2019年03月07日公開
2024年09月07日更新
ラカントSで糖質制限できる?妊婦や子供には危険な甘味料?
ラカントSを知っていますか?ラカントSは、サラヤ株式会社が販売しているカロリーゼロの自然派甘味料です。カロリーゼロということで、ダイエットや糖質制限している方に人気で、砂糖と同じ甘さに調整してあり、砂糖に置き換えて使える便利な甘味料です。今回は、ラカントSについて徹底調査します。ラカントSで糖質制限できるのか?妊娠中の妊婦や子供に危険性はないのか?など調査しました。また、ラカントSに使われている羅漢果エキスとエリスリトールの成分についても紹介します。
目次
ラカントSは子供や妊娠中に摂取すると危険?
ラカントSは、砂糖と同じ量に置き換えて、砂糖の代わりに使用できる便利な甘味料です。甘さも砂糖と同じ甘さに調整されており、カロリーゼロということから糖質制限やダイエットに使っている方がたくさんいます。しかし、人口甘味料ですので「子供や妊娠中に摂取すると危険なのではないか?」と心配されている方もいます。
ラカントSについて
ラカントSは、サラヤ株式会社は販売している、カロリーゼロ、糖類ゼロの自然派甘味料の商品名です。ここでは、ラカントSについて、どのような商品で、どのような原材料を使っているのかなど、ラカントSの特徴について紹介します。
羅漢果エキスは極わずか
ラカントSに使われている成分のひとつ、羅漢果エキスは極わずかしか使われていません。羅漢果エキスは、羅漢果の実1Kgから100gしが取れません。この羅漢果エキスは、砂糖の50倍の甘さがあり、果糖も含み、カロリーもあります。
ラカントSには高純度羅漢果エキスが使われています。高純度羅漢果エキスは、羅漢果エキスから不純物を取り除き、濃縮することでできます。高純度羅漢果エキスは、砂糖の約300倍の甘さがあるので、ラカントSにも極少量しか含まれていません。
ほとんどの成分がエリスリトール
ラカントSのほとんどの成分がエリスリトールです。エリスリトールは、トウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分で、大部分が腸で吸収されますがエネルギーとして利用されません。したがって、カロリーが発生せず、血糖値にも影響がない成分です。エリスリトールは、カロリーがない甘味料として色々な食品に使われています。
砂糖と同じ甘さに調整されている
ラカントSは、砂糖と同じ甘さに調整されています。砂糖の300倍の甘さがある高純度羅漢果エキスの味成分をバランスよく配合しており、砂糖と同じ甘さに調整しています。
そのため、面倒な使用量の計算が必要なく、レシピの砂糖の分量をラカントSに置きかえることができます。砂糖を使わずカロリーゼロのラカントSを使えば、簡単にカロリーダウンができます。
カロリーはゼロで糖質制限できる
ラカントSのカロリーはゼロで糖質制限できます。ラカントSは、カロリーゼロ、糖類ゼロの自然派甘味料ですので、砂糖を摂取することで糖質を吸収していたものを、ラカントSに置き換えることでカロリーゼロと糖質制限ができます。簡単にカロリーダウンと糖質制限ができることから、ダイエットに最適の商品です。
ラカントSの羅漢果について
ラカントSには、極少量の高純度羅漢果エキスが含まれています。ここでは、この高純度羅漢果エキスの素となる羅漢果について紹介します。
羅漢果は不老長寿の神果
ラカントSの原材料のひとつ、羅漢果(らかんか)について紹介します。羅漢果は、中国広西チワン族自治区・桂林にのみ自生するウリ科の多年生つる植物です。羅漢果の実は、色々な病気の治療や予防に効果があるといわれており、「不老長寿の神果」と呼ばれていました。
羅漢果は、桂林にのみ自生するウリ科の多年生つる植物ですので、日本で栽培することができません。サラヤ株式会社では、現地の契約農家が無農薬で栽培した果実を使用しています。日本に輸入後、残留農薬などの検査を行い、日本国内の自社工場で品質管理のもと製造しています。
テルペングリコシド配糖体が甘味の素
羅漢果はとても甘い果実で、甘味の素はテルペングリコシド配糖体です。テルペングリコシド配糖体は、羅漢果自体が持つ果糖に含まれる特殊な成分で、砂糖の300倍の甘さがあるといわれています。
テルペングリコシド配糖体は、腸から吸収されないため体内でエネルギー利用されることが無く、大部分が排泄されてしまいます。
ミネラルやビタミンを多く含有
羅漢果の果実には、ミネラルやビタミンを多く含んでいます。ミネラルは、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛など、ビタミンは、ビタミンEやカロチンが多く含まれており、ケイ素も豊富です。
ラカントSのエリスリトールについて
