2019年02月25日公開
2024年09月04日更新
コーンスターチの代用品!お菓子や料理にオススメの材料は?
コーンスターチと言えば、お菓子作りのレシピでよく見かける材料です。しかし、実際家にコーンスターチを常備している人は少ないのではないでしょうか?今回は、コーンスターチの代用品についてまとめます。そもそもコーンスターチとは何なのか、片栗粉やベーキングパウダー、小麦粉で代用は出来るのかなどを説明します。お菓子作りや料理別のコーンスターチの代用方法も載せますので、参考にしてみて下さい。
目次
コーンスターチの原料や特徴
コーンスターチは、お菓子作りによく使われる材料で、白いサラサラとした粉です。そこまでは知っている人も多いかと思いますが、自宅にコーンスターチを常備しているという人は少ないのではないでしょうか。また、お菓子作りのためにコーンスターチを買ったけど余りの使い道がないまま消費期限が切れてしまったなんてことはありませんか?今回は、身近な材料でのコーンスターチの代用方法をまとめますので、参考にして下さい。
原料
はじめに、コーンスターチの原料はとうもろこしのでんぷんです。とうもろこしのでんぷんを抽出して粉状にしたものがコーンスターチで、コーンスターチの「コーン」はとうもろこし、「スターチ」はでんぷんという意味です。コーンスターチに見た目も用途も似ている片栗粉も同じくでんぷんですが、コーンスターチがとうもろこしを原料にしているのに対して片栗粉はじゃがいもです。
特徴
コンスターチの特徴は、白くてサラサラしている粉というところです。小麦粉よりも粉の粒が細かく、水分を含むとキュッキュという感触になります。香はなく、見た目はほとんど片栗粉と変わりません。片栗粉と違うのは、水分を含んだ時の粘り気で、コーンスターチの方が粘り気が弱く、また高温に強い特徴があります。
コーンスターチは、とろみをつけたり、揚げ物の衣、生地のつなぎ、サクッとした食感に仕上げたい時やプリンやゼリーを固める時などに使います。その他、食品以外にもファンデーションやベビーパウダーなどにも含まれているというのはあまり知られていないのではないでしょうか。コーンスターチは実は用途も色々あるのです。
コーンスターチに代用におすすめの材料!
では、気になる「コーンスターチを家にあるもので代用する場合どんな材料が適しているのか」について説明します。頻繁に使うものではないので、わざわざ買いに出かけなくても家にあるもので代用出来るのであれば便利です。片栗粉、ベーキングパウダー、小麦粉に分けて、コーンスターチと代用は出来るのかを見ていきます。
片栗粉
コーンスターチの代用品として一番多く使えるのは、片栗粉です。同じでんぷんを原料としていて見た目も似ているだけあり、コーンスターチの代用品に適しています。ただし、片栗粉はじゃがいものでんぷんを原料としているため混ぜるとグルテンが出ます。また、コーンスターチよりも粘り気が強く、高温に弱いという特徴もありますので、実際に代用として使う場合は使用方法に注意する必要があります。
ベーキングパウダー
続いては、ベーキングパウダーです。同じくお菓子作りによく使われるベーキングパウダーですが、そしてベーキングパウダーの主成分はコーンスターチなのですが、残念ながらベーキングパウダーはコーンスターチの代用には使えません。そもそも、コーンスターチは仕上がりをさくっとさせたりとろみをつける目的で使用しますが、ベーキングパウダーはふくらし粉です。見た目は見ていますが、代用としては使用出来ません。
小麦粉
次に、小麦粉です。小麦粉は、コーンスターチの代用として使用出来ます。お菓子のとろみをつけるときやつなぎに使う時に小麦粉で代用出来ます。小麦粉であれば常備している家庭が多いかと思いますので、代用にするのに一番手軽で便利な材料だと言えるでしょう。まずは小麦粉で代用してみるのもよさそうです。
コーンスターチの料理別代用方法
続いては、実際にコーンスターチを小麦粉や片栗粉などで代用する時の方法を料理別に紹介します。コーンスターチを使用する代表的な料理やお菓子であるパン、チーズケーキ、カスタードクリーム、クッキーの順に説明しますので代用する時の参考にして下さい。家にコーンスターチがないという人も、買いに出かけなくても十分に美味しい料理やお菓子が作れますので、ぜひ試してみて下さい。
パン
