豚肉の部位ごとの特徴まとめ!料理の使い分けや脂肪の量も解説!
豚肉には、ビタミンやタンパク質、ミネラル、脂質など人間の身体の健康に必要な栄養が豊富に含まれていることで知られています。豚肉の部位は色々あってそれぞれの料理に向いた特徴や用途、食感などの違いがあります。料理によって部位を使い分けるようにすると美味しい豚肉料理を作ることができるでしょう。豚肉の部位には、肩ロースやバラ、ヒレ、モモなどがあります。豚肉の部位によって料理の使い分けや脂肪の料理ついても解説していきましょう!
豚肉の6個の部位と特徴
豚肉は、牛肉よりも栄養素が豊富なことで知られています。牛肉と違って豚肉は部位によって大きな違いはそれほどありません。肉質は全体的にはやわらかく脂肪もちょうどよくついているのが特徴です。豚肉の部位それぞれの肉の味わいや肉質、色などの特徴を紹介していきましょう。
肩肉
豚肉の部位と特徴その1は「肩肉」です。肩の周辺は活発に運動をする場所なので脂肪が少なくなり赤身が多いのが特徴です。肩ロースより硬く感じられますが、旨味がしっかりとしているので煮込み料理に向いている部位です。時間をかけてじっくりと煮込むことでコラーゲンがとけ出してきます。カレーやシチュー、豚汁などにおすすめです。
肩ロース
豚肉の部位と特徴その2は「肩ロース」です。肩肉の上部の部位のことをいいます。赤身が多いですが、ちょうどいい具合に脂肪が肉の間にあるのが特徴です。肩ロースはロースよりは多少硬めですが旨味がしっかりとしている部位です。スジがあるのでスジを切るようにしましょう。味わいは濃厚なので焼肉でもカレーでもさまざまな料理に向いています。
ロース
豚肉の部位と特徴その3は「ロース」です。ロース肉の特徴は、上質できめが細かくて肉質は柔らかく、脂肪も丁度いい具合にのっているのが特徴になります。豚肉の美味しさを感じられる料理に向いていて、ロースハムに使われています。ほかにトンカツなどに向いています。
ヒレ
豚肉の部位と特徴その4は「ヒレ」です。ヒレは、ロースの内側にある部位です。豚肉全体の約2割程度、少量しか取れない部位なので値段も高価になります。肉質も豚肉の部位の中で最も柔らかくて、さっぱりしていてる赤身肉で脂肪もほとんどありません。
バラ
豚肉の部位と特徴その5は「バラ」です。バラとは豚のあばら骨の周りの肉のことをいいます。肉の特徴は、赤身と脂肪が層になっていて、脂肪が多く柔らかい部位です。バラは三枚肉とも呼ばれています。ベーコンがバラの部位で作るられているのは、きめは粗いですが旨味が多いからです。
モモ
豚肉の部位と特徴その6は「モモ」です。モモは、柔らかくて脂肪が多めなのは、よく活動する部位だからです。うちもも肉はきめが細かくて柔らかく脂肪が少なめです。お尻に近い外モモ肉は、内モモに比べるときめが少し粗いですが脂肪は同じように少なめです。どちらもどんな料理にでもむいています。
豚肉の部位ごとの料理の使い分け
肩肉
豚肉のそれぞれの部位に向いている料理、その使い分けその1は「肩肉」です。肩の部位は、活発に動くので少し硬いのが特徴です。脂肪は少なめですが、旨味や赤身が多いので長時間の煮込み料理に向いています。料理に向いているのは、炒めもの、肩肉の薄切りは豚汁が向いています。ほかには、カレーやシチュー、ポトフなどがおすすめです。
肩ロース
豚肉のそれぞれの部位に向いている料理、その使い分けその2は「肩ロース」です。肩ロースは、ロースよりは少々硬めですが、脂肪が適度に含まれているのでコクがあるのが特徴です。料理に向いているのは、焼き豚や焼肉、煮込み、酢豚、生姜焼きなどです。
ロース
豚肉のそれぞれの部位に向いている料理、その使い分けその3は「ロース」です。ロースは、肩から腰にかけての背肉のことをいいます。きめの細かさや柔らかさが特徴で、脂肪も丁度良い具合についています。豚肉の美味しさをしっかりと楽しむことができる料理に向いていいます。とんかつやソテー、しゃぶしゃぶ、チャーシュー、ハム、ポークソテーにおすすめです。
ヒレ
豚肉のそれぞれの部位に向いている料理、その使い分けその4は「ヒレ」です。1頭から取ることができる量がある程度、限られている高級部位です。ビタミンB1がどこの部位よりも多いとされていて脂肪が少ないのが特徴です。油を使用した料理に向いていて、ポークソテーやヒレカツ、串揚げなどに向いています。
バラ
豚肉のそれぞれの部位に向いている料理、その使い分けその5は「バラ」です。あばら骨のあたりの部位の肉で、赤身と脂肪が層になっているのが特徴です。骨付きのものはスペアリブといいます。ベーコンを作る時もバラを使用していて、バラに向いている料理は、焼肉やバーベキュー、肉じゃが、角煮などに向いています。
