ロングペッパー(ヒハツ)とはどんなスパイス?効果効能や副作用も!

ロングペッパーと呼ばれるスパイスをご存知でしょうか?別名ヒハツとも呼ばれるこのロングペッパーは、最近ではサプリメントも発売されるほど、日本でも注目を集めているスパイスなのです。ロングペッパーがこれほどまでに注目されるのは、その使い方・食べ方が手軽ということもありますが、美容はもちろん血圧などの健康面での効果効能の高さもあります。このロングペッパーの使い方や食べ方はもちろん、その効果効能から副作用に至るまで、たっぷりと紹介していきます。

ロングペッパー(ヒハツ)とはどんなスパイス?効果効能や副作用も!のイメージ

目次

  1. 1ロングペッパー(ヒハツ)とはどんなスパイス?
  2. 2ロングペッパー(ヒハツ)の効果効能【健康編】
  3. 3ロングペッパー(ヒハツ)の効果効能【美容編】
  4. 4ロングペッパーの副作用と注意点
  5. 5ロングペッパーの使い方
  6. 6胡椒の代用にロングペッパーを使って内臓温度を上げよう!

ロングペッパー(ヒハツ)とはどんなスパイス?

ロングペッパー(ヒハツ)とは、一体どんなスパイスなのでしょうか?最近ではサプリメントも売られているくらい、健康や美容にさまざまな効果効能があるというのです。そんなロングペッパーについて、まずはどんな植物でどんな食味なのか、人類の歴史の中でどのくらい昔からどんな使い方・食べ方をされてきたのかといった、基本的なことから紹介していきます。

ロングペッパーとは?

ロングペッパーとはインド原産のコショウ科のツル性木質植物のことです。円筒状の果肉質の実の集合体である「果穂」を乾燥させて作られるスパイスです。ロングペッパーにはさまざまな別名があり、果穂の見た目ままの名前のナガコショウのほか、ピパーツ・ヒバーチ・ピパーズなどがありますが、一番良く使われるのがヒハツという別名です。日本でもこのヒハツという名前で売られることも多いスパイスなのです。

ロングペッパーは古代インド語でもあるサンスクリット語でpippaliといい、英語のコショウをさすpepperの由来ともなっています。日本では沖縄でこのロングペッパーの同属であるヒハツモドキが、ヒハツやピパーチ、ヒハチなどの名前で栽培されています「モドキ」とついてはいますが食用として使えるだけでなく、その成分や使い方・食べ方もとても良く似た「ニセモノ」とは呼べないスパイスです。

味や香り

ロングペッパーは、コショウと似た風味を持つために同じ使い方・食べ方ができます。ですがロングペッパーとコショウを比べると、ロングペッパーのほうがより刺激的な風味を持っています。味はコショウとそっくりなスパイスでありながら、その香りはシナモンを混ぜたような甘さと、ロングペッパーならではの爽やかさを感じさせるのです。そのためコーヒーやココアに入れて、また違った風味を楽しめるスパイスでもあるのです。

歴史は?

ロングペッパーは、実はコショウよりも先にヨーロッパに浸透したスパイスです。紀元前6世紀~5世紀にはギリシャにもたらされ、スパイスとしてよりも薬剤として使われていたことが記録に残っています。インドの古代医学のアーユルヴェーダにおいても、ロングペッパーはもっとも強力な薬草のひとつとして、長寿の薬として扱われているほど、人の健康において高い効果効能が認められているのです

ロングペッパーは、1世紀のギリシャでブラックペッパーの4倍の値段で取引されていたことがわかっています。さらに176年のローマ帝国では、ブラックペッパーともども関税が課されていた記録もあるほどです。そんなロングペッパーも大航海時代を迎え、より安価なコショウが輸入されるようになり、さらにさまざまな香りを持つ唐辛子の栽培開始に伴って、ロングペッパーのヨーロッパでの流通量は激減してしまったのです。

