じゃがいもが柔らかいと食べられない?判断ポイントは?使い切りレシピも紹介

じゃがいもがぶよぶよと柔らかい状態になると食べられないのか解説!柔らかいじゃがいもがぶよぶよしていると、食べられないのではと心配になります。他にも芽が出たり色が変わったりします。それらのじゃがいもの状態毎に食べられるかどうかを紹介します。

じゃがいもが柔らかいと食べられない?判断ポイントは?使い切りレシピも紹介のイメージ

目次

  1. 1じゃがいもが柔らかい・ぶよぶよしていると食べられない?
  2. 2腐ったじゃがいもを食べてしまうとどうなる?
  3. 3じゃがいもを柔らかい状態にしない保存のポイント
  4. 4じゃがいもが柔らかい時の大量消費レシピ
  5. 5じゃがいもは柔らかい時でも食べられる!

じゃがいもが柔らかい・ぶよぶよしていると食べられない?

じゃがいもを購入しておいたら、すっかり忘れてしまいぶよぶよで柔らかい状態になってしまったことはないでしょうか?柔らかい状態のじゃがいもは、腐ってしまっているのではないかと心配な人も多いです。

ぶよぶよで柔らかいのじゃがいもは、もう食べられないというのは間違いです。柔らかいじゃがいもは一体何が原因で、どうなってしまったのかを解説していきますので、是非参考にしてみてください。

柔らかくなっても食べることは可能

じゃがいもがぶよぶよしている場合、食べられるのか不安になってしまう事でしょう。実際に、柔らかいぶよぶよとしたじゃがいもは時間が経って変化したものです。しかし、古くなっていても食べれないとは限りません。見分け方は、皮を剝いてみるのが良いです。

皮を剝いてみたときに、変色や、芽、カビといった目に見える症状がある場合には敬遠すべきですが、白い実のままであれば問題なく食べることができるので、安心してください。また、水に浸して置くことで若干皮が剝きやすくなるので試してみると良いでしょう。

柔らかくなった時の味

柔らかいじゃがいもがぶよぶよになると美味しいという説があります。これは、水分が抜け、味が濃縮したことによる現象です。実際に、農家など大量に管理している場所では、それなりに保存環境が良いです。

その為、味がよくなる場合も実際にあるようです。しかし、家庭でじゃがいもがぶよぶよの柔らかい状態になってしまうのは、それだけではありません。味が落ちている場合が殆どであるのでなるべく食材ロスを減らしたり、上手く調理して落ちた味を感じないように食べるようにしましょう。

じゃがいもが柔らかくなる原因

じゃがいもがぶよぶよと柔らかい状態になってしまったのは、じゃがいもの保存状態が悪かったせいです。ジャガイモは平温で保存していると、常日頃から水分が空気中に発散されていってしまいます。

こうして水分が抜けると細胞同士の隙間が増え、線維が多くなります。その結果、ぶよぶよとした柔らかい触感になってしまうのです。ですので既にお伝えしたように、柔らかい状態になっていても、食べることには問題がありません。

腐ったじゃがいもの特徴・見分け方

ぶよぶよと柔らかい状態になってしまったからといって必ずしも腐っているとは限りません。ですので、ここでは柔らかい腐ったじゃがいもや、食べることのできないじゃがいもについて紹介します。

変色している

じゃがいもは変色します。その原因はポリフェノールによる褐変反応と呼ばれる現象です。リンゴや、バナナにも見られる現象です。この褐変は主に食品に含まれる酸化酵素が影響しており、じゃがいもの場合はチロシナーゼと呼ばれる酵素がそれにあたります。

この酵素が作用し、アミノ酸の一種、チロシンが酸化しメラニンを発生させます。この場合は、酵素による変色なので、一見腐っているようにも見えますが、食べることが可能です。

一方で食べることができないのが緑の変色です。これは発芽した場合と同じく毒素を含んでいるのです。原因は、日光による化学反応です。日光による化学反応なので、栄養価は高まっているという利点をもっていますが、食べるには、しっかりと緑に変色した部分を取り除くという事が条件になります。

汁が出ている

じゃがいもは時間が経つにつれ、柔らかい状態になります。この柔らかい状態では食べることができますが、更に時間が経つと茶褐色の液体が出てくることがあります。この柔らかい状態になると、いよいよ異臭を放ちはじめます。汁や、異臭といった現象は腐っている判断の一つになります。もし汁が出ていたり、異臭を感じた場合は、食べずに捨ててしまうようにしましょう。

大量に芽が出ている

じゃがいもは根菜です。根が養分を蓄えて肥大化した栄養分の部分です。この栄養を使って発芽し、植物が育つので、じゃがいもも放っておくと芽が出てきます。そしてその芽を見た事がある人も多いでしょう。

この芽を食べると毒があるのは有名な話です。少しであれば取り除いて食べることも可能ではあります。しかし、大量に芽が出た場合、栄養分が摂られてしまっており、味が大きく劣化してしまっているので食べない方が良いでしょう。

カビが生えている

じゃがいもが腐った場合、カビが生えます。この場合、見た目ではすぐに解りますが注意すべきはカビの特性です。一見表面上にだけ生えているようにカビは見えます。ですので、多くの人が表面を削って食べようとするでしょう。

しかし、カビは根をはる性質があり、奥の方までカビが侵入しているので、カビを見かけた場合は残念ですが、そのジャガイモを捨てて食べないようにしましょう。

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腐ったじゃがいもを食べてしまうとどうなる?

