もずく酢の栄養と効能で健康的に!おすすめの食べ方も紹介

もずく酢に含まれる豊富な栄養成分について教えます。体に与える効能ごとに詳しく解説します。さらに、もずく酢を使ったいろいろな食べ方も合わせて紹介します。栄養たっぷりのもずく酢を食べて、健康になりましょう。

もずく酢の栄養と効能で健康的に!おすすめの食べ方も紹介のイメージ

目次

  1. 1もずく酢の栄養がすごい!
  2. 2もずく酢の栄養成分による効能
  3. 3酢にも嬉しい効果がたくさんある
  4. 4もずく酢のおすすめの食べ方
  5. 5もずく酢の栄養はからだにいい!

もずく酢の栄養がすごい!

もずく酢は、モズク科やナガマツモ科に属する海藻を食酢で和えたものです。わかめのような歯触りと、ぬるぬるとした粘り気が特徴です。長寿で有名な沖縄では、スヌイと呼ばれており、昔から三杯酢や天ぷらで食されてきました。現在は、全国各地で日常的によく食べられています。

もずく酢には、体に嬉しい栄養成分が多く含まれており、様々な効能があります。低カロリーなので、ダイエットにも最適の食材です。手頃な値段で、副菜として食卓に並ぶことも多くあります。古くから全国各地で食べられてきたもずく酢の栄養と効能について見ていきましょう。

もずく酢の栄養成分による効能

もずくは、健康食品として親しまれています。沖縄では薬膳食にされる程、もずくの栄養成分の効能は良いといわれています。スーパーなどで手軽に購入できるもずく酢の効能を紹介していきます。

コレステロール値を下げる

もずく酢には、今注目を集めているフコイダンという栄養成分が多く含まれています。フコイダンは、多糖類の一種で、主にもずくやワカメなどの褐藻類にのみ含まれるぬめりの成分です。フコイダンには、コレステロール値を下げる働きがあります。フコイダンは小腸でコレステロールを吸着し、体外にスムーズに排出できるようにサポートします。

さらに、血液中の悪玉コレステロールも吸着します。血液中のコレステロールが下がると、血液がサラサラになり、動脈硬化を防ぐことができます。コレステロール値の低下は、生活習慣病の予防にもつながります。もずく酢はコレステロール値が気になる方や高血圧症、糖尿病の方におすすめの食材です。

抗酸化作用によるがん予防

フコイダンは、抗ガン作用がある栄養成分ということで、注目を集めました。1996年に、がん細胞を自滅させる機能をもつという研究報告がされています。もずくのフコイダンの含有量は、他のワカメなどの褐藻類よりもはるかに多いことが分かっています。

もずく酢に含まれるフコイダンは、抗酸化作用がとても強いので、がん予防の効果が期待できます。もずく酢の抗酸化作用は、胃潰瘍を修復できるほどの強さがあります。胃がんの原因となるピロリ菌を働きを抑えるので、がん予防に効果的です。

さらに、フコイダンは腸管の免疫を活性化します。免疫の活性化は、がん予防に直結します。フコイダンには、他にも血液凝固防止やアレルギー予防など様々な効果が期待できます。もずく酢は、これからの健康を維持するのに重要な食材といえます。

腸内環境を整える

もずく酢には、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類あります。もずく酢には、どちらの食物繊維も含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果がある栄養成分です。

もずく酢に含まれる不溶性食物繊維は、善玉菌の餌となり、腸内で増殖します。善玉菌は消化吸収を助け、免疫力を向上させる働きがあります。善玉菌が増えることで、腸内環境が整います。腸内環境が整うと、肥満や老化を防ぐことができます。普段からおなかの調子が悪い人や便秘で困っている人におすすめです。

一方、水溶性の食物繊維は、血糖値を下げる働きがあります。良好な腸内環境は、免疫アップにも大いに役立ちます。もずく酢は健康な毎日をサポートしてくれる食品なのです。
 

美肌・美髪の効果

もずく酢は美容にも嬉しい効果が期待できます。もずく酢には、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。もずく酢のミネラルの栄養成分には、保湿力を高める働きがあるので、肌にハリを与え、しわを抑える効果があります。

保湿力は肌だけでなく、髪の毛にも浸透し、つやをもたらします。さらに、抜け毛を防止し、育毛する効能もあります。その効果は、もずくの抽出成分が育毛剤にも使われるほどです。フコイダンは、老化の原因となる活性化酸素を取り除く働きをするので、アンチエイジングにも効果が期待できます。もずく酢を食べると、健康的に美しくなれるのです。

もずく酢は低カロリーの食材です。もずくに含まれる食物繊維は、水を吸収してお腹の中で膨らみます。数十倍にも膨らむので、腹持ちが良く、ダイエットに最適です。ダイエットをすると、栄養不足で肌荒れをしやすくなります。もずく酢には美容効果のある栄養成分も含まれているので、一石二鳥といえます。

酢にも嬉しい効果がたくさんある

酢は、日本最古の発酵調味料といわれています。寿司や酢の物などの日本の伝統的な料理に古くから使用されてきました。日本人になじみの深い酢は、様々な栄養成分を含んでいます。酢には色々な種類がありますが、一般的にもずく酢に使われる酢は、三杯酢と黒酢です。

酢の代表的な効果は殺菌防腐作用ですが、健康に良い栄養成分も多く含まれています。酢と一緒にもずくを食べることによって、体に嬉しい効能の相乗効果が期待できます。では、酢の効能を詳しく見てみましょう。

