ふきのとうの天ぷらの作り方!カラッと揚げるコツは?レシピ7選を紹介
ふきのとうの天ぷらの作り方はアク抜きなどポイントを押さえておけばとても簡単です。ふきのとうの苦味や甘みを最大限に楽しむには天ぷらがおすすめです。今回は誰にでも挑戦しやすいふきのとうの天ぷらの基本的な作り方、からっと揚げるコツなどを紹介します。知っていそうで知らないポイントが盛りだくさんです。また、天ぷらのアレンジレシピも紹介するので参考にしてください。春を味わうことのできる「ふきのとう」を堪能しましょう!
ふきのとうの天ぷらは春の味覚!
ふきのとうは日本最古の野菜と言われており、昔から日本人に親しまれてきた山菜です。苦味が特徴で食物繊維やカリウムが豊富に入っており栄養満点な食材で、特に天ぷらにして食べられることが多いです。
2月頃から旬になってきて、春に最高な旬を迎えます。ハウス栽培などで年中食べることはできるのですが、自然で採れたふきのとうを食卓に並べてみましょう。特に天ぷらはふきのとうの味を楽しむことのできるおすすめの食べ方です。美味しい旬のふきのとうの天ぷらを食卓にならべて是非味わってみましょう!
ふきのとうの天ぷらの基本の作り方
ふきのとうの天ぷらは下処理など手順が重要です。ここでしっかりと下処理をしましょう。ここではアク抜きなど下処理から揚げる段階までふきのとうの天ぷらの基本的な作り方を紹介します。簡単なレシピになっているので参考にしてみてください。
ふきのとうを下処理する
自然で採れたふきのとうには土をはじめゴミが多くついていることがあります。なので、水で流す程度ではなくきちんと綺麗に洗いましょう。また、天ぷらにの変色を防ぐためにも基本的な下処理をしましょう。
まずは、大きめのボールまたは鍋に水をはり、その中にふきのとうをつけておきます、たっぷりの水に浸すのがポイントです。
そして、黒い部分(根本)から包丁を入れ一皮だけむいていきます。この黒い部分は食べてはいけないということではなく、酸素に触れ黒くなってしまった部分です。しかし、天ぷらの料理の出来映えなどを考えると取り除いておいた方がいいでしょう。あまり切りすぎるとバラバラになるので気をつけましょう。
その処理が終わったふきのとうから、綺麗な水にまたつけていきます。そして注意することは、ここでしっかりと水分を取り除くことです。天ぷらを揚げる時に水分が残った状態によってふやけてしまいます。揚げる時に水分が残っているとその分長く揚げなければなりません。そうするとその場で水分を弾こうとすることになり焦げやすくなります。
また揚げる時に油が飛んでやけどを負うおそれが起こります。ここではしっかりと水気を取っておきましょう。これでふきのとうの下処理は完了です。
ふきのとうに衣をつける
衣の作り方は小麦粉2に対してお水3です。(お好みで卵を少量入れてもOK)上手に衣を作るコツはしっかり混ぜるのではなく少しダマがあるぐらいがベストです。ここが重要なポイントになります。混ぜすぎると粘りがでてふやけてしまいますので注意しましょう。
そして、衣をつけていくのですが、その前にふきのとうの葉に小麦粉をハケや茶こしなどでまぶしておきましょう。(手でまぶしてもいいです。)この時ふきのとうがつぼみのままで閉じていたら、葉を広げて隅々まで小麦粉をまぶしておくのがポイントです。
そして、最初に作っておいた衣をふきのとう全体につけて170度ぐらいの油で揚げていきます。
ふきのとうをじっくり揚げる
天ぷらを揚げる時に、初心者の人でやりがちな作り方で、急いで揚げてしまうことがあります。しかし、ふきのとうの天ぷらを美味しく作りたいならじっくり揚げることが作り方のコツです。じっくりと揚げることによってサクッとカリッとふんわりした食感に仕上がります。
170度の油でじっくりを揚げていきましょう。その時にあまり触らないのが、天ぷらを美味しく作るコツです。衣が美味しそうなきつね色になって箸でついてみてカラッと軽く感じたらサッと上げます。
ふきのとうは天ぷらならアク抜き不要!?
