2019年03月22日公開
2024年09月09日更新
コケモモ(リンゴンベリー)が栄養豊富!クランベリーとの違いや食べ方とは?
コケモモ(リンゴンベリー)というベリーを知っていますか?コケモモはあまりなじみのないベリーかもしれませんが、北欧などではジャムなどの食べ方で楽しまれています。今回の記事では、そんなコケモモ、リンゴンベリーの特徴や栄養素、クランベリーとの違いなどについて紹介していきます。また、コケモモの栽培方法や育て方、おすすめのコケモモ商品なども紹介していきますので、是非チェックしてみて下さい。
目次
コケモモ(リンゴンベリー)を知っている?
みなさんは、コケモモ(リンゴンベリー)というベリーを知っていますか?ブルーベリーやクランベリーなど場有名かと思いますが、リンゴンベリーという名前はあまり聞いたことが無いという方も多いかと思います。ジャムなどにすると美味しい果物のようですが、一体どのようなものなのでしょうか?
今回の記事では、そんな果物、コケモモ(リンゴンベリー)について紹介していきます。コケモモが持つ特徴や栄養素、そしてクランベリーとの違いについて紹介していきます。栽培方法や育て方、おすすめ商品や食べ方などを紹介していきますので、是非チェックしてみて下さい。
コケモモ(リンゴンベリー)の栄養価と美容/健康効果
まずは、コケモモ(リンゴンベリー)が持っている栄養価と、美容、そして健康効果をチェックしていきましょう。ジャムなどにして食べられている果物であるコケモモですが、健康や美容にも良い成分がたくさん含まれています。
コケモモ、リンゴンベリーにはどのような栄養素が含まれており、またどのような効果が期待できるのかをまずは見ていきましょう。
ビタミンA(β-カロテン)
まず、コケモモにはビタミンAが多く含まれています。ビタミンAには抵抗力を強めてくれたり、皮膚などの粘膜を健康に保ってくれるという効果がある様です。β-カロテンは体内に入るとビタミンAに変換されるそうで、ビタミンAの仲間に分類されるのだそうです。
ビタミンE(αトコフェロール)
また、コケモモ、リンゴンベリーにはビタミンEも含まれています。ビタミンEはαトコフェロールなど、8種類の化合物の総称となっています。ビタミンEは細胞の酸化を防いでくれるので老化防止効果も期待出来るようです。
ビタミンC
また、ビタミンCもコケモモ、リンゴンベリーには含まれています。ビタミンCは日焼けを防ぐ作用や、病気に対する抵抗力を強めてくれるという嬉しい効果があります。また、抗酸化作用も期待でき、老化防止などへの効果も期待されています。
ミネラル
また、リンゴンベリーにはカリウム、カルシウム、リンなどのミネラルも多く含まれています。牛乳などでおなじみの栄養素であるカルシウムですが、リンゴンベリーにも含まれている栄養素となっているようです。
αアルブチン
また、あまり聞き馴染みのない栄養素かもしれませんが、αアルブチンという栄養素も多く含まれています。αアルブチンという栄養素は、美白効果がある成分であると厚生労働省から認められている成分であり、美容面での効果が期待できます。
ポリフェノール
また、リンゴンベリーはポリフェノールが含まれており、様々な種類が含まれているというのが特徴となっています。ポリフェノールも抗酸化作用や美肌作用などがある成分となっていますので、こちらの栄養素でも美肌効果が期待できるでしょう。
コケモモ(リンゴンベリー)の特徴
それでは、続いてはコケモモ(リンゴンベリー)の特徴について見ていきましょう。あまり馴染みのなかった果物であったかもしれませんが、知らなかったという方も是非こちらで特徴などをチェックしてみて下さい。
名前の由来
コケモモとは可愛い印象の名前となっていますが、コケモモの由来とはいったい何なのでしょうか?コケモモの由来は、その成長する姿にある様です。
コケモモは地面を這うように成長するのですが、その姿が苔のようであったこと、またつける実がまるで桃のようであるという事から、コケモモという名前になったといわれています。
生育環境
それでは、続いてはリンゴンベリーの生育環境について見ていきましょう。コケモモ、リンゴンベリーは北米や、北欧の森に自生している果物になっています。酸性の土壌を好むという性質があり、痩せ地でも育つという特徴がある様です。
ツルの特徴
