ケーキの賞味期限は5日?1週間?ケーキの日持ちと保存・解凍のコツ
ケーキの賞味期限は実際にはどのくらいなのでしょうか?実はケーキは種類によって、賞味期限が5日だったり1週間だったりとかなり差があるのです。またケーキの保存方法も種類によって、冷蔵や冷凍など向き不向きに違いがあります。もちろん保存期間にも差があるのです。買ってきたケーキはもちろん、手作りケーキの保存方法から冷凍したケーキの上手な解凍方法、冷凍して楽しむフローズンケーキなども含め、ケーキの賞味期限や保存方法、保存期間について紹介していきます。
目次
ケーキの賞味期限は5日?1週間?
ケーキの賞味期限というと、買ってきた箱に貼ってある「本日中にお召し上がりください」というシールを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?そうは書かれていても、ホールケーキのような大きなケーキの場合、その日のうちに食べきることができないことも珍しくはありません。
ですが実際のケーキの賞味期限となると、ケーキの種類によっては5日どころか1週間もつものもあるというのです。ケーキの種類ごとに本当の賞味期限を調べてみました。
ケーキの種類別の賞味期限
ケーキの箱には賞味期限についてのシールが貼ってありますが、書かれている内容が賞味期限についてであれば、ケーキの種類によっては5日や1週間もつものもあります。ケーキに限らず食品にはいくつか例外はあるものの、賞味期限か消費期限が記載されることになっています。
賞味期限と消費期限の差は、賞味期限が美味しく食べられる期間を表し、消費期限が食べられる期間を表しています。つまり賞味期限の場合は味は落ちてしまうものの、きちんとした保存方法で管理すれば食べることはできるということになります。
ではどんな種類のケーキの賞味期限が5日や1週間と長いのでしょうか?ケーキの種類ごとに賞味期限を調べて見ました。
ショートケーキ
大阪府大阪市福島駅近くにあるイチゴだらけのケーキ屋さん「Fukushima Sugar」の、人気メニュー「苺のショートケーキ」、「苺のもりもりタルト」、「苺のエクレア」✨pic.twitter.com/4R7ftt70Yo
— 極上のスイーツ (@sweetroad5) December 13, 2019
ケーキの賞味期限が一番短いのは、ホイップクリームなどの生クリームやカスタードクリームをつかった、ショートケーキになります。その賞味期限は適切な保存方法で管理しても、2日ほどと言われています。特に生のフルーツを使っているものは日持ちしないため、当日中に食べきるのが理想になります。
ガトーショコラ
ガトーショコラもかんせーい٩(*´︶`*)۶ pic.twitter.com/NFEGeLkVwt
— ライミン@LiSAっ子⚡️ (@rhymenLiSAkko) December 13, 2019
ケーキの賞味期限が比較的長いのがこのガトーショコラです。ガトーショコラは水分含有量が少ないだけでなく焼き上げられたケーキのため、保存期間が長くなるのです。
実際ガトーショコラは作ったその日のうちに食べるよりも、1日置いてからのほうが中の水分が均等になり、より美味しく食べられる特徴のあるケーキです。保存期間も長く、5日~1週間が目安となります。
ベイクドチーズケーキ
ベイクドチーズケーキ
— ♥簡単!激ウマ♪スイーツ♥レシピ集 (@gekiumareshipi) December 14, 2019
✽3Step✽
・チンして
・混ぜて
・焼くだけ♡
作り方
→ pic.twitter.com/MdN1b2lyXC
ケーキの賞味期限が長めなのはガトーショコラだけではありません。こちらのベイクドチーズケーキも、ガトーショコラ同様に焼いてあるため、プレーンのものは賞味期限が長くなります。さらにベイクドチーズケーキも、1日おいたほうが美味しいケーキになります。
ベイクドチーズケーキの賞味期限も先に加熱済みということもあり、その保存期間は5日~1週間と長めになります。
ただしこれがレアチーズケーキだと話は変わってきます。レアチーズケーキは焼いていないため、その賞味期限もベイクドチーズケーキと同じに考えてはいけません。レアチーズケーキの賞味期限は2日~4日と短いので、混同しないように注意しましょう。
パウンドケーキ
ケーキの中でももっとも賞味期限が長いのが、焼き菓子に分類されるパウンドケーキです。常温でも1週間は保存できます。ただし中にフルーツなどが入っている場合には、その水分量によって賞味期限は短めになります。
一方でブランデーなどの殺菌効果のある洋酒付けのドライフルーツが入ったものは、1週間どころか10日ほど長持ちするようになります。
そのためパウンドケーキの保存期間は、プレーンだと1週間、中に入っているもの次第では5日ともたないため2日~3日ほど、保存を高めるものが入っている場合には2週間と、その種類によって賞味期限にかなりの幅があるケーキです。
ケーキを日持ちさせる保存方法【冷蔵編】
ケーキの賞味期限にはかなりの幅があり、5日どころか2日ほどしかもたないケーキもあることがわかりました。一方で1週間ほどもつケーキが多いこともわかりました。賞味期限が短いケーキをより長くもたせるにはどうしたら良いのでしょうか?冷蔵庫を使った保存方法から見てみましょう。
保存方法
ケーキの賞味期限を延ばす保存方法として、冷蔵庫での保存は真っ先に浮かぶ方法であり、有効な方法でもあります。ただしその保存方法にはいくつか注意点があります。
