生はちみつと普通のはちみつの違いとは?豊富な栄養と効果効能5選

生はちみつとはちみつの違いについて知っていますか?加熱するかしないかで栄養価に違いが出るという生はちみつについて、詳しく調べていきましょう。腸内環境を整え、美容にも効果がある生はちみつの効果効能は素晴らしいものがあります。今まで知らなかった生はちみつの世界について知っていきましょう!ミツバチからの贈り物である生はちみつの優れた栄養、効能、美容効果を知って、普段の生活にも取り入れていきましょう。

生はちみつと普通のはちみつの違いとは?豊富な栄養と効果効能5選のイメージ

目次

  1. 1生はちみつとはちみつの違いを知ってる?
  2. 2生はちみつの優れた栄養成分
  3. 3生はちみつの美容と健康への効果効能5選
  4. 4生はちみつを摂る際の注意点と選び方
  5. 5生はちみつを毎日の生活に取り入れてみよう!

生はちみつとはちみつの違いを知ってる?

普通のはちみつの収穫方法

販売されているはちみつには、普通の「はちみつ」と「生はちみつ」があるのを知っていますか?「生はちみつ」と普通のはちみつは収穫方法にも違いがあります。普通のはちみつの収穫方法から見ていきましょう。

普通のはちみつは、巣を遠心分離機にかけます。その時一緒に蜂や幼虫が混在してしまいます。そのため殺菌の必要があるので加熱処理します。また、はちみつは巣に持ち帰ったばかりの時はサラサラと粘度が低いという特徴があります。業者の中には効率を重視し、まだサラサラのはちみつを採取して、加熱して出荷する業者もいるといいます。

そのほか、濾過する時フィルターに通しやすくするため、輸入品を瓶詰めしやすくするためなどの理由で加熱される場合もあります。効率やコストの面から、生産者の都合で加熱処理されるのが現状です。

生はちみつの収穫方法

その一方で生はちみつは、丁寧に手作業で収穫されます。異物を取り除くためには大変な手間がかかります。それでも生はちみつは栄養が高いため、加熱などせず手作業にこだわって丁寧に作られるのです。生はちみつは手間がかかるぶん、価値があるのです。

加熱処理の有無の違い

このことから「はちみつ」と「生はちみつ」の違いは、加熱処理をするかしないかの違いということになります。さまざまな理由で加熱処理されるはちみつですが、加熱処理しないほうが時間も労力もかかるということで貴重になっています。

生はちみつの優れた栄養成分

グルコン酸

生はちみつには「グルコン酸」という栄養成分が含まれています。「グルコン酸」とは腸内環境を整える効能がある「ビフィズス菌」を増やすことができる唯一の有機酸です。「グルコン酸」を摂ることで「ビフィズス菌」が増え、結果として腸内環境を整えることに繋がるのです。

グルコン酸は大豆や味噌にも含まれています。ですが、生はちみつのグルコン酸は約30倍も多く含まれていると言われています。聞きなれない栄養素ですが、腸内環境改善には欠かせない効能があるのです。

生きた酵素

生はちみつは加熱していないので「酵素」が生きています。ミツバチの唾液からの「酵素」によってはちみつができるのですが、加熱処理するとその「酵素」は破壊されます。はちみつの組織は10度の熱を加えると10%壊れる、と言われています。はちみつは45度以上で徐々に貴重な栄養成分を失っていきます

ヨガをする女性の画像

「酵素」は食物を消化するほか、呼吸、運動、自然治癒力にまで影響があるとても大切な栄養素です。「酵素」がなければ生きていけない、と言っても過言ではないでしょう。人は一生の間に限られた量の酵素しか作り出せません。消化酵素はなるべく食べ物で摂り、体内で生成される「酵素」は代謝酵素として利用することが「長生きの秘訣」とまで言われています。生はちみつには、生きた酵素が含まれているのです。

ビタミンとミネラル

生はちみつは加熱していないため、ビタミンミネラルなどの栄養素も生きたまま摂ることができます。ビタミンやミネラルは、私たちの体の調子を整えてくれる大切な栄養素です。また先ほど紹介した「酵素」と、「ビタミン・ミネラル」は切っても切り離せない関係があります。

ミネラルはビタミンの力を借りて「補酵素」という、「酵素」を補助する役割があります。健康的な体づくりのために「酵素」は欠かせませんが、その補助をしてくれるのが「ビタミン・ミネラル」なのです。「ビタミン・ミネラル」は、体内では作り出せません。生はちみつには「酵素」「ビタミン・ミネラル」が生きたまま入っているのです。

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生はちみつの美容と健康への効果効能5選

腸内環境を整えて現代病予防

お腹の調子がいい女性イメージ

生はちみつには、先ほど説明した「グルコン酸」の他、「乳酸菌」「オリゴ糖」も含まれています。グルコン酸はビフィズス菌を増やし、オリゴ糖を餌にして更に善玉菌を増やしてくれます。その結果、腸内環境が整うのです。

腸内環境が整うと、便通がよくなるだけでなく「免疫力アップ」「アレルギー予防」「ガン抑制効果」などが期待できます。「腸は健康の要」ともいわれ、健康的な体のためには腸内環境を整えることが何より大切なのです。