コケモモ、リンゴンベリーは名前の由来のところでも少し紹介しましたが、地面を這うようにして枝や葉を延ばしていくという特徴があります。この様子がまるで苔であるという事から、リンゴンベリーはコケモモと呼ばれるようになりました。
花のつけ方
コケモモの花は、釣鐘状となっている、可愛いらしい見た目の花となっています。初夏に花を咲かせ、白色、または淡い桃色の花というのが特徴になっています。
実の見た目
コケモモは「桃」と名前についているのですが、実の色は綺麗な赤色になっています。直径は5ミリから8ミリほどの大きさとなっており、美しくて光沢のある見た目が特徴です。
コケモモ(リンゴンベリー)とクランベリーの違い
それでは、コケモモ(リンゴンベリー)と、クランベリーとの違いについて見ていきましょう。それぞれの特徴をチェックすることによって、コケモモとクランベリーとの違いをチェックしてみましょう。
ツルの伸び方
まずは、つるの伸び方から、リンゴンベリーとクランベリーとの違いを見ていきましょう。どちらも赤い実をつけ、よく似ている両者なのですが、つるの伸び方には違いがある様です。
リンゴンベリーは地面を這うようにして枝葉を延ばしていくという特徴があるのですが、クランベリーの方は、つるを延ばして成長するという違いがあります。
葉の見た目
また、実の見た目がよく似ているクランベリーとコケモモなのですが、葉の見た目もよく似ているのだそうです。ですので、葉の形で違いを見分けるというのは難しいかもしれません。
花
また、リンゴンベリーとクランベリーには、花の見た目にも特徴があります。コケモモの花は釣鐘状になっており、ブルーベリーのような花になっています。
また、クランベリーの花は、花弁がひっくり返っているという特徴があり、シクラメンと似ているのだそうです。実が付いてしまうとよく似ているクランベリーとリンゴンベリーなのですが、花をチェックすれば違いが分かりやすいようです。
味や香り
また、クランベリー、そしてコケモモとどちらも生食にはあまり向かないのだそうです。どちらも生では食べず、砂糖を加えてジャムにして楽しまれることが多いベリーとなっています。
コケモモ(リンゴンベリー)の食べ方
それでは、続いてはコケモモの食べ方について見ていきましょう。コケモモの特徴などを紹介してきましたが、一体どのような食べ方がされているのでしょうか?
生食には向かない
コケモモはかなり酸っぱく、りんごのような酸味を感じるベリーとなっています。リンゴと聞くと美味しそうなのですが、そのまま食べるとかなり酸っぱいと感じる人が多く、生食という食べ方には向きません。ストロベリーやブルーベリーなどは生食で楽しむ場合も多いかと思いますが、コケモモの場合には向かないようです。
ですので、コケモモは生食で食べるよりも、ジャムという食べ方で楽しまれる場合が多いのだそうです。北欧ではコケモモのジャムはかなり一般的なものなのだそうで、北欧雑貨を取り扱っていることでも有名なIKEAでも、リンゴンベリージャムを楽しむことが出来るようです。
パンに塗っても美味しいのですが、ロールキャベツやブラッドソーセージなどの料理に合わせて楽しまれるのだそうです。お肉とフルーツソースととの組み合わせは意外に思われるかと思いますが、こちらの組み合わせは意外に相性が良いのだそうで、おすすめです。
ジャムの作り方
- コケモモ400g
- 砂糖200g
- レモン汁大さじ1
- まず、鍋にコケモモ、砂糖を入れて混ぜましょう。鍋はまだ火にかけないでください。
- 混ぜて水分が出てきたら、火にかけてレモン汁を入れましょう。レモン汁を入れたら20分ほど煮ます。
- 好きな硬さになったら、煮るのをやめましょう。煮沸消毒した瓶に、冷めないうちに入れたら蓋をして冷めたら冷蔵庫に入れて完成となります。
コケモモ(リンゴンベリー)の栽培方法と育て方
続いて、コケモモの栽培方法と、育て方を見ていきましょう。北欧などでメジャーなベリーとなっているコケモモなのですが、どのような栽培方法、育て方が良いのでしょうか?リンゴンベリーを育ててみたいという方は、是非栽培方法をチェックしてみて下さい。
鉢植えか地植え
リンゴンベリーを育て方、栽培方法は鉢植えか地植えで育てるようにしましょう。鉢植えという栽培方法にする場合には、3号鉢に苗1本が目安だそうです。リンゴンベリーは酸性の土を好む性質がありますので、鉢に植えるという栽培方法の際には酸性の土に植えるようにしましょう。