コーンスターチの代用方法の一つ目は、パンです。生地にチョコレートやカスタードのクリームが折り込んであるパンを作る時に、コーンスターチでクリームにとろみをつけるのですが、コーンスターチの代用として片栗粉を使用出来ます。片栗粉でもクリームにとろみをつけてパンに折り込めますので、コーンスターチと同量の片栗粉で代用しましょう。
チーズケーキ
コーンスターチの料理別代用方法の二つ目は、チーズケーキです。これは、ベイクドチーズケーキの場合ですが、生地のつなぎとしてコーンスターチがレシピに入っていることがあります。その場合、米粉が代用に適しています。粘り気の弱い米粉がつなぎの代用にぴったりで、片栗粉だと少し粘りが強いです。家に米粉がないという人は小麦粉でも代用出来ます。
カスタードクリーム
コーンスターチの料理別代用方法の三つ目は、カスタードクリームです。コーンスターチが使われる料理の代表的なものがカスタードクリームですが、カスタードクリームにとろみをつけるために使われます。この場合、代用に適しているのは小麦粉です。熱で粘り気が弱くなる性質の片栗粉だと、クリームを加熱している間にとろみが弱くなってしまうので、小麦粉で代用することおおすすめします。
クッキー
コーンスターチの料理別代用方法の四つ目は、クッキーです。クッキーにコーンスターチを入れる時は、サクッとした食感にする目的で使われます。この場合の代用は、コーンスターチと同量の米粉が適しています。米粉はグルテンが弱いので、サクッと仕上げるのに役立ちます。米粉を使ったクッキーのレシピを検索するとたくさん出てきて参考になりますので、ぜひ使ってみて下さい。
コーンスターチを代用品で作ったらどのような違いが出る?
コーンスターチの料理別代用方法はいかがでしたか?これまでコーンスターチがなくて材料が揃わずなんとなく手が出せないでいたお菓子作りに挑戦したくなった人もいるのではないでしょうか。ぜひ試してみて下さい。最後に、実際にコーンスターチを代用品で作ったらどのような違いが出るか、について料理別に紹介します。コーンスターチの代用品を使って料理やお菓子作りをする時の参考にして下さい。
パン
一つ目は、パンのコーンスターチを片栗粉で代用した場合どのような違いが出るか、です。折り込み用のチョコクリームやカスタードクリームのとろみを片栗粉でつける場合ですが、味や食感など仕上がりにあまり違いは出ません。ただし、折り込みのクリームのとろみつけ以外の目的での片栗粉の代用は、パンが固く仕上がったりするので気を付けた方がよさそうです。
カスタードクリーム
二つ目は、カスタードクリームのコーンスターチを小麦粉で代用して作った場合どのような違いが出るか、です。小麦粉は混ぜるとグルテンが出て粘りが出るので、小麦粉で代用した場合、コーンスターチで作ったカスタードクリームよりも重くしっかりしたクリームに仕上がります。また、小麦粉を使うことでクリームの色が白っぽくなります。小麦粉で代用したカスタードクリームが好み、という人も多いようなので試してみたいものです。
チーズケーキ
三つ目は、チーズケーキのコーンスターチを米粉で代用した場合どのような違いが出るか、です。チーズケーキのつなぎのコーンスターチを米粉で代用した場合、出来上がりにあまり違いは出ません。味も食感もコーンスターチを使った時とほとんど同じように仕上がります。
クッキー
四つ目は、クッキーのコーンスターチを米粉で代用した場合どのような違いが出るか、です。クッキーをサクッとした食感に仕上げるためのコーンスターチを米粉に代用した場合ですが、こちらもあまり違いなく仕上がります。ただし、コーンスターチに比べて米粉はつなぎの力が少し弱いので、クッキーが多少崩れやすいと感じることがあるかもしれません。
いずれもコーンスターチの代用品を使って作ってもあまり違いなく仕上がるので、安心して代用出来そうです。しかも代用品は1つではなく数種類あるので、家にある材料で作るものを選べるにも嬉しいものです。
コーンスターチの代用品でお菓子作りができる!
コーンスターチの代用について、いかがでしたか?コーンスターチがなくても、小麦粉や片栗粉で代用して美味しいお菓子作りが出来ます。日常的に使う材料ではないので、家にストックしていないという人には嬉しいと思います。コーンスターチがなくて作るのをあきらめたり、コーンスターチを使わないレシピを探していた人でも大丈夫です。ぜひコーンスターチの代用を試してみて下さい。