ラカントSのほとんどの成分ともいえる、99.8%がエリスリトールです。ここでは、ラカントSに使われているエリスリトールについて紹介します。
天然の糖アルコールの一種
エリスリトールは、メロンや梨、ブドウなどの果実やキノコ類の自然界の食材の中に存在し、醤油、味噌、酒、ワインなどの発酵食品にも含まれている天然の糖アルコールの希少糖の一種に分類されます。
ブドウ糖を原料とし、酵母を用いた発酵により作られる天然素材甘味料で、カロリーがないことが認められた唯一の糖質甘味料です。
ほのかな甘みがあるのが特徴で、清涼飲料やお菓子、卓上甘味料など、色々な食品に使われており、ダイエット甘味料としても利用されています。
トウモロコシ由来の甘味料
ラカントSに使われているエリスリトールは、トウモロコシ由来の甘味料です。ラカントSのエリスリトールは、トウモロコシを発酵させることで得られる天然甘味成分です。
自然界にも存在し、人や動物の組織や体液にもある成分で、大部分がが腸で吸収されますが代謝されないため、エネルギーに変換されません。そのためカロリーゼロの甘味料として、糖質制限しているときの砂糖の代わりや、ダイエットに使える、トウモロコシ由来の自然派甘味料です。
殆どが体外に排出され下痢になりにくい
ラカントSに使われているエリスリトールは、摂取してもほとんどが体外に排出され下痢になりにくいです。糖アルコールを一度に多量摂取すると、一時的にお腹が緩くなることがあります。この現象は、緩下作用と呼ばれており、糖アルコールの種類によって、緩下作用を引き起こす摂取量に差があることが科学的に認められています。
エリスリトールは、小腸で大部分の90%以上が吸収されます。したがって大腸への移行がほとんどなく、通常の糖アルコールよりも下痢を起こしにくい成分です。また、腸内でのガスの発生量も少ないことも立証されています。
ラカントSの危険性を敢えて言うなら
ラカントSは、古くから漢方として愛用されてきたウリ科の果実・羅漢果の高純度羅漢果エキスと、トウモロコシ由来の天然の甘味成分エリスリトールから作られた、安心な自然派甘味料です。ここでは、ラカントSの危険性を敢えて言うならということで、気になる危険性を紹介します。
過剰摂取で味覚が鈍る
ラカントSの気になる危険性の一つ目は、過剰摂取すると味覚が鈍るということです。ラカントSは砂糖とは違う独特の甘味があります。ラカントSを使い続けると、ラカントSの甘味が砂糖本来の味と感じるようになり、甘味の味覚が鈍る危険性があります。
もともと、甘味という味覚には依存性があり、甘いものがやめられない人もたくさんいます。長い間、ラカントSを過剰に摂取し続けると、甘味の味覚が鈍り、ラカントSを必要以上に欲しくなる危険性があります。どの食べ物でも甘味料でも取り過ぎは禁物で、適量で利用することが基本です。
長期間大量に摂取すると糖尿病に
ラカントSの気になる危険性の二つ目は、長期間大量に摂取すると糖尿病になる恐れがあります。これは、大量にかなり長期間ラカントSを取り続けた場合ですので、心配はいりません。
ラカントSを長期間大量に摂取し続けると、体質が変わっていき、ラカントSを摂取すると、すい臓がインスリンを分泌するようになります。すると、すい臓が必要以上に働き、すい臓自体が弱くなるといわれています。すい臓の働きが悪くなると、血糖が一定の値を超える高血糖状態になり、糖尿病なる危険性があるといわれています。
過剰摂取で下痢
ラカントSの気になる危険性の三つ目は、過剰摂取すると下痢になる恐れがあります。ラカントSに使われているエリスリトールは、通常の糖アルコールよりも下痢を起こしにくい成分です。
ですので、ラカントSを摂取しても下痢にはならないはずです。ですが下痢をするとしたら、単に過剰摂取し過ぎ、ということになります。砂糖を取り過ぎても下痢になるように、下痢になりにくいラカントSを摂取して下痢になるようなら、過剰摂取ということになります。
100万分の1の確率でアレルギー症状
ラカントSの気になる危険性の四つ目は、100万分の1の確率でアレルギー症状がでる場合があります。この100万分の1の確率という数値は、かなり無いに等しい数値です。
ラカントSのエリスリトールによるアレルギー反応がでたことが一時期話題になりましたが、このアレルギー反応の原因が、エリスリトールによるものと確定されてはいません。本当のところは、アレルギー反応の原因は不明なのです。
アレルギー反応が出やすい方は、食品には特に注意されているとは思いますが、心配ならば、かかりつけの医師に聞いてから使用することをおすすめします。実際、ラカントSを摂取してアレルギー反応が出た方は、ラカントSが原因だと確定したわけではないので、理由はわかっていません。
ラカントSは子供や妊娠中でも大丈夫か?
