2019年08月31日公開
2024年09月26日更新
イタリア発祥のお菓子一覧!お土産に人気なお菓子や伝統的スイーツを紹介
イタリアには美味しいお菓子がたくさん揃っており目移りしてしまう程です。今回は、イタリア発祥のおすすめお菓子をお土産にぴったりの物と伝統的な物に分けて紹介します。イタリア旅行に行く予定の方は是非チェックしてみて下さい。
イタリアには魅力的なお菓子がいっぱい!
世界には数多くのお菓子がありますが、グルメ大国のイタリアにも魅力的なお菓子がいっぱいあります。イタリアの美味しいお菓子を食べて文化や歴史に触れてみてはいかがでしょうか?
今回の記事では、イタリア発祥のお菓子を一気に紹介していきます。旅行に行った際のお土産にぴったりのお菓子と、長年愛され続けてきた伝統的スイーツに分けて紹介しますのでイタリアのお菓子に興味がある方は参考にしてみて下さい。
イタリア発祥のお菓子【お土産におすすめ】
それでは、早速イタリア発祥のお菓子を見ていきましょう。こちらの項目ではお土産におすすめのお菓子を紹介していきます。イタリア旅行の際のお土産で外したくないという方は是非参考にしてみて下さい。
ビスコッティ
焼き菓子が好きな方へのお土産におすすめしたいイタリアのお菓子は、ビスコッティです。英語名はビスケット、フランス語ではビスキュイと呼ばれており、二度焼くという意味があります。イタリアのビスコッティは日本で食べられているビスケットとは少し異なっており、硬めの食感が特徴です。
そのまま食べるには硬いお菓子なので、エスプレッソに浸して柔らかくしながら頂きます。日本ではあまり無い食べ方なので、珍しいお土産を探している方にもおすすめです。お土産として渡す時には食べ方も教えてあげるようにしましょう。
硬い食感の物を食べることや、飲み物に浸すのに抵抗があるという方は、ソフトタイプのビスコッティをおすすめします。具材としてイチジクが使用されている物もあり、イチジクのしっとり食感とビスコッティの柔らかな噛み応えは相性抜群です。
パスティーリィエレオーネ
パスティーリィエレオーネは、北イタリアのトリノで創業したお菓子メーカーLEONEから販売されているお菓子です。パスティーリィエレオーネは日本のラムネの様なお菓子で、口の中をリフレッシュしてくれます。イタリアでは食後の口直しとして食べられることもあります。
このお菓子はカラフルなビジュアルが特徴ですが、天然着色料を使用しているので添加物が心配という方にもおすすめ。パッケージも可愛く、インテリアとして飾っておきたくなるようなクオリティです。値段も2ユーロ程とリーズナブルな点もおすすめポイントです。コスパが良くて見栄えが良いお土産を探している方はいかがでしょうか?
ラインナップも豊富で、レモンやマンダリンなどのシトラスシリーズ、ラズベリーやカシスなどのベリーシリーズ、ミントやアニスなどのハーブシリーズ、オレンジフラワーとスミレのフローラルシリーズがあります。決められない方は、ミックスもあるのでこちらを探してみてください。デザインにもこだわる方におすすめしたいイタリア土産です。
クルミーリ
クルミーリは、イタリアピエモンテ州カザーレ・モンフェラート、クルミーリ・ロッシ社が考案したビスコッティの一種です。ブーメランのような形をしているのが特徴ですが、これは初代国王であるヴィットーリオ・エマヌエーレ二世をオマージュした物と言われています。国王は立派な口髭を生やしていたので、その様子をイメージしたそうです。
イタリアの名物であるクルミーリは小麦粉やバター、砂糖、卵黄、レモンの皮などを使用して作ります。これだけでは特に珍しくは無いですが、トウモロコシ粉を使用しているのが特徴です。トウモロコシ粉を入れる事によって、独特のぷつぷつした食感を愉しめるお菓子に仕上がります。
お土産用として可愛い缶に入っている商品もあるので、クッキーが好きな方へ買ってみてはいかがでしょうか?また、自分でも簡単に作れるお菓子なので、味が気に入ったら自作してみるのもおすすめです。
ムリノビアンコ
