ケイジャンスパイスとはどんなスパイス?使い方とレシピも調査!

スパイスに詳しい方やお料理好きの方ならご存知の『ケイジャンスパイス』。しかし、まだまだケイジャンスパイスをご存知でない方も多いようです。ケイジャンスパイスとは一体どんなスパイスなのでしょうか?そこで今回は、ケイジャンスパイスとは一体どんなスパイスなのか調査してみました。また、ケイジャンスパイスの使い方やケイジャンスパイスのレシピ・ケイジャンスパイスを使った料理レシピも併せてご紹介します。

ケイジャンスパイスとはどんなスパイス?使い方とレシピも調査!のイメージ

目次

  1. 1料理上手な人は使ってる?『ケイジャンスパイス』!
  2. 2ケイジャンスパイスとは…
  3. 3ケイジャンスパイスの使い方はどうするの?
  4. 4ケイジャンスパイスの使い方は…
  5. 5ケイジャンスパイスのレシピを調査せよ!
  6. 6ケイジャンスパイスのレシピ
  7. 7ケイジャンスパイスを使ったレシピは?
  8. 8ケイジャンスパイスを使ったレシピ①ジャンバラヤ
  9. 9ケイジャンスパイスを使ったレシピ②ケイジャンチキン
  10. 10ケイジャンスパイスを使ったレシピ③ガンボ
  11. 11《まとめ》ケイジャンスパイスとは?使い方やレシピ調査

料理上手な人は使ってる?『ケイジャンスパイス』!

あなたは料理をする際、スパイスを利用していますか?『スパイス』とは調味料の一種であり、植物から採取されるものです。調理の際に、香りや色・辛味などを出すことや臭み消しなどのために使われています。スパイスの種類はかなりの数ありますが、そんな中でも今注目されているのが『ケイジャンスパイス』というスパイスです。

「ケイジャンスパイスなんて聞いたことない…」という方も多くいらっしゃると思いますが、料理上手な方はケイジャンスパイスを使っている方が多いようです。では、ケイジャンスパイスとは一体どのようなスパイスなのでしょうか?まずは、ケイジャンスパイスとはどんなスパイスのことを指すのかについて学んでみましょう!

ケイジャンスパイスとは…

まずケイジャンスパイスとは一体どんなスパイスなのかという説明ですが、ケイジャンスパイスとは、パプリカパウダーやオレガノ・オニオンパウダー・ナツメグ・ブラックペッパー・ガーリックパウダー・ホワイトペッパー・チリペッパーなどが配合されたスパイスです。

様々なスパイスが配合されているケイジャンスパイス。そんなケイジャンスパイスとは一体どんなお味なのでしょうか?調査してみたところ、実際に食べた事がある方は「ドンタコスのチリタコス味」と例えている方がいらっしゃるようです。また、ケイジャンスパイスの配合によって辛いものや辛くないものなど様々であるそうです。

ケイジャンスパイスの『ケイジャン』とは…

ところで、スパイスの名前ともなっている『ケイジャン』とは一体何の事を指すのでしょうか…?調査してみたところ、『ケイジャン』とは、祖先が北米東部のアカディア地方に入植したフランス人の直系で、イギリス人によってアカディアから追放されたのち、最終的に主にアメリカ合衆国ルイジアナ州南部に永住した人々の事を指すようです。

『アカディア人』を意味する英語『アケイディアン(Acadians)』から『ケイジャン』に転じました。1990年の国勢調査でのケイジャンの人口は、ルイジアナ州で43万人・米国全土で60万人でした。多くのケイジャンのコミュニティでは、現在でもケイジャン・フランス語と呼ばれる独自のフランス語方言が話されているようです。

アメリカ合衆国の政策による英語教育以降は、ケイジャン英語と呼ばれるフランス語の影響を受けた英語の方言が第二言語として(より若い世代のケイジャンには第一言語として)話されています。そんなケイジャン(米国南部ルイジアナ州)の料理が、『ケイジャン料理』です。ケイジャン料理は基本的に、地元で手に入る食材を生かした素朴でシンプルな庶民の料理です。

