2019年08月26日公開
2024年09月25日更新
豆腐ハンバーグを冷凍保存する方法と保存期間は?解凍後のアレンジレシピも!
豆腐ハンバーグを上手に冷凍保存するためにはいくつかのコツと注意点があります。今回は豆腐ハンバーグの冷凍保存術やパサパサにならない解凍方法、保存期間など冷凍にまつわる疑問に徹底的にお答えします。最後までぜひチェックしてください!
目次
豆腐ハンバーグを作り置きするなら冷凍保存がおすすめ
おろしそ豆腐ハンバーグ#鈴木食堂 pic.twitter.com/qWh8GmYbyk
— آزاد آدمی (@manmaiHADES) November 11, 2019
ヘルシーで節約にも効果的な豆腐ハンバーグ。大豆に含まれるタンパク質も効率よく摂取できるので、ダイエット中の方や女性にも嬉しいメニューです。そんな豆腐ハンバーグですがいちから作るとなると時間も手間もかかってしまうので、時間のある時に豆腐ハンバーグを多めに作って冷凍保存しておくのがおすすめです。
冷凍庫に豆腐ハンバーグのストックさえあれば、忙しい日もすぐに献立が完成するので大助かりです。でも豆腐ハンバーグを冷凍保存するとパサパサになったり食感が変わるのでは?という心配する方もいると思います。そこで今回は豆腐ハンバーグの上手な冷凍保存術や保存期間、解凍方法までを調査しました!
豆腐ハンバーグを冷凍保存する方法
まずこのセクションでは豆腐ハンバーグを上手に冷凍保存するコツを紹介します。どれも難しいことはなくちょっとしたコツばかりですが、知っているのと知らないのでは大違いです。正しい冷凍保存術を知って美味しくいただきましょう!
豆腐の水分をしっかりとる
まずはじめに豆腐ハンバーグの基本的な作り方のコツですが、ハンバーグに入れる豆腐はしっかりと水分を取り切ることが大切です。もし豆腐に水分が残ったままの状態だと冷凍した時に中が空洞状態になり、解凍後パサパサになる原因になります。
豆腐の水切り方法はいろいろありますが、豆腐の上に重しを置いてできれば半日以上水気を抜くのが一番です。
時間がない方は豆腐の周りをキッチンペーパーでくるみ、レンジで2~3分加熱したあと重しを乗せて水気を切ると時間短縮できます。いずれにせよ豆腐ハンバーグに使う豆腐は豆腐に含まれる水分がしっかりと抜け、やや硬い食感になるまで水分を取ることを心がけましょう。
豆腐の形がなくなるまで練る
次に豆腐とひき肉を練り合わせる過程ですが、豆腐の形が全部なくなるまで手でしっかりと潰して練るようにしてください。豆腐の形が残ったままだと冷凍した時に豆腐がスポンジ状になり、解凍した時にパサパサになって食感が悪くなります。
手で豆腐を潰すのが大変という方はハンドブレンダーやフードプロセッサーの力を借りると良いでしょう。後片付けの手間は増えますが、手も汚れませんし手早くしっかりと豆腐をつぶすことができます。家にハンドブレンダーやフードプロセッサーがない方はすり鉢でも代用できます。
形を整えて焼く
明日からのお弁当の仕込みなう。
— 純白十連の使者レア子 (@ISBN9784overhit) November 11, 2019
まずは豆腐ハンバーグ。
大きさがまちまちなのはご愛嬌✩
(ノ≧ڡ≦)☆ pic.twitter.com/FjCCXRS5Uj
豆腐ハンバーグのタネが完成したら生のまま冷凍するのか、焼いた状態で冷凍した方がいいのか悩む方もいるのではないでしょうか?結論から言うと豆腐ハンバーグを冷凍する時は焼いてから冷凍するのがおすすめです。豆腐ハンバーグを生のまま冷凍すると解凍時にドリップが出て食感が悪くなったり、水分が抜けてパサパサになる可能性があります。
また豆腐ハンバーグにはしっかりと焼き目をつけ、タネに残った水分を飛ばすことも忘れないようにしてください。水分が残ったままだと解凍時に水分と一緒に旨みや風味も溶け出してしまいます。
先に豆腐ハンバーグの水分を抜くようにしっかりと焼いてから冷凍することで豆腐ハンバーグの美味しさを保つことができるので、必ず焼いた状態で冷凍するようにしてください。
粗熱をとってからラップで包んで冷凍する
豆腐ハンバーグを冷凍するときは焼いてからがおすすめと言いましたが、焼いた豆腐ハンバーグは粗熱を取り1個1個ラップに包んでから冷凍するようにしましょう。粗熱が残ったままでラップに包むと中で水蒸気による水滴が発生し、食感を損なうばかりか雑菌が発生する可能性もあります。
そのため湯気が出ない程度にしっかりと粗熱が取れたことを確認した上でラップに包んでください。冷凍庫内での匂い移りを防ぐためにジップロックなどに入れたあと、冷凍庫についている金属バットの上におくと急速冷凍できるので豆腐ハンバーグの食感や美味しさをキープできます。金属バットがない場合はアルミホイルで包んで冷凍してもOKです。
パサパサになるのを防ぐには?
