ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)とは?特徴・成分や使い方を解説

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を知っていますか?ヒマラヤが産地の美しい岩塩のことですが、優れた効果効能があると話題です。そこで今回はヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)にスポットを当て「ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)とは?特徴・成分や使い方」について解説しています。ピンクソルトの気になる味やおすすめレシピ、さらにはヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)以外の岩塩の種類についても紹介しています。地球上最高の塩と言われるヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の魅力に迫りましょう。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)とは?特徴・成分や使い方を解説のイメージ

目次

  1. 1ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を使ってみたい!
  2. 2ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の特徴
  3. 3ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の成分と効果効能
  4. 4ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)以外の岩塩の種類
  5. 5ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)のおすすめの使い方
  6. 6ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)のおすすめレシピ
  7. 7ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を色々な用途で活用しよう!

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を使ってみたい!

地球上最高の塩と言われるヒマラヤ山脈原産の「ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)」を見たことや聞いたことがあるという方はいますが、どんな使い方をしたら良いのか詳しい人は少ないと思います。実はヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)は最高の塩と言われるだけに、優れた効果効能があるとされ、さまざまな用途で親しまれています。

そこで今回は、ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)に着目し「ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)とは?特徴・成分や使い方」を解説します。岩塩の魅力を存分に知って、活用法やレシピ料理に至るまでマスターしましょう。
                                                                        

 

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の特徴

まず最初に、ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)とは何かの特徴について紹介します。原産国はどこでどんな製造工程を経て日本に輸入しているのか、ピンクソルトの色の謎や味についても詳しく解説しています。

原産国

ヒマラヤ岩塩とはパキスタン、ネパール、チベット、インド産の岩塩の総称です。その中でもヒマラヤ岩塩の原産地はヒマラヤ山脈に繋がる、パキスタン最大の巨大ソルトオレンジから採取しています。

岩塩とはその名の通り、岩から採れる塩のことで地殻変動で海底が隆起し、海水が陸上に閉じ込められた状態で水分が蒸発したことで出来上がった、まさに天然な塩分の結晶になります。大昔の海水で出来た塩なので、人間の手によって汚されていないため、海洋汚染の心配もない岩塩です。

ちなみに、日本では岩塩の地層がないため採掘することができません。ですので、ヒマラヤ岩塩がこうして輸入され、人々の目に留まり始めたのもここ最近のことです。その間、ヒマラヤ岩塩は長い年月を経て現代にも現存していることに歴史を感じさせてくれます。

製造方法

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の製造方法は、ヒマラヤ山脈が連なる岩塩層から採掘したヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)をパキスタンの工場にて直輸入されたものが、近年日本でも手に入るようになりました。ブロックのままのものや料理ソルト用に細かくしたものなど、さまざまな大きさのものがあります。

特に料理用ソルトで使われる薄紅色に輝くピンクソルトは、不純物のない色のきれいなものだけを選別するこだわりぶりです。甘みのあるまろやかな岩塩は、太古の地球からの贈り物です。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)のきれいなピンク色は着色料ではなく、全てが天然の色で出来ています。採掘された岩塩に含まれている鉄分が発色してこのようなピンク色になっているのだそうです。

また、塩の結晶の格子数やが岩塩に含まれる硫黄および含有量などの作用により、ヒマラヤ岩塩にはピンク色したピンクソルトの他に赤色や青色、黄色や紫色、黒色などさまざまな色や特徴があります。なかでもパキスタン産のピンク色の岩塩は「ヒマラヤピンク岩塩」と現地では呼ばれ、広く愛されています。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)は自然が育んだ天然の岩塩を原料としているので、ナトリウムの他に84種類もあると言われているミネラル成分や、鉄分、カルシウム、カリウムなどの微量元素も含まれています。

味の方は塩分のとがった味ではなく、味わい深い旨みが楽しめます。日本で売られている一般の食塩と比べてみると、まろやかでほんのり甘みがあります。ミネラルを多く含んでいるので料理に使うと角の取れた優しい味になり、食材の旨みも増す特徴があります。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の成分と効果効能

