風邪の時にアイスがいいって本当?食べたくなる理由と注意点を解説

風邪を引いた時、引き始めは喉が痛くて上手く飲み込めない、熱が出るとだるい、といった理由で、食欲が落ちてしまうこともあります。また、熱が有ると冷たい物を口にしたくなることもあります。本格的な風邪になってない時は、体力や抵抗力を奪われないよう、栄養たっぷりな食事が良いと言います。栄養があって冷たい食べ物と言えば「アイスクリーム」がありますが、風邪の時にアイスを食べてもいいのか?身体を冷やしてしまわないのか?でも栄養はあります!色々な観点からアイスがおすすめ出来る食べ物かどうかぜひお教えしましょう。

風邪の時にアイスがいいって本当?食べたくなる理由と注意点を解説のイメージ

目次

  1. 1風邪の時にアイスがいいのは本当?
  2. 2風邪の時にアイスがおすすめな理由
  3. 3風邪の時にアイスが食べたくなる理由
  4. 4風邪の時のアイスの注意点
  5. 5風邪の時にアイスについての口コミ
  6. 6風邪の時のアイスは注意点を考慮して

風邪の時にアイスがいいのは本当?

寒い季節にインフルエンザや風邪などにかかり、具合が悪くなると食欲が無くなりがちですが、皆さんはそんな時、何を食べますか?ほとんどの人がお粥と答えるのではないでしょうか?お米はほとんどの家庭にあると思いますし、お粥は消化も良く、噛まなくても食べられることから体調不良時や喉の痛いときの定番とされています。

ですが、何も食べられないほどではないけれど、喉の痛いときにはうどんやおかゆを食べるのもつらく感じる時があります。そんな時、アイスがおすすめだと言う事を知っていますか?一見風邪を悪化させてしまいそうなアイスですが、実際のところ風邪を引いている時にアイスは良いのかどうか、風邪とアイスの関係についてまとめてみました。

水分とエネルギー源が必要

風邪を引いた時に、水分とエネルギー源は必須です。スポーツドリンクやミネラルを含む果物、ゼリーが理想的です。

熱が出ると、体内の熱は汗となって体外に排出されるので、体は水分不足になります。体の機能をスムーズに働かせるために水分は欠かせないので、全く食べられない時でも、水分だけはまめに補給しましょう。あえて水分を取り、汗をかき、体内の熱を放出させ、早く熱を下げるためにも、水分は取ると良いでしょう。

エネルギー源とミネラルも補給したいので、真水や白湯だけでなく、できれば果物やスポーツドリンク、ゼリーなども交えましょう。

タンパク質も必要

熱が出ている時は、体力が奪われ消耗します。そんな体力的ストレスを回復させるために、食欲が回復したらタンパク質を含むお米やうどんで、梅干しを乗せたおかゆや温かいうどんなど、のど越しの良いものから食べはじめると良いでしょう。

喉がまだ痛いときは、アイスが良いです。原材料の乳、卵に含まれるタンパク質、砂糖の糖分はエネルギー源に、卵に含まれるビタミンB1タンパク質の代謝に欠かせない栄養で、体調不良時の栄養補給や子どもの成長にも役立ちます。

バニラアイスクリームがおすすめ

アイスと言っても種類がありますが、特にバニラアイスクリームはおすすめです。バニラの香りは癒し効果があり、風邪による嫌な気分を減らす効果をもたらしてくれます。

またバニラには、「バニリン」という芳香成分が含まれていて、鎮静作用やリラックス効果があります。他にも、抗菌・抗ウイルス作用もあり免疫力を上げ、風邪やインフルエンザが流行する時期の前からバニラアイスを食べると風邪、インフルエンザ予防にもなると言われます。

アイスクリームはNGという意見も

解熱鎮痛薬や風邪薬の主成分であるアセトアミノフェンが胃の中で糖分と混ざると糖分と薬が吸着してしまい、熱が下がらず、痛みが引かなくなる。

 風邪の時はケーキ、アイスクリーム、サイダーなどの糖分を多く含む炭酸飲料はNGなのだ。また、アスピリンやイブプロフェンは胃を荒らしやすい成分。胃に刺激を与える食材(にんにくや唐辛子)と一緒に飲むと、胃がむかついたり、痛みが走ったりすることがある。

風邪を引き、病院に行って薬をもらうとき、必ず服用についての説明を受けると思いますが、服用時間は注意しても、食事の内容で注意をされることはないと思います。しかし薬は非常にデリケートなもので、一緒に取る食べ物によっては「毒」に化ける場合もまれにあります。

複数の薬を服用することで、薬同士の効果が消えてしまったり、逆に効果が必要以上に強まってしまう場合があることは知られていると思いますが、薬と食品間でも発生する場合があります。上記の引用文のように、風邪の時はケーキ、アイス、炭酸飲料は絶対NGと書かれています。

