2019年05月18日公開
2024年09月15日更新
フルグラは栄養豊富で健康にいい?栄養不足を解消する朝食向けフルグラは?
フルグラは栄養豊富で朝食にぴったりの人気商品です。2011年にカルビーのフルグラが登場して以来、若い女性を中心に継続的に人気があるフルーツグラノーラ「フルグラ」は、ビタミンやミネラルなど1日に必要な栄養素がたっぷりと入ったバランスの良い食品です。美容と健康に良いフルグラですが、よりバランスよく朝食に食べるならフルグラでは不足している栄養素を違う食品で補うなど工夫が必要です。本記事ではフルグラがもつ栄養成分を解説し、不足する栄養素を補うためのおすすめの食べ方について紹介しています。
目次
朝食で摂るべき栄養素と理由
1日の始まりは健康的でバランスのよい朝食でスタートしたいものです。発売以来人気が続いているフルグラは炭水化物やビタミン類、豊富なミネラルをバランスよく含み、日本人が不足しがちな栄養素を補えるとあって、朝食にもぴったりの食品です。
本記事ではフルグラの栄養成分を解説し、フルグラでは不足している栄養素をどのように補えばいいのかおすすめの食べ方について紹介しています。
まずは、健康のために朝食で摂るべき栄養素について各栄養素ごとにチェックしてみましょう。バランスの良い食事をとる上での参考にもしてください。
炭水化物
朝食で摂るべき栄養素として第一にあげたいのは炭水化物です。炭水化物はご飯や麺、パンなどのでんぷん質に含まれている栄養素です。人間の脳はブドウ糖を消費して活動しています。炭水化物が不足すればエネルギー源もなくなり、健康的な活動ができなくなってしまいます。
たんぱく質
朝食で摂るべき栄養素、二つ目はたんぱく質です。たんぱく質は肉や魚、たまごの他、牛乳にも多く含まれている栄養素です。たんぱく質は筋肉や臓器を作り、栄養素を体中に運ぶという役割があります。またたんぱく質は体の体温をあげる機能があるため、不足すると低体温の原因となっていまいます。
ビタミン
各種ビタミン類もまた、朝食で摂るべき栄養素と言えます。野菜やくだものに多く含まれているビタミン類は健康的なからだを維持するのにさまざまな機能をもっています。ビタミン類が不足すると体に活力がつかなくなり、ブドウ糖をエネルギーに変換しにくくなるといった悪い影響が出てしまいます。
ミネラル
朝食で摂るべき栄養素、最後に紹介するのはミネラルです。ミネラルもビタミンと同様体のさまざまな調子を整える機能があり、健康を維持する上で大切な栄養素です。ひじきやわかめなど、和食食材に多く含まれており、食生活が洋食化されている現代日本人には不足気味と言われています。
フルグラの栄養価と健康効果
続いて本項ではフルグラの栄養価と、それぞれの栄養素がもつ健康効果について解説していきます。フルグラを販売しているカルビーの公式サイトによると、フルグラを朝1食分食べるだけで、1日に必要な1/3のエネルギーを摂取できると記載されています。
フルグラは朝食として必要十分なエネルギーをもち、また、日ごろ不足しがちな鉄分やビタミンなど健康に必要な各種栄養成分が多く含まれています。フルグラを食べて健康的な朝食をとりませんか?
鉄分
フルグラに含まれている栄養素と健康効果について、まずは鉄分についてチェックしてみましょう。成人が1日に必要な鉄分の量は11gから13gと言われています。鉄分は貧血を予防する上で大切な栄養素であり、特に女性は多くの鉄分が必要であり、若い女性は不足しがちです。
鉄分が不足すると頭がクラクラとしてきて注意力や記憶力の低下を招きます。活動が始まる朝一番に鉄分をしっかりと摂ることができれば、頭もスッキリと活力も湧いてくるでしょう。
フルグラ1食分は50gで、食べる時には牛乳やヨーグルトをかけて食べます。例えばフルグラ50gと牛乳200mlで朝食をとった場合、公式サイトによれば摂取できる鉄分は5gです。忙しい朝のフルグラ朝食1杯だけで、1日に必要な鉄分の半分を摂取でき効率的です。
上の参考画像を見てください。1日に必要な栄養素のうち、鉄分10gを摂取するためには納豆7パックや、豚レバー85gなど、日常的な食事で摂るにはなかなか難しいという印象を持った人も多いのではないでしょうか?この点フルグラなら、牛乳やヨーグルトをかければ効率的に鉄分を手軽に補給することができ大変便利です。
ミネラル
フルグラに含まれている栄養素と健康効果について、続いてはミネラルをチェックしましょう。先に紹介した鉄分もミネラルの一つですが、他にも、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどがミネラルの種類です。ミネラルという栄養素はどのような健康効果が望めるのでしょうか?