柔らかいじゃがいもは腐っていないことがわかりました。しかし、腐ってしまったジャガイモを食べるとどうなってしまうのか心配です。ですので、じゃがいもの毒素や、それを食べたときの対処方について紹介していきますので、是非参考にして毒素に当たらないようにしてください。

じゃがいもの毒素

農林水産省によると、じゃがいもの毒は天然毒素であるソラニンやチャコニンと呼ばれるものだそうです。既に紹介したように、日光に当たった時に発芽したり、皮や身が緑色に変色した場合に、これらの毒が発生します。特に家庭菜園などで作られた未熟な小さいじゃがいもなどに多く含まれているので注意が必要だとされています。

症状

このソラニンやチャコニンという天然毒素の一種は食べると食中毒の症状を発症します。具体的には吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状です。特にソラニンやチャコニンはジャガイモの芽に一番多く含まれているとの事です。

しかし、可食部分でいうところの実や、皮にも100gあたり平均7.5mg(0.0075g)のソラニンやチャコニンを含んでいます。その内の3割から8割が皮の周辺だそうです。体重が50kgの人の場合、50mg摂取すると症状を発症し、150mgから300mgで死ぬ可能性があるそうです。

対処法

対処方としては、まず疑いのあるじゃがいもを避けるようにしましょう。緑のものや、芽の生えたものです。また、長期間の保存はリスクを高めるので、まとめ買いなどをしないようにするのが良いでしょう。保存する場所にも気をつけます。暗くて涼しい場所が適していると言うことなので、是非試してみてください。

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じゃがいもを柔らかい状態にしない保存のポイント

食べられるといっても、柔らかいじゃがいもは美味しく無いのでできれば、柔らかい状態にしないようにしたいものです。じゃがいもを柔らかい状態にしないようにはどうすれば良いのでしょうか。柔らかい状態にしない方法や、環境について紹介していきます。是非、参考にしてじゃがいもを柔らかい状態にしないようにしてください。

新聞紙などでくるんで段ボールや紙袋に入れる

じゃがいもが腐る原因のひとつに湿気があります。じゃがいもを湿気から守る為に、湿気を吸いやすい新聞紙などの紙でじゃがいもを包んで保存するようにします。この時、できるだけ一つずつ行うのが好ましいです。

もし、一つずつ包むのが面倒であったり、できない場合は新聞紙を敷き詰めた容器に入れて保存するようにします。勿論、紙はできるだけ湿気を含んだら交換するようにします。そのままにしておくと却って腐らせる原因となりますので注意しましょう。

保存場所は風通しの良い冷暗所

じゃがいもを保存する場合の保存場所は暗くて風通しの良い場所が好ましいです。じゃがいもは既に紹介したように、日光を浴びて、緑色になったり、芽が出てきてしまうと毒素を持ってしまう性質があります。ですので、暗い場所が好ましいです。

しかし、暗くても湿気があると腐る原因にもなるので涼しい場所。そして、風通しがよく乾燥している場所が良いでしょう。冷蔵庫の中などは涼しいですが、温度が低すぎると痛みの原因ともなるのです。注意しましょう。

リンゴと一緒に保存

じゃがいもとリンゴを一緒に保存することで芽が出にくいという説があります。これはリンゴを初めとした果物の成長ホルモンである、エチレンガスが影響しているのだそうです。

エチレンガスが近くの果物などの成熟を加速させる一方で、じゃがいもの発芽を抑制するという効果が期待できるので、よくその食材の様子をみて効果を実感してみてください。

生のまま冷凍はNG

じゃがいもは性質上、冷凍保存をする必要はありません。しかし、どうしても冷凍で保存したい場合は蒸したりなど、熱を通して一手間加えておきましょう。というのも、じゃがいもは他の食材と同じく、細胞に水分を含んでいます。

ですので、一度冷凍することでこの細胞組織が壊れてしまいます。再度解凍した際に、壊れた組織から水分が流れ出てしまい、食感が最低に落ち込むことになります。保存するときは常温か、冷凍する場合は加熱加工してからにしましょう。

