太らない食べ方を調査！

サクサクの衣に柔らかい豚肉、そして濃厚なソースをつけて食べるのが魅力のとんかつですが、ダイエットをしている人にとってはカロリーが高く太ると敬遠されがちなメニューです。とんかつはカロリーが高いメニューではありますが、ダイエット中でも工夫すればカロリーを抑えて食べることもできます。

とんかつのカロリーや糖質について紹介します。とんかつ専門店で賑わっている店のとんかつのカロリーも紹介します。また、とんかつを太らないように食べる食べ方や、カロリーを控えたとんかつレシピも紹介します。

とんかつは豚肉を原材料に衣をつけて油で揚げたレシピです。豚肉の脂身やサラダ油で揚げていることからカロリーは高いのが特徴です。ソースをつければさらにカロリーが高くなるため太ると懸念しがちです。部位によって脂身が多いほどカロリーが高くなります。一方糖質は豚肉にはほとんど含まれていない為、気にするほどではありません。

とんかつは豚肉を使ったメニューです。豚肉と言ってもその部位は様々です。部位によってとんかつのカロリーは変わります。とんかつで共通しているのは豚肉に衣をつけて油で揚げていることです。豚肉の部位の違いがカロリーの違いになります。

とんかつでよく使われるロースのカロリーは100gあたり約345kcalです。ヒレ肉のカロリーは100gあたり約209kcalです。このうち約80kcalが衣や油の部分が占めているカロリーです。またとんかつにつきもののソースは約22kcalです。

ロースとヒレ肉はとんかつで最も利用される部位です。とんかつにするとロースでは100gあたり約345kcal、ヒレ肉では100gあたり約209kcalになります。ロースとヒレ肉では100kcal以上の差が出ます。ロースはキメが細かい赤身と脂身のバランスが絶妙な部位です。一方ヒレ肉は赤身で構成されている肉で脂身はロースほど多くありません。

この脂身の量の違いがカロリーの差につながっています。脂身が多ければ、その分カロリーも多くなります。ロースの脂身には旨味が凝縮されているため、ロース肉の方が美味しく感じるのです。

とんかつのカロリーは油で揚げていることと、豚肉に脂身が含まれていることが原因でカロリーが高めですが、糖質は気にするほど高くはありません。とんかつの糖質は100gあたり約13gです。とんかつの原材料である豚肉に含まれる糖質は0.2gと極めて少ないのが特徴です。

とんかつの糖質を引き上げているのは衣です。衣の主成分である小麦粉やパン粉が糖質を引き上げています。糖質のほとんどがパン粉に含まれていることを考慮すれば、とんかつの糖質を引き下げることは難しいことではありません。

和食には様々な定食があります。定食とはメインとなるおかずにごはんと味噌汁がセットになったメニューです。とんかつをベースにしたロースかつ定食のカロリーは約850kcalです。他の定食とカロリー比較すると同じ肉料理の豚生姜焼定食は約750kcalです。ハンバーグ定食も約750kcalです。

天ぷらをメインにした天ぷら定食は850kcal、鶏肉のから揚げ定食は1100kcalです。魚をメインにした焼魚定食は500kcalです。油で揚げる料理をメインにした定食はカロリーが高くなります。一方焼き魚の定食などはごはんと味噌汁をセットにしてもカロリーが低くヘルシーなのが特徴です。

とんかつはサクっと揚がっているのが特徴です。家庭でサクっとしたとんかつを作るのは意外と難しいのです。とんかつ専門店では家庭では難しいサクっとした衣のとんかつを提供しています。有名なとんかつ専門店のカロリーを紹介します。

和幸は上質な肉をサクっとした衣で揚げているとんかつが魅力の店です。ごはんや味噌汁、キャベツはおかわり自由です。メインなのはロースかつ御膳とひれかつ御膳です。

ロースかつ御膳のカロリーは1390kcalです。ひれかつ御膳のカロリーは1220kcalです。ごはんのカロリーは336kcal、味噌汁のカロリーは80kcal、キャベツのカロリーは46kcalです。

かつやはリーズナブルな価格でとんかつを楽しめる店です。郊外型の店舗も数多くあり、自動車で来店もしやすいのが特徴です。定食だけではなく、丼ものも充実しているのがかつやの特徴です。