ケイジャン料理はタバスコやチリなどといった辛いスパイスがきいているのが特徴です。また、ケイジャン料理の主食は米であり、タマネギ・セロリ・ピーマン(これらを合わせて「聖なる三位一体」と呼ばれています。)を炒めたものを料理のベースとすることが多いです。ケイジャン料理の代表料理は、『ジャンバラヤ』や『ガンボ』などが挙げられます。

ケイジャンスパイスの使い方はどうするの?

ケイジャンスパイスとは一体どんなスパイスなのかということはわかりましたが、次に気になるのが使い方についてです。ケイジャンスパイスの使い方は一体どうすればいいのでしょうか…?お次は、ケイジャンスパイスの使い方について学んでみましょう。

ケイジャンスパイスの使い方は…

ケイジャンスパイスの使い方は、ケイジャン料理のジャンバラヤやガンボなどといった代表料理に使うのはもちろんのこと、肉料理や魚料理とも相性のいいスパイスですから、様々な料理に使えるでしょう。また、サラダに振り掛けるといった使い方や、タコスやパエリアなどの料理への使い方もおすすめされているようです。

ケイジャンスパイスのレシピを調査せよ!

ケイジャンスパイスの使い方について学べたところで、次に学んでいきたいのがケイジャンスパイスのレシピです。ケイジャンスパイスは市販でももちろん取り扱いがありますが、市販のものには化学調味料が含まれているものもあります。そのため、「何となく購入する気がひける…」という方も少なくないようです。

そんな方はケイジャンスパイスを手作りしてみませんか?ケイジャンスパイスは材料を混ぜるだけで作れる非常に簡単なものです。ケイジャンスパイスは使ってみたいけど市販のスパイスを購入するのをためらっていた方は、ケイジャンスパイスのレシピを是非学んでみましょう!

ケイジャンスパイスのレシピ

ケイジャンスパイスの材料は、パプリカパウダー・ 大さじ2杯、オニオンパウダー・大さじ1杯、ガーリックパウダー・大さじ1杯、黒胡椒(荒挽き)・大さじ1杯、白胡椒(荒挽き~粉末)・大さじ1杯、カイエンペッパー・ 小さじ1と2分の1杯、ドライタイム・ 小さじ1と2分の1杯、ドライオレガノ・小さじ1と2分の1杯、セロリシード(オプション)・ 小さじ2分の1杯、マスタードパウダー(オプション)・大さじ1です。

作り方は非常に簡単。上記の材料を、きれいに洗った瓶に入れてよく混ぜればケイジャンスパイスの完成です!お好みでスパイスを足して、辛さや香りを調整してください。ケイジャンスパイスの保存期間は2ヶ月〜3ヶ月程度が目安となっています。また、ケイジャンスパイスの保存方法は、戸棚などの日光の当たらないところで保存するようにしましょう。
 

ケイジャンスパイスを代用することはできる?

ケイジャンスパイスのレシピ自体は非常に簡単なのですが、ケイジャンスパイスを作るために使用するスパイスは非常に種類が多いです。ケイジャンスパイスを作るためにわざわざ足りないスパイスを買い揃えていたらキリがありません。そうすると、「自宅にあるものでなんとか代用できるのはないかな…」と考えてしまう方が多いと思います。

最も簡単なのは市販のミックススパイスでケイジャンスパイスを購入することです。「自分で辛さを調整したい!」という方であれば、市販のミックススパイスをベースにしてお好みで好きなスパイスを好みの量追加してオリジナルのケイジャンスパイスを手軽に作るのも良いでしょう。

また、ガーリックパウダーやオニオンパウダーがない場合は自宅にあるニンニクやタマネギで代用することもできます。ガーリックパウダーはニンニクをスリ鉢ですり潰したものを代用したり、オニオンパウダーはタマネギをスリ鉢ですり潰したもので代用したりすると良いでしょう。

カイエンペッパーとは?代用は可能?

