ご飯は冷蔵庫で保存できる?ご飯の正しい冷蔵保存方法と復活レシピ

ご飯を炊き過ぎてしまった時などは、冷蔵庫にご飯を保存しましょう。ご飯をラップやタッパーを使って冷蔵庫で保存をする際には、どのようなことに注意したら良いかや、冷蔵庫は使用せずに炊飯器の保温効果や常温で保存をした際の賞味期限なども調べてみたいと思います。また、冷蔵庫で保存をしたご飯の美味しいメニューやレシピも紹介しますので、冷蔵保存をしたとしても、ご飯を美味しく食べらる期間は短めですから可能な限り、賞味期限の内にアレンジして早めに食べてしまいましょう。

ご飯は冷蔵庫で保存できる?ご飯の正しい冷蔵保存方法と復活レシピのイメージ

目次

  1. 1ご飯を冷蔵庫で保存しても美味しく食べられる?
  2. 2ご飯を冷蔵庫で保存する方法
  3. 3食べられないご飯の見分け方
  4. 4冷蔵保存したご飯を復活させる美味しいレシピ
  5. 5ご飯の冷蔵以外の保存方法
  6. 6ご飯は冷蔵保存したら早めに食べよう!

ご飯を冷蔵庫で保存しても美味しく食べられる?

炊き立ての熱々ご飯が好きな人は沢山いると思います。しかし、炊いたご飯が食べきれずに残ってしまったら、冷蔵庫で保存をしておきましょう。冷蔵庫で保存をしても炊き立てと同じくらいに美味しく頂くことができるコツがあります。ご飯を冷蔵庫で保存しても美味しく頂くことが出来るコツがありますので調べてみたいと思います。

ご飯を冷蔵庫で保存する方法

ご飯を冷蔵庫で保存するには、どのような方法があるのでしょうか?より美味しいご飯を食べるための方法と注意点を調べてみたいと思います。

ラップを使った方法

冷凍の場合は、ご飯の水分が出来る限り蒸発しないうちに、ご飯が温かいうちにラップで包みますが、冷蔵庫で冷蔵保存をする場合は、熱々でなく、ご飯は必ず冷めてからラップに包みましょう。熱いうちにラップで包むと内側に水滴がついてしまいますので気を付けて下さい。

ご飯をラップで包む際の分量はご飯茶碗一杯、一人前を目安に出来るだけ平たくフラットにしてラップに包みます。その際には、ご飯を固く握ったりせずに優しくふんわりと包んで下さい。冷蔵庫に入れる際には粗熱がとれているかを確認して下さい。

タッパーを使った方法

ラップで包むよりも簡単なのが、タッパーなどの密閉保存容器に入れ冷蔵庫で保存する方法です。ご飯がパサつかないように、美味しく頂くためにはご飯の水分を出来るだけ逃がさないようにしましょう。粗熱がとれてから冷蔵庫に入れて保存します。

熱々の内にタッパーの蓋をしてしまうと、蓋に水滴が付いてしまい、カビなどの原因になりますので、蓋は必ず冷ましてからするようにしましょう。プラスチック製のタッパーは臭いを吸収しやすいので、他のものを保存したものはあまりおすすめ出来ません。ご飯に臭いが移る可能性もありますので、ご飯保存専用のタッパーを使いましょう。

適切な保存期間と賞味期限は?

ご飯を冷蔵庫で保存した際の、保存期間はラップを使用した際もタッパーを使用した際も、3日程度が目安です。一番美味しいご飯は勿論炊き立てです。保存期間=賞味期限ではありませんが、可能な限り3日以内に冷蔵庫で保存したご飯は食しましょう!

冷蔵庫で保存をしているといっても、時間が経過するほど、水分が損なわれたり、デンプンの構造が変わってしまうことが原因で、美味しい味わいは損なわれてしまいますので冷蔵庫で保存しているからと安心せずに、出来る限り早い期間の内に食べましょう。

食べられないご飯の見分け方

ご飯を上手く保存出来ないと変色をしたり、悪臭がしたりカビが発生したりと食べる事が出来ない状態になります。どのような状態になったら賞味期限を過ぎていて、食べる事が出来ないのかを知っておきましょう。