ロングペッパーがヨーロッパの料理に使われることは少なくなりましたが、インドや北アフリカ、東南アジアの料理では今も使われています。ロングペッパーは今もインドでは容易に入手できるほどポピュラーなスパイスですが、カンボジア産のロングペッパーは、他の地域の生産品と比べてその成分の含有量が高いだけでなく、風味も優れていると高い評価を受けている1度は味わってみたい一級品です。

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ロングペッパー(ヒハツ)の効果効能【健康編】

ロングペッパーは古くから薬に使われてきたくらい、健康面での効果効能が期待できるスパイスです。では具体的にどんな健康効果があるのでしょうか?ロングペッパーが持つ健康効果をそれぞれまとめてみました。

毛細血管の強化と修復

ロングペッパーには、人間の体内にある「Tie2」という酵素を活性化させる働きがあることがわかっています。このTie2酵素が活性化することで、全身に広がる細い血管である毛細血管に作用し、血管を構造的に安定させると共に修復し、血管の老化や劣化を予防してくれる効能があるのです。血管の健康は成人病の予防にも直結する大事なポイントです。ロングペッパーが長寿の薬とされるのも納得の効能です。

高血圧の抑制

ロングペッパーには、ピペリンという成分が含まれています。これはヒハツモドキやコショウにも含まれている辛味成分です。ピペリンには血管弛緩作用があるため、血管が拡張され血流が改善される効能があります。血流が改善されて血行が良くなると、血圧低下にも効果があります。塩分に注意しているのに、なかなか血圧が下がらず高血圧が治らないという人は、ロングペッパーを試してみてはいかがでしょうか?

冷えや肩こりの解消

ロングペッパーには、先にも紹介したように血管拡張効果があります。この効能は何も高血圧の抑制だけにとどまりません。血管が拡張した結果、全身に温かい血液が巡るようになり、身体の隅々にまで酸素や栄養素が送られるようになります。体中に酸素と栄養素が送られるようになれば基礎代謝もあがります基礎代謝が上がることで基礎体温も上がり、冷えや肩こりといった健康被害の解消にも役立つのです。

痛みの緩和

ロングペッパーのピペリンの効果効能はまだあります。血流の改善は、身体を温めることでさまざまな痛みも改善してくれるのです。リウマチは冷えが天敵ともいえる病気です。腰痛などの痛みの原因も多くが血行不良です。唐辛子のカプサイシンも身体を温める効果がありますが、カプサイシンの効果が瞬発的なものであるのに対し、ピペリンの効果は穏やかで持続的なのが特徴です。痛みの緩和効果もより長く続くことが期待できるのです。

膝や腰の機能不全の改善

ロングペッパーの血流改善による健康効果はまだあります。膝や腰の凝りや痛み、張りといった機能不全も、体内の血流の良し悪しが大きく関わっていますピペリンによって血圧が安定して改善された血流は、膝や腰といった身体の要所にも温かい血液と十分な栄養素を届けてくれます届けられた栄養素により代謝が上がり、血流が溜まっていた老廃物を運び出してくれるため凝りや張りもほぐれ、機能不全が改善しやすくなるのです。

咳が原因の呼吸困難の改善

ロングペッパーの血流改善効果には、内臓を温めることで免疫力を上げる効果もあります。内臓の温度を1度上げるだけで免疫力が大幅にアップするというのです。そのためか昔からロングペッパーは、漢方では「咳が原因の呼吸困難」の改善薬を作るのに、このロングペッパーが使われてきました。「内臓温度を1度上げて病気知らず」とまでいわれるほど、ロングペッパーの血流改善効果はすごいのです。

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ロングペッパー(ヒハツ)の効果効能【美容編】

ロングペッパーの健康効果のすごさは良くわかりました。これだけの健康効果があるのであれば、当然美容への効果を期待しないわけにはいきません。ロングペッパーの美容効果をまとめてみました。

美肌効果

ロングペッパーにより改善された血流は、肌にも十分な栄養を届けてくれます肌の代謝が活性化し、くすみやシミの改善に効果を発揮します。ピペリンは古い血管も再生させてくれるため、肌の隅々まで栄養がいきわたり、生き生きとした肌に生まれ変わる手助けをしてくれるのです。