豆腐ハンバーグのみならず普通のハンバーグでもパサパサの状態のものは美味しくありません。このパサパサになるのを防ぐにはいくつかのコツがあります。
まずひとつめのコツはタネをしっかりとこねることが大切です。できれば100回以上はしっかりとこね、肉が白っぽく粘るようになるくらいコネ合わせると焼いた時に肉汁が流れ出ずパサパサになりません。
ハンバーグの命は練り工程にあると言っても過言ではありません。美味しい豆腐ハンバーグのためにしっかりと練り合わせるようにしてください。パサパサになるのを防ぐ二つ目のコツは水分をある程度入れるということです。牛乳や水などの水分が少なすぎると柔らかくジューシーな豆腐ハンバーグになりにくいので注意してください。
ハンバーグをパサパサにしない3つ目のコツは焼きすぎないということです。ハンバーグはどうしても生焼けが気になってしまい、必要以上に焼いてしまうケースがありますがこれだと肉汁が抜け出てしまいパサパサの原因になってしまいます。ハンバーグを焼いて軽く箸で押した時に透明の油が出てきたらOKなので、焼きすぎないようにしましょう。
冷凍豆腐ハンバーグの保存期間と解凍方法
冷凍した豆腐ハンバーグはどのくらいの期間冷凍できるか知っていますか?ここではあまり知られていない豆腐ハンバーグの冷凍保存期間や上手な解凍方法、解凍後のおすすめメニューを紹介します。
保存期間
冷凍した豆腐ハンバーグの保存期間ですが、できれば2週間以内に食べきることをおすすめします。冷凍食品やレトルト食品の豆腐ハンバーグは長期間保存できるものもありますが、手作りの豆腐ハンバーグは長持ちさせるための添加物が含まれていないので早めに食べ切ったほうが美味しくいただけます。
豆腐ハンバーグの冷凍保存期間内に食べきれない場合は豆腐ハンバーグを潰して玉子焼きの中に混ぜたり、ケチャップとウスターソースで味付けしてミートソースにリメイクすることもできます。これなら保存期間内に豆腐ハンバーグが続いても飽きませんし、家族からもブーイングが起きにくいです。
解凍方法
豆腐ハンバーグを解凍する方法はいくつかありますが、解凍したあとパサパサになりにくく一番美味しくいただけるのは自然解凍です。自然解凍だと解凍の際に不必要な水分が出てくることもありませんし、冷凍前に限りなく近い状態に戻すことができます。自然解凍は冷凍庫から冷蔵庫に豆腐ハンバーグを移し、半日ほど置くだけでOKです。
豆腐ハンバーグを解凍する時間がない方やすぐに食べたい方は、電子レンジの解凍モードを使って解凍することもできます。ただその場合豆腐ハンバーグがどうしても水っぽくなってしまうので、フライパンで焼きなおすと余計な水分が抜けて美味しくなります。
フライパンで豆腐ハンバーグを焼き直す時は多めの油をしいて豆腐ハンバーグの表面をかりっと焼き上げるとできたての美味しさが復活します。
解凍後のメニューを工夫する
豆腐ハンバーグを解凍していただく場合、そのまま食べても良いのですがより美味しく食べるならメニューを工夫してみましょう。豆腐ハンバーグといえば大根おろしとポン酢で食べるのが定番ですが、それよりも冷凍したものはあんかけにしたり煮込みハンバーグなど水気の多いメニューにして食べた方が美味しくいただけます。
なぜなら冷凍することによってどうしても抜けてしまう水分をソースなどで補うことが出来るからです。豆腐ハンバーグ自体あっさりとしているので和風あんかけだけなく、中華風や洋風などさまざまなテイストにアレンジできます。とろっとしたあんが豆腐ハンバーグに絡んで絶品です。
冷凍豆腐ハンバーグの解凍アレンジレシピ
最後に豆腐ハンバーグを解凍したあとのおすすめアレンジレシピを紹介します。どんな風に調理したらよいかわからないという方はぜひ参考にしてください。
豆腐ハンバーグのキノコあんかけ
- 豆腐ハンバーグ 4個
- 生椎茸 6枚
- しめじ 1パック
- えのき茸 1袋
- 水 1と1/2カップ
- A酒 大さじ2
- Aみりん 大さじ2
- Aしょうゆ 大さじ2
- A塩 小さじ1/2
- 片栗粉 大さじ1と1/2
- おろししょうが 1かけ分
- 油 少々
- 冷凍したハンバーグは解凍しておきます。
- 椎茸は石づきを切り落とし薄切りに、しめじは小房に分け、えのき茸は根元を切り落として3等分に切ります。
- フライパンにきのこを入れて強めの中火でさっと炒め、分量の水を加えます。
- 煮立ったら中火にし材料Aで調味し、再び煮立ったら水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。
- ハンバーグにきのこあんをかけ、おろししょうがを添えたら完成です。
豆腐ハンバーグにしょうがをきかせたきのこあんで食べるアレンジレシピです。とろとろのあんかけがふんわりとしたハンバーグの食感にベストマッチで、優しい味わいで箸がどんどん進みます。小さな子供がいる家庭では仕上げのしょうがはなくても構いません。保存期間内に冷凍したハンバーグを美味しくいただけます!
