2018年08月16日公開
2024年07月30日更新
消費期限を2日過ぎた肉は食べられる?豚肉・鶏肉・牛肉など調査!
購入した肉の消費期限がいつの間にか2日も過ぎてしまったことは一度はあるものです。肉は購入したら消費期限内に食べきってしまうことが一番ベストですが、2日程度なら食べることができるのではないか、とつい考えてしまうものです。せっかく購入した肉ですから、できれば廃棄せずにおいしく食べてしまいたいものです。今回は、豚肉や鶏肉、牛肉やひき肉などの消費期限が2日過ぎてしまった場合、食べることは可能なのか、賞味期限と消費期限の違いや肉の鮮度の見分け方など、詳しく紹介します。
消費期限が2日過ぎた肉は食べれる?
スーパーで安売りしていた肉をたくさん購入して冷蔵庫に保存しておいたら、いつの間にか消費期限が2日も過ぎていたという経験は、誰しも一度はあるものです。購入した肉は、きちんと消費期限内に食べきってしまうのがベストですが、せっかく購入したのだからおいしく食べたいものです。
冷蔵庫でしっかりと保存していたので、2日程度なら消費期限を過ぎても大丈夫なのではないかと、つい考えてしまうものです。今回は、肉の消費期限が2日過ぎてしまった場合、食べることは可能なのかを、賞味期限や消費期限の違い、肉の状態の見分け方などと合わせて詳しく解説します。
消費期限について詳しく知ろう
スーパーなどに陳列してある豚肉や鶏肉、牛肉やひき肉などの肉類には必ず消費期限が表示されています。ですが、この消費期限以外にも期限表示はもうひとつあり、賞味期限という表記も他の食材で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
消費期限については知っているけど実は詳しくは知らないことも多いものです。ここでは、消費期限と賞味期限の違いや、消費期限について詳しく解説します。食材を買うときの参考にしてください。
消費期限と賞味期限の違いについて
食品によって消費期限か賞味期限の表記は異なります。ですが、実際どのような違いがあるのか詳しくは知らない人も多いのではないでしょうか?食材を購入するときに必ず目にするこの2つの表記については詳しく知っておきたいものです。ここでは消費期限と賞味期限の違いについて解説します。
消費期限とは、その期限までなら安全に食品を食べることができる期限のことです。消費期限を過ぎてしまうと商品の質が悪くなったり、衛生的に問題が生じる場合があり、食べるのは危険な場合があります。消費期限はいたみやすい食品に表示されています。食材によって異なりますが、だいたい5日以内に設定されていることがほとんどです。
賞味期限とは、その期限までならおいしく食べることができる期限のことです。消費期限表示されている食品よりもいたみにくい食品に表示されており、食品によっては年月だけの表記がされているものもあります。賞味期限は過ぎてしまったからといってすぐに食べられなくなる期限ではありません。
消費期限と賞味期限、両方に共通するのは、その期限はきちんと定められた保存方法で保存していて、かつ未開封の場合についての期限であることです。表記されている保存方法に沿っていない保存の環境だと、商品の劣化は早くなる場合があります。開封したらなるべくすぐに食べきることが大切です。
消費期限が切れると食中毒を起こす危険性も!
消費期限はその食品が安全に食べられる期限を示しています。そのため、消費期限が切れてしまうと、食品が劣化している恐れがあります。そのため、加熱をしたとしても雑菌が繁殖していたり、腐敗が始まっている可能性があるため、食中毒を起こしてしまうことも考えられます。
賞味期限はその食品が美味しくいただける期限ですが、消費期限は食品の質がその期限までは保たれていることを示す期限です。過ぎてしまえば食品の品質そのものが落ちてしまっている場合がありますので、十分注意しましょう。
季節によっては消費期限ギリギリでも食材がダメになることも!