モモ
豚肉のそれぞれの部位に向いている料理、その使い分けその6は「モモ」です。モモ肉も活発に動く部位なので脂肪が少ないのが特徴です。きめが細かくさっぱりした味わいでビタミンB1も豊富な部位です。切り身やひき肉などさまざま形でお店にならんでいるのが特徴です。料理で向いているのは、ローストポークやチャーシュー、角煮、豚汁にも薄切りにすると美味しく頂くことができます。
豚肉の部位ごとのやわらかさと脂肪/カロリー
肩肉
豚肉の部位ごとのやわらかさと脂肪/カロリーその1は「肩肉」です。肩肉の肩は、よく動かす部位なので赤身が多く少し硬めですが旨味があり脂質も少なめです。100gあたり216キロカロリーになります。
肩ロース
豚肉の部位ごとのやわらかさと脂肪/カロリーその2は「肩ロース」です。肩ロースは、赤身の中にあみのように細かい脂肪があり、肩肉よりは硬めです。カロリーは100gあたり253キロカロリーになります。
ロース
豚肉の部位ごとのやわらかさと脂肪/カロリーその3は「ロース」です。ロース肉は、柔らかく脂肪もバランスよくついているのが特徴です。周りの脂肪は旨味がしっかりとあり豚肉の独自の風味があって豚肉の味を堪能できる料理に向いています。カロリーは100gあたり260キロカロリーになります。
ヒレ
豚肉の部位ごとのやわらかさと脂肪/カロリーその4は「ヒレ」です。豚ヒレ肉は、ロースの内側にある希少部位なので値段も高いとされる肉の部位です。肉もきめが細かく柔らかくて脂肪がほとんどないのが特徴です。カロリーは、100gあたり115キロカロリーになります。
バラ
豚肉の部位ごとのやわらかさと脂肪/カロリーその5は「バラ」です。バラ肉は赤身と脂肪が層になっていて柔らかく脂肪も多めについています。コクや風味が良い部位なので焼いても似てもさまざまな料理に使いやすいとされています。ラードの原料に使われる部位です。100gあたりのカロリーは、386キロカロリーになっています。
モモ
豚肉の部位ごとのやわらかさと脂肪/カロリーその6は「モモ」です。モモ肉には、内モモと外モモがあり、特徴に少しの違いがあります。内モモは、きめが細かくて柔らかい肉質で脂肪が少なめです。外モモは、その逆で肉質のきめが粗く、脂肪は同じように少なめです。カロリーは100gあたり外モモは、235キロカロリーです。内モモは、180キロカロリーです。
豚肉のその他の部位
ミミ
豚肉のその他の部位の「ミミ」を紹介します。沖縄ではミミガーとして有名で沖縄料理になくてはならない部位ですが、どちらかというと他の地域ではそれほどメジャーな部位ではありません。ミミは、皮と軟骨でゼラチン質でコラーゲンがたくさん含まれている部位です。
豚足
豚肉のその他の部位の「豚足」を紹介します。豚足は、豚の足そのものの部位のことです。豚足は、コラーゲンやタンパク質が豊富に含まれている部位です。豚足は、長時間煮ることでゼラチン質に変わり柔らかくなります。骨と爪以外を食べることができます。沖縄では、足ティビチという煮込み料理が一般的です。
スペアリブ
豚肉のその他の部位のスペアリブは、腹部の骨付きのバラ肉のことです。骨がついているので料理に使用するとバラ肉よりも旨味がしっかりとでてきます。肉質は柔らかく脂肪も多く含まれているのが特徴です。焼肉やバーベキューに向いています。
こま切れ肉とは?
こま切れ肉とは、ロース肉やバラ肉など安い値段の肉を切ったときに出てくる肉の切れ端です。細かく切った肉を混ぜたものなので、どの部位かわからなくなります。豚肉の他の部位よりも値段が安くなることが多いようです。焼いたり炒め物に使用するなど、どんな料理にでもあいます。
切り落とし肉とは?
豚肉の切り落としは、こま切れと同じようにロース肉やバラ肉などを切り落としているときに出てくる肉の切れ端のことをいいます。しかし、切り落とし肉の場合は、ひとつの部位のかたまりから肉を薄く切ったときにでる肉の切れ端のことです。同じ部位だけなので、高級で美味しい豚肉を買うことができることもあるかもしれません。
豚肉の部位を活かした豚肉料理を作ろう!
豚肉の部位には肩肉やロース、ヒレなどさまざまあることがわかりました。その特徴を知って部位を使い分けることで、より良い美味しい料理を作ることができるはずです。豚肉の部位によって脂肪の多さやカロリーも違います。部位によって肉質の柔らかさや旨味も違うのでそれも確認して料理を作ることをおすすめします!