土と水やり
育て方も見ていきましょう。土は、先ほど紹介したように酸性のものを使用するようにしましょう。また、水はけ、そして水持ちとのバランスが良い土を好むのだそうです。もし、土の水はけが悪いという時には、鹿沼土や桐生土などを土に混ぜると良いようです。
また、コケモモは乾燥が苦手なのだそうです。ですので、鉢植えの場合の育て方、栽培方法にしても地植えの場合の育て方にしても、土の表面が乾いてしまったら多めに水をあげるようにしましょう。
基本的にはみずやりは一日に1回で良いのですが、夏はどうしても乾燥しやすくなってしまいますので朝、そして夕方と一日2回水やりをするというような育て方が向いているのだそうです。
日当たり
また、コケモモを育てる際には日当たりの良い場所に置いておくようにしましょう。先ほど紹介した通り、コケモモは乾燥に弱い植物となっているので乾燥したら、たっぷりと水をあげるという点は気を付けて下さい。
肥料
先ほど紹介した通り、コケモモはやせた土地でも良く育つという特徴を持っています。ですので、コケモモを育てるという時にそれほど肥料をあげる必要はありません。
肥料は、3月から5月、そして9月から11月の間に月1回ほどで薄めた液体肥料をあげるだけで十分なのだそうです。
コケモモ(リンゴンベリー)のおすすめ商品
それでは、続いてはコケモモのおすすめ商品について紹介していきましょう。コケモモを使用した商品にもいろいろな商品がありますので、どのような商品があるのかを是非チェックしていきましょう。
ダルボ「ワイルドリンゴンベリージャム」
まず最初に紹介する、おすすめのコケモモを使用する商品はダルボ「ワイルドリンゴンベリージャム」です。こちらの商品は原材料が「コケモモ、砂糖、レモン果汁、ゲル化剤」のみとなっており、しかもゲル化剤は林檎由来となっていますので原材料を気にするという方にもおすすめのジャムとなっています。
また、70%が果肉となっているというジャムとなっており、贅沢な美味しさを楽しむことが出来ます。フルーティーな酸味が特徴のジャムとなっていますのでお肉料理のソースにもピッタリです。日本ではあまり肉とフルーツの組み合わせはありませんが、ぜひ試してみてください。
biokia「リンゴンベリー濃縮ジュース」
続いて紹介する、リンゴンベリーを使用したおすすめの商品はbiokia「リンゴンベリー濃縮ジュース」です。リンゴンベリーのおいしさをダイレクトに楽しむことができる商品となっています。
こちらのリンゴンベリーのジュースは、130%濃縮して、砂糖を加えて飲みやすくしたというリンゴンベリージュースになっています。また、濃厚な美味しさを楽しむことができるこちらのリンゴンベリージュースは、ジュースとして楽しむだけではなくかき氷のシロップなどにも使用出来るようです。
ジュースとして楽しむ際には、リンゴンベリー濃縮ジュース:水=1:3の割合で割るのが目安となっているようです。
「蜂蜜スフレ」
少し変わった食品でコケモモを楽しみたいという時には、こちらの蜂蜜スフレがおすすめです。こちらの商品は、ロシア産のひまわりはちみつと、ドライコケモモを使用したというおすすめ商品となっています。
細かく刻んだコケモモと、蜂蜜とをスフレ状にしたという商品となっており、紅茶との相性も抜群となっているスフレになっています。まるでジャムのような蜂蜜になっており、蜂蜜とコケモモとのおいしさを両方楽しむことができる蜂蜜スフレとなっています。
毎日パンにジャムやバターなどを塗って楽しむという方、毎日楽しむものだから、少し変わったもので楽しみたいという方にもおすすめのスフレとなっています。
コケモモ(リンゴンベリー)ジャムで栄養を摂ろう!
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、コケモモの特徴や、栽培方法、育て方について紹介してきました。コケモモはかなりの酸味が特徴となっているベリーになっていますので生食という食べ方にはあまり向かないそうですが、ジャムなどという食べ方で楽しむのがおすすめです。
ネットショッピングなどでもコケモモを使用した色々な商品を楽しむことが出来ますので、皆さんも是非ジャムなどの食べ方で美味しいコケモモを楽しんでみて下さい。育て方をチェックして、自分で栽培してみるというのもおすすめです。