夏場などの暑い季節は室内だけでなく、冷蔵庫の温度もドアの開け閉めによって上がりやすいです。そのため、いたみやすい豚肉や鶏肉、牛肉はひき肉などの肉類は特に傷みやすいです。消費期限内であっても、環境によってはいたんでしまうこともあります。
夏場は温度が高いだけでなく、湿度も高いため、いたみやすい食品はさらにいたみやすい環境です。食品の保存環境が悪ければ食品は消費期限よりも早くいたんでしまうものです。消費期限を過信せずに食品の状態を見て判断することも大切です。少しでも危ないなと感じたら食べるのはやめましょう。
消費期限は守るのがベター
消費期限は食品の品質が保たれている期限なので、過ぎてしまえばその食品の品質は保証できたものではありません。そのため、消費期限は原則守るのがベターだと言えます。かといって消費期限内であれば必ず安全に食べられるわけではありません。保存環境が悪ければ、食品の劣化も早まります。
最近 頑張ってる自分にご褒美✨
— KAZU4 (@KAZU454065152) November 26, 2019
飛騨牛ステーキ肉
2枚で1万円((((;゚Д゚)))))))ガタガタ
か、買っちゃったぁぁあ(*≧艸≦)ププッ pic.twitter.com/bWWtOSbq1F
その食材に合った環境できちんと保存することが大切ですが、夏場はどうしても冷蔵庫内の温度が安定しないものです。そのため、食材が消費期限内であってもいたんでしまうこともあるものです。間違って劣化した食材を口にしないためにも、食材の状態をしっかり確認することが重要です。
消費期限が2日過ぎた肉は食べれるのか種類ごとで解説!
消費期限が定められている食品は、原則その消費期限を守るのが一番望ましいですが、うっかり過ぎてしまうことも良くあるものです。冷蔵庫の奥で保存していた肉の消費期限が2日過ぎてしまったことのある人もいるのではないでしょうか?ここでは、肉の種類ごとに消費期限が2日過ぎてしまった場合について、食べられるのか否か詳しく紹介します。
消費期限が過ぎた肉まずは見て確認!
肉の消費期限が2日過ぎてしまった場合、すぐに捨ててしまうのはもったいないものです。まずは傷んでいないか。腐ってはいないか、肉の状態をしっかりとチェックしてみましょう。肉の状態によってはまだ食べられる場合があります。ここでは肉の状態の見極め方を紹介します。
まずは肉の見た目をしっかりと見ましょう。色が黒ずんでいたり、黄色や青のカビが生えていたり、変色が見られる場合は腐ってしまっているため、食べることはできない状態になっています。見た目の色が変わってしまっている場合は明らかに腐っている証拠なので、食べることは諦めてすぐに廃棄しましょう。
見た目が平気そうでしたら、次は肉から出ているドリップの状態を確認しましょう。ドリップとは肉から出ている汁のことです。この知るには肉のうまみや水分が漏れ出したもので、あまりにもたくさん出ていると肉のうまみが落ちてしまっています。
仕事で使っている肉の品質が激しく悪いのだが…何度仕入先に注意しても改善が見られない(冷凍→解凍→冷凍したと思われるドリップ、異臭、包装外部に付着している肉片、真空だから大丈夫と言って3日分位無断でまとめて持ってくる、どんなに頑張って処理しても硬いし臭い) pic.twitter.com/NqMpoWSD6x
— りりこすたりか (@Lilis_heath0917) November 25, 2019
また、ドリップは通常サラサラとしていますが、肉が傷んでいると粘り気が出てきます。出てきているドリップに限らず、肉の表面にぬるっとした感触がある場合は傷んでいる可能性があるので食べるのは止めておきましょう。
見た目やドリップの状態が良くても、匂いがおかしい場合があります。ツンとした匂いやいつもの肉と違った匂いがする場合は傷んでいる証拠です。見た感じの肉の状態がいくらよくても匂いが少しでもおかしいと感じた場合は食べるのは危険ですのでやめましょう。
消費期限を2日過ぎた豚肉は食べられる?