ここからは、ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の成分と効果効能について紹介します。ヒマラヤ岩塩にはミネラルが種類多く含まれていることから、一般的な食塩よりも優れた効果効能があります。その特徴を順にみていきましょう。

ナトリウム

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の効果効能では、ナトリウムが含まれています。ナトリウムの特徴は血圧を正常なバランスに整える効果があります。しかし、一般的に塩は高血圧を招く原因として認識がありますが、これは大きな誤解です。確かに市販の食塩は精製や漂白された結果、殆どが塩化ナトリウムで構成されているため、高血圧を招く原因です。

しかし、ヒマラヤ岩塩のような天然塩は人間の体液と同じミネラルの数とバランスを保っているため、体がミネラルを分解し、吸収する時間がより短くなります。つまり、高血圧を招くどころか逆に血圧を正常なバランスに保つ効果に優れています。

ただし、ナトリウムの摂りすぎは高血圧症や心不全、肝硬変や腎臓病などの体の不調や病気を誘発する恐れがあるので、気を付けましょう。厚生労働省の発表によると、ナトリウムの食事摂取基準は1.5gなので、基準値をしっかり守った上で、摂り入れましょう。

ミネラル

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の効果効能に、先ほどから紹介のあった84種類の「ミネラル」が種類豊富に含まれていることが分かりました。添加物や化学薬品などを全く使われずに出来ているので、「世界で一番ミネラルを含んでいる塩」という人もいるくらいです。

純粋なピンクの岩塩であれば鉄分やマグネシウム、カリウムなどが豊富で肝臓や腎臓などの働きを助けてくれて、体の中に溜まった毒素を排出する効果が期待されます。

カルシウム

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の効果効能は他にもあり、カルシウムが含まれています。日本の食塩に比べてカルシウムは約1.7倍も多くあります。食用のピンクソルトを使うと、カルシウムが摂れます。成長期の子供や骨粗しょう症予防に調味料からカルシウムが摂れるのは嬉しいです。

カリウム

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の効果効能、最後はカリウムになります。特徴は細胞の浸透圧を維持している他、心臓機能や筋肉機能の調節、神経刺激の伝達、細胞内の酵素反応の調節などの働きをしています。カリウムでは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中へ排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)以外の岩塩の種類

ここからは、ヒマラヤ岩塩以外の岩塩の種類や特徴について紹介します。主にヒマラヤ山脈の鉱山が多いですが、中には他の鉱山の一部しか採掘できない岩塩もあるので紹介します。

赤色(ルビーソルト)

赤色(ルビーソルト)は、ヒマラヤ山脈から採掘された古来の天然ミネラルを種類豊富に含んだ100%天然の岩塩です。13種類のミネラル成分の中には、鉄分やカルシウム、ナトリウムなど、ピンクソルト同様の栄養成分と効果効能があります。

青色(ブルーソルト)

青色(ブルーソルト)ドイツの一部で採掘できます。また、世界でも希少なサファイアブルーの岩塩はイラン南部のペルシャ地方で採掘されたものもあります。サファイアブルーを料理に使うと、強くシャープな味で、洋食向きです。肉類や癖のある食材を美味しくするので1つあると重宝します。

黒色(ブラックソルト)

黒色(ブラックソルト)はヒマラヤ山脈で採掘された100%天然の岩塩です。ブラックソルトに含まれるミネラルは一般的な食塩より種類豊富です。また、ブラックソルトはミネラルや鉄分などの成分の他に硫黄の匂いがするので、天然バスソルトに利用すれば、自宅で簡単に温泉気分が味わえるのでおすすめです。

また冬は冷え性に、夏はクーラーで冷えてしまった体を優しく温めてくれる特徴があります。

黄色(イエローソルト)