アンチエイジング効果

ロングペッパーのピペリンの血管若返り効果は、全身の若返りにつながります。しなやかに生まれ変わった血管が、全身に温かい血液と十分な栄養素を送り届け、全身の代謝を活発化させます。代謝が活発化することにより、古い細胞や老化してしまった細胞も新しく生まれ変わることができるのです。

ダイエット効果

ダイエット成功

ロングペッパーの血流改善効果は、全身の新陳代謝を促します。身体の隅々まで血流が改善される結果、全身でエネルギーが使われるだけでなく、体温自体を上げる効果があるためにより脂肪も燃えやすくなり、自然とダイエット効果が出やすく、それでいて太りにくい身体へと変わっていくのです

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ロングペッパーの副作用と注意点

ロングペッパーの健康効果はわかりましたが、副作用の心配はないのでしょうか?残念なことですが、ロングペッパーも摂取量を間違えると副作用があります。ロングペッパーの注意するべき副作用についてまとめてみました。

大量摂取は胃腸に強い刺激

ロングペッパーはスパイスの一種のため、胃腸に対して刺激があります。そのため大量に摂取すると胃壁を傷め胃痛や胃もたれの原因になってしまいます。この副作用は別にロングペッパーに限ったことではありません。刺激のあるスパイスは胃を傷めやすいことを意識して、適量をとるように気をつけましょう。

血管を拡張する薬との併用には注意

ロングペッパーには元から血管拡張作用があるため、血管を拡張する薬血圧を下げる薬を服用している人は、効果が倍増して低血圧症になってしまう危険があります。ロングペッパーは食品ではありますが、食品だからといって漢方薬の原料に使われるだけの理由があるのは説明してきたとおりです。必ずかかりつけの医師や薬剤師といった専門家に相談するようにしましょう。

一日に小さじ1杯が目安

ロングペッパーの副作用の心配がない、1日の適量の目安小さじ1杯程度と言われています。小さじ1杯といえば、スパイスとしてはかなりの量になります。逆を言えば普通に使っている分には、副作用の心配はまずありません。薬を服用している人は要注意、と覚えておけばまず大丈夫です。

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ロングペッパーの使い方

ロングペッパーの健康効果や副作用の注意点がわかれば、後は注意点を守りながら使って楽しむだけです。ロングペッパーはいろいろな料理に使うことができますが、その中でもおすすめの使い方や食べ方を紹介します。

基本は胡椒と同様の食べ方

ロングペッパーは先にも紹介したように、基本的にはコショウと同じスパイスです。使い方や食べ方も同じで問題ありません。ですがロングペッパーにあってコショウにはない、シナモンのような甘味のある香りを活かした使い方もしてみませんか?コーヒーやココアに少し入れて、その香りを楽しんでみてください。

ミルクに混ぜる食べ方

ロングペッパーの香りを楽しむのであれば、ミルクに入れて飲む方法もおすすめです。少量のロングペッパーをはちみつやメープルシロップで甘味を付けたミルクに入れると、ロングペッパーのピリリとしたスパイス感が、優しいミルクの味わいとほんのりとしたはちみつなどの甘さと良く合って、ほっと一息つけるドリンクが出来上がりますよ。

麺類やサラダのドレッシングでの使い方

ロングペッパーをコショウの代わりにラーメンにかけると、いつものラーメンが辛味と甘みのコクのあるラーメンに大変身して、新しいラーメンの味に出会えます。またオリーブオイルと塩にロングペッパーだけというシンプルなサラダのドレッシングにしても、野菜本来の美味しさを引き立たせるロングペッパーならではの味わいかたができておすすめです。

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胡椒の代用にロングペッパーを使って内臓温度を上げよう!

ロングペッパーはさまざまな健康効果があるだけでなく、内臓温度を上げて免疫力まで上げてくれます。コショウよりも歴史のあるロングペッパーで内臓から元気になって、あなたも病気知らずになってみませんか?

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