ムリノビアンコは、バリラが契約している小麦とイタリア産のクリーム、そしてミルクを原料として作られている優しい味が魅力のお菓子です。バリラという名前に聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?この会社はイタリア最大級の食品会社で、パスタが主力商品です。
日本でもバリラのパスタが販売されているので、名前を知っている方も多いはず。パスタのイメージが強いバリラのお菓子となれば話のネタにもなりそうです。ムリノビアンコにはクッキーやグリッシーニなどがあり、トマトやオリーブなどイタリアらしいフレーバーも多いです。
ハート形をしたクッキーや星形の砂糖をビスケットに乗せたという可愛い見た目の物もありますので、小さいお子さんへのイタリア土産にもピッタリ。小袋の物なら、色々な見た目のクッキーを購入してお土産にすれば喜ばれる事間違い無しです。
バッチのチョコレート
バッチのチョコレートはイタリアの定番お菓子とも言える物で、お土産として購入して帰る方も多いです。駅や空港でも購入出来るので、帰り際になってお土産の数が足りない事に気づいた時に購入できる点も魅力です。フレーバーはブラックとホワイトに加えミルクチョコも追加されました。
ブラックチョコは比較的どこでも購入出来る様ですが、ミルクチョコはなかなかレアで見つける事が難しいそうです。ミルクは水色の包み紙が目印です。もしイタリア旅行の際に見つけたら、是非キープしておきましょう。
バッチとはイタリア語でキスという意味があり、包み紙の中の薄紙には愛についての格言がプリントされています。ネーミングも相まってロマンチックな雰囲気漂うお菓子なので、女性へのイタリア土産にすると喜ばれそうです。
トロンチーニ
トロンチーニはイタリアの伝統菓子、ヌガーの中の一つ。ヌガーというのは砂糖と水あめを低温で煮つめ、その中にアーモンドなどのトッピングを入れて冷やし固めたものです。一般的な物は歯にねばりつくような食感が特徴でもありますが、食べやすいソフトタイプもあります。
バルベロ社から販売されているトロンチーニは、創業以来受け継がれているというオリジナルレシピによって製造されています。高級なピエモンテ産ヘーゼルナッツを多く使用しており、花の香りや柑橘系の紅茶と良く合います。
また、クラシックなパッケージがおしゃれでお土産にもピッタリ。パッケージ買いしてしまう程素敵なデザインですが、中身のトロンチーニも絶品なのでパッケージ買いでも失敗はありません。
ローカーウエハース
海外のお菓子は日本人の味覚に合わせて作っている訳では無いので、どれをお土産にすれば美味しく食べてもらえるかは悩みどころ。インパクトは少しダウンしてしまいますが、ローカーウエハースをイタリア土産にするというのもおすすめです。
日本のスーパーでも見かける事もあるので、食べた事がある方も多いのではないでしょうか?イタリアでしか購入出来無いパッケージもあるので、これらをお土産にすると喜ばれるでしょう。
また、ローカーウエハースは美味しいだけでなく、合成着色料や保存料無添加で遺伝子組み換え食材を使用していないという特徴もあります。健康に気を遣っているという方へのお土産にもおすすめです。
イカムのチョコレート
イタリア発祥の美味しいチョコレートをお土産にしたいなら、イカムのチョコレートをおすすめします。イカムは1945年に創業したお菓子店で、元々はチョコレートケーキを販売していました。その後にチョコレート販売を始め、今では高級チョコの一つとして知られています。
世界中のパティシエに愛用されているイカムのチョコレートは味もお墨付き。値段は高めですが、お土産にしたいという方にぴったりのミニデザートチョコレートもあります。一口サイズのチョコレートが1箱に8個入っており、バラマキにも活用出来ます。
中身はくちどけの良いミルクチョコレートで、老若男女から愛される味わいに仕上がっています。グルメで甘い物が好きな方へのお土産にぴったりです。
ベンキのチョコレートスプレッド
ベンキは1878年に創業した老舗チョコレートブランドで、イタリア人なら知らない人は居ないと言われています。食べるタイプのチョコレート人気ですが、お土産としておすすめしたいのがチョコレートスプレッド。チョコレートスプレッドはトーストやマフィンに塗って愉しむチョコレート版ジャムの様な食品です。