まずケーキをお店から買ってきた箱に入れたまま、冷蔵庫に入れるのはおすすめできません。ケーキはとても乾燥しやすいため、紙箱に入れたまま冷蔵庫にしまうとすぐに乾燥し始め、スポンジがパサパサになったり、クリームが乾燥してひび割れたり変色したりします。
そのためおすすめの保存方法は、ホールのケーキは切り分けてタッパーなどに詰めてから冷蔵庫に入れるか、ケーキ用のカバーやラップがけをして、乾燥や臭い移りを予防してからしまっておくと、より美味しいまま保存期間を延ばすことができます。
タッパーにケーキを詰めるときは、取り出すときに形を崩さずに済むように、蓋の上にケーキを置いて本体を被せるようにして詰めるのがおすすめです。
冷蔵保存が向いているケーキの種類
冷蔵保存が向いているケーキの種類は、「全て」が該当します。例え焼き菓子に分類されるパウンドケーキでも、常温保存した場合には5日ともたすに傷んでしまうことも珍しくありません。そのため先に紹介した賞味期限や保存期限は、あくまで冷蔵保存した場合となります。
特にショートケーキのように生クリームを使ったケーキは、室温や夏の暑さでもすぐに溶け出してしまいます。そのため始めから食べられる量だけを出しておくようにして、食べきれない分はあらかじめ冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。
保存期間
冷蔵保存したケーキの保存期間は、先に紹介した通りです。まとめるとショートケーキが2日ほど、レアチーズケーキが2日~4日ほど、ガトーショコラやベイクドチーズケーキが5日~1週間ほど、パウンドケーキは中に入っているもの次第で2日~3日ほどのものから最長2週間ほどとなります。
ただしこれはあくまでも目安であるため、必ず食べる前に異臭がしないか、見た目に異常が無いかなど、きちんと品質の確認を取ってから食べるようにしましょう。
ケーキを日持ちさせる保存方法【冷凍編】
ケーキの賞味期限は、きちんと冷蔵保存しても短いことがわかりました。では他の食品同様に冷凍保存はできないのでしょうか?実はケーキも一部のものを除いて冷凍保存に向いている食品なのです。冷凍保存できるケーキの種類とその保存方法、保存期間をまとめてみました。
保存方法
ケーキの賞味期限を延ばすのであれば、冷凍保存がもっとも適しています。生クリームを使ったデコレーションケーキは、大きめで深さのあるタッパーの蓋にケーキを乗せてから本体を被せたり、ケーキが丸ごと入る大きさのざるを被せてからラップやケーキ用のカバーをするなどして、ケーキが崩れないように保護してから冷凍庫に入れます。
パウンドケーキやスポンジケーキといった焼き菓子系のケーキは、冷凍保存がしやすいケーキでもあります。そのままの大きさのまま包んでも良いですが、食べるときのことを考えてカットしてからラップで包むのがおすすめです。ラップで包んだケーキは冷凍用の保存袋に入れてから冷凍庫に入れます。
冷凍保存できるケーキの種類
通信販売でさまざまなケーキが取り寄せられることから、一見どんなケーキでも冷凍保存できそうに思えます。ですが実際には冷凍保存に適さないケーキもあるのです。
冷凍保存に適さないケーキは主に、生のフルーツを多く使ったケーキと、カスタードクリームを使ったケーキです。生のフルーツを多く使ったケーキは、解凍の際にフルーツから流れ出た水分をスポンジが吸ってしまうため、スポンジがべちゃべちゃになってしまいます。
またカスタードクリームを使ったケーキは、解凍時に脂肪分が分離するなどして、大きく風味が変わってしまいやすく、冷凍にはあまり向かないのです。
フルーツを多く使ったケーキを冷凍保存するときには、フルーツははずしてケーキだけで冷凍し、解凍した後に再度フルーツを飾りなおすようにするのであれば、冷凍保存も可能です。
保存期間
冷凍保存したケーキの保存期間は、5日ともたなかったショートケーキも含めて1ヶ月ほど保存できます。ケーキの保存方法としては、冷凍が一番長くなるのは他の食品と同じです。大きすぎるデコレーションケーキや、まとめ買いしたパウンドケーキなど、冷凍保存であれば長期間の保存が可能です。
ケーキを上手に解凍するコツ
ケーキの賞味期限を延ばすために冷凍保存しても、肝心の解凍で失敗してしまっては意味がありません。では冷凍保存したケーキの上手な解凍方法とはどんなものなのかまとめてみました。
冷蔵庫で自然解凍
冷凍保存したケーキの解凍方法は、冷蔵庫の中で密封状態のまま数時間~半日かけてゆっくり解凍します。スポンジケーキや生クリームをたっぷりと使っているケーキは、風味を損なわないように半解凍の状態で食べるのがおすすめです。
生チョコレートやチョコクリームの場合は、半解凍か解凍しないでそのまま凍った状態で食べるのが、一番風味が変わらないのでおすすめです。解凍方法はこれだけというわけではありませんが、味の変化を最低限に抑える方法として参考にしてみてください。
電子レンジを使った解凍方法
冷凍保存したケーキの解凍に、電子レンジは使えないのでしょうか?実際のところ使えないわけではありませんが、風味の変化が起こりやすくあまりおすすめはできません。もしどうしても電子レンジで解凍するのであれば、電子レンジの生もの解凍機能を使って温度を上げずに緩やかに解凍します。
もし生もの解凍機能の無いレンジの場合は、まず100W~200Wまで下げます。通常の設定のままだと一気に温度が上がって、クリームがドロドロに溶けてしまいます。ワット数を下げたからといって自然解凍はしないようにして、15秒ごとに中の様子を確認するなど、そばについて注意しながら解凍するようにしましょう。
フローズンケーキとは?