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じゃがいもが柔らかい時の大量消費レシピ

じゃがいもがぶよぶよの柔らかい状態になってしまうのは嫌なものです。そのような時は、できれば柔らかい状態になる前に使い切りたいものです。ですので、ここではじゃがいもを効率良く、おいしく消費できるお手軽レシピを紹介していきます。是非参考にしてみてください。

ポテトサラダ

  • じゃがいも2個200g
  • タマネギ1/4個50g
  • きゅうり1/4本25g
  • にんじん1/4本45g
  • ハム2枚30g
  • マヨネーズ大さじ5
  • 塩胡椒少々
 
  1. まずじゃがいもをしっかり洗います。その後、皮付きのまま鍋に入れて、浸るまで水を注ぎましょう。皮付きのままで茹でることで旨味を閉じ込めます。
  2. その状態で中火にかけます。茹で上がったら竹串が通るか確認しましょう。
  3. 熱いうちに皮を剝いて、木べら等を利用しマッシュポテトにしましょう。
  4. タマネギを薄く切っておき、人参はいちょう切りにしてレンジで2分/500wで加熱します。
  5. きゅうりは輪切りにしましょう。ハムは短冊切りにしましょう。
  6. マヨネーズとともにこれらの食材を混ぜ、塩胡椒で味を調えればできあがりです。

ポテトサラダは王道のじゃがいもレシピです。多くのじゃがいもを使う上に、保存もでき、食卓でもお弁当にも入れる事ができるレシピです。簡単勝つ使い安いので是非活用したいメニューです。

じゃがいもガレット

  • じゃがいも2個(約250g)
  • ピザ用チーズ50g
  • 塩コショウ少々
  • 片栗粉小さじ2
  • オリーブオイル大さじ1
  • トマトケチャップ適宜
  • イタリアンパセリ適宜
 
  1. じゃがいもの皮を剝き、なるべく細く千切りにしましょう。
  2. それをピザ用のチーズ、塩胡椒、片栗粉と混ぜていきましょう。
  3. フライパンにオリーブオイルをひいて中火で熱し、食材を入れていきます。熱が均等になるように整えてから、抑えつけるように焼いていきます。
  4. 焼けてきて、3分経ったらひっくりかえしましょう。
  5. もう片面も焼けたら皿に盛って、ピザのようにカットし、パセリを盛ればできあがりです。

じゃがいもガレットはチーズも入っていて、ケチャップなどで味をつければ子供にも美味しい人気のメニューになります。夕飯のおかずに一品添えれば、食卓が彩りとても手軽でおすすめのメニューですので是非参考にしてみてください。

ペペロンポテト

  • じゃがいも2個
  • オリーブオイル大さじ2
  • にんにくチューブ3cm分
  • 唐辛子1本分
  • 塩胡椒適量
 
  1. まず、じゃがいもを細切りにし、水でよく洗っておきましょう。ぬめりがないようにします。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れてニンニクと、唐辛子を入れて、匂いがたつまで炒めましょう。
  3. 温まったら、細切りにしたポテトを入れて軽く炒めましょう。食感は残す方が良いです。
  4. 最後に塩胡椒で味を調えてできあがりです。

きんぴらのじゃがいも

  • じゃがいも(中)2個(250g程度)
  • 豆板醤小さじ2/5
  • みりん大さじ1
  • 白だし醤油大さじ1
  • 砂糖小さじ1
  • ごま小さじ1強
  • ごま油(炒め用)大さじ1
 
  1. まず、じゃがいもを細切りにしましょう。その後しばらく水にさらします。適度に晒したらザルにあげて水を切っておきましょう。
  2. フライパンにごま油を入れて弱火で熱します。温まったらじゃがいもを入れて炒めましょう。
  3. 少ししたら、蓋をして3分蒸し焼きにしましょう。3分したら豆板醤・みりん・白だし醤油・砂糖を加えましょう。
  4. 火を中火程度で入れて味を絡ませます。
  5. 最後にごまを入れて出来上がりです。

じゃが芋とシーチキンの旨煮

  • じゃが芋2個(正味160g位)
  • シーチキン1缶(70g)
  • 生姜みじん切り、少し
  • 砂糖小さじ1
  • 酒、みりん、醤油大さじ1/2

まずはじゃがいもの皮を剝いておきましょう。その後、乱切りにして水にさらします。
耐熱容器にじゃがいもとシーチキンの水気を切った物、調味料を入れます。容器にラップをかけ、500wで6分温めましょう。
途中、二回程度混ぜます。
温まったら、あら熱をとってできあがりです。

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じゃがいもは柔らかい時でも食べられる!

じゃがいもがぶよぶよとした柔らかい状態になってしまうのには原因がありました。決して柔らかいのは腐っている訳では無いですので食べれます。

しかし、緑化したり芽が出たり、腐ってしまった場合は、毒素があるので注意が必要です。そうならないように、是非適切な管理でじゃがいもを管理するようにしたいものです。気を付けて美味しくじゃがいもを楽しみましょう。

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