変色している

ご飯が変色してしまうのは変敗させる主なる菌は、バチルス菌(枯草菌)です。バチルス菌(枯草菌)とは、お米にもともと含まれている菌で、保温時間が長くなるにつれて胞子が増殖しご飯を変敗させます。高温で保存をするとメイラード反応を加速させてしまうのですが、炊飯器の保温温度が高いのは、こうした菌の繁殖を遅らせる為なのです。

メイラード反応とは、糖とアミノ酸が加熱によって結びつき、起こる化学反応で、色合いとしては褐色になります。炊飯器で長い時間、高温保存をしているとメイラード反応が起こりやすくなりますので、賞味期限の内に早めに食べましょう。
 

粘り気が強い

炊飯器で保存していたご飯を長く放置しておくと、変敗が進行して糸を引いてきて、明らかに腐っているという状態になります。これは、植物や土壌に存在している、バチルス菌(枯草菌)が100℃といった高温でもしばらく耐えられるため炊飯段階では死滅せずに、炊飯器に付着して生き残っていることがあるためです。

変敗(ヘンパイ)とは、微生物によって腐敗、または空気中の酸素による酸化などで、食品の味や色変わってしまい、食用として適さない状態になることをいいます。このように変敗が起こらないように炊飯器での保存には、長い期間保存をしないようにする注意が必要です。

異臭がする

ご飯が悪臭を放つ要因は様々です。古米や保存状態の悪いお米を炊く場合も臭いが発生しやすくなります。意外と悪臭の原因になりやすいのは、炊飯器自体が汚れている場合です。蓋の裏側のパッキンなども洗うようにしましょう。炊飯器で炊いたご飯から嫌な臭いがする原因は様々です。

炊いたご飯を長時間に渡り保温している。炊飯器にご飯をセットしてから炊き始めるまでの時間が長いなどが考えられます。ご飯は傷むと米粒が溶けて味がすっぱいとか悪臭いがします。保存の目安として定められている時間はメーカーごとにより、異なりますが(12~24時間)を超えると、ご飯が臭いやすくなる上に風味も落ちてしまいます。

カビが生えている

実は炊飯器はカビの温床なのです。炊飯器にご飯を入れたままにしていてカビが発生してしまったという経験はありませんか?お米のデンプンはカビの大好物なのです。

お米を炊く際の水分が沸騰することで炊飯中に、お米のデンプンが溶け出し水分が蓋やパッキンに蒸発したものが付着することが要因でカビが発生します。このねばりのあるデンプンが、カビや細菌の大好物なのです。炊飯器の内部が湿気を帯びているので、カビや細菌がますます繁殖しやすい環境を作り出しているのです。

冷蔵保存したご飯を復活させる美味しいレシピ

お米は、いったん冷蔵庫で冷やしてしまうと、でんぷんが生に近い形に戻り硬くなったり、水分が損なわれたりしてしまいます。しかし、その性質を利用してより美味しいご飯料理のレシピを紹介します。

適している料理とは?

冷蔵庫で保存したご飯は、どんなに上手く保存をしてもパラパラに硬くなってしまいます。逆にそのパラパラに硬くなってしまうことを利用して、おいしく調理できる料理がありますので上手くそのパラパラを利用しましょう。

冷蔵庫で保存したご飯は、パラパラ仕上げをしたいチャーハンやチキンライスなどのような炒めたご飯や、水分を補えるリゾットや雑炊などのようにスープで煮込む料理には向いています。

残りご飯とは思えないお洒落な「海老クリームリゾット」

  • 冷蔵庫で保存をしたご飯2膳分
  • 玉ねぎ1ヶ
  • 冷凍むきエビ140g
  • エノキなどのキノコ1パック
  • 溶けるスライスチーズ2枚
  • オリーブオイル大さじ2
  • 豆乳400cc
 
  1. 冷蔵ご飯を水で洗い、ザルにあげておく。
  2. 玉ねぎとキノコをみじん切りにする。
  3. 冷凍みきエビを塩と酒で揉み、水洗いしておく。
  4. フライパンにオリーブオイルとバターを入れ、ガーリックを炒める。
  5. 玉ねぎを炒め、エビを加え、更にキノコを入れて炒める。
  6. ご飯をいれて具材と合わせて炒めます。
  7. 豆乳・コンソメ・塩・胡椒を入れて味を調えて出来上がりです。