風邪の時にアイスがおすすめな理由

風邪に時にどんな対処が必要なのか、アイスがおすすめ出来るのか、理由をいくつかお話してきましたが、この他にも風邪に時にアイスをおすすめ出来る理由があるのかどうかお話していきたいと思います。

必要な栄養素が摂取できる

アイスについてお話をします。普段、アイスと呼んでいる方が多いと思いますが、法的には、製品に含まれる乳固形分乳脂肪分の量で分けられていて、正しくはアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスの3つに分類されています。

乳固形分は乳製品の中の水分以外の部分のことで、乳固形分に含まれる脂肪分が乳脂肪分で、バターやクリームになる成分を指します。それ以外の乳固形分は無脂乳固形分と言い、いわゆる脱脂粉乳などがこれにあたります。

アイスクリーム「乳固形分」15%以上のうち「乳脂肪分」8%以上で、アイスミルクは「乳固形分」10%以上のうち「乳脂肪分」3%以上で牛乳と同じくらいの栄養分を含んでいます。最後にラクトアイスは「乳脂肪分」3%以上のものを言います。アイスクリームは、甘くて美味しいだけではなく、立派な栄養食品です。

アイスクリームには、原料である牛乳由来のタンパク質やカルシウム、卵由来のビタミンやミネラル類が含まれ、風邪で食欲がない時、体力消耗時の栄養補給にぴったりのおすすめ食品です。また糖分は素早くエネルギー源となってくれますし、補助的なエネルギー源として活用できます。

喉が痛い場合にも食べられる

喉が炎症を起こしており、痛みがあるという事です。そんな時は温めるのがいいので、一見冷たいアイスクリームは不向きに思いますが、喉越しがよく冷たいので炎症を抑えられます。炎症を起こしていると何を食べても刺激になることがあるので、そんな時こそアイスクリームが食べやすいでしょう。

バニラの香りがリラックス効果

アイスの定番と言って思い浮かぶのはバニラアイスかと思いますが、バニラビーンズの甘い香りはなんだか優しい幸せな気分にさせてくれます。バニラビーンズの甘い香りは「バニリン」という成分で、このバニリンはリラックス効果をもたらしてくれます。風邪を引いて辛い気持ちを、少しでも和らげることが出来ます。

この効果はバニラビーンズそのもののみならず、オイルやエッセンスでもあるなので、アイスの他にも、枕元にアロマを焚いたりしてバニラを使用してみるのも良いでしょう。

薬と混ぜて子供に与えやすい

粉薬はもちろんの如く、錠剤にしても、小さな子供はたいてい薬を飲むのを嫌がります。親は悪戦苦闘しながら飲ませようとしてみるものの、やっと飲んでくれたと思っても吐いてしまったりなど苦労が絶えません。そんな時にもアイスは子供に薬を与えるときにおすすめです。

冷たくて甘いアイスは、薬の苦みや舌に残るざらつきを和らげてくれるため、最近では小児科の先生の中でもアイスでの飲ませ方を推奨しているようです。ですが、念のため実際に行う際は主治医や薬剤師に確認を取ってから行いましょう。

また、冷たくて口の中で溶けるアイスは、食欲が低下している時や、食事の量が減った時の栄養補給手段として取り入れやすい食品です。適度なとろみがあって誤嚥(ごえん)しにくいため、固形物を飲み込むことが大変になった高齢者にもおすすめです。

おすすめのアイスクリーム

風邪を引いたときの一推しフレーバーがバニラです。さきほど、バニラにはリラックス効果があることはお伝えしました。この他にも、バニラビーンズには抗菌作用や抗ウイルス作用があるため、熱が下がり回復傾向にある時や、病み上がりだけれどまだ無理は禁物といった状態の時におすすめです。クセもないのでお子様も食べやすくて良いですね。

また、チョコレートには、免疫力を高めてくれるポリフェノールが豊富に含まれていますし、チョコレートのほのかな苦みと甘みが薬の味を消してくれるため、子供がなかなか薬を飲んでくれないときにもおすすめです。大人でしたらチョコレートでもカカオ含有率が高いダークなものの方がベターでしょう。

できるだけ良質な素材から作られた、添加物の少ないアイスクリームがおすすめです。カボチャやホウレンソウなどの野菜を使ったβカロテンが含またものや、豆乳がベースのものもあるので、風邪で体が弱っているとき、体に優しい材料のアイスを選ぶとよいでしょう。

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風邪の時にアイスが食べたくなる理由

風邪を引いた時に、色々な食べ物がある中で、アイスが食べたくなるのは何故なのでしょうか?理由を探してみましょう。

喉越しがいい

ひんやりとした食感が特徴で口腔内で溶ける性質のアイスクリームは、食欲が低下している時や、のどが痛い時の栄養補給手段として取り入れやすい食品です。適度なとろみがあって誤嚥(ごえん)しにくいため、固形物を飲み込むことを苦痛に感じる高齢者にもおすすめです。

