岩塩の使い方・効果について調査!普通の塩との違いや使い分けは?
よくステーキなどに添えられているお塩・『岩塩』。何気なく食べていますが、普通の塩と岩塩の違いって一体どんな点が挙げられるのか知っていますか?また、岩塩のおすすめの使い方や効果、普通の塩との使い分けとは…?今回は、岩塩について徹底調査してみました。

目次
ステーキなどでよく使われている岩塩。


料理には様々な調味料が使われていますが、そんな多くの調味料の中でも特に使用頻度が高い調味料が『塩』です。ひとくちに『塩』と言っても、作り方や使用されている原料によって種類は異なります。そんな種類が複数ある塩の中でも、よくステーキなどに添えられている塩が『岩塩』です。
岩塩って普通の塩とどんな違いがあるの?


一般的に家庭で使われている、多くの塩は『海塩』と呼ばれる塩です。この、『海塩』と『岩塩』とは、一体どのような違いがあるのでしょうか…?まずは、岩塩と普通の塩(海塩)の違いについて学んでみましょう。
岩塩と普通の塩(海塩)の違い
普通の塩(海塩)


まず、私たちが日常的に口にしている普通の塩は『海塩』と呼ばれます。『海塩』はその名の通り海水から採れた塩のことです。海水からとった塩を電気分解して食塩を作る製法・『精製塩』、海から天然塩を採取して太陽と風の力で水分を蒸発させ、結晶化した『天日塩』、釜で塩を煮詰めて作る製法『せんごう塩』などがあります。


海外では海水から採れた塩を塩田において太陽と風の力で水分を蒸発させる『天日塩製法』が主流となっています。日本は海で囲まれた島国ですから、塩の摂取には困らないのですが雨が多く湿度の高いので、『天日塩製法』では上手に塩が作れません。そのため、海水を採取して煮詰めて塩を作る『せんごう塩』が一般的となっています。


精製塩以外の海塩には、『ナトリウム』・『マグネシウム』・『カルシウム』・『カリウム』などといったミネラル成分が豊富に含まれていることが多いです。海塩は溶けやすく、にがりやミネラル分を多く含んだ複雑かつまろやかな味わいが特徴とされています。
岩塩


『岩塩』は、鉱物として産する『塩化ナトリウム(NaCl)』のことです。海底が地殻変動のため隆起するなどして海水が陸上に閉じ込められた、または砂漠の塩湖で湖の水分が蒸発することによって塩分が濃縮し、結晶化したもののことを指します。わかりやすく言ってしまえば、海水が化石化したものです。岩塩は『海の化石』と呼ばれることもあるそうです。


岩塩は鉄分やマグネシウムが豊富に含まれているのが特徴で、ミネラルがあまり含まれていません。また、岩塩は土地ごとの影響を多く受けるため、色や含まれる成分が生産土地によって異なります。そのため岩塩には、淡いピンク色や黄色・紫・黒・鮮紅色などといった様々な色があります。生産土地によって味も異なりますが、一般的には海塩よりも塩辛いものが多いとされています。


世界中で産出される岩塩の約半分は北米・ヨーロッパとされています。特に有名な岩塩が『アンデス岩塩』や『ヒマラヤ岩塩』などです。世界で生産される塩の多くは岩塩なのですが、日本ではほとんど岩塩は採れないと言われています。
岩塩には嬉しい効果がある!その効果とは…?


海塩と岩塩の違いが学べたところで、次に知って欲しいのが岩塩の嬉しい効果です。ただの調味料としか思っておらず、効果を知らないともったいないですよ!では、岩塩には一体どのような効果があるのか、今回は岩塩の中でも特に有名な『ヒマラヤピンク岩塩』でご紹介しますので、さっそく学んでみましょう。
浄化効果


塩には浄化力があり、マイナスエネルギーを浄化する効果があると言われています。また、ヒマラヤはパワースポットとも言われており、ヒマラヤ岩塩は他の岩塩と比べても浄化力が高く、パワーストーンとしてはもちろんのこと、お部屋の浄化や入浴剤としても使えます。
ミネラル補給が簡単にできる


ヒマラヤピンク岩塩は地球上で最もクリーンでピュアなミネラルがぎっしりと詰まった物体と言われています。では、一体どれくらいのミネラルが含まれているのかというと、およそ84種類もの身体に必要なミネラルが含まれていると言われています!これだけ多くのミネラルが簡単に摂取できると健康面や美容面にも嬉しい効果があるのは安易に想像できるでしょう。
鼻炎解消


鼻炎などといった鼻づまりにお困りの際には、ヒマラヤピンク岩塩が活躍します!お湯とヒマラヤピンク岩塩を混ぜて鼻うがいするだけで、鼻炎が解消されると言われています。また、ヒマラヤピンク岩塩は呼吸器系にも効果的と言われているので、喘息などの際にはヒマラヤピンク岩塩を溶かした水でうがいするのがオススメだと言われています。
デトックス効果


ヒマラヤピンク岩塩は人間の体内のミネラルバランスとほぼ同じバランスを保っているため、お風呂に入れたりヒマラヤピンク岩塩を溶かしたお湯を飲むことによって体の中にたまった毒素を排出してくれるデトックス効果があります。
岩塩と海塩の使い分けポイントは?