日本ではそれほど馴染みがないチョコレートスプレッドですが、イタリアでは頻繁に食されている様です。ベンキのチョコレートスプレッドはヘーゼルナッツやジャンドゥーヤが練り込まれており、しっかりしたコクを感じられます。
種類も豊富でホワイトチョコやダークチョコ、ラムフレーバーなどがあるので、パンに塗るだけでなくクラッカーに付けたりお菓子作りに活用しているという方も居ます。最初の一口目はスプーンですくって、そのままの美味しさを味わってみて下さい。
バウリのパンドーロ
伝統的なお菓子をイタリア土産にしたいなら、バウリのパンドーロもおすすめです。パンドーロはイタリアのクリスマスには欠かせないケーキで、ロミオとジュリエットの舞台でも知られるベローナの名産品でもあります。
クリスマスシーズンによく食べられるお菓子ですが、箱入りの物なら通年購入する事が可能です。そのまま食べても美味しいですが、アイスクリームや生クリームを添えて頂くのがイタリア流。新鮮な卵とバターをたっぷり使用しているので、ふんわりした食感も魅力です。
イタリア発祥のお菓子一覧【伝統的スイーツ】
ここからは、イタリアの伝統的スイーツを紹介します。本場イタリアはもちろん日本でも食べることが出来る物も多いので、どの様なお菓子があるのかを参考にしてみて下さい。
ティラミス
ティラミスは日本でもブームとなり、人気があるイタリアの伝統的スイーツの一つです。チーズケーキの一種で、エスプレッソを染みこませたスポンジケーキの上にマスカルポーネ入りのクリームを入れて冷やし固め、仕上げにコーヒーを振りかけたというお菓子です。
ティラミスは私を元気づけてという意味があり、気分を前向きにしてくれそうなネーミングです。最近ではラズベリーやブルーベリーが入った物、ピスタチオが使用されている物などバリエーションも様々です。日本では抹茶が入った物なども販売されています。
カンノーリ
カンノーリはイタリアのシチリア島発祥の伝統的お菓子です。カンノーリは複数形で、単数形ではカンノーロという名前になります。元々は祭事の際に振舞われる定番のお菓子でしたが、現在では名物としてパン屋や菓子店でも販売されています。
カンノーリのベースとなる生地はパスタの様にもっちりとした弾力が特徴で、一見焼き菓子の様にも見えますが油で揚げて作られています。中にはリコッタチーズと生クリームを合わせた濃厚なクリームが入っているので食べ応えもありそうです。
定番のクリーム以外にも軽めのカスタードクリームが入っているものなど、少しアレンジを加えた物も販売されています。イタリア旅行に行った際には伝統的なカンノーリの食べ比べをしてみるのもおすすめです。
パンナコッタ
パンナコッタはゼリーの様なプリンの様な、独特の食感が特徴であるイタリアの伝統的スイーツです。パンナはイタリア語で生クリーム、コッタは煮詰めるといった意味があります。この事からも分かる通り、パンナコッタは生クリームを煮詰めた後冷やして作ります。
プリンやババロアとは違い、卵を使用していないという特徴もあります。卵を使用していないお菓子というと種類が限られてきますので、卵の風味が苦手という方にもおすすめのお菓子です。
パンナコッタの上には、チョコレートソースやイチゴ、ラズベリーなどのソースをかけて頂くのが定番。ヘーゼルナッツとチョコレートから作られるヌテラクリームをかけて食べるのも美味しいそうなので、お気に入りの食べ方を見つけてみましょう。
カントゥッチ
カントゥッチはパンナコッタやティラミス程有名では無いですが、イタリアのお菓子に詳しい方なら知っているかもしれません。このお菓子はトスカーナ地方で愛されている伝統的お菓子で、アーモンドがぎっしり詰まった固い焼き菓子です。
ビスコッティと同じくかなりの硬さが特徴のお菓子なので、コーヒーや甘口のリキュールであるヴィン・サントに浸して頂く事が多いです。お酒に浸して食べるお菓子というという事でホームパーティなどで提供するのもおすすめです。
カントゥッチは保存が効くお菓子なので、棚に入れて常備しているという方も多いです。おせんべいやスナック菓子も良いですが、洒落たイタリア伝統の味を常備菓子にしてみてはいかがでしょうか?
