もずくのカロリーと糖質は?もずく酢のカロリーや注目の栄養・効果など
もずくは海藻の一種で、表面がヌルヌルして食べると喉越しがよい食材です。店頭でよく見ることのできる太もずくと、希少でとても美味しいといわれている糸もずくがあり、どちらも、低カロリーのもずく酢として販売されています。今回は、もずくについて徹底調査します。もずくともずく酢のカロリーと糖質を調べてみました。さらに、もずく酢の栄養と健康とダイエット効果、フコイダンの働き、もずくを食べる時の注意点も紹介します。
目次
もずくは低カロリーで栄養効果が凄い!
もずくとは、モズク科やナガマツモ科に属する海藻を「もずく」と呼んでおり、大きく「糸もずく」と「太もずく」に分けることができます。糸もずくはモズク科に属しており、他の海藻に付着して生息する「藻付く」ということから、もずくと名付けられたといわれています。
太もずくはナガマツモ科に属しており、オキナワモズクやイシモズクがあり、一般的に店頭に並ぶものや、流通しているものの95%が太もずくです。
もずくは、低カロリーで糖質もゼロ、さらに栄養効果が優れており、ダイエットにもおすすめです。
もずくのカロリーと糖質量
もずくには、一般的な太もずくと、希少であまり見ることのできない糸もずくがあり、それぞれに特徴があります。
太もずくは、中心が空洞になっており、もずくそのものが太く、コリコリとした歯ごたえがあるのが特徴です。糸もずくは、もずく自体が細くて表面のヌメリが多く、ツルツルとした滑らかな口当たりが特徴です。どちらも美味しい食材で、ここでは、もずくのカロリーと糖質量を紹介します。
カロリー
もずくのカロリーは、太もずく、糸もずく、どちらもほとんど変わりません。太もずくは100gあたり6kcal、糸もずくは100gあたり4kcalといわれており、カロリーがほとんどありません。太もずくの方が、もずく自体が太いため、少しだけカロリーがあるといわれています。
糖質量
もずくの糖質量は、0gです。もしくは、ほんのわずかあるかも知れませんが、ほぼゼロといっていいです。カロリーもゼロに近く、糖質量もゼロで、エネルギーに変換できる栄養価もほとんどない食材です。
もずく酢のカロリーと糖質量
もずくは生のまま販売されていることはほとんどなく、塩蔵もずくや味付けもずくとして店頭などに並んでまいます。中でも一番多いのは、「もずく酢」として販売されており、ここでは、もずく酢のカロリーと糖質量を紹介します。
カロリー
もずく酢のカロリーは、加工されるときの調味料で変わります。もともと、もずくは超低カロリーで、太もずくでも100gあたり6kcalしかありません。もずく酢に加工される場合に使われのは、三杯酢や黒酢が一般的です。
もずく酢に使われる三杯酢は、酢、醤油、みりんを混ぜ合わせた調味料です。酢、醤油、みりんを同じ量ずつ混ぜ合わせたことから三杯酢と呼ばれていましたが、現在では、みりんの代わりに砂糖が使われることが多くなっています。ですので、三杯酢をつかったもずく酢の場合、砂糖の割合が多いものはカロリーが高くなります。
黒酢は、米、米麹、水を原料とした米酢の一種です。もずく酢のカロリーは、100gあたり30kcalから45kcalと少し開きがあります。これは、酢の原材料の分量がそれぞれ違うためで、糖質が多いものがカロリーが高くなります。
糖質量
もずく酢の糖質量は、酢の原材料の割合で変わってきます。もずく自体の糖質は、ほぼゼロですので、三杯酢や黒酢が使われているもずく酢の場合、砂糖やみりん、原材料の分量で糖質量に違いがでてきます。
したがって、三杯酢が使われているもずく酢の場合、糖質量が少ないもずく酢で4.0g、糖質が多いもずく酢が9.0g程度と幅があります。黒酢が使われているもずく酢の場合は、糖質が少ないもので0.5g、糖質が多いもので2.0gくらいです。
もずく酢の栄養と健康とダイエット効果
もずくは、ゼロカロリー、糖質ゼロの食べても太る心配のない食材です。さらに、食物繊維やミネラルなどの栄養素が豊富に含まれている、身体によい食材です。また、市販されているもずく酢は、低カロリーなうえ糖質もかなり低めなので、ダイエット効果も期待できます。ここでは、もずく酢の栄養素と、健康効果、ダイエット効果を紹介します。
ミネラル豊富で美肌や美髪効果
もずくには、ナトリウム、カルシウム、マグネットなどのミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは、身体に必要な栄養素で、骨や歯を形成したり、細胞の働きをスムーズにする働きがあり、病気に負けない抵抗力をつける役割をしています。
