2019年04月03日公開
2024年09月10日更新
グアンチャーレとパンチェッタの違いとは?作り方とレシピ5選も紹介
グアンチャーレとパンチェッタの違いは知っていますか?グアンチャーレもパンチェッタもイタリアンで欠かすことのできないものいなります。豚の肉をどちらとも使っていますが、使われている部位に違いがあります。今回はグアンチャーレとパンチェッタの違いはなんになるのか、自家製グアンチャーレの作り方、グアンチャーレを使ったおすすめの食べ方レシピを紹介していきます。レシピを参考に美味しいグアンチャーレのレシピを作ってみてください。
目次
グアンチャーレとパンチェッタの違いが知りたい!
イタリアンでお馴染みのグアンチャーレですが、パンチェッタとの違いは知っていますか?今回はグアンチャーレとパンチェッタの違い、グアンチャーレの食べ方レシピ5選を紹介していきます。
イタリアンでお馴染みのグアンチャーレ
イタリアンでお馴染みのグアンチャーレですが、どのようなものかまず知っていきましょう。イタリアンでお馴染みのグアンチャーレで使われる部位と味の特徴を見ていきます。
グアンチャーレとは?
イタリアンでお馴染みのグアンチャーレはカルボナーラやアマトリチャーナに使うのに欠かすことができないものになります。ローマ名物のカルボナーラなどはグアンチャーレがないとはじまりません。グアンチャーレは豚でつくられたものになります。
グアンチャーレは豚の頬肉や首の肉を塩漬けにしてから、その後熟成すると完成します。イタリアンで馴染みのあるグアンチャーレの名前の由来は、イタリア語ではほっぺたをグアンチャといいますが、そこからグアンチャーレの名前の由来になったと言われています。
味の特徴
グアンチャーレは脂がたっぷりとのっていて味は濃厚です。魚も頬肉が美味しいですが、豚のグアンチャーレも同じです。頬肉にも脂がたっぷりとあります。
さらに、グアンチャーレの皮の部分には、ハーブなどのローズマリーやセージ、コショウやニンニクがすり込まれていることが多いので風味も味もあります。
グアンチャーレの熟成は9ヶ月以上の豚が使用され、その熟成期間は最低3ヶ月かかります。熟成することで外側はかたくなっていきますが、内側は水分が抜けて味が濃厚になっていきます。
グアンチャーレとパンチェッタの違い
イタリアンの隠し味として使われるパンチェッタはグアンチャーレと同じ使い方をしますので、違いがわかりにくいです。
パンチェッタとは?
グアンチャーレと同じような使い方をされるので違いがわかりにくいもので、パンチェッタがあります。パンチェッタはイタリアンの隠し味として使われます。
パンチェッタの作り方で使われる部位は豚のバラ肉になりますので、グアンチャーレとは豚の使用される部位に違いがあります。豚バラ肉でお腹の部分の三枚肉ともいわれている場所を塩漬けして熟成させたものになります。
塩漬けして熟成するという作り方には違いはありません。パンチェッタはイタリア語でお腹のことをパンチャというのが名前の由来になったと言われています。
燻製されているかどうか
パンチェッタもグアンチャーレと同じくハーブや塩などのスパイスをすり込み熟成をおこなっていきます。熟成させる期間は50日~120日ほどになります。パンチェッタ・アッフミカータというものもあり、熟成後に燻製にしたものもあります。
グアンチャーレ、パンチェッタといっても使用されているハーブやスパイスに違いがあったりしますので、いろんな地方で違ったグアンチャーレやパンチェッタを楽しむことができます。
味の違い
グアンチャーレもパンチェッタも長期熟成しており味が濃厚です。地域によって使われているスパイスなどに違いがあるので、グアンチャーレ、パンチェッタといってもその地方での味を楽しむことができます。
グアンチャーレのほうがパンチェッタに比べて脂身が多くて濃厚なコクや風味があるという違いがあります。
グアンチャーレもパンチェッタも昔から自然な方法でつくられる保存食品になりますので、食品添加物も入っていないという点も嬉しいです。
自家製グアンチャーレの作り方
グアンチャーレは自家製のものをつくることもできます。自家製グアンチャーレに必要な材料と作り方を見ていきましょう。
材料
自家製のグアンチャーレを作るのは難しいと思われてしまうかもしれません。市販でグアンチャーレを手に入れようと思うと販売されているお店がまだまだ日本では限られています。
グアンチャーレの材料は豚の頬肉になりますので、自家製のグアンチャーレもできるのではないかと思われます。自家製のグアンチャーレを作るにも特別な材料や機械は不要ですので、自家製グアンチャーレに挑戦してみてもいいでしょう。
自家製グアンチャーレの作り方レシピで必要になる材料は、豚の頬肉・塩・お好みでハーブのみになります。
作り方
自家製グアンチャーレの材料を用意したら、豚の頬肉に塩を練り込んでから冷蔵庫で1日ほど寝かせます。その後さらに塩を練り込んでからお好みのハーブやブラックペッパーを入れて保存袋で1週間ほど冷蔵庫で保存します。
1週間後に塩抜きをしますので水洗いをしてから1時間に1度水を取り替えるという作業を3回程度繰り返します。タコ糸などを使ってお肉を縛ってから風通しがいい場所で1週間ほど干して乾燥させて完成になります。乾燥してくると脂がでてきますので目安にもなります。
グアンチャーレの食べ方とおすすめレシピ5選!
