小籠包のおいしい食べ方まとめ!マナーを守って最後まで食べる方法

小籠包の美味しい食べ方やマナーは知っていますか?小籠包に食べ方やマナーがあるの?と思った方もいるかもしれません。小籠包を美味しく食べたいけどアツアツのスープがでてきて上手に食べることができない、スープを飲みたいのにお皿にスープが溢れ出て見た目が汚くなってしまうという悩みがある方もいるでしょう。今回は小籠包をきれいに美味しく食べる食べ方や守りたいマナーについて紹介していきます。

小籠包のおいしい食べ方まとめ!マナーを守って最後まで食べる方法のイメージ

目次

  1. 1小籠包とは?
  2. 2小籠包のマナー
  3. 3小籠包の本場中国での食べ方
  4. 4小籠包のその他のおすすめの食べ方
  5. 5小籠包は熱々が一番美味しいタイミング!

小籠包とは?

中国料理店を訪れるとさまざまな中華料理が並んでいます。その中でも人気なのが小籠包ではないでしょうか?小籠包は見た目は小さい肉まんに似ていて、内側にはアツアツのスープとジューシーな肉の餡が入っています。中に入っているスープがとても熱いので、シュウマイや餃子のように一口で食べてしまうととても危険です。

今回は小籠包の食べ方やマナーについて紹介していきますので、中国料理店を訪れた際にも恥ずかしくないように、今回の記事を機に食べ方をマスターしてみてください。

起源

小籠包の起源にはいろんな説があり、正しい説が分かっているわけではありません。一説によると1871年に中国の「古猗園」というお菓子屋の店主が売り出したものが元と言われています。南翔大肉饅頭として売り出したところとても好評だったため、他の同業者から真似されました。

そこで古猗園の店主は他の同業者に真似されないように技術を加えることにしました。具を大きくして皮を薄くし「古猗園南翔小籠」として販売したところ有名な饅頭になりました。南翔小籠と呼ばれていたのが現在の小籠包という名前となっています。

熱々のスープを愉しむ

小籠包の最大の特徴と言えば皮の中に入っているたっぷりの熱いスープです。最大の特徴でもあり小籠包の魅力でもあります。火傷しないようにスープを冷ますことはしますが、完全に冷めた状態で食べても小籠包の良さは味わえません。蒸したての熱々のものを箸でつまみ、火傷しないように気をつけつつレンゲを使ってスープを味わいましょう。

豚皮の煮凝りがスープの正体

小籠包には元々スープが入っていると思っている方もいるかもしれません。最大の特徴であるアツアツのスープは元々はブタの皮を煮込んで冷やした肉皮凍というゼラチンを豚の挽肉に混ぜ込んだものでした。

現在では多様化されており、鶏のゼラチンを使ったり豚皮や牛骨、サメの軟骨を加水分解で加工した食用ゼラチンを使うものもあります。ゼラチンが高温の蒸籠の中で蒸されると溶けてアツアツのスープになります。スープが入っているのではなくゼラチンが溶けたものがスープになります。

小籠包のマナー

小籠包を食べるときに気をつけたいマナーを見ていきましょう。自宅で作って食べるのならマナーを気にせず好きなように食べることができます。ですが、外食時にお店で食べる場合にはマナーを意識して食べた方が恥ずかしい思いをすることはないでしょう。

せいろから取り皿に移す

日本でもマナーがあるように、中国料理でもマナーがありますので意識したほうがいいでしょう。取り皿が用意されていますので、自分が食べる分をせいろから取り出してお皿に移して食べましょう。

スープを飲んでから食べる

直接かじりたくなるかもしれませんが、小籠包は先にスープを味わうのがマナーですのでレンゲの上で小籠包の皮を破ってスープを味わいましょう。直接小籠包を吸ってもいいですが、レンゲの上で皮を破ってスープを出す方法が簡単でしょう。

スープを飲んだあとに皮と具を食べます。小籠包のメインは具と思われるかもしれませんが、メインはスープですのでこぼさないように食べるようにしましょう。スープを先に味わうというマナーは直接かじりついて火傷しないようにという配慮の意味もあります。

スープを先に味わうのがマナーですので、レンゲから肉汁をチューと吸ってもいいですし、難しい方はレンゲを使いましょう。

食べる時に皿を持たない

お皿の大きさにもよりますが、日本ではお皿を持って食べることも多いです。ですが、中国料理ではお皿を持つことはありません。

取り皿があった場合にはいろんな料理で同じ皿を使うこともありますが、中国料理では料理ごとに取り皿を変える必要があります。お皿は店側の方がさげてくれますのでそのままで大丈夫です。違う料理と同じ皿を使わないようにしましょう。

