海苔の保存方法は冷蔵庫・冷凍で分けるのがポイント!保存の注意点は?

海苔の保存方法を詳しく解説!冷蔵・冷凍・常温ごとに海苔の保存方法の違いを見ていきましょう。冷蔵庫で保存する時に注意する点も詳しく見ていきます。併せて、保存ケースの使用方法、生海苔の保存方法も紹介します。

海苔の保存方法は冷蔵庫・冷凍で分けるのがポイント!保存の注意点は?のイメージ

目次

  1. 1海苔を美味しいまま保存する!
  2. 2海苔の保存〜冷蔵庫編〜
  3. 3海苔の保存〜冷凍編〜
  4. 4海苔の保存〜常温編〜
  5. 5生海苔の保存について知る
  6. 6海苔の保存方法を知って美味しさをキープ!

海苔を美味しいまま保存する!

少しのコツを覚えておくだけで、海苔は美味しい状態で保存する事ができます。海苔を保存する方法には、冷蔵と冷凍、常温の3つがあります。保存するときに注意しなければいけないポイントや、デメリットについてもチェックしておきましょう。

海苔の保存〜冷蔵庫編〜

まずは、海苔を冷蔵庫で保存する方法を解説します。海苔は冷蔵が良いといわれます。どういう理由から冷蔵室に置く事が、推奨されるのでしょうか?冷蔵の仕方と使うときのポイントをチェックします。

海苔の冷蔵庫保存方法

海苔を冷蔵庫に入れるときは、湿気対策をしっかりとしましょう。冷暗所になるので、置いておくのにはおすすめの場所です。デメリットは冷蔵室の扉の開け閉めから温度差が生じて、湿気が多いという点です。海苔を湿気から守るために、しっかりと密封して保存をします。

開封前のものは、そのまま冷蔵庫に入れます。開封後のものは、密封ができる袋やケースに入れましょうポイントは乾燥剤を一緒に入れる事です。購入した時に一緒にパッケージされている乾燥剤を、捨てずに一緒に密封袋や容器に入れます。

乾燥剤を一緒に入れる事で湿気から守れるでしょう。ただし、パッケージに入っている乾燥剤がパンパンに膨れているものは、すでに多くの湿気を吸い込んでいます。新しい乾燥剤がない場合は、冷蔵室用の珪藻土を使うのがおすすめです。

保存ケースでタッパーを使用するのはNG

海苔を冷蔵室で保存するときには、密封できるものに入れましょう。しかし、ケースにタッパーを使用するのはおすすめできません。タッパーが向いていない理由には、密封ができない点と真っ直ぐに保存できない点があります。

常温で保存をする場合にタッパーを使うのはおすすめです。乾燥剤を入れておく事で、良い状態で長く海苔を保つ事ができます。しかし、冷凍するときには密封できないため、ケースの中に空気が入った状態になります。冷蔵室の開け閉めによる温度差で、保存ケースの中の空気に含まれる水分が湿気になるのです。

密封できるジップロックなどの袋や海苔の保存専用の密封袋に、乾燥剤と一緒に入れてから冷蔵するようにしましょう。未開封の海苔も密封した海苔もパッケージを包むようにサランラップで包んでおくと、湿気から守る事ができます。

海苔の冷蔵庫での保存期間

カレンダーの一部

海苔を冷蔵庫で保存する期間は、開封後で1~2か月、開封前で9か月が目安です。開封後の海苔は湿気からは守る事ができても風味が徐々に落ちるため、目安よりも早く食べきるようにしましょう。開封後のものをもっと長く保存したい場合には、冷凍がおすすめです。

使うときは常温に戻す

冷蔵した海苔を使うときに、急いで容器から出してしまうのはNGです。容器からは出さずに、常温に戻します。冷蔵室から出したものが常温に戻るのは、10分程度です。海苔を使う10分前には冷蔵庫から出して、コンロなど火に近い場所は避けながらゆっくりと常温に戻しましょう

急激に常温に戻すのは湿気や結露の原因になります。少し面倒ですが、この一手間を加えるだけで、パリッとした食感で美味しく食べる事ができるでしょう。

海苔の保存〜冷凍編〜

長期保存をするときには冷凍室に入れましょう。冷凍で注意したいのは、冷凍焼けで海苔の風味が落ちてしまうことです。冷凍焼けをする事がないように、冷凍で長い期間でも上手に保存するためのポイントをまとめます。

海苔の冷凍保存方法

海苔を冷凍保存するときは、乾燥剤は使いません。そのため、未開封の海苔を保存するには、冷凍は向いていない事になります。海苔は普通の袋に入れるのではなく、冷凍できるフリーザーバッグに入れて密封します。食品の保存袋には冷蔵用と冷凍用がありますが、冷凍焼けを防ぎたい場合は冷凍用のフリーザーバッグを選びましょう

しっかりと空気を抜きながら密封して、冷凍室の入口から遠い位置にフリーザーバッグを置きます。冷凍をした場合の保存期間は1年が目安です。冷凍室の開け閉めが多い場合には、目安よりも早く食べきりましょう。

使うときは結露に注意する

冷凍室から出したものを使うときは結露に注意します。冷蔵したときは使う10分前に冷蔵室から出すようにしますが、冷凍したときも使う20分前には冷凍室から出して常温に戻します。ポイントは密封してあるケースから出さずに、常温に戻すことです。