豚肉は家庭でよく食べる肉のひとつで、よくスーパーで安売りしているのを見かけるものです。おいしくいただきたい豚肉ですが、消費期限が2日すぎてしまった場合、はたして食べることができるのかを解説します。
消費期限を2日過ぎた豚肉が食べられるかどうかは、まず見た目をしっかりと確認することが大切です。保存状態が良ければ、まだ食べられる可能性があります。はじめに肉の表面が変色していないかをチェックしましょう。豚肉は腐ってくると黄色く変色してきます。
こんなふうに食べるといいよ♡豚バラ肉の人気レシピ : うまみが多く柔らかい豚バラ肉。料理の仕方によってがっつり系にもなるし煮物系に使えばコクも出るという、すごく使い勝手のいい食材なんですよね♪このページでは豚バラ肉のスライスを使った、人気のレシピをご紹介… https://t.co/kJmlhX2qcW pic.twitter.com/YlomlW8Syn
— ミント🍃@相互 (@1122Kra) June 12, 2019
次に、肉の表面やドリップに粘り気が出ていないかを確認しましょう。肉の見た目が良くても粘り気があったり、ぬるつきがあるのなら傷んでいる可能性が高いです。少しでも怪しいと思ったら迷わずに廃棄しましょう。
最後に匂いを確認しましょう。いつもと違う豚肉の匂いや、腐敗臭を感じたら食べられない証拠です。匂いをかいでも良く分からなく、判断が難しい場合は、食べるのではなく大事をとって捨てることを選択しましょう。腐った豚肉を食べるとお腹を壊してしまい、重篤な症状に襲われる可能性もあります。
消費期限を2日過ぎた鶏肉は食べられる?
鶏肉も身近な肉のひとつです。普段さまざまな料理に使い、食べる機会も多いものです。鶏肉の消費期限が2日過ぎた場合、食べられるか気になる人も多いのではないでしょうか?ここでは鶏肉の消費期限が2日過ぎた場合について解説します。
鶏肉は消費期限が2日過ぎてしまっても食べられる場合があります。ですが、肉の状態はしっかりと確認することが大切です。鶏肉の表面やドリップが糸を引くくらい粘り気が出て来ていたら傷んでいますので、廃棄しましょう。
鶏肉は腐ってくると青や緑色に変色し、酸っぱい刺激臭がしてきます。このような状態になるまでには、保存の環境にもよりますが消費期限が過ぎてから1週間以上たっていることがほとんどです。かといって消費期限をすぎても数日なら安心して食べられる保証はどこにもないので、自分でしっかりと見極めることが大切です。
消費期限を2日過ぎた牛肉は食べられる?
牛肉は消費期限を2日過ぎても食べられるのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?牛肉は他の肉に比べて値段が高めのため、せっかく購入したのなら食べきりたいものです。ここでは牛肉の消費期限が2日過ぎた場合、食べられるのか否かについて詳しく解説します。
牛肉の消費期限が2日過ぎた場合、食べられるかどうかは他の肉と同じく見た目と匂いで判断しましょう。牛肉も、消費期限が過ぎていたらしっかりと見極めることが肝心です。牛肉の色が褐色や緑色に変化している場合は食べられません。
牛肉の表面に気泡が出て来ていたり、ねばついたドリップが出てきている場合も劣化しているため、食べることができない状態です。また、匂いも注意しましょう。ツンとした刺激臭がしたり、腐敗臭やいつもとは違う匂いを感じたら迷わず廃棄しましょう。
消費期限を過ぎたひき肉の場合は?