フローズンケーキとは、本来は通販などで取り寄せる冷凍のケーキを指して言います。ですが現在のフローズンケーキは、ひとつのスイーツのジャンルとしてクックパッドなどにもレシピが紹介されるようになっています。そんなフローズンケーキとはどんなスイーツなのでしょうか?
凍ったまま食べられる
フローズンケーキとは先にも紹介したように、もともとは通販で冷凍の状態で送られるケーキを指していました。そのため本来は冷凍の状態で届いたものを、自宅で解凍して食べていました。ですがフローズンケーキの中には、凍ったままの状態でアイス感覚で食べるものが登場しているのです。
それまでのフローズンケーキとは違い、解凍する手間もなく楽しめる独特なケーキとして少しずつ注目を集め、独自のレシピも登場し始めているのです。
スポンジの特徴
フローズンケーキは凍らせたまま食べるケーキのため、特殊なスポンジが必要に感じるかもしれません。ですがフローズンケーキのレシピを見るとわかるように、普通のスポンジでも美味しく味わうことができます。
フローズンケーキは凍らせたケーキを解凍するのではなくそのままアイス感覚で楽しんだり、半解凍ならではの独特の食感を楽しむ食べ方なのです。
保存方法と保存期間
フローズンケーキは凍らせたケーキのため、保存方法も冷凍のみとなります。フローズンケーキの保存期間は、メーカーから取り寄せた場合は各メーカーの基準に準じますが、自分でケーキを冷凍した場合には先の冷凍保存の場合と同様に、1ヶ月ほどが保存期間になります。
手作りケーキの保存方法と保存期間
ケーキの賞味期限に関して、ここまではお店で買ってきたものを見てきましたが、自分で作った手作りケーキの場合はどうなのでしょうか?今度は手作りケーキに関して賞味期限を見ていきましょう。
ショートケーキ
手作りのショートケーキの場合元々傷みやすいこともありますが、手作りだからといって賞味期限が短くなることはありません。冷蔵庫できちんと保存すれば、賞味期限は2日~3日が目安になります。もちろん生のフルーツを多く使ったケーキの場合は、作ったその日のうちに食べきるのがおすすめです。
ガトーショコラ
手作りのガトーショコラの賞味期限はどうでしょうか?こちらの賞味期限は、やや短めの4日~5日を目安にして食べきるようにしましょう。手作りのガトーショコラはその日のうちに食べるのではなく、少し寝かせてから食べたほうがより美味しくなるのでおすすめです。
ベイクドチーズケーキ
手作りのベイクドチーズケーキの賞味期限は、こちらも焼いているものとしては短めの3日~4日が目安になります。チーズの脂肪分など素材の旨味が全体に馴染むまで、できれば2日~3日寝かせてから食べると、味も落ち着き断然美味しく楽しむことができます。
パウンドケーキ
手作りのパウンドケーキは、お店で買ってきたものと同様に、中に何を入れるかで賞味期限が変わってきます。また先の手作りケーキの賞味期限を見てもわかるように、手作りだからこそ賞味期限は短めと思って、早めに食べるのがおすすめです。
ケーキの種類に合わせて賞味期限を長持ちさせよう
ケーキの賞味期限は、それぞれの種類や作り方で違うだけでなく、適切に保存したり冷凍することで延ばすこともできます。一番美味しいタイミングもケーキによりそれぞれですが、上手に賞味期限を調節し見極めて、最後まで美味しく楽しんでください。