そして、ケイジャンスパイスのレシピの中でも特に「あまり聞いたことがない…」と言う方が多いであろうスパイス・『カイエンペッパー』。「自宅にないから代用したい」という方も多いででしょうし、「スーパーになかなかないからもっと身近なもので代用したい」という方も多いでしょう。

『カイエンペッパー』というスパイスは、赤いトウガラシの実を干して粉末にした香辛料であり、辛味が非常に強いスパイスです。辛味があるスパイスだということを考えると、カイエンペッパーの代用は、一味や粉末の韓国唐辛子で代用すると良いでしょう。その他にも、自宅にないスパイスは似たようなスパイスでうまく代用してみると、自分好みのスパイスが手軽に作れます。

ケイジャンスパイスを使ったレシピは?

ケイジャンスパイスの使い方やレシピについても学べたところで、最後に学んでいきたいのが、ケイジャンスパイスを使った料理のレシピについてです。ケイジャンスパイスを使ったケイジャン料理の代表といえば、肉や野菜などの具とチリペッパーなど香辛料が効いた炊き込みご飯・『ジャンバラヤ』や、オクラをつかってとろみを出している野菜たっぷりのスープ・『ガンボ』などです。

ケイジャン料理はもちろんのこと、魚料理や肉料理などと様々な料理と相性が良いケイジャンスパイス。そんな万能スパイス・ケイジャンスパイスを使った美味しい料理のレシピは是非チェックしておきたいものです。最後に、ケイジャンスパイスを使ったレシピを調査してみましょう!

ケイジャンスパイスを使ったレシピ①ジャンバラヤ

ほのかに辛味が感じられるピリ辛スパイスがアクセントとなった『ジャンバラヤ』。ケイジャンの人気炊き込み御飯であるジャンバラヤは日本でも近年、カフェやレストランで提供されることが多くなってきたので好きだという方も多いでしょう。作るのが難しそうに思えるジャンバラヤですが、意外と簡単に作ることができます。

ジャンバラヤ(2合)の材料は、米・2合、玉ねぎ・2分の1個、パプリカ(赤)・2分の1個、ピーマン・2個、トマト缶・2分の1個缶(200ml)、にんにく・1片、ウインナー・4本、オリーブオイル・大さじ1杯、ケイジャンスパイス・大さじ3杯、水・300ml、コンソメ・小さじ2杯、レモン・6分の1個、生パセリ・少々です。

ジャンバラヤの作り方はまず、玉ねぎ・にんにく・生パセリをみじん切りに、ウインナーを3mmの小口切り、パプリカとピーマンは1cm角に切っておきます。続いて、フライパンにオリーブオイルを敷いて中火で熱し、玉ねぎとにんにくをしんなりするまで炒めていきます。玉ねぎとにんにくがしんなりしてきたらパプリカ・ピーマンも加えて軽く炒めます。

続いて、米とウインナーを加えて炒め、米が透明になってきたらケイジャンスパイスを加えてよく混ぜます。ケイジャンスパイスが全体によく混ざったら、トマト缶と水を加えて混ぜ、沸騰してきたらフタをして弱火で13〜14分ほど炊きます。炊き上がったら火を止めて全体をざっくり混ぜて味見をします。

水分がなくなって少しお米の芯が残っている程度なら良いです。そうすると、再度蓋をして10分程度蒸らします。10分程度蒸らしてお米の芯がなくなっていたら完成です!器に盛って、生パセリを飾ればジャンバラヤの完成です!また、お米を炊く際にお米が焦げ付かないように、炊いている最中に水分量を確認するようにしてくださいね。