アマレッティ
お菓子というと甘い物が多いですが、イタリアの伝統菓子であるアマレッティには少しだけ苦いという意味があります。その名の通りアーモンドのほろ苦さが特徴の伝統菓子で、サクサク食感が魅力のドライタイプとしっとり食感が特徴のソフトタイプがあります。
通常のクッキーよりも食感が軽いのも特徴ですが、これは小麦粉ではなくアーモンドプードルが使用されているからです。これはマカロンの生地を作る時にも使用されるもので、アマレッティはマカロンの原型であるとも言われています。
カクテルが好きな方ならアマレットというアーモンド風味のリキュールを使用した事があるかもしれません。アマレットをアマレッティに使用するというレシピもあるので、興味のある方は作ってみるのはいかがでしょうか?
バーチ・ディ・ダーマ
上記で紹介したアマレッティのソフトタイプが気に入ったなら、バーチ・ディ・ダーマもおすすめです。この名前はイタリア語で貴婦人のキスといった意味があり、二つの生地でチョコレートをサンドしたというトリノの伝統菓子です。
チョコレートクリームをサンドしている生地はアーモンド風味が効いており、アマレッティの味が好きという方ならきっと気に入る味わいです。ほろほろした食感と濃厚なチョコクリームの相性は最高なので、是非味わってみて下さい。
また、バーチ・ディ・ダーマの別バージョンとしてバーチ・ディ・サンレモという伝統菓子もあります。こちらはイタリア語でサンレモのキスという意味があり、ココアビスケットでクリームを挟んでいます。イタリアになるサンレモの名産としても知られています。
パンペパート
パンペパートは、イタリアのトスカーナ南部からウンブリア州でクリスマスの時期に食べられている伝統的なお菓子です。ペパーとというのはイタリア語で胡椒を振ったという意味があり、その名があらわす通り少しスパイシーな味わいが特徴です。甘さとスパイシーさは意外と相性が良いので、一度食べればクセになってしまうかもしれません。
使用されているのはドライフルーツや蜂蜜、フルーツのシロップ煮、チョコレート、そしてスパイスなどです。赤ワインとの相性も最高なので、お酒好きな方にもおすすめします。
ババ
ナポリの伝統的なお菓子の一つであるババは、元々はポーランド王宮発祥のお菓子です。その後フランス王室に伝わった後、イタリアのパリを訪れたナポリのお抱え料理によって持ち帰られて名物お菓子の一つとなりました。ワインのコルク栓に似ている形から、ババ・ブーションと呼ばれることも有ります。
ババはブリオッシュの様なパン生地をラム酒風味のシロップにしっかりと漬け込んで食べるという個性派のお菓子。漬け込む際にはラム酒だけでなく、レモン味のリキュールやノンアルコールを使用する事もあるので色々なバリエーションを試してみましょう。
上には甘さ控えめのクリームやフルーツがトッピングされていることが多いので、たくさん付けて味わってみましょう。生地から染み出してくるシロップの味わいはまた格別です。
ジャムのクロスタータ
ジャムのクロスタータは、イタリアのおふくろの味とも呼ばれているお菓子です。クッキー生地を土台にして、その上にジャムを載せた後焼き上げるといったレシピです。ジャムが好きという方にはたまらないイタリアンスイーツです。
ジャムを使用しているのでおやつとして食べられているのはもちろんですが、バールやカフェの定番メニューにもなっているようです。コーヒーやお酒とも相性が良いですし、様々ジャムを使用したレシピがあるので自分の好きな組み合わせを探してみるというのもおすすめです。
アフォガート
アフォガードは、日本でもお馴染みであるイタリアの伝統的スイーツです。冷たいバニラアイスに炒れたての濃厚エスプレッソをかけたというデザートで、バニラの甘さとエスプレッソのほろ苦いがベストマッチです。
日本ではエスプレッソをかけるのが定番のレシピですが、実はイタリアには他のものをかけたアフォガードも有ります。アフォガードは元々イタリア語で溺れたという意味があり、中にはアイスクリームにお酒をかけるといった大人のレシピも。紅茶党の方は様々な紅茶をかけて愉しんでいるようです。
また、バニラアイスにエスプレッソをかけたものは、イタリアではアフォガート・アル・カッフェと呼ぶそうです。イタリア旅行の際には覚えておきましょう。
イタリアのお菓子は本当に美味しい!
今回の記事では、イタリア発祥のおすすめお菓子を紹介しました。グルメ大国であるイタリアでは美味しいお菓子も豊富で、お土産にピッタリの物やイタリア旅行の際に試ししたいものばかりです。
日本でその味を確かめることが出来る物も多いので、美味しいお菓子を食べてイタリアの文化や歴史に触れてみませんか?