ミネラルはそれぞれの種類ごとに働きは多少異なりますが、どの栄養素も体の調子を整える機能があります。たとえばカルシウムは丈夫な骨づくりには欠かせない栄養成分で、カリウムは体内の水分バランスを正常に整える栄養素です。
フルグラにはどんなミネラルが含まれているか紹介しましょう。牛乳200mlをかけてフルグラ50gを食べた場合、カルシウムは17mg、カリウムは134mg、ナイアシン3.7mgを摂取することが可能です。
ミネラルは体内で生成することができない栄養素のため、必ず食品などから摂る必要があります。体内の働きを円滑するためにも、栄養素ミネラルの摂取はバランスよく行いたいものです。
ビタミン
フルグラに含まれている栄養素と健康効果、続いてはフルグラに含まれているビタミン類についてチェックしてみましょう。
エネルギーを代謝するためには欠かせない栄養素ビタミンB群や、アンチエイジングや抗酸化作用が注目されている栄養素ビタミンA/C/E、そして骨の形成を助ける栄養素ビタミンDはフルグラにはどれくらい含まれているのでしょうか?
フルグラに含まれているビタミンは、ビタミンAが150μg、ビタミンB1が0.34g、ビタミンB6が0.34mg、ビタミン12が0.67μg、ビタミンDが1.67μgです。
体の調子を整える栄養素であるビタミン類はそのほとんどが体内では生成されません。そのため、食品などで補う必要があります。不足すると欠乏症となり、健康的な生活に影響を及ぼすので積極的に摂りたい栄養素です。
食物繊維
フルグラに含まれている栄養素と健康効果について、最後に紹介する栄養素は食物繊維です。カルビーの公式サイトによればフルグラ一食分に含まれている食物繊維は、なんとバナナ4本分に相当するそうです。
食物繊維は腸内環境を整え、便秘症状の改善や、肥満予防に役立つ栄養成分と言われています。また、食物繊維を積極的に摂ることでスムーズな代謝が促され、女性にとっては美肌効果が望めるなど嬉しい健康効果が期待できます。
フルグラに含まれている食物繊維は4.5gです。これらの食物繊維はフルグラの材料であるオーツ麦や玄米といった穀物のほか、ベリー類などのドライフルーツにも多く含まれています。
成人が1日に必要な食物繊維の量は17~19g程度と言われていますから、フルグラを摂取することで必要量の約1/4を摂ることができる計算となります。一般的な朝食で多く摂るのが難しい栄養素ですから、フルグラを活用して朝食に食物繊維をしっかり摂るのもおすすめです。
フルグラの種類
発売以来人気が続くフルーツグラノーラ、フルグラは美味しさにこだわり、栄養にこだわって作られてきました。現在ではもっともベーシックでシリアルブランドのなかでは売り上げナンバー1を誇る「フルグラ」を始め、さまざまなフレーバーの姉妹品が販売されています。
今回はフルグラの種類について、それぞれの特徴と栄養面での違いなど、フルグラ公式サイトの情報を元にまとめてみました。栄養満点のフルグラを食べて健康的な朝食をとりましょう!