「ラカントSは子供や妊娠中でも大丈夫か?」ということを良く耳にします。ラカントSの主成分のエリスリトールは、色々な試験や検査を受けて安全性は証明されており、子供や妊娠中の方でも安心して使えます。ここでは、この疑問について紹介します。
果実や醤油に味噌にも含まれている成分
ラカントSの主成分のエリスリトールは、果実や醤油に味噌にも含まれている成分で、自然界に存在しているものです。ラカントSのエリスリトールは、トウモロコシ由来の自然派甘味料で、子供や妊娠中の方でも安心して使うことができます。ラカントSの使用方法は、砂糖の代わりに、同じ量のラカントSを使い調理するだけなので非常に簡単です。
ラカントSの甘味成分のラカントは、自然界に生息している羅漢果の実がらエキスを抽出したものです。ラカントSの主成分のエリスリトールは、トウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分です。
どちらも自然界に存在しているものを、抽出、加工して作られていますので、子供や妊娠中の方でも問題ありません。ただし、過剰摂取すると、体が異変を感じアレルギー反応などを起こす場合があるので、使用量には制限があります。
基本は食べても大丈夫
子供や妊娠中の方でも、基本は食べても大丈夫です。危険性はありません。適量を一日の必要な分だけ摂取している場合に、問題が起きたということはありません。
ただし、子供の場合、小さいうちは変わったものや、今まで摂取したことのない物質に対して、敏感に反応する場合が多々あります。特にアレルギー反応が出やすい子供がいる場合は、初めて使うときには注意が必要です。心配な場合は、あらかじめ医師に相談してみてください。
妊娠中の方は、妊娠しているためホルモンの影響で血糖値が上がりやすくなっています。最近では、妊娠中でも太り過ぎに注意が必要で、糖質制限するためにラカントSを使用する方もいます。
ですが、カロリーゼロだからといって、過剰に摂取すると血糖値が上がりやすくなり、糖尿病の危険性が出てきますので、必ず適量で使用してください。心配な場合は、医師に相談してから使用することをおすすめします。
下痢を起こしにくいが赤ちゃんは注意
ラカントSを摂取しても下痢を起こしにくいですが、赤ちゃんは注意が必要です。赤ちゃんが離乳食を始めるのは、生後六ヵ月頃からですが、それまでは砂糖などは与えないのが一般的です。
赤ちゃんが離乳食を始めた頃は、便の様子に変化がでます。これは、口にするものがミルクなどから離乳食に変わるためで、ちょっとしたことでも下痢をします。赤ちゃんは、もともと便がゆるく、腸がまだ未熟ですので免疫力が弱いためです。
ラカントSは下痢を起こしにくいですが、赤ちゃんには与えない方が安心です。赤ちゃんは糖質制限する必要もなく、普通の薄味の離乳食が最適です。
妊婦さんも大量摂取は控えよう
ラカントSは糖質制限している妊娠中の妊婦さんでも大量摂取は控えましょう。最近では、妊娠中の妊婦さんが糖質制限のためラカントSを利用している方が増えています。
妊娠中の方は、ホルモンバランスやストレスの影響を受け、血糖値が不安定な時期でもあります。栄養をつけるために必要以上に食べ過ぎたり、妊娠中のストレスから甘いものを取り過ぎたりする方がたくさんいます。その結果、太り過ぎて医師に注意される方もおり、体重制限や糖質制限などが必要になります。
ラカントSは、カロリーゼロの自然派甘味料ですので、妊娠中の妊婦さんの糖質制限に向いています。同じ量を摂取するにしても、砂糖とラカントSでは大きな違いがあります。
注意事項は、大量摂取は控えることです。妊娠中は血糖値が上がりやすくなっているので、体調に悪影響がでる危険性があります。妊娠中は特に食生活に気をつけなければならないので、適量使用が絶対です。
ラカントSは大量摂取を避ければ安心な天然由来の甘味料!
いかがでしたか?ラカントSについて紹介しました。ラカントSは、羅漢果の実がらエキスを抽出した高純度羅漢果エキスと、トウモロコシの発酵させることで得られる天然甘味成分でできている自然派甘味料です。糖質制限やダイエットに最適の甘味料です。子供から妊娠中の妊婦さんでも安心して使えます。ただし、大量摂取は絶対にやめてください。