ふきのとうは天ぷらだからアク抜きが不要というわけではありません。通常ふきのとうはアクが少ない山菜ですので、アク抜きはどのふきのとうの料理でもあまりいりません。
しかし、空気に触れ続けるとアクが強くなってしまうという性質がふきのとうにはあるため、アク抜きが必要であるアク抜きが不必要であるという話があるのです。
ですから、天ぷらかどうかではなくそのふきのとうが採れたてなのか採ってから時間が経っているのかで、アク抜きの必要性を判断しましょう。
基本、スーパーなどで購入したふきのとうは収穫してから時間が経っていると判断してアク抜きをした方が無難といえます。近所の山で採った場合などは汚れを水で洗い流す程度でアク抜きする必要はありません。黒くなっていたら採りたてでもアク抜きした方がいいでしょう。
ふきのとうの天ぷらをカラッと揚げるコツ
ふきのとうの天ぷらの作り方として、下処理や衣の作り方など重要なことはあるのですが、やはり天ぷらなので揚げ方が一番重要です。ここではふきのとうの天ぷらを上手に揚げるコツを紹介します。少し手間に感じてしまうかもしれませんが、重要なコツなので是非参考にしてください。
揚げる前にふきのとうの水分をとる
出典: https://note.mu
ふきのとうの天ぷらが、カラッとサクッと揚がるには、ふきのとうの表面の水分をしっかりとることが大事です。水分が残っていると揚げる時に水分を飛ばそうと長く揚げなくてはなりません。そのために焦げてしまったりしてしまいます。また衣が、水分が残った状態によってふやけてしまいます。
そして油が、水分ではねてやけどを負う原因となり、注意が必用ともなるので怠らずにしっかりと水分をとりましょう。
衣をつけすぎない
出典: https://note.mu
カリッとサクッと揚げるには、衣をつけすぎないようにします。また衣自体もあまり混ぜすぎないようにします。少々ダマがあったくらいがちょうどいい状態です。かまわずにざっくりと混ぜます。混ぜすぎると粘りがでてふやけてしまいます。なので注意しましょう。そうすれば火の通りをよくし、美味しく揚がります。
中温でじっくりと揚げる
出典: https://note.mu
170度の中音で蕾を、下にして火の通りにくいところを中心に慌てずじっくりと揚げます。カラッと仕上がりを良くするためには、あまり低い温度にしないようにします。低い温度だと、カラッとならないのでしっかりと注意が必用です。目安は、天ぷらの衣を鍋の油に落とし一旦底まで沈んですぐに浮かび上がってくる感じです。
170度の温度を保つようにしましょう。また一度にたくさんのふきのとうを入れすぎないようにしましょう。油の温度を下げることになりますのでこれも注意が必用です。ふきのとうを揚げるタイミングは、泡のつぶがなくなるまで待って、箸でつっついてカラッとした感じが軽くなったら、揚げるタイミングになります。
ふきのとうの天ぷらレシピ
ふきのとうの天ぷらのレシピを簡単な方法から一風変わったレシピまで幅広く動画付きのものも含めて紹介します。全部で7つのレシピを紹介しますが、どれも簡単ですぐにでも作れるレシピばかりなのでこのレシピを是非参考にしてみてください。
失敗しらず!天ぷら粉を使ったふきのとうの天ぷら
- てんぷら粉
- ふきのとう
- 油
- 鳥の肉
- ふきのとうを綺麗にしっかりと洗う。
- コツのいらない天ぷら粉に漬けて170度で揚げる。
- 付け合せに鳥のステーキを塩コショウで焼く。
コツのいらないてんぷら粉を使うことで、失敗が少なくカリッとしたふきのとうの天ぷらを作れることができます。天ぷら粉の調合は材料はシンプルながらも失敗することが多いので、初心者の方は是非てんぷら粉を使ってみましょう。
サクサクが最高なふきとうの天ぷら
- ふきのとう10個分
- 小麦粉50g
- 片栗粉大さじ1
- 冷水80cc
- 氷3個
- ふきのとうを丁寧に綺麗にする。
- スーパーのものはたっぷりの水に10分くらい漬けアク抜きをする。
- 軸のところを少しカット、切りすぎるとバラバラになるので注意する。
- 茶こしなどで小麦粉をふりかける。
- 氷3個衣に軽く漬け170度でサッと揚げる。
- つぼみから入れ、30~40秒したら裏返して20秒して上げる。
ふきのとうの天ぷらをサクッと揚げるコツは、冷水で衣を作ることです。氷も2~3個いれます。衣を冷やす事によって温度差でサクッカリッと揚がります。衣を混ぜる時は、お箸を使って数回混ぜるだけにして混ぜすぎないようにします。混ぜすぎると粘りがでてふやけてしまうので注意しましょう。
春色が綺麗なふきのとうと桜えびのかき揚げ
- ふきのとう4個
- 桜えび5g
- 小麦粉カップ1/2
- 片栗粉大さじ1杯
- 冷水1/3
- 溶き卵大さじ1杯
- ふきのとう桜えびを綺麗に洗う。
- 場合によってはふきのとうをたっぷりの水に10分ほど漬けアク抜きをする。
