なめこの下ごしらえ方法!正しい下処理で美味しい味噌汁を食べよう!
なめこの正しい下ごしらえ方法を知っていますか?なめこは洗わないまま調理することができる食材です。洗うときには、旨みを逃さないようにサッと行うのもポイントです。また、生のまま食べても食中毒にはならないのでしょうか?この記事では、なめこの下処理の方法から洗い方、簡単で美味しく作れるレシピなど、なめこについて紹介していきます。ぜひ参考にして、食中毒にも気を付けながら正しい下ごしらえをしてなめこを美味しく食べてみませんか?
なめこは下ごしらえが必要?
ツルンとした食感が美味しいなめこは、下ごしらえが必要な食材なのでしょうか。なめこの美味しさはその「ぬめり」にあります。そのため、下ごしらえをする際にはこのぬめりを逃がさないにするようにしましょう。また、きのこは食中毒が心配な食材でもあります。ここでは、なめこの下ごしらえに関する知識と、食中毒について触れていきます。
ぬめりが美味しさの秘密
なめこは、ぬめりが特徴のきのこです。このぬめりには、うまみ成分が含まれています。箸で掴んだときに、ぬるっとしてしまうなめこですが、そのぬめりが美味しさの秘密なのです。そのため、なめこの下処理をする際にはぬめりを落としすぎないようにすることが大切になってきます。
洗う?洗わない?
椎茸やしめじは、洗わないで調理をしてもいいそうです。それでは、ぬめりのあるなめこは、どうなのでしょうか?実は、なめこも洗わないで大丈夫です。逆に、しっかり洗ってしまうとぬめりも落としてしまうことになり、旨味成分も一緒に流れ落ちてしまうことになってしまうのです。なめこは、基本洗わない方法で大丈夫ですが、どうしても気になる人はサッと軽くすすぐ程度にしておくといいでしょう。
生食しても食中毒は大丈夫?
なめこは、基本的には加熱処理して食べるものですが、生のまま食べても大丈夫なのでしょうか?特に、きのこ類は生で食べてしまうと食中毒が心配な食材でもあります。過去には、なめこを生のまま食べてしまい食中毒になった人もいるようですので、やはり加熱処理してから食べるようにしましょう。食中毒になってしまってからでは遅いので、気を付けるようにしたいものです。
なめこの正しい下ごしらえ方法【洗い方編】
なめこの正しい下ごしらえの洗い方を紹介します。なめこの洗い方は、短時間でサッと洗い旨味成分を逃がさないようにするのがコツです。また、なめこの鮮度によって洗うか洗わないか判断するのもいい方法です。ぜひ下処理の参考にして、なめこの正しい洗い方をマスターし、洗う方法を工夫してみましょう。
株取りと足切り
なめこには、株取りと足切りの2種類があります。「株取り」とは、株がついたままのものです。スーパーで売られている、株がついたしめじをイメージすると分かりやすいです。「足切り」は、株から離してバラバラにしたものです。足切りのほうが、洗い方も簡単で使い勝手がいいので忙しい方にはこちらのほうがおすすめです。
洗いすぎない
なめこを調理する際には、洗いすぎないことが大切です。基本的な洗い方は、不純物を取り除くためにサッと洗う程度にします。洗いすぎると、なめこの大切な旨み成分までも流してしまうことになって、勿体ないです。なめこを洗うときは、洗い方に気をつけるようにするといいでしょう。
鮮度によって洗うか洗わないか
なめこは、鮮度が落ちると乳酸菌が繁殖しやすくなります。乳酸菌自体は、体にいいものですが、食べたときに酸味を感じるようになります。乳酸菌が豊富に含まれたヨーグルトにも酸味があるのと一緒です。この酸味を落とすには、なめこを洗うのが一番です。なめこが新鮮なうちは洗わないようにし、鮮度が落ちたものは洗って酸味を落とすようにすると美味しく食べることができるでしょう。
なめこの正しい下ごしらえ方法【殺菌編】
ここでは、なめこの正しい下ごしらえ方法を紹介します。なめこは、加熱調理する場合には下ごしらえをしなくても大丈夫ですが、加熱処理をしない「なめこおろし」などを作るときには、熱による下ごしらえが必要になってきます。下ごしらえといっても、熱湯を使ってサッとできるものや電子レンジを使って簡単にできますので、ぜひ参考にして下ごしらえをしてみてください。
お湯を回しかける
沸かしたお湯を、ザルにいれた生のなめこに回しかける方法があります。お湯は、サッと回しかけるだけで大丈夫です。お湯をかけすぎると、風味や粘り気を落としてしまうことにもなるので、あくまで下処理はサッと行うのがポイントです。
熱湯にくぐらせてザルにあげる
次は、沸かした熱湯にくぐらせる方法です。こちらも、風味や粘り気を保つためにも、生のなめこをサッと熱湯にくぐらせて、すぐにザルにあげるようにしましょう。お湯を回しかける方法と、熱湯にくぐらせる方法、どちらも簡単にできるので好みの下処理のやり方をチョイスしてみましょう。
レンジで加熱殺菌
電子レンジでも簡単に下ごしらえをすることができます。耐熱容器になめこを入れ、ラップをかけたら電子レンジで1~2分チンするだけです。お湯を沸かす手間がないし、火を使わないので小さなお子さんでも安心して下ごしらえをすることができます。電子レンジでも、きちんと加熱殺菌することができますので、下処理の際にはぜひ一度お試しください。
なめこのおすすめレシピ
ここでは、なめこの美味しいレシピを3つ紹介していきます。どれも手軽に作ることができて、美味しく栄養価も高いものばかりです。食欲がないときでも、ツルンと食べやすいなめこですので、どんな時にも重宝するレシピばかりです。ぜひ作ってみて、美味しいなめこレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか?