フルグラ
香ばしく焼き上げた玄米とオーツ麦をベースに、甘酸っぱい自然な甘さを生かしたドライフルーツのアクセントが美味しい、もっともポピュラーな商品が「フルグラ」です。
グラノーラの味付けはプレーンであり、なかのドライフルーツにはいちご、りんご、パパイヤ、レーズン、かぼちゃの種が入っています。特筆すべき栄養素としては鉄分と食物繊維が多く含まれており、なかでも鉄分は1日の必要量の半分をとれるとあって、鉄分不足に悩む人にはおすすめのフルグラです。
コンビニ以外の店舗においては、一番少ない量で50gの個包装タイプから800gの大袋タイプまで販売されています。
フルグラ糖質オフ25%
フルグラで栄養バランスのとれた朝食をとりたいけれど、糖質量が気になるという人におすすめなのが「フルグラ糖質オフ25%」がおすすめです。
グラノーラ生地には豆乳を使い、トッピングのドライフルーツにアーモンドを使用することで従来のフルグラよりも糖質を25%オフすることに実現しました。甘さが控えめなのも特徴のフルグラです。
アーモンドの香ばしさが飽きのこない味で、甘さ控えめでもおいしく食べられる糖質オフ食品として注目されています。糖質制限ダイエットをしている人や、フルグラの甘さが苦手な人にもおすすめです。
フルグラチョコクランチ&バナナ
大人だけでなく子供も大好きなチョコレートとバナナの組み合わせが美味しい「フルグラチョコクランチ&バナナ」を紹介しましょう。
オーツ麦と玄米、それにライ麦などの穀物を丁寧に焼き上げてグラノーラにし、コクのあるチョコクランチとバナナをトッピングしたフルグラです。グラノーラが苦手な人にも食べやすい味わいで、普段グラノーラを食べ慣れない子供にもおすすめです。
栄養面では、ベーシックなフルグラと比べ糖質量が多いのが若干の欠点で、フルグラチョコクランチ&バナナ1食あたりの糖質量は31.4gあります。糖質制限をしている人は1日にトータルで摂取する糖質量をしっかりと確認しながら食べる必要があるでしょう。
フルグラリッチテイスト
「フルグラリッチテイスト」はクリスマスシーズンなど、特別な時期に数量限定で販売されてるフルグラのシリーズ品です。
参考画像右側の「フルグラリッチテイスト」は過去に販売された商品で、トッピングのアーモンドが通常品の2.5倍量入り、はちみつキューブがアクセントとして入るなど、味わいも栄養面でもワンランクアップしたフルグラになっています。
画像左側の「フルグラリッチテイストトロピカル」はドライフルーツに入っているパッションフルーツが2.5倍、ココナッツチップ、マンゴーが1.5倍とトロピカルフルーツがたっぷり入っているのが特徴です。
どちらも2018年の12月中旬から販売された特別仕様のフルグラです。クリスマスシーズンになったら新しいフルグラが販売されていないか店頭でチェックしてみてはいかがでしょうか?
フルグラお豆とおさつ黒蜜きなこ味
「フルグラお豆とおさつ黒蜜きなこ味」は期間限定で販売されているフルグラです。グラノーラの味がプレーンではなく、コクのある黒糖きなこ味に焼き上げられています。また、黒豆とさつまいもをトッピングして上品な甘さが特徴の秋冬仕様のフルグラです。
フルグラくるみ&りんごメープル味
「フルグラくるみ&りんごメープル味」は香りゆたかなメープル味のグラノーラに、食感がおいしいクルミとりんごがトッピングされたフルグラです。どこかキャラメルのような香ばしい味わいも新鮮です。通常のプレーンなフルグラに飽きたときには、一度試してみてはいかがしょうか?
フルグラだけでは不足する栄養と補給できる食品
各種栄養素がバランスよく含まれているフルグラですが、フルグラを食べるだけでは不足する栄養素があるのを知っていましたか?本項ではフルグラだけでは不足する栄養成分と、それを補給できる食品に焦点を当て紹介していきます。
ビタミンC
フルグラだけでは不足する栄養素、まずはビタミンCに注目しましょう。フルグラには多くのビタミンが含まれていますが、ビタミンB群やビタミンDが中心でビタミンCは含まれていません。
フルグラにはドライフルーツが入っているのにどうして?と意外に思う人もいるかもしれませんが、実は生のフルーツはドライフルーツにするとビタミンCはほとんどが失われると言われています。
このため、不足するビタミンCを補給するべく、フルグラに生のフルーツを組み合わせて食べるのがおすすめです。
たんぱく質
フルグラだけでは不足する栄養素、次に注目したいのはたんぱく質です。たんぱく質は肉や魚、たまごなどに含まれる栄養素ですが、フルグラ自体にはほとんど含まれず、牛乳やヨーグルトをかけてたんぱく質を補う形となります。
牛乳やヨーグルトをかけて食べる以外に、朝食であればたまご料理やソーセージ、ハムなどを付け合わせて食べるのはいかがでしょうか?特にたまごは良質なアミノ酸を摂取できるのでおすすめです。
脂質
脂質もまた、フルグラだけでは不足がちな栄養素です。とはいえフルグラ1食分あたり脂質は7.9gであり、現代人の食生活は脂質を多く摂りがちと言われていますので、そこまで気にする栄養成分でもないのかもしれません。フルグラの朝食で脂質を補うならソーセージやチーズなどで補給するのはいかがでしょうか?