レンゲの持ち方

レンゲにも持ち方があり、間違った持ち方をしている方も多いかもしれません。レンゲをスプーンのように持っているという方は間違いです。正しいレンゲの持ち方は、レンゲの溝に人差し指を入れて柄の部分を親指と中指で挟むようにして持ちます

スープを飲むときは右手に持って使い、汁物料理が出てきた際は箸を右手でレンゲを左手で持って食べます。中国料理ではほとんどの食器は手で持つことはマナー違反ですので、汁物の料理はレンゲをお皿代わりにして食べるようにしてください。

小籠包の本場中国での食べ方

小籠包の本場中国ではどのように食べられているのでしょうか?先程は中国料理のマナーや食べ方を紹介していきました。続いては本場中国での食べ方にどのようなものがあるのか紹介していきます。

タレにつけてレンゲに乗せる

小籠包を優しく箸でつまんでからそっとタレにつけます。小籠包は皮が薄いので箸でつまむと破れそうですが、ひねってある閉じ目の頂点部分をつまむと破れにくいです。そのまま箸で食べるとメインのスープが溢れてしまいますし、口の中に直接入れると火傷する恐れがありますのでレンゲを使いましょう。

レンゲに乗せて食べることで、スープが溢れてもレンゲが受け止めますのでスープが無駄になりません。

箸で穴をあけスープを出して飲む

小籠包の食べ方で紹介した方法と同じく、本場の中国でもレンゲの上に小籠包を乗せて箸で割り、スープを出して食べる方法もあります。レンゲに乗せた小籠包を箸で割るか、かじりついて皮部分に穴をあけましょう。破れた部分からジューシーでアツアツなスープが溢れてきます。

アツアツなまま口に入れると火傷する恐れがありますが、スープを先に飲むことでスープも味わえますし火傷の恐れもありません。

千切り生姜を乗せて食べる

小籠包に薬味を乗せても美味しいです。千切り生姜を上に乗せて食べるとジューシーなスープやお肉の脂の味をさっぱりさせてくれます。大きな中国料理店だと小籠包と一緒に出てくる場合もありますが、小さいお店ではタレと一緒に自分で用意する場合もあります。

いろんな薬味がありますが、小籠包と一緒に合わせる薬味では生姜が一番合うでしょう。小籠包の濃厚な味を生姜がさっぱりとさせてくれますので何個でも食べられるような気がしてきます。

小籠包のその他のおすすめの食べ方

ここまで小籠包の食べ方のマナーや本場中国での食べ方を紹介していきました。他にも小籠包の食べ方がありますので、最後にその他のおすすめの食べ方を紹介していきます。火傷をしないようにスープを先に飲むことには変わりありません。焼き小龍包の食べ方についても見ていきましょう。

スープを飲んでからタレをつける

レンゲの上で皮を破りスープを出して飲む方法、本場中国ではタレにつけてレンゲに乗せる方法がありました。先にレンゲの上で小籠包の皮を破ってアツアツのスープを出して飲み、その後タレにつけて食べる方法もあります。

スープを飲むときには冷まして飲みきり、残った皮と肉は箸でつまんでタレにつけてからそのまま口の中に運びましょう。

台湾式の焼き小籠包

小籠包は小さい肉まんのような形をしたものでした。焼き小龍包はたこ焼きのような見た目をしています。台湾では焼き小龍包のことを生煎包ということもあるようです。食べ方については焼き小龍包も小籠包と同じように食べて大丈夫です。

レンゲの上に焼き小龍包を乗せて先にスープを味わいましょう。スープを味わったらそのままかじりついて食べて大丈夫です。蒸している小籠包と違う点は、焼き小龍包は焼いているので皮に香ばしい風味が加わります。

小籠包は熱々が一番美味しいタイミング!

小籠包はせいろで蒸されてアツアツになっています。アツアツが美味しいもののそのままパクリと食べると口の中を火傷してしまう恐れもあります。せいろからお皿に取り出して、レンゲの上で皮を破りスープを味わいましょう。

猫舌という方は特に気をつけて食べましょう。そうでない方も小籠包はとにかく熱いので、火傷に気をつけて冷ましてから食べるようにしましょう。小籠包の正しい食べ方や中国料理のマナーはなかなか知っているという方もいないでしょう。本来のマナーを守って食べることでより一層美味しく食べることができるでしょう。

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