2019年08月28日公開
2024年09月25日更新
温泉卵を作るには温度と時間が肝になる!簡単な作り方と温泉卵が合う料理も
温泉卵を作るためにはお湯の温度と加熱する時間が重要です。温度を保つのが難しいですが、簡単に作れる方法もいくつかあります。レンジを使えば時間もかかりません。今回は温泉卵の作り方、簡単に作れる方法、温泉卵を使ったレシピを紹介します。
温泉卵を作るための温度と時間とは?
温泉卵は白身はとろとろのままで黄身がちょうどよく固まっている卵です。そのままタレをつけて食べてもいいですし、サラダやパスタなどにトッピングしたりといろいろな料理に使えます。
温泉卵を作るための温度と時間とは?
温泉卵は黄身と白身の凝固差を利用して作られます。卵の卵黄は65℃で固まりだします。卵白はもうすこし固まる温度が高く70℃くらいです。黄身と白身で固まりだす温度が違いますので、70℃前後で加熱すれば温泉卵ができるようです。
70℃で20分程度加熱すれば温泉卵ができるようですが、実際に作るとなると70℃を保ちながら加熱し続けないといけないので難しいです。温泉卵は温泉地の成分によって個性が出ます。お湯の温度が高い場所だと半熟卵に近い仕上がりの場所もあります。
ゆで卵との違い
ゆで卵と温泉卵は見た目からして違いますが、その違いは白身の固まり具合です。黄身が程よく固まるのは同じですが、ゆで卵は白身がしっかりと固まっているのに対して温泉卵は固まっておらずとろっとしています。
同じ卵でも黄身と白身が固まる温度が違うという性質を使えば、ゆで卵と温泉卵の作り分けができます。ゆで卵は黄身も白身も固まる温度で加熱するのでどちらも固まってしまいますが、黄身だけが固まる温度をキープすれば温泉卵ができます。
温泉では黄身は固まり白身は固まりきらない温度がお湯が湧いていることが多く、温泉に入れておけば温泉卵ができるということが名前の由来になっています。
基本的な作り方
温泉卵を作る際には温度が重要で、80℃を超えてしまうと白身が固まってしまいます。結果半熟卵が完成します。しっかりと温度計を使って温度を見ながら作れば失敗せずに作れますが、常に見ておかないといけないので時間も手間もかかります。
鍋を使って簡単に温泉卵を作れる方法は、お湯を沸かしてから火を止めて卵を入れる作り方です。卵を入れて温度を下げつつ予熱で火を通していきます。どのくらいの個数の卵を入れるのか、鍋の大きさでも入れておく時間は変わるものの、だいたい10分~20分入れておけばとろっとした温泉卵が完成します。
卵を入れる前にお湯の温度が高すぎる際には水を少し入れて温度を調節してください。常温で保存した卵と冷蔵保存したものはお湯の下がり具合が変わりますので注意しましょう。
ご自身で温泉卵を作る用の鍋を決めて加熱時間を覚えれば、決めた時間放置すれば温泉卵が作れます。始めは失敗するかもしれませんが、よく使う卵で個数や温度など何回か挑戦しながらちょうどいい方法を探ってみてください。
温泉卵の簡単な作り方
温泉卵は70℃で20分程度茹でたら完成しますが、温度を保つのが難しいです。自宅で手軽に作れる方法がありますので、作りやすい方法で挑戦してみてください。
片栗粉を使う方法
片栗粉を入れるととろみがつき保温効果が高まります。この方法は保温効果を高めて70℃を保ちやすくする作り方です。卵が全部浸かる量のお湯を沸騰させて火を止め、片栗粉を山盛り大さじ1杯程度入れてとろみをつけます。
混ぜてとろみがついたら卵を入れて蓋をし、15分程時間を置いたら温泉卵の出来上がりです。卵4個分くらいで紹介した分量なので、個数が変わる場合にはそれに合わせてお湯や片栗粉の量を調整してください。
電子レンジでの作り方
レンジを使う方法は短時間で作れて簡単なのでおすすめです。電子レンジと耐熱容器があれば作れます。レンジを使った作り方は、まず耐熱容器に水を少量入れてから卵を割り入れます。
つまようじなどで黄身に数箇所穴を開けます。その後卵が水の中に完全に入るように水を入れてラップをかけてレンジで加熱します。レンジで加熱する際の目安は500Wで1分程度です。
レンジでの加熱が終わったら余分な水分を捨てて完成です。ザルを使って水を捨てると楽です。短時間で温泉卵を作りたい際にレンジを使った方法が便利ですので試してみてください。