ロースカツ定食のカロリーは1415kcal、ヒレカツ定食のカロリーは1203kcalです。ボリューム満点のダブルロースカツ定食のカロリーは1889kcal、エビとカツの両方を楽しめる海老・ロースカツ定食のカロリーは1418kcalです。ほとんどが1000円以下で食べることができるメニューです。

和食さとは豪華な御膳メニューから手軽に食べられる丼メニュー、定食やセットメニュー、サラダ、麺類、鍋、一品料理、デザートまでは幅広いメニューが揃っている店です。肉だけでなく魚メニューも豊富です。

和食さとのとんかつメニューは単品提供であるため、他の店舗よりカロリーが低くなります。おろしとんかつのカロリーは843kca、ごますりロースとんかつのカロリーは854kcal、みそかつのカロリーは937kcalです。人気メニューの和風だしとんかつカレーのカロリーは1249kcalです。

やよい軒は手軽に定食を楽しめる店です。店舗も次々と全国にオープンしているチェーン店です。ヘルシーな定食も多く女性にも人気です。独特な調理方法によってやよい軒でしか味わえないメニューも盛りだくさんです。

味噌かつ煮定食のカロリーは978kcal、ミックスとじ定食のカロリーは802kcalです。他の店が軒並み1000calを超過しているのと比較して1000kcal未満のカロリー量であるのが特徴です。

とんかつ定食は軒並み1000kcalを超過してしまうため太ると懸念している人も多いのが現実です。男性成人が一日に必要とされる食事カロリーは約2500kcalです。三食で分散すると約800kcalとなりますが、その平均を超えてしまうのがとんかつです。

しかしとんかつ定食も工夫することでカロリーを抑えることができます。糖質が少なくエネルギーが多いとんかつは食べることでダイエットには効果的な働きも期待できます。カロリーを意識したり調整することでダイエット中でもとんかつを美味しく食べることができます。

とんかつの定番はロース、ヒレ肉です。ロースは脂身が多く旨味が凝縮されているため、味わいが深いとんかつになります。しかし脂身が多い分カロリーが高いのがロースの特徴です。そのためダイエット中にとんかつを食べるのであればひれ肉にするのがおすすめです。

とんかつに必ず添えられているものにキャベツがあります。キャベツがとんかつのお供になるのは理由があります。油分が多いとんかつにはキャベツの食物繊維が重要なのです。キャベツには食物繊維が多く含まれており、油を吸着して体内に吸収されるのを防ぐ働きがあります。

食物繊維は消化した栄養の吸収を緩やかにするためとんかつを食べたときの血糖値上昇を抑えます。血糖値の上昇を抑えることでインスリンの分泌を抑制し、太る原因を排除することができます。キャベツを食べることで満腹感も得ることができ、太る原因である食べ過ぎも未然に防げます。

とんかつ定食を注文するとメインのとんかつとキャベツ、そしてごはんと味噌汁がセットになります。家庭でとんかつを献立にする際も同じです。これらのメニューの食べ方や順番もダイエット中には重要なポイントになります。

食べ方の手順はまずキャベツです。キャベツを先に食べることでとんかつの油分を吸着するベースを作ります。胃の粘膜を保護する働きもあります。とんかつを食べている最中にもキャベツを食べることで効果を高めることができます。食べ方次第で太る要因を減らすことができます。

ダイエット中にとんかつを食べる際にはキャベツに加えて大根おろしも一緒に食べる食べ方がおすすめです。大根おろしもダイエット効果を高めます。大根おろしにはイソチオシアネートが豊富に含まれています。イソチオシアネートには代謝を活発にさせる働きがあるため、カロリー消費を促してくれます。

また油っぽいとんかつの食べ方にはさっぱりとした大根おろしがぴったりです。とんかつの油っぽさと大根おろしでリセットさせるためとんかつの食感をアップさせることができます。

とんかつ定食につきもののごはんですが、ダイエット中には太る原因になるため控えます。とんかつの糖質は高くありませんが、ごはんを食べることで摂取する糖質を一気に高めてしまいます。とんかつは糖質制限ダイエットには効果的ですが、ご飯を食べることで糖質量を増やしてしまいます。

満腹感を得るような食べ方はごはんを少なくし、キャベツを食べるようにします。定食を提供している店ではキャベツのお替りも自由な店もあります。ごはんをお替りせずにキャベツをお替りする食べ方にすることで太る要因を一つ減らせます。