ケイジャンスパイスを使ったレシピ②ケイジャンチキン

ケイジャンスパイスの香味が鶏肉に染み込んだ辛ウマ料理といえば、『ケイジャンチキン』です。夕飯のおかずとしてはもちろんのこと、一口サイズにカットしてお弁当のおかずにするのもおすすめです。そんなケイジャンチキンの材料は、鶏もも肉・1枚(400g)、ケイジャンスパイス・大さじ1杯と2分の1、オリーブオイル・小さじ1杯です。

ケイジャンチキンの作り方はまず、鶏もも肉の余分な脂を取り除いておき、鶏もも肉の厚い部分に包丁で切り込みを入れておきます。続いて、ビニール袋に切り込みを入れた鶏もも肉とケイジャンスパイスを入れ、ビニール袋の口を縛ってからよく揉み込み、冷蔵庫で30分ほど休ませます。

下味をつけれたら、オリーブオイルを敷いて熱したフライパンに鶏もも肉の皮目を下にして中火で焼いていきます。皮がパリパリになるまで焼けたら裏返して、蓋をして約8分程度焼きます。最後に、食べやすい大きさにカットしてお皿に盛りつけたら完成です。

ケイジャンスパイスを使ったレシピ③ガンボ

ケイジャン料理で欠かせない『ガンボ』とは、その名の通り、オクラをたっぷり使った煮込み料理です。ガンボの材料(4人分)は、無塩バター・大さじ1杯、小麦粉・大さじ2杯、セロリ・2分の1本、タマネギ・2分の1個、ピーマン・2分の1個、にんにく・1片、水・200cc、トマト缶・1缶、大きめのエビ・8尾、かに缶・2缶、オクラ・2パック、チリソース・適量、塩・少々、胡椒・少々です。

ガンボの作り方はまず、セロリ・タマネギ・ピーマン・にんにくはみじん切りに、オクラは輪切りにしておきます。エビは殻をむいて背わたを取り、片栗粉(分量外)で揉み込んで臭み取りをしておきます。かに缶は水気を切っておきます。続いて、厚手の鍋を中火にかけてバターを溶かし、小麦粉を炒めます。茶色いルーができるまで、20分ほどヘラなどで混ぜながら加熱します。

 別のフライパンにオリーブオイル・またはバター(分量外)を入れてにんにくを軽く炒め、香りが立ってきたらエビを入れ強火で炒めます。茶色いルーを作った厚手の鍋にセロリ・タマネギ・ピーマンを加えて5分間ほど加熱し、フライパンで炒めていたエビとオクラ・水・トマト缶を入れてしっかりと混ぜ、チリソース・塩胡椒で味を調えます。

沸騰するまでは強火で加熱し、沸騰したら火を弱めて1時間半から2時間程度コトコト煮込んでいきます。最後に、水気を切っておいたかに缶を入れて10分ほど火を通したらガンボの完成です!そのまま頂くのも美味しいですが、ガンボの本場・ケイジャンではご飯やバゲットにつけて食べるそうですから、御飯やバケット共に食べてみるのもおすすめです。

《まとめ》ケイジャンスパイスとは?使い方やレシピ調査

ケイジャンスパイスとは?使い方やレシピ調査まとめのご紹介はどうでしたか?ケイジャンスパイスは、ジャンバラヤやガンボなどといったケイジャンの代表料理を作る上で欠かせないスパイスです。ケイジャンスパイスを食べた方の中にはドンタコスのチリタコス味に味が似ていると例えられているので、チリタコス味がお好みの方にもおすすめです。

また、ケイジャンスパイスに使用するスパイスの数は多いですから、自宅にないスパイスが材料に含まれていることもあるでしょう。そんな時は身近にあるスパイスでうまく代用するとオリジナルのケイジャンスパイスが作れるでしょうから是非試してみてください。魚や肉にも相性抜群のケイジャンスパイスをうまく活用して、料理の幅を広げてくださいね!

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