ミネラルには、肌の保湿力を高める効果があり、潤いのある美しい肌に保ってくれます。顔のシワを抑える働きがあり、肌のハリやつやを保つ美肌効果が期待できます。さらに、健康できれいな毛髪になる美髪効果も期待できます。また、もずく酢の酢の効果により、代謝が活発になり、脂肪や糖分が燃焼しやすくなります。
フコイダンでコレステロール値を下げる
もずくに含まれる水溶性の食物繊維に、フコイダンがあります。フコイダンは、もずくの表面のヌルヌルしている特有のヌメリ成分で、ダイエットなど色々な効果効能があることから、近年注目を集めている栄養素です。
フコイダンには、コレステロール値を下げる効能があります。フコイダンには、血液中のコレステロール値を減少させるはたらきがあり、コレステロールを包み込み、体外へ排出する効能があります。さらに、身体によい善玉コレステロールを増加し、悪玉コレステロールを減少される効果があることから、糖尿病や高脂血症の方におすすめです。
フコイダンで糖質の吸収を緩和
フコイダンには、糖質の吸収を緩和する働きがあります。フコイダンには、糖質が体内に吸収される速度を緩やかにする効果があるといわれています。糖質が体内に吸収されると、血糖値が上昇しますが、急激な血糖値の上昇は、高血糖につながる原因とされています。
フコイダンは、糖質の吸収を緩やかにすることで、動脈硬化予防やダイエット中の体重増加予防に効果があるといわれています。
フコイダンで免疫活性
フコイダンには、免疫細胞を活性化してくれる効果が期待できます。体内には免疫細胞があり、腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃する役割をもつNK細胞や、死んだ細胞や、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化してくれるマクロファージがあります。
フコイダンには、この免疫細胞のNK細胞やマクロファージの働きを活性化する効能があります。免疫細胞が活発に働くということは、異常な細胞を発見しやすくなったり、ウィルス感染した細胞を攻撃してくれます。さらに、異物や細菌を素早く捕食することで、結果的に免疫力を高める効果が期待できます。
もずくを食べる時の注意点
もずくは、低カロリーで糖質ゼロのヘルシー食材です。フコイダンなど、身体に有効な栄養素も豊富に含まれており、食べてもらいたい食材のひとつです。ここでは、もずくを食べる時の注意点を紹介します。
もずくだけを食べない
もずくを食べる時の注意点の1つ目は、もずくだけを食べないことです。もずくは、ほとんどが食物繊維ですので、体内で膨張することがあります。もずくだけを食べると、食物繊維が膨らみ満腹感が増し、ほかの食事をとらなくなります。
もずくだけを食べると、栄養不足に陥ります。もずくは、低カロリーで糖質ゼロですので、栄養価がほとんどなく、エネルギーに変換されません。もずく自体は栄養が豊富でも、ノンカロリーでは体力を維持できません。食事はバランスよく取ることが理想ですので、ダイエットだからといって、もずくだけ食べるのは危険です。
食べ過ぎると消化不良に
もずくを食べる時の注意点の2つ目は、食べ過ぎると消化不良になることがあります。もずくは、ほとんどが食物繊維の生の食材ですので、消化がよいわけではありません。
もずくの食物繊維が体内で膨張することがあり、食べ過ぎると消化不良になります。さらに、通常は便秘などによい食物繊維ですが、摂取し過ぎると下痢や便秘の原因になることがあります。
また、もずくは生食で痛みが早いので、冷蔵庫で保管しながらも、早く食べきってしまうことをおすすめします。
食べ過ぎると甲状腺の障害も
もずくを食べる時の注意点の3つ目は、食べ過ぎると甲状腺の障害を引き起こす原因になります。もずくなどの海藻類には、ヨウ素という成分が含まれています。
このヨウ素は、海藻や魚介類などに豊富に含まれており、甲状腺ホルモンが合成される際に必要な材料です。一般的には、ヨウ素不足により甲状腺の機能低下症を引き起こす場合がありますが、過剰に長い期間、ヨウ素を取り過ぎても、甲状腺の機能低下症が起こることがあるといわれています。
ですので、もずく酢の食べ過ぎには注意が必要です。ヨウ素の一日の上限摂取量は、およそ3mgとされており、もずく酢の1パックの少ないもので約1.2mg、多いもので2.6㎎ほどが含まれますので、食品表示を確認しながら食べましょう。くれぐれも、一日の上限摂取量を超えない量で味わってください。
もずくを適量食べて健康的にダイエット!
いかがでしたか?もずくのカロリーや糖質ついて紹介しました。もずくは、超低カロリーで、糖質ゼロのヘルシー食材で、ダイエットなど、カロリーを抑えたいときにおすすめです。身体によい栄養成分も豊富で、健康的にダイエットできます。注意点は食べ過ぎないことで、もずくを適量食べて健康的な身体作りをしましょう。