塩分
フルグラ1食分50gに入っている食塩は0.2gです。成人の1日に必要な塩分摂取量の5%程度であり、不足している栄養素と言えます。ただし塩分についても脂質同様に、現代人は外食や加工食品などでむしろ過剰摂取が問題になっている栄養素ですので、無理に朝食で補給する必要はないでしょう。
塩分とは逆にフルグラに含まれている糖質は8gとやや多めです。糖質の過剰摂取は肥満をもたらし、成人病の原因にもなりますので、1食分の量を守ってフルグラを食べることが重要です。
フルグラを使ったバランスの良いおすすめ献立
本項ではフルグラを使った健康的なバランスの良いおすすめの献立、レシピを紹介しています。簡単にすぐできて朝食におすすめのレシピから、パーティーにもおすすめできる見映えのするレシピまでピックアップしました。
グラノーラ入りアボカドのサラダ
- アボカド(1/2個)
- 無糖ヨーグルト(50g)
- フルーツグラノーラ(50g)
- はちみつ(大さじ1)
- アボカドを皮を破らないようにくりぬく
- 全てを混ぜ合わせ、アボカドに盛り付けたら完成
フルグラを使ったバランスのよいおすすめの献立、こちらは「グラノーラ入りアボカドのサラダ」のレシピです。アボカドの皮を器にしたおしゃれなレシピで、パーティーやおもてなしにもおすすめのサラダです。
きなこ黒蜜ヨーグルトフルグラ
- フルグラ(好きなだけ)
- ヨーグルト(大さじ2)
- きなこ(たっぷり)
- 黒蜜(適量)
- 牛乳(好きなだけ)
- フルグラを大きめのマグカップにいれる
- ヨーグルト、きなこ、くろみつをかけ、最後に黒蜜をかけて完成
フルグラを使ったバランスの良いおすすめの献立、こちらは「きなこ黒蜜フルーツグラノーラ」のレシピです。マグカップに入れていくだけで簡単にできるレシピなので、朝食にもピッタリです。フルグラは黒蜜きなこの和風の味付けとも意外と相性が良く、おすすめです。
フルグラプディング
- たまご(2個)
- 砂糖(大さじ1)
- 牛乳(300㏄)
- フルーツグラノーラ(80g)
- ボウルに卵を割り、砂糖を入れよく混ぜる
- 1に牛乳を加え混ぜ、耐熱容器に流し入れる
- フルーツグラノーラを2に加え混ぜ、500wのレンジで4分30秒加熱して1分そのままおく
- 冷蔵庫で冷やしたら完成
フルグラを使ったバランスの良いおすすめの献立、こちらは「フルグラプディング」のレシピです。材料を混ぜて耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱するだけの簡単レシピで、おなかが空いたときのおやつにもおすすめです。レンジでの加熱は足りないようなら加熱を30秒プラスして様子をみてください。分量は2人分です。
マシュマロとフルグラで作るシリアルバー
- 大豆プロテイン(50g)
- ドライクランベリー(80g)
- 油(30g)
- マシュマロ(110g)
- フルグラ(115g)
- キッチンペーパーをバットに合わせて型をとって敷いておく
- グラノーラとプロテイン、ドライフルーツを合わ混ぜる
- 温まった鍋に油を入れ、マシュマロを弱火で溶かしていく
- マシュマロが溶けたら2を入れ、マシュマロにからめていく
- 用意していた1のバットに4を流し入れ、柔らかいうちに上からキッチンペーパーをのせ押し広げる
- キッチンペーパーを外してととのえたらラップをして冷凍庫で15分冷やす
- 両面にプロテインをまぶしてくっつかないようにし、適当にカットして完成
フルグラを使ったバランスの良いおすすめの献立、こちらは「マシュマロとフルグラで作るシリアルバー」です。プロテインを使っているので筋力作りをしている人にもおすすめのレシピです。
マシュマロを溶かす時は固くならないように弱火でゆっくりと溶かすようにしましょう。一度作っておけば食べたい時にさっと食べられるため、忙しい日の朝食にもおすすめです。
フルグラにプラスαして栄養バランスのとれた朝食を
フルグラは健康に良い栄養成分をバランスよく含んだ食品です。忙しい日の朝食でも牛乳やヨーグルトをかけてフルグラを食べれば、不足しがちなビタミン類やミネラルなどの微量栄養素のほか、たんぱく質に炭水化物など体を健康的に維持するのに必要な栄養素をしっかりと摂取することができます。
今回はフルグラが持っている栄養成分の詳細について紹介するとともに、フルグラでは補いきれない栄養素をどのようにして摂取、補給すべきかを特集しました。フルグラを活用して栄養満点の健康的な朝食をとりましょう!