- ふきのとうと桜えびをよく水切りをする。
- 小麦粉と片栗粉、溶き卵に冷水を入れて軽く混ぜる
- ふきのとうと桜えびをじっくりと揚げる。
- お箸で突いて火が通ったら上げる
ふきのとうと桜えびの、かき揚げの作り方として冷水で溶き卵と小麦粉、片栗粉を混ぜる事によって温度差ができ、サクッとふんわり揚がります。綺麗にふきのとうと桜えびのかき揚げを揚げるコツは、クッキングシートの上に乗せて揚げることです。油に入れた時バラバラになりません。
桜えびを入れることで色味が鮮やかになり見た目もよくなるし、食感もさらにサクッとして香ばしさも増すので天ぷらに飽きたなという人におすすめのレシピです。
ふきのとうとベーコンの天ぷら
- ふきのとう適量
- ベーコン適量
- 天ぷら粉適量
- 揚げ油適量
- ふきのとうは洗ったら半分に切ります。この時ふきのとうの葉を開かず閉じたまま切るのがコツです。
- ベーコンを巻いて爪楊枝で止める。
- 衣をつけて高温であげる。
下味をつけていないので、揚げたあとに山葵塩やカレー塩など味付の塩をかけると美味しくいただけます。工程が少なく忙しい時間でもパッと作ることができとても便利です。ふきのとうの苦味が苦手という人でもベーコンの味やカレー塩を使うことでカモフラージュできるのでおすすめです。
優しい食感が魅力なふきのとうとフリッター
- ふきのとう8個
- 塩適量
- カレー粉少々
- 抹茶少々
- 天ぷら粉1/2カップ
- ベーキングパウダー小さじ1
- 片栗粉大さじ1
- 卵1個
- 炭酸水1/4
- 塩少々
- 水で洗いながら汚れを落とす。その時少しふきのとうの葉の部分を開いておくのがポイント。
- 天ぷら粉、ベーキングパウダー、片栗粉、卵、炭酸水、塩を全てボウルに入れザックリと混ぜ合わせる。
- 約170度の油でキツネ色になるまで揚げたら完成。
- お好みでカレー粉や抹茶をつけるのがおすすめ。
天ぷら粉を使うより優しい口当たりで、食べやすいレシピになっています。カリッと感よりもふきのとう本来の苦みや旨みを堪能したい人におすすめです。また、ふきのとうの苦味を押さえたいという人はカレー粉や抹茶などで味を変えることができるので、飽きるこなく楽しめるレシピにもなっています。
山菜同士で相性抜群!タラの芽ふきのとうの天ぷら
- タラの芽4個
- ふきのとう4個
- しそ(大葉)4枚
- 天ぷら粉40g
- タラの芽のはかまを削ぎ落とす。
- ふきのとうの黒い部分を削ぎ落とす。
- タラの芽とふきのとうをしっかりと綺麗に洗う。
- 天ぷら粉に軽く漬けじっくりと揚げる。
- 箸でつっついて軽くなったらサッと上げます。
タラの芽のはかま(付け根の黒い部分)をしっかり取ることとふきのとうの黒い部分を、取ることによって苦味をとり美味しくいただけます。また天ぷら粉を使うことによって、初心者でも失敗しないで優しい口当たりとサクッとタラの芽とふきのとう、大葉を楽に揚げられます。
天ぷらを初めて作るという人は是非天ぷら粉を使うと失敗しにくいので試してみてください。
新玉ねぎとの相性抜群!新玉ねぎとふきのとうのかき揚げ
- ふきのとう4個
- 新玉ねぎ1/2個
- 人参1/4本
- 溶き卵大さじ2杯
- 薄力粉1カップ
- 冷水2/3カップ
- 氷2個
- ふきのとうを綺麗に洗う。
- 新玉ねぎと人参は薄切りにするが太めにする。
- 衣に冷水と氷を入れて冷やす。
- 冷やしたボウルに溶き卵を入れて軽くかき混ぜる。
- 溶き卵を入れたボウルにふきのとうと新玉ねぎ、人参を浸す。
- 油を160度~170度に熱してふきのとう新玉ねぎ人参をかためたものを入れる。
- しっかりと触らずに固まるまできつね色になるのを確認して揚げる。
- きつね色になるのを待って上げる。
レシピにおいて冷やした衣に浸した事によって、サクッとカリッとふきのとうと新玉ねぎがとても美味しくいただけます。さらにここでは美味しくいただけるコツとしては固まるまで揚げる時に触らないでおくことです。くずれたりふわっとした食感に仕上がるためです。
ふきのとうの天ぷらで春を味わおう!
スーパーで買ったり外食したときに食べたりすることはあっても、ふきのとうの天ぷらを自分で作るのは難易度が高いと思っている人も多くいるでしょう。しかし、今回紹介した基本的な作り方と揚げるコツを押さえておけば簡単にふきのとうの天ぷらを作ることができます。
ふきのとうは春ならではの食材なので、この時期旬なふきのとうの天ぷらに挑戦してみてください。食卓に並べるだけで春満開な食事になるはずです!今一番美味しい旬のものを家族や友人と楽しみましょう!
また、ご自身で作ってみて美味しかったら、周りの友人にすすめてみたりして、みんなで春ならではの楽しみを増やしてみてもいいかもしれません。是非ふきのとうをお楽しみください。