なめこおろしでさっぱりパスタ
大葉やミョウガを使った、さっぱりとしてツルツル食べやすいパスタです。なめこおろしを加えることで、栄養価がアップし食欲がない時にもおすすめのレシピです。夏に冷たいものの摂りすぎで、胃腸が弱っているときにも重宝することができるレシピとなっています。このレシピは2人分の分量です。
- スパゲティ200g
- なめこ1袋
- 大根20cm
- 大葉5枚
- ミョウガ3つ
- 塩少々
- バター大さじ1
- 醤油少々
- パスタを茹でるお湯を用意します。大きめの鍋にたっぷりとお湯を沸かすのがポイントです。
- なめこを熱湯でサッと茹で、ざるにあけて冷まします。
- 大根とミョウガはみじん切りにし、大根はすりおろしておきましょう。
- パスタを茹で、ザルにあけて水気を切ります。
- パスタが冷めないうちにボウルに入れ、バターと醤油と合わせておきます。
- パスタを盛り付け、上から大根おろしとミョウガ、大葉を上から飾ります。
- お好みで少し醤油をたらせば、完成です。
なめこともずくの雑炊
ちょっと体調が優れないときや、胃腸が弱っているときにもおすすめの雑炊です。なめこともずくを入れることで、食べやすくなり栄養価もアップします。優しい味わいの雑炊は、寒い日に温まりたいときにもぴったりの1品です。雑炊は、小さなお子さんにもお年寄りにも食べやすいので、家族みんなで美味しく食べることができます。
- 冷やご飯100g
- なめこ半袋
- もずく50g
- 溶き卵半分
- 三つ葉3本
- だし汁3カップ
- 醤油、酒少々
- 冷やご飯は水でサッと洗います。
- もずくは洗って、食べやすい大きさに包丁で切ります。
- なめこはサッと水で洗い、三つ葉は食べやすい大きさに切っておきましょう。
- 鍋にだし汁を入れて弱火にかけてから、冷やご飯を入れて煮立てます。
- その中にもずくとなめこを入れ、醤油と酒を入れてさらに溶き卵を加えます。
- 火を止めてから、少し蒸らしたらできあがりです。食べる時に三つ葉を飾りましょう。
カリっと厚揚げのなめこあんかけ
カリっとした厚揚げが美味しい、なめこあんかけのレシピです。厚揚げは、ボリュームがあって食べ応えもあるので、男性にも人気の食材です。夕飯の1品にしても、お酒のおつまみにしても喜ばれる厚揚げとなめこの組み合わせは相性抜群です。あんかけでホッとする美味しさを味わえることでしょう。ご飯の上にかけて、丼にしても美味しい1品です。
- 厚揚げ2枚
- なめこ1パック
- 大根10cm
- ネギ少々
- だし汁1カップ
- 醤油大さじ2
- みりん大さじ2
- 塩少々
- 水溶き片栗粉適量
- 大根はおろし器で、すりおろしておきます。
- 厚揚げは一口大にカットしておきましょう。
- なめこは水でサッと洗っておきます。
- 鍋にだし汁、醤油とみりんを入れて火にかけたら、なめこを加えて煮立ったところで水溶き片栗粉を加えます。
- 厚揚げをフライパンでカリっと焼き、お皿に盛ります。
- 5の上から4をかけ、その上から大根おろしをのせれば完成です。
なめこの下ごしらえのコツを習得しよう!
なめこは、食物繊維も豊富でローカロリーな栄養価の高いきのこです。簡単な下処理のコツを掴んで、なめこの風味を生かした料理を作ってみましょう。なめこを普段の料理に取り入れることで、今までよりもバリエーションのあるレシピにチャレンジすることができます。美味しくて栄養価の高いなめこで、毎日のご飯をもっと楽しいものにしてみましょう。