先ほど岩塩と海塩の違いについては学びましたが、岩塩と海塩の使い分け方って一体どうすれば良いのでしょうか?何か、使い分けのポイントがあるのでしょうか…?お次は、岩塩と海塩の使い分けポイントについて学んでみましょう。
岩塩と海塩の使い分けポイント


岩塩と海塩はどちらも海水からできていますが、作り方が異なるので成分はもちろん、味にも違いが出てきます。例えば、ミネラル分による味の傾向で言えば、『カルシウム』は甘味、『カリウム』は酸味、『マグネシウム』は苦味といった風に感じられます。


また、海塩には『ニガリ』が多く含まれていますが、岩塩は地層の下に長い期間隠れていたため、海水のミネラル成分が一度蒸発してしまっているのでニガリは含まれません。『ニガリ』は肉のタンパク質を凝固させる性質を持っているので、肉には向いていません。そのため、肉料理などには岩塩の方が向いていると言えます。


また、ニガリやミネラルを豊富に含んだ海塩は複雑でまろやかな味わいが特徴なので、和食や魚料理・野菜料理などといった素材の繊細な味わいを楽しむ料理に向いています。クセがなく、ストレートな味が特徴な岩塩はこってりとした肉料理に向いています。
岩塩のおすすめの使い方は?


嬉しい効果がたくさんあり、肉料理にもよく使われている岩塩。そんな岩塩には複数の使い方があるそうですが、おすすめの使い方とは一体どのような使い方があるのでしょうか?最後に、岩塩のおすすめの使い方について学んでみましょう!
岩塩のおすすめの使い方①料理


先ほどもご紹介した通り、岩塩の使い方として最も人気なのがやはり料理です。岩塩は海塩よりはまろやかさや味のコクが少ないストレートな味わいが特徴です。そのため、がつんとした肉料理と相性がよいです!特に、牛肉や羊肉などといった赤肉との相性がよいので赤身部分のお肉を使った料理の際には岩塩を使うのがおすすめです。
岩塩のおすすめの使い方②バスソルト


デトックス効果や保湿効果・抗酸化作用がある岩塩は、バスソルトとして使うのもおすすめです!小さい塊の岩塩なら、お風呂に大さじ1〜2杯程度を入れて溶かして使います。大きめな塊の岩塩ならミルや卸金で擦って小さくして使いましょう。岩塩をお風呂に入れることによって、ミネラルが皮膚を覆い、傷口を癒してくれたり、シワ・シミなどの原因にも効果的です。
岩塩のおすすめの使い方③頭皮マッサージ


岩塩を使った頭皮マッサージも人気が高い使い方です!使い方は、シャンプーに岩塩を混ぜて使ったり、指先に岩塩を取り、濡らした頭皮をマッサージするといった簡単な方法です。岩塩が頭皮の余分な脂を浮かして洗い流してくれます。また、抜け毛予防や頭皮のひきしめ・殺菌作用にも効果的と言われているので頭皮のかゆみ緩和にも期待できるそうです!
岩塩のおすすめの使い方④歯磨き粉代わり


今では歯磨きをする際、当たり前のように歯磨き粉を使っていますが、遠い昔の時代は歯磨き粉がありませんでした。江戸時代には塩で歯を磨いていたともいわれています。そのため、岩塩を歯磨き粉代わりとして使う方法もおすすめです。岩塩には殺菌効果があるので歯磨き粉代わりに使うと、口内を清潔にしてくれたり口臭予防にも効果的だと言われています。
《まとめ》岩塩と海塩の違い・おすすめの使い方・使い分け


岩塩と海塩の違い・おすすめの使い方・使い分け調査まとめのご紹介はどうでしたか?海塩と岩塩は、どちらも海水からできていますが作り方が異なるため、味や含まれる成分が異なります。ですから当然、料理によっても岩塩と海塩は使い分ける必要がありますので、それぞれの塩には一体どのような料理と相性がよいのか頭に入れておくと日々の料理の味がより引き立つはずです。


また、岩塩は料理として使うのはもちろん、その他にもバスソルトや頭皮マッサージ・歯磨き粉としてなどなど…様々な使い方ができます。嬉しい効果も多く含まれる岩塩を日常生活に是非取り入れて、楽しんでみましょう!