炊飯器での作り方
炊飯器でも温泉卵が作れますが時間がかかります。ラップで包んだ卵を炊飯器のジャーに入れて保温モードで30分程度待ちます。ジャーの中にご飯が入っていても入ってなくても作れます。
冷蔵庫から取り出した卵はさらに10分時間を延長してください。炊飯器を使う方法は取り出すのを忘れてしまいがちですので、タイマーを使ったりして忘れないようにしましょう。時間はかかるものの簡単で失敗せずに作れます。
カップ麺の容器を使う方法
プラスチックのカップラーメン容器でも温泉卵が作れます。カップラーメンの容器は幅が広いものと縦長のものがありますが、細い縦長の容器がおすすめです。
卵をカップラーメンの容器に入れてお湯を注ぎ20分程度時間をおきます。お湯はカップラーメンのお湯の目印である内側の線までたっぷりと入れましょう。時間をおいたらお湯を捨て、10分程時間をおいたら完成です。お湯の温度を調整しなくていいので簡単ですが、時間をしっかりと計っておいてください。
温泉卵が合う料理レシピ
温泉卵はいろいろな料理に合います。そのまま食べても料理にトッピングしても美味しい温泉卵を使ったレシピを紹介していきます。手軽に作れるレシピが多いので挑戦してみてください。
カレードリアの温泉卵のせ
- 残ったカレー人数分
- ご飯人数分
- 温泉卵人数分
- プチトマト人数分
- ピザ用チーズ適量
- グラタン皿などの耐熱容器にご飯を入れてカレーを上からかけます。
- カレーの上に温泉卵と半分にカットしたプチトマト、ピザ用チーズをのせます。
- オーブントースターでチーズが溶けるまで焼いたらレシピの完成です。
残り物のカレーをドリアにして温泉卵をのせたレシピです。プチトマトだけでなく好きな野菜を焼いてのせても美味しく仕上がります。
トマトともずくの温泉卵のせ
- 味なしもずく適量
- トマト小1個
- 温泉卵2個
- めんつゆ(3倍濃縮)20cc
- 水40c
- 生姜少し
- 長ネギ少し
- ごま油少し
- 長ネギは小口切り、生姜はすりおろしておきます。
- 小皿にもずくを盛り、そのまわりに一口大にカットしたトマトをのせます。
- 温泉卵を小皿の真ん中に割り入れ、めんつゆをまわしかけ長ネギと生姜を盛り付けます。
- ごま油を数滴たらして冷やしたらレシピの完成です。
味噌汁で作ったキムチ雑炊の温泉卵のせ
- ご飯適量
- キムチ適量
- 味噌汁適量
- 温泉卵1個
- ネギ少し
- ゴマ少し
- 昆布少し
- 土鍋を用意して味噌汁、キムチ、ご飯を入れて好きな感じになるまで煮込みます。
- 温泉卵に塩をかけ乗せ、ネギ、昆布の佃煮もトッピングしてレシピの完成です。
サーモンポキの温泉卵のせ
- サーモン(刺身用)150g
- アボカド1個
- ラー油小さじ2
- 温泉卵1個
- 青ネギ1本
- 韓国のり1枚
- しょうゆ小さじ2
- マヨネーズ小さじ1
- サーモンとアボカドは一口サイズにカットして、青ネギは小口切りにします。韓国のりも食べやすい大きさにちぎっておきましょう。
- サーモンとアボカドに食べる用のラー油とマヨネーズ、しょうゆを入れて軽く混ぜます。
- 温泉卵と青ネギ、韓国のりを散らしてレシピの完成です。
混ぜる際にはアボカドが潰れてしまわないように優しく混ぜましょう。ラー油は食べる用のものがおすすめですが、ラー油でも代用できます。韓国味でご飯も進みますし、ボリュームがあるのでがっつり食べたいときにもおすすめです。
そうめんの温泉卵のせ
- 温泉卵1個
- そうめん1束
- ストレートめんつゆ適量
- はちみつ梅
- ネギ適量
- そうめんは表示時間通りに茹でます。
- 梅を潰します。
- 茹で上がったそうめんをしっかり流水で冷やして、温泉卵、梅、ネギを盛り付けてめんつゆをかけたらレシピの完成です。
はちみつ梅は塩分4%~8%の甘い梅がおすすめです。お好みで生姜や海苔をトッピングしてください。
温度と時間に気を付けて美味しい温泉卵を作ろう!
今回は温泉卵について紹介していきました。温泉卵は黄身と白身の凝固差を利用して作ります。温泉卵はいろいろな料理のトッピングにも合いますので作ってみてはいかがでしょうか?レンジを使った方法など簡単に温泉卵が作れる方法も紹介しましたので、ぜひとも試してみてください。