キノコはしめじ・エノキ・エリンギなど、エビを貝類になど具材のレシピを変えるだけで、様々なリゾットが作れますので、試してみて下さい。

具材を変えて色々な「チャーハン」

  • 冷蔵保存をしたご飯2膳・卵2個
  • ロースハム2枚
  • 長ネギ1/3
  • 醤油・酒各小さじ1
  • 塩・胡椒各少々
  • 油(ゴマ油・オリーブ油など)大さじ3
 
  1. ハムを5mm角に切っておきます。
  2. 長ネギをみじん切りにします。
  3. 卵を溶いておきます。
  4. フライパンに油を敷き、温まったら溶き卵を入れて、半生状態で一度お皿に取り出します。
  5. 卵を取り出したフライパンでハムとご飯をパラパラになるまで炒めます。
  6. ネギと卵を入れ、卵を崩して炒め、鍋肌に沿わせて、醤油・酒をいれ塩・胡椒で味を調えて出来上がりです。

冷蔵庫で保存したご飯なら、水分が逃げてしまっているので、憧れのパラパラチャーハンを作ることが出来ます。レシピはお好みで鮭・ジャコ・高菜・ハムなどを用意します。冷蔵庫で保存していたご飯はレンジで温めておきます。

炒めご飯でしたら、中華味・和風・洋風のピラフやケチャップご飯など、様々な料理に冷蔵庫で保存していたご飯を有効活用が出来ます

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ご飯の冷蔵以外の保存方法

ご飯を保存する方法としては、常温・冷蔵・冷凍・炊飯器で保温と様々な保存方法がありますが、ここでは冷蔵庫での保存以外の保存をした際のメリットやデメリットを紹介したいと思います。

色々調べていくとご飯の保存に最も適しているのは、冷凍保存であるということが解かるかと思います。保存できる期間が長い・炊き立てに近い味わいがあるとメリットばかりです。残ったご飯は、冷凍保存がベストです!

常温

常温保存のご飯は長期保存に向きませんが、常温保存は美味しくご飯を保存できる方法のひとつです。炊飯器に入れたままですと、うま味成分が湯気と共に抜けていってしまいますが木製のおひつなら、木がほどよく水分を調節してくれるので、美味しく常温で保存できます

常温での保存時間の目安としては、保存から半日以内が良いようです。遅くとも1日以内に食べましょう。夏場は温度が高く傷みやすいので、常温保存は避けてください。

冷凍

ご飯を冷凍保存すると賞味期限が1ヵ月程となります。タッパーやラップを使いましょう。プラスチック製のタッパーは臭いを移しやすいので、ご飯専用のタッパーを決めるとよいでしょう。ご飯の冷凍保存用のタッパーも発売されていますので利用して下さい。水分が蒸発しないように熱々のご飯を詰め、粗熱が取れたら冷凍庫に入れます。


ラップで保存する場合は炊き上がった熱々のご飯を1膳分づつラップで包みます、薄く平らにご飯を広げて優しく包んでご飯粒を潰さないように注意します。より美味しいご飯を食べたい時は、ラップで包んだご飯をアルミホイルで包むか金属トレイ(バット)にのせ一気に冷凍すると、ご飯のうま味を急速冷凍の仕組みで閉じ込める事が出来ます。

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炊飯器で保温

ご飯は60~70℃で保存をすると雑菌の繁殖を抑えることができます。炊飯器でご飯を保温保存で美味しく食べることができるのは5~6時間くらいで、5時間くらい経つと臭いがしたり、ご飯が黄色く変色をし始めます。ご飯を炊飯器で長時間保温しているとデンプンが劣化し、乾燥や変色、臭いの原因となってしまいまのです。

加熱した状態でアミノ酸と糖が反応して、茶色く色づき様々なニオイ成分を発生させるメイラード反応が起こります。ほとんどの炊飯器は60~70℃で保温モードが設定されていますが、保存期間が短いのが難点となります。美味しいご飯が頂けるのはわずか3~12時間程度なのです。

ご飯は冷蔵保存したら早めに食べよう!

ご飯は時間の経過と共に劣化していきます。美味しくご飯を頂く為に冷蔵庫保存をしたご飯でも賞味期限は3日程度ですので、出来る限り冷蔵庫で保存したご飯は早目に利用してしまいましょう。

ご飯を都度炊かなくてすむので、残ったご飯を保存をしておくのはおすすめです。冷蔵庫で保存をしたからこその特徴、水分が抜けるという事をメリットと考えれば、リゾット・おじや・グラタン・チャーハン・オムライスなどホカホカご飯より、美味しく作ることが可能となるのです。

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