黄色(イエローソルト)は世界的にも珍しく、ヒマラヤ山脈のある一部の鉱山しか採掘できません。産出量のとても少ない天然岩塩です。他の岩塩と比べても一番まろやかな食味とコクが特徴です。大手通販サイトなどでも購入できます。手に入ったら料理にぜひ使ってみて下さい。

紫色(パープルソルト)

紫色(パープルソルト)は、主に石鹸や入浴剤に加工される岩塩ですが、食用としても販売しています。酸化還元作用があり、非常に抗酸化作用が強く、アンチエイジングに効果がある塩と言われています。色んな種類のソルトでも紫で色が濃いのが特徴で、色が濃いほど抗酸化力が高くなります。

パープルソルトは独特の味があり、ブラックソルト同様に硫黄の匂いがします。しかし独特の匂いがするソルトでも、加熱料理に使えば全く問題ありません。香りが飛んで硫黄臭さはなくなります。また、入浴剤に使うとブラックソルト同様に、温泉気分が味わえるので、おすすめです。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)のおすすめの使い方

ここからは、ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)のおすすめの使い方について紹介します。ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)は食用だけでなく、バスソルトなどビューティー部門でも人気が高く、女性に熱い支持を受けています。また、インテリアにも映えるソルトランプとは何か?興味をそそるようなものばかりなので必見です。

食用

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)はミネラルがたっぷりあるので、料理の味を引き立ててくれます。食材に溶け合うようにマッチするヒマラヤ岩塩は、世界各国でさまざまな料理に形を変えて愛用されています。例えば、オリーブオイルと岩塩や岩塩とこしょう、少量ビネガーで作るドレッシングも美味しいです。

また、天ぷらのつけ塩にしたり焼き魚やステーキ肉にひとふりするだけで魚や肉の味わいを引き立てます。最近ではミル付きの容器でいつでも挽きたてを楽しめるヒマラヤ岩塩が大手スーパーや輸入食材店、大手通販サイトでも購入が可能なので、早速ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の味を確かめることが可能なので、ぜひ揃えてみて下さい。

入浴時のバスソルト

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を用いて、入浴時のバスソルトの使い方を紹介します。ヒマラヤ岩塩にはシミやシワに効く抗酸化作用発汗作用があるので、入浴時に使うと高い効果が得られます。また、84種類ものミネラルが含まれているので体に必要なミネラルが摂取でき、代謝をアップさせる効果が期待できます。

その他にも体に悪い老廃物を出してくれるデトックス効果保湿効果があるので、風呂釜に浸かりながら美肌を目指すことができるので、女性に人気のソルトで注目されています。また、体の浄化もしてくれるので入浴だけで心身ともにリラックスできる効能があります。

また、ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)には薬効効果も期待できます。ヒマラヤ岩塩が血流に溶け込みやすくなるので筋肉をリラックスさせたり、血流が良くなるので血圧を下げる効果もあります。ヒマラヤ岩塩を入れたお風呂はミネラル成分をそのまま供給できるのでアトピー改善にも高い効果が得られます。

ヒマラヤ岩塩は水道水に含まれているカルキを中和させる効果があります。カルキは皮膚に悪影響を及ぼすと言われているので、ヒマラヤ岩塩を入れることによって水質が変わり、肌がしっとりやわらかくなります。ただし、塩分が浴槽や配管のダメージを考えて毎日の使用は避け、入浴後は早めにお湯の栓を抜きましょう。

鼻うがい

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)は呼吸器系に効果的で、鼻炎や鼻づまりにはお湯と混ぜて鼻うがいすると解消されます。体のPhバランスを整えてくれるので、体をアルカリ性に変えて体調や肌を整えてくれます。

最初は躊躇しがちな鼻うがいですが、慣れると簡単で気持ちが良いのでおすすめです。鼻うがいキットは大手通販サイトで購入でき、使い方なども記載しています。

石鹸や歯磨き

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)の入った石鹸で体を洗うと、発汗作用により新陳代謝が良くなります。肌に直接擦り込む形になるので肌が引き締まる上にぽかぽかして湯冷めしないなどの効能があります。他には歯磨き効果も期待できます。