疲労回復の効果

酸っぱいものを食べると疲労回復の効果があることは、広く知られています。これはクエン酸という栄養成分による効能です。酢に含まれる酢酸は、体内でクエン酸に変換されます。クエン酸や酢酸は、疲労によって蓄積した乳酸を燃焼する働きがあります。

糖と結びくことで、体のエネルギー源となるグリコーゲンを補給する働きの効率を上げます。これによって、疲労を回復させ、さらにはストレスを軽減させます。また、血行促進作用により、肩こりや眼精疲労も軽減できます。

もずく酢によく使われる黒酢は、他の穀物酢よりもクエン酸の含有量が多いです。夏バテや疲れているときは、黒酢のもずく酢がおすすめです。

血糖値の上昇を抑える

酢には、糖の吸収を穏やかにする栄養成分があります。血糖値が急上昇すると、インシュリンが分泌されます。インシュリンは血液中の糖を脂肪や筋肉に蓄えて、血糖値を下げようとします。つまり、血糖値の急な上昇は、ダイエットには大敵なのです。また、血糖値が高い状態が続くと、糖尿病になりやすくなります。

酢に含まれる酢酸は、インシュリンの分泌を抑え、血糖値の急な上昇を緩和します。さらに、食物繊維と合わせることで、糖の吸収抑制効果はさらに高まります。もずく酢は、血糖値の上昇を抑えるのに最適の食品といえます。

腸内環境を整える

りんご酢

酢を摂取すると、酢の栄養成分が消化液の分泌を促します。消化液は炭酸ガスを発生させ、腸を刺激します。これによって、蠕動運動が活発になります。すると、腸内環境が整い、便秘の改善などに効果的です。

もずく酢に使われることの多い黒酢には、必須アミノ酸のアルブミンが含まれています。アルブミンには、体内の不要なものを体外へ排出する作用があります。便秘解消にも有効に働いてくれます。薬に頼らず、食べ物から便秘対策ができるのは、理想的といえます。

ダイエット効果

酢に含まれる酢酸の栄養の働きによって、ダイエットにも効果を発揮します。脂肪の合成が抑制されると同時に、内臓脂肪や皮下脂肪の燃焼を促す働きがあります。これによって、体内の脂肪が減少します。肥満気味の人が酢を毎日摂取すると、内臓脂肪が減るという研究データが発表されています。

さらに酢には、肌荒れの原因となる脂質の増加を防ぎ、肌をきれいに保つ働きがあります。美肌に不可欠なビタミンCを破壊する酵素の働きを抑え、シミやそばかすができるのを防ぎます。また、抗菌成分や抗真菌成分によって、ニキビ跡を薄くする効果もあります。

ダイエット中は、ビタミンが不足しがちで、肌荒れの原因になります。しかし、酢はダイエットにも効果的で、肌荒れ対策もできます。ダイエット中の方は、毎日の食事に酢を加えてみてはいかがでしょうか?

もずく酢のおすすめの食べ方

酢の物として

もずく酢を使って簡単に酢の物を作ることができます。作り方は、塩もみしたきゅうりと和えるだけです。夏バテで食欲がないときでも、さっぱりと食べられます。割いたカニカマやタコを入れると、彩りも良くなるので、おすすめです。

もずく酢をそのまま食べづらい子供も、酢の物にすることで、食べやすくなります。わかめを入れるなどアレンジも自由自在なので、ぜひ試してみてください。

豆腐にかける

冷奴に飽きてしまった人におすすめです。作り方は簡単で、豆腐にもずく酢をかけるだけです。豆腐はとてもヘルシーな食材なので、ダイエット中でも罪悪感なく多く食べられます。また、豆腐は女性に嬉しい栄養成分も多いので、女性におすすめのアレンジ方法です。

千切りにした大根や人参をのせれば、そのままサラダとして食卓に出すことができます。おいしく食べるポイントは、食材をよく冷やすことです。いつもの豆腐もさっぱりと食べやすくなります。

スープにする

もずく酢は、加工しても栄養価が変化しないので、スープに入れることができます。加熱することで、フコイダンが溶けだし、さらに吸収効率が上がります。もずく酢特有のぬめりが、スープにとろみを付けてくれます。酢の酸味を利用した酸辣湯スープがおすすめです。

酸辣湯スープの作り方を紹介します。鶏がらスープの素、醤油、料理酒、塩コショウで味付けしたスープに、もずく酢を入れます。沸騰したら、溶き卵を入れます。小ねぎを散らし、お好みでラー油をかけたら完成です。ラー油をかけなければ、小さな子供も食べられます。

酸辣湯以外にも、味噌汁や和風だしにも合います。具材やスープのアレンジもできるので、色々試してみるのはいかがでしょうか?

もずく酢の栄養はからだにいい!

もずく酢は、体に嬉しい栄養成分が多く含まれています。さまざまな効能があり、生活習慣病の予防に役立ちます。もずくと酢を一緒に食べることで、それらの効能が相乗的に効果を発揮します。さらに、ダイエットにも適しているだけでなく、美容にも効果的です。紹介した食べ方を参考にして、毎日の食事に取り入れましょう。

Thumbもずくの栄養価がすごい!フコイダンやミネラルの健康への効能とは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbもずくのカロリーと糖質は?もずく酢のカロリーや注目の栄養・効果など | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