食べ過ぎはダイエットには禁物です。太る原因の一つに食べすぎがあります。摂取する量が多くなるとその分カロリーや糖質過多になります。食べすぎを防止する最も効果的な食べ方はよく噛んで食べることです。噛むことで満腹中枢を刺激させ、満腹感を導き出してくれます。

食べている最中に満腹感を出すことで食べ過ぎを未然に防止してくれます。キャベツをいっぱい食べて、キャベツで満腹感を出せば、カロリー摂取量も大幅に減少させることができ効果的です。ダイエット中にはよく噛んで食べる食べ方を意識することが大事です。

キャベツを食べることがとんかつで太る事を防止してくれますが、キャベツにかけるドレッシングにも注意が必要です。キャベツをそのまま食べても味気ないためマヨネーズなどのドレッシングをかけて食べるのが一般的ですが、ドレッシングにもカロリーがあります。

高カロリーなドレッシングを使用すれば、カロリー抑止している意味がなくなってしまいます。太る事を防止するには、低カロリーなドレッシングを利用することがポイントです。

とんかつを引き立てるのがソースです。ソースをたっぷりとかけてとんかつを食べるのは美味しいですが、ソースのつけすぎもダイエットには大敵です。ソースもカロリーが高くつけすぎるとカロリー過多に陥ってしまいます。

とんかつにつけるソースは適量にとどめておくようにします。意識してソースを減らし、数滴かけてとんかつを食べるようにすれば、ソースのカロリーの摂取を最小限にとどめることができます。

カロリーを抑えたヘルシーなとんかつレシピを紹介します。油で揚げないとんかつレシピやダイエットに効果的な野菜をふんだんに使ったとんかつレシピです。作り方も簡単です。

• 豚ヒレ肉350g
• 塩少々
• コショウ少々
• おからパウダー10g
• 卵2個
• お麩50g
• オリーブオイル大さじ1杯

1. お麩を細かく砕きます。
2. 豚ヒレ肉は厚さ1cm程度にカットし、塩コショウで下味をつけておきます。
3. おからパウダー小麦粉の代用としてまぶし、溶き卵をつけます。
4. 細かく砕いたお麩をパン粉の代わりにつけます。
5. フライパンにオリーブオイルを敷いて加熱します。豚肉をフライパンで焼きます。
6. 焼き目がついたら裏に返して弱火でじっくり焼きます。蓋をして焼きます。
7. こんがりした色がついたら完成です。

とんかつは油で揚げると油分が吸着してカロリーが高くなります。揚げずに作るとんかつはとてもヘルシーでダイエット中に最適なレシピです。おからパウダーを小麦粉の代用として、お麩をパン粉の代用として使うことで糖質もカットしているレシピです。

• 豚ロース6枚
• アスパラ4本
• 人参5cm
• 三角チーズ2個
• 塩少々
• コショウ少々
• サラダ油適量
• 小麦粉適量
• 卵適量
• パン粉適量
• ケチャップ大さじ1杯
• マヨネーズ大さじ1/2杯

1. 豚ロースに塩コショウで下味をつけておきます。
2. アスパラは薄く皮を削ぎ5㎝位の長さにカットします。
3. 人参は棒状にカットします。
4. お湯を沸騰させ塩を少し入れアスパラを1分半、人参を3分位茹でて冷まします。
5. 棒状にカットした野菜とチーズを豚ロースで包みます。
6. 小麦粉、卵、パン粉を付けて油で揚げます。
7. こんがり色づいたら完成です。

豚ロースだけのとんかつはカロリーが高いため、野菜を混ぜ込んでヘルシーなとんかつに仕上げたレシピです。野菜の栄養も豊富に摂取できるため、ダイエットだけでなく子供の夕食の献立にも最適なレシピです。野菜を入れすぎるとしつこくなってしまうので、適量にとどめておくのがコツです。チーズが野菜と豚ロースに溶け込んで美味しい一品です。

とんかつは油で揚げているためとても高カロリーなレシピです。とんかつにごはんと味噌汁、キャベツを付けた定食スタイルでは軽く1000kcalを超過してしまいます。しかし糖質が少なくたんぱく質が豊富なとんかつはダイエットに効果もあります。

高カロリーであるとんかつは工夫した食べ方をすることでダイエット中でも安心して食べることができます。キャベツを先に食べたり、ご飯を少なくしたり、ヘルシーなとんかつレシピなどです。食べ方に気をつけてカロリーコントロールしながらとんかつを味わってみませんか？