ひき肉は大量に安売りしていることがあるため、多く買って保存している人も多いのではないでしょうか?ひき肉は色んな料理に役立つため、購入することが良くあるものです。ここではひき肉の消費期限が過ぎてしまった場合、食べられるのか否かを解説します。
ひき肉は豚肉、鶏肉、牛肉どの肉でも傷みやすいのが特徴です。通常のカット肉よりも、ひき肉は肉が細かくひかれているため、空気に触れる表面積が多いです。そのため、肉の劣化か進みやすく、いたみやすいです。通常の肉は2日たっても食べられることがありますが、ひき肉の場合、1日過ぎただけでも腐ってしまっていることも多くあります。
ひき肉の見極め方は、他の肉と同様に見た目と匂いです。色が変色していたり、ぬるぬるとした粘性のあるドリップが出ていたりする場合は劣化しておりもう食べられない状態なので、迷わずに廃棄しましょう。また、刺激臭や腐敗臭がする場合も同様に食べることができないので捨てましょう。
表面が変色しており、中の色が変色していない場合、その部分さえ取り除けば一見食べられそうですが、一部が傷んでいるのは確実で、他の部分の劣化が進んでいない証拠にはなりません。お腹を壊してしまう可能性があるので、念のため食べずに捨ててしまった方が無難です。
肉を冷凍した場合はどれくらいで食べきるべき?
肉を冷凍で保存した場合、冷蔵の保存期間よりもやや長く保存することが可能です。長期間といってもずっと保存していると食品なので、冷凍焼けしてしまったり、腐ってしまうこともあります。ここでは肉を冷凍した場合どのくらいで食べきったら良いのかを解説します。
肉を冷凍保存した場合、どの肉でも1か月程度保存することが可能といわれています。冷凍で保存する場合は、消費期限ギリギリで保存するのではなく、買って来たらすぐに保存するのがおいしく冷凍保存するコツです。冷凍するときはパックのままでなく、小分けにして空気が入らないようにラップでしっかりと包み、保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
冷凍保存は1か月ほど保存が可能とされていますが、もともとの肉の状態や保存環境によっては早く劣化してしまうこともあります。なるべく早く食べるようにし、できれば1~2週間程度で食べきるのが良いでしょう。解凍したあとも、しっかりと見た目や匂いをチェックして、調理もしっかりと火を通すことが大切です。
傷んでしまった肉の状態を知っておこう!
肉の状態を見極めるには、傷んでしまった肉の状態を詳しくしっておくことが大切です。新鮮なお肉を見極められることも大切ですが、傷んでしまった状態を知っておくことで、肉をさらに見極めることができるようになります。ここでは傷んでしまった肉の状態について解説します。
傷んでしまった肉は表面だけでなく、中も変色していることがほとんどです。傷んた色は褐色や黄色、青色や緑色などさまざまです。通常の肉の色とは全く異なるので、肉の変色は傷んでいるかどうかの判断が付きやすいポイントでもあります。
また、肉の表面やドリップがネバネバしているのも肉が傷んでいる証拠になります。通常新鮮な肉からはドリップはあまりでないものです。時間がたつと少量のドリップは出てきますが、糸を引くほどの粘性はありません。
匂いも肉が傷んでいるかどうか判断するのに重要なポイントのひとつです。刺激臭や腐敗臭はもちろん、いつもの肉の匂いと違った匂いが少しでもしたら、その肉は傷んでいると判断した方が良いでしょう。傷んでいるかどうか判断が難しい場合は、食べてはいけません。万が一傷んでいた場合、食中毒や体調不良を起こす原因にもなりかねません。
豚肉や鶏肉、牛肉やひき肉などの肉が傷んでいるかどうか、しっかりと判断できるようになるためには、普段の新鮮な肉をしっかりと観察しておくことが大切です。新鮮な肉の状態を知っておくことで、肉が傷んでしまったときでも比較することができ、しっかりとした判断を行うことができます。
消費期限が2日過ぎた肉は自己責任で状態を確認して調理しよう!
消費期限が2日過ぎた肉でも食べられることはありますが、期限が過ぎてしまっているため食べても良いと推奨できる状態ではありません。消費期限内に食べるのが一番良いです。消費期限内でも環境によって肉が傷んでしまうこともあるので、しっかりと肉の状態を確認しましょう。
また、消費期限を過ぎてしまった肉を食べるかどうかは、あくまで自己責任になります。消費期限がうっかり2日過ぎてしまった場合は、見た目や匂いなどをしっかりと観察し、肉の状態をきちんと見極めて調理をしましょう!