結露が出るのは、空気に触れた瞬間です。せっかく湿気から守ってきたのに、使うときに結露でシナシナになってしまう事がないようにしましょう。

海苔の保存〜常温編〜

開封後でも短期間であれば常温の場所に置いておく事ができ、未開封の海苔は常温保存で問題ありません。海苔を常温保存するときにはどんな事に注意をするといいのか、おすすめの置き場所もチェックしていきましょう。

海苔の常温保存方法

未開封の場合には、冷暗所でパッケージのまま保存します。開封後は冷蔵するときに使う、ジップロックのように密封できる袋に乾燥剤と一緒に入れるのもいいでしょう。常温で保管する場合には、タッパーのようなケースでも問題ありません。

乾燥剤が入っている専用の保存ケースも販売されているため、海苔を常備している家庭なら専用ケースを1つ購入しておくのもいいでしょう。直射日光に長時間あてたり湿気でシナシナになったりすると、風味が落ちます。しっかり湿気対策をした上で、冷暗所に置いておきましょう。

海苔の常温保存期間

海苔の常温での保存期間は開封前で9か月、開封後で1か月が目安です。開封後の場合、雨期などで湿気が多いときには目安よりも早く食べきってください。

毎日海苔を使う家庭では、ケースに新しいものを足していくという置き方をしている事があります。しかし、古いものと新しいものを一緒のケースに置いておくのは、おすすめできません。ケースを分けて、古いものから確実に使うようにしましょう。

高温多湿な場所で保存しない

海苔を常温で保存するときは、高温多湿な場所は避けましょう。シンクやコンロに近い場所に置きっぱなしにしたり袋を開けたまま放置したりするのもNGです。

海苔に湿気が移ると赤く変色し、見た目も風味も悪くなります。思っている以上に海苔はデリケートな食材です。どこに置いたらいいかわからない場合は、常温ではなく冷蔵するのがおすすめです。

湿気ってしまった時にはコンロで軽く炙り、おにぎりや巻き寿司にして早めに食べきりましょう。風味は少し落ちていますが、両面を軽く炙る事でパリッとした食感は戻ってきます。

生海苔の保存について知る

おにぎりを包む海苔は板海苔、佃煮などに使われるものは生海苔と呼ばれます。生海苔の保存の仕方も確認していきましょう。どんな場所に置くと、長く美味しい味を保つ事ができるのでしょうか?置き場所のおすすめや、利用方法もチェックしていきます。

生海苔の保存方法

生海苔は瓶やパックに入れられた生鮮食材になるので、基本は冷蔵です。冷蔵した場合の保存期間は3日が目安です。すぐに食べない場合は冷凍するのがおすすめです。

未開封の瓶はそのまま冷凍し、開封後の瓶は容器をサランラップで包んで冷凍しましょう。パックに入っているものは、冷凍できる容器かどうかを確認して冷凍します。パックが冷凍に対応していないものは、フリーザーバッグなどの冷凍できる容器に入れ替えて冷凍します。冷凍での保存期間は3か月が目安です。

生海苔の利用方法

生海苔はそのままでも食べる事ができますが、佃煮やみそ汁、酢の物などにしても美味しい食材です。サッと作る事ができる簡単レシピをチェックしていきましょう。

ご飯に合う佃煮

【材料】

  • 生海苔(水で洗ったもの) 100g
  • 水 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ1/2
  • みりん 大さじ1
  • ほんだし 小さじ1/3

【作り方】
  1. 全ての材料を小鍋に入れます。
  2. 鍋が焦げないようにかき混ぜながら中火で煮詰めましょう。
  3. 水気がとんだら完成です。

海の香りのペペロンチーノ

【材料】

  • 生海苔(水で洗ったもの) 150g
  • しらす 大さじ4
  • 長ネギ(スライス) 1本
  • パスタ(乾麺) 200g
  • コンソメスープの素 1個
  • 白ワイン 大さじ2
  • オリーブオイル 大さじ2
  • にんにく(チューブでもOK) 適量
  • 鷹の爪 適量
  • 黒コショウ お好みで

【作り方】
  1. パスタを茹でましょう。
  2. フライパンでオリーブオイルとにんにくを炒めます。
  3. 2に長ネギとしらす、スープの素と白ワイン、鷹の爪を入れて炒めましょう。
  4. パスタと海苔を4に入れて混ぜ合わせます。
  5. 黒コショウで味を調えれば完成です。

とろとろ湯豆腐

【材料】

  • 生海苔(水で洗ったもの) 大さじ2
  • 絹ごし豆腐 350g
  • かつおダシ 400cc
  • 酒 大さじ2
  • 白だし 大さじ4
  • 水溶き片栗粉 適量

【作り方】
  1. 絹ごし豆腐を洗って水を切っておきます。
  2. 土鍋に調味料を入れて軽く混ぜます。
  3. 全ての材料を入れて煮えたら完成です。

海苔の保存方法を知って美味しさをキープ!

海苔を美味しい状態で保存する方法を解説しました。海苔を良い状態のまま保つのは、簡単なポイントを守るだけでいいようです。正しく海苔を保存して、パリッとした美味しい状態のままキープしましょう。

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