グアンチャーレの食べ方おすすめレシピ5選を紹介していきます。手軽にグアンチャーレを取り入れることのできるレシピがありますので参考にしてみてください。
カルボナーラ
- A卵黄3個
- Aアシズィアーゴチーズ30g
- A水90cc
- A黒胡椒適量
- 1.6mmパスタ180g
- オリーブオイル大さじ1
- グアンチャーレ80g
- 白ワイン大さじ3
- パスタの茹で汁適量
- Bアシズィアーゴチーズ適量
- B黒胡椒適量
- グアンチャーレは1cmの拍子木切りにしておきます。
- ソースはAの材料の卵黄・水・黒胡椒・アシズィアーゴチーズはすりおろして混ぜ合わせます。
- パスタを7分ゆでておきます。
- フライパンにオリーブオイルとグアンチャーレを入れてからカリカリになるまで炒めましょう。火加減は強火から最後は中火です。
- グアンチャーレがカリカリになったら火をとめて白ワインを入れます。
- フライパンに硬めに茹でたパスタと茹で汁をいれてから強火でパスタに旨味を吸わせていきます。
- 水分がだいたい飛んだらフライパンを火から遠ざけて煽りつつソースを入れて強火でパスタと絡めます。
- ソースが絡んだらお皿に盛り付けてBの材料をふりかけて完成です。
今回の食べ方レシピは3人分になります。食べ方レシピのポイントは、ソースとパスタを混ぜる前にフライパンの中の油と茹で汁、パスタをしっかりと混ぜ合わせておくことです。パスタの小麦粉が溶けてとろみがでることで、さらにとろっとしてクリーミーなカルボナーラの食べ方レシピになります。
グアンチャーレを使った目玉焼き
- 卵2個
- グアンチャーレ80g
- EXオリーブオイル少し
- 黒胡椒少し
- 水少し
- グアンチャーレを薄くカットします。
- フライパンを中火にかけて温まったら薄くオリーブオイルをしいてからグアンチャーレを中弱火で炒めます。
- グアンチャーレが軽く火が通ったら卵を入れて白身が白くなってきたらフライパンを傾けて白身の端に油がくるようにして端をカリカリにします。
- 白身の端が焼けて香ばしくなったらフライパンを傾けて余分な油をキッチンペーパーでとります。
- フライパンの端にスプーン1杯分の水を目玉焼きにあたらないように入れてからフタをして1分弱おきます。
- 黄身が好きなかたさになったらお皿に盛り付けEXオリーブオイルをひとまわしし、黒胡椒を挽いて完成です。
今回の食べ方レシピは1人分です。ベーコンエッグを作る要領でベーコンをグアンチャーレにしてからオリーブオイルをかけるというだけになりますが、普段の目玉焼きの食べ方とは違い、グアンチャーレの脂と香りが美味しさを格段にアップさせてくれる食べ方になります。
グアンチャーレのおつまみ
出典: https://belcy.jp
- グアンチャーレ
- クラッカーやバケットお好み
- グアンチャーレをスライスします。
- お好みでクラッカーやバケットにトッピングして完成です。
とても簡単にできるお手軽な食べ方になります。そのまま食べる際には常温に戻してから食べるといいでしょう。
グアンチャーレのポテトサラダ
出典: https://belcy.jp
- じゃがいも2個
- グアンチャーレ2枚
- 玉ねぎ4分の1
- マヨネーズ適量
- 粉チーズ適量
- 塩適量
- ブラックペッパー適量
- じゃがいもの皮をむいてラップに包み電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。
- 加熱したじゃがいもは粗くつぶして、グアンチャーレは細くカットしてフライパンで炒めます。
- グアンチャーレを炒めているフライパンに玉ねぎも入れてさっと炒めます。
- じゃがいもにグアンチャーレと玉ねぎを入れて調味料で味をつけて完成です。
グアンチャーレのサラダ
出典: https://belcy.jp
- レタス
- プチトマト
- グアンチャーレ
- クルトン
- レタスはちぎってトマトのヘタをとります。
- 水洗いして水気をカットします。
- グアンチャーレは食べやすい大きさにカットしてフライパンでカリッと炒めておきます。
- レタスとプチトマトを盛り付けグアンチャーレとクルトンをトッピングして完成です。
グアンチャーレを自作して料理に使おう!
グアンチャーレは自家製でもつくることができます。グアンチャーレを使ったレシピも多くありますので、参考に美味しいグアンチャーレのレシピを作ってみてはいかがでしょうか?