豆腐ハンバーグ麻婆ソースがけ
- 豆腐ハンバーグ 2個
- 絹ごし豆腐 300g
- 長ねぎ 1/2本
- Aすりおろし生姜 小さじ1
- Aすりおろしニンニク 小さじ1
- B豆板醤 小さじ2
- B甜麺醤 大さじ1
- Bオイスターソース 小さじ1
- B料理酒 小さじ2
- B鶏ガラスープの素 小さじ2
- B水 200ml
- 水溶き片栗粉 大さじ1
- ごま油 大さじ1
- ハンバーグは解凍後軽く焼きなおしておきます。
- フライパンにごま油をひき、長ねぎ、材料Aを炒めます。
- 香りが立ったら、絹ごし豆腐と材料Bを加え中火で煮込みます。
- 豆腐に火が通ったら、水溶き片栗粉を回し入れます。
- とろみが付き全体に味が馴染んだら、火から下ろします。
- 器にハンバーグを乗せ、5をかけ長ねぎを乗せたら完成です。
豆腐ハンバーグに麻婆豆腐を合わせたユニークなアレンジレシピです。もともと麻婆豆腐はひき肉を使うので、道理としては合わないわけがありません。ピリ辛な風味が食欲をそそり、いくらでも食べられそうな美味しさです。冷凍したハンバーグを使ったとは思えないくらい華麗なリメイクなので、保存期間内に食べきれないと思ったらお試しください。
だし汁で食べる豆腐ハンバーグ
- 鶏ひき肉800g
- 木綿豆腐400〜450g
- 長ネギ 1本
- 片栗粉 大さじ2〜2と1/2
- 大葉 お好みで
- 小ねぎ お好みで
- だし汁 適量
- ねぎをみじん切りにします。
- 豆腐は水切りしておきます。
- ねぎと鶏ひき肉、片栗粉をまぜあわせ、6等分して形を整えます。
- 焦げ目が付いたら裏返し、蓋をして蒸し焼きにします。
- 完全に火が通ったら、器にハンバーグをいれます。
- ハンバーグに大葉を置いて、白だしと水、塩少々で作ったあたたかい出汁をかけます。
- 大根おろしと小ねぎをお好みでのせて完成です。
さきほどきのこあんかけのアレンジレシピを紹介しましたが、こちらはだし汁でいただくレシピです。ハンバーグの材料には鶏ひき肉を使いよりヘルシーに仕上げました。食欲がない日も食べられそうなあっさりとした味わいで、小さな子供からお年寄りまで幅広い世代の方に食べていただけます。寒い日にも体が温まりそうです。
ハンバーググラタン
- ハンバーグ2個
- 玉葱 1/4個
- 人参 3cmほど
- 米粉 大さじ1
- 豆乳 200cc
- 塩、胡椒少々
- 溶けるチーズ 適量
- 玉葱は薄切り、人参は千切りにしたら耐熱容器に入れてラップをし、600wのレンジで3分加熱します。
- 加熱後フライパンに移し、フライパンが冷たい状態のまま米粉を加えてよく混ぜます。
- 豆乳を少しずつ加えて溶きのばします。
- 豆乳を全て入れたら火にかけとろみが付くまで混ぜながら温めます。
- とろみが付いたら塩、胡椒で味を整えます。
- 耐熱皿に入れ、軽く温めたハンバーグを乗せて押し込みます。
- 溶けるチーズを好みの量振りかけ、トースターでチーズがこんがりするまで焼いたら出来上がりです。
解凍するとパサパサになりがちなハンバーグをグラタンにリメイクしたアレンジを紹介しました。もとは冷凍ハンバーグだとは思えないほどがらっとイメージが変わるので、ハンバーグが続いても誰も文句は言いません。とろっと溶けたチーズとの相性も抜群です!
豆腐ハンバーグを冷凍して美味しく保存しよう!
我が家は豆腐ハンバーグでした pic.twitter.com/rBSzARyJOc
— 妖怪卵とじ(ゆんゆん) (@Tiara_candle) November 11, 2019
今回は豆腐ハンバーグの正しい冷凍保存術や保存期間、解凍方法などを中心にまとめました。記事の最後にはおすすめアレンジも紹介したので冷凍する前とはまた違った味わいを楽しんでください。
ふんわりおいしい豆腐ハンバーグのストックがあるだけで、献立が思い浮かばない日も、忙しくて料理をする気力が沸かない日も助かります。お弁当のおかずにも最適なので小さめに成形したものいくつか作っておくと良いでしょう。上手に冷凍を活用して料理の時短を叶えましょう!