もともと日本では歯磨き粉がなかった江戸時代までは塩で歯を磨いていました。各メーカーの歯磨き粉の中でも塩の粒々が入ったものが売られていました。ですので、塩を使って歯磨きは何ら不思議な話ではありません。特に岩塩は殺菌効果があり、歯磨きとして使うことで口内を清潔にすることができ、口臭予防になります。

歯磨きとしての使い方は、食用の細かな粒子状の岩塩を歯ブラシに付けて磨くだけなので、とても簡単です。外出先で歯磨きがきちんとできなくても岩塩を指に付けてそのまま手で磨いたりうがいするだけでも効果があるので、持ち運んでも良いでしょう。

ソルトランプ

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を使ったソルトランプを知っていますか?日本ではあまり一般的ではありませんが、ヒマラヤ岩塩の塊をくり抜いてランプにしたものです。内部にはハロゲンランプが備え付けられ、岩塩の持つ淡いオレンジに明かりが灯されて、何とも幻想的な雰囲気になります。

使い方はソルトランプを点灯するだけで、一気に部屋にあたたかみができ、やわらかい明かりに包まれます。同じ模様のものがないことから、1点ものとして人気を集めています。使用する岩塩の色を変えればまた雰囲気や明かりの強さも変わってくるので、好みのランプを見つけて下さい。大手通販サイトでも購入できます。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)のおすすめレシピ

ここからは、ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)のおすすめレシピを紹介します。どれもヒマラヤ岩塩をかけるだけなど、簡単なレシピばかりなのでぜひ試して下さい。簡単なレシピは下記の通りです。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を使った「ふりふりポテト」

  • じゃがいも 5個
  • サラダ油 フライパンに2cmくらいの量
  • ピンクソルト 好みの量
 
  1. じゃがいもの皮をむいて、好みの大きさに切ります。
  2. フライパンにサラダ油を入れ、熱したところで1のじゃがいもを入れて揚げます。
  3. 揚げたてのフライドポテトにピンクソルトを振りかけて出来上がりです。

フライパンで揚げたフライドポテトにピンクソルトを振りかけただけの簡単なレシピです。塩加減は味見しながら決めると良いでしょう。好みで青のりもかけると風味がさらに増して美味しいです。子どもにはケチャップを添えても良いです。材料もかからず手軽にできて美味しいレシピなのでぜひ参考にして下さい。

鶏手羽元のヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)焼き

  • 鶏手羽元 好みの本数で
  • ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト) 好みで
 
  1. 鶏手羽元は骨にそって切り込みを入れて火を通りやすくしておきます。
  2. フライパンに1の鶏手羽元を皮を下にして並べて中火で両面焼き色がつくまで焼きます。
  3. ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を全体にふりかけ、美味しそうな焼き色がついたら裏に返します。
  4. 7~8分焼いて水分が飛んだら完成です。

鶏手羽元のヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)焼きのレシピです。手羽元がなければもも肉でも大丈夫です。蓋をして蒸し焼きにすることで生焼けを防ぎます。塩加減は好みでかけます。とても簡単レシピなので、ぜひ試てみて下さい。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を色々な用途で活用しよう!

今回は、ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)とは?特徴・成分や使い方を解説しました。ヒマラヤ岩塩は一般の食塩よりもミネラルが豊富で、さまざまな効果効能があることが分かりました。食用だけでなくバスソルトなど、どれにおいても素晴らしい成分を体の中に取り込めることが大事です。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を使ったレシピも、振りかけるだけの簡単なレシピを紹介しましたが、手作りドレッシングの塩をピンクソルトにしたり、普通の食塩からピンクソルトに変えて味の変化を楽しむのも良いでしょう。皆さんもヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を上手に使いこなして下さい。
                                                                                                                                                                                                                      

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