体をクールダウンしてくれる

お風呂上りに冷たい飲み物を飲みたくなったり、アイスやゼリーなどを食べたくなったりしませんか?風邪で熱が上がり、頭もぼんやりしているとき、これらの食べ物は熱で火照った体をクールダウンさせてくれることから風邪を引いたときに無性に食べたくなるのだそうです。

食欲がなくても食べやすい

普段は何気ない食事も、風邪を引いて寝込んでいる時は、噛むことや飲み込むことが苦痛で、食欲はないけれど、アイスやプリン、ゼリーであれば食べられるという方も多いと思います。色々と説明をしてきましたが、これらが風邪の時にアイスが食べたくなる理由でしょう。

風邪の時のアイスの注意点

風邪の時でも、アイスを食べても良いことはお話してきましたが、やはり注意しなくてはいけないことももちろんあります。ここでは注意する点をお話していきます。

注意点①体の冷え

熱が無くても、喉が痛かったりして、食欲が出ない時に、アイスを食べることは良いですが、体を冷やす効果があるため、気を付けましょう。体を冷やし過ぎることで、風邪の治りを長引かせたり、時には悪化させてしまう事があるかもしれません。食べ過ぎて体を冷やし過ぎないよう十分気を付けてください。

注意点②胃腸からの風邪の場合は避ける

胃腸風邪(胃腸炎)は鼻や喉だけでなく、胃腸にまで風邪ウイルスが入り込んで起こるため、刺激の強い食べ物を食べると、余計胃に負担をかけて症状が悪化してしまいます。お腹を下している場合は、冷たい食べ物は避けましょう。

またアイスは消化が悪いと言われ、こういった点でも胃腸への負担になるので、胃腸風邪(胃腸炎)の場合はアイスを控えた方が良いでしょう。

注意点③熱が上がり気味の時は避ける

熱が上がっている途中は、体を保温しなければいけません。にもかかわらず、体を冷やしてしまうと、体内の細胞が風邪ウイルスと戦うのを妨げてしまい、風邪が長引いてしまったり、場合によっては悪化してしまう可能性があります。

アイスは体を冷やす効果があるので、熱が上がりきった後なら体温を下げやすく楽になりますが、熱の出始めや悪寒があるような、熱があがり続けているタイミングでアイスのような冷たい食べ物を摂るのは逆効果なので控えた方がよいでしょう。

注意点④風邪薬や鎮痛剤との併用は避ける

解熱鎮痛薬や風邪薬を飲んだ後にアイスを食べると、薬によって異なりますが、体を冷やしてしまうことで体内の細胞が風邪ウイルスと戦っているのを邪魔してしまう可能性があります。ですが、これは薬によって異なるので、処方箋の場合は主治医に、市販の風邪薬の場合は薬剤師に確認してみると安心です。

注意点⑤食べ過ぎに注意

これはアイスに限ったことではなく他の食べ物に対しても言えますが、いくら栄養価が高かったり、様々な効果が期待できたとしても「食べ過ぎ」は良くありません。風邪を引いている時のアイスなら尚更です。

アイスの場合、食べ過ぎると体を冷やしてしまうほか、消化が良くないため便秘や胃の不調を引き起こしてしまったり、様々な可能性が考えられます。風邪を引いてるときの食事は食べられるものが偏ってしまいがちなですが、適度な量にとどめておきましょう。

風邪の時にアイスについての口コミ

先にお伝えしてあるように、「風邪の時はお粥よりアイスの方が良テレビでもい」と言っていたようです。特に喉が痛いときは、アイスだと喉の痛みも楽ですし、栄養もあるので嬉しいことですが、喉の痛みが治まったらお粥など消化の良い物を食べるようにしましょう。

やはり高熱が出ると冷たい物を口にしたくなります。気分が悪く吐いてしまう時でも、アイスに限らず食べられるものを食べるのは大事です。アイスが食べられるときは、同じアイスの中でも、栄養価の高い、種別がアイスクリームのものをを選んで食べるようにしましょう。

同じアイスの中でも、アイスクリームを選んで食べるようにしましょう。プリンを食べていた方もいるようですが、材料は牛乳や卵などさほど変わらないので、喉に痛みが無く食べられるようであればプリンでも良いでしょう。それ以外にも、ゼリーやヨーグルトも風邪の時におすすめできます。

風邪の時のアイスは注意点を考慮して

スプーンですくうバニラアイスクリーム

風邪を引いて吐き気や下痢と言った症状になった場合、無理に食事するのはやめましょう。かといって、何も食べないと、体力を取り戻す事が出来ないので、まずアイスクリームを食べて効率的にカロリーを摂取しましょう。

薬を飲むために胃に何かを入れなければならない場合や、喉が痛くて食事が取れないなど、どうにもならない時は仕方ないですが、あくまでもアイスは嗜好品なので、食事の代わりとしてではなく補助的に取るようにしましょう。

風邪の時期になる前からバニラアイスクリームを食べていると風邪予防になります。バニラアイスクリームは風邪になる前も、風邪になってしまった後も、食べると良い嗜好品です!

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