美肌効果と抗酸化作用

美肌の女性イメージ

生はちみつは女性にとって嬉しい、美容効果も期待できます。美肌には欠かせない「ビタミン・ミネラル」が美容効果を高めてくれるのです。生はちみつは「ビタミンC」や「ビタミンB群」が豊富です。これらは抗酸化作用が強く、美しい肌には欠かせません。

肌や体はストレスや紫外線、睡眠不足など日々の生活の中で、活性酸素によって錆びていきます。その活性酸素を除去する働きがあるのが抗酸化作用です。また、「鉄・葉酸・銅」などのミネラルも美容健康には欠かせません。生はちみつには美容に効果的な栄養成分が豊富に含まれているのです。

睡眠の質の向上

寝起きの女性イメージ

なかなか寝付けない、眠りが浅いなど睡眠の質で悩んではいませんか?生はちみつは「睡眠の質の向上」にも効果があるといわれています。肝臓は糖分を保存する役割があり、睡眠時や空腹時でも脳に糖分がいきわたるよう調整しています。生はちみつは加熱したはちみつよりも「肝臓グリコーゲン」の生成が22%も高いといわれています。

生はちみつを摂ることで、「肝臓グリコーゲン」が増え、脳に糖分を送ってくれます。睡眠中も脳機能を補助してくれることで、質のいい睡眠が得られるといわれているのです。眠りの質で悩んでいる人は、生はちみつをとってみましょう。

殺菌力と保湿効果

生はちみつには強い殺菌作用と、保湿効果があります。数千年も昔のピラミッドの中から見つかったはちみつに、変質がなかったといわれるくらい強い殺菌作用があります。また、生はちみつは長年、薬としても使われてきました。生はちみつには「傷を治す」「口内炎を治す」効果があるといわれています。生はちみつを塗ると、傷跡が残りにくいともいわれています。

ロシアでは、外科手術の後の傷口に生はちみつを塗ると治りが早い、という臨床結果出ています。それだけ強い、殺菌作用があるといわれているのです。生はちみつの中でも更に貴重な「マヌカハニー」は、医療現場で使われている消毒薬フェノールと同じくらいの殺菌力があるともいわれています。

リップを塗る女の子の画像

生はちみつは優れた保湿性を持っています。そのことから多くの化粧品にも使われています。生はちみつを唇に塗ると、艶々の唇になります。また、アトピー患者が生はちみつを塗ったことで痒みが治まった、かき壊したあとが綺麗になった、との話もあります。生はちみつはまさに「天然の薬」と言えます。

疲労回復効果

すっきり元気な女性イメージ

生はちみつの成分であるブドウ糖が体内に入ることで、胃腸に負担をかけることなく短時間で体内に吸収されます。そのため、生はちみつを摂ると疲労回復効果が期待できるのです。疲労回復効果がある食品にレモンがあります。レモンの「クエン酸」は、生はちみつなどの「糖分」と一緒に摂ることで効果がアップするといわれています。

スポーツではレモンのはちみつ漬けが定番ですが、それにはきちんとした理由があったのです。生はちみつの栄養成分とレモンの「クエン酸」で、疲労回復しましょう。

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生はちみつを摂る際の注意点と選び方

糖質過多に注意

生はちみつは栄養価が高く、さまざまな効果が期待できます。しかし、食べ過ぎは糖質の摂りすぎになります。摂れば摂るほど健康になるものではなく、適量を上手にとっていきましょう。生はちみつは、10gほどを一日3回にわけて(朝・昼・晩)、計30g摂取するのがいいでしょう。

1歳未満の乳児にはNG

赤ちゃんの画像

生はちみつが体にいいのは大人に限った話です。生はちみつも加熱してあるはちみつも「1歳未満の赤ちゃんには厳禁」です。はちみつの中に含まれるボツリヌス菌は、腸内環境が成熟した大人が食べても大丈夫ですが、腸内が未熟な赤ちゃんでは毒になるのです。

ボツリヌス菌が出す芽胞(がほう)は、熱に強く100度でも耐えられるといいます。乳児ボツリヌス症での死亡例もあり、大変怖いものです。1歳未満の赤ちゃんには絶対に生はちみつもはちみつもあげないようにしましょう。

非加熱で無添加のもの

悩む女性イメージ

はちみつを選ぶときは非加熱なのはもちろん、無添加のものを選びましょう。人工甘味料など、添加物が加わっていない確かなものを選びましょう。お店では表示を見ても「加熱」か「非加熱」かわからない場合もあります。ネットでは信頼できる養蜂場も多く、情報も詳しく載っているのでオススメです。

ミツバチの生育環境

ミツバチの画像

はちみつの美味しさ、栄養を決めるのには環境が大きく関わっています。農薬が使われていないか、ゴミ、工場など環境が悪いものが近くにないかも重要です。ミツバチに抗生剤を使っている場合もあるそうなので、きちんと選びましょう。

数値の高いもの

グッドフードのイメージ

生はちみつの中でも特に貴重なものが「マヌカハニー」です。ニュージーランドでのみ自生している「マヌカの木」から採取されるはちみつで、栄養価が更に高いものです。その「マヌカハニー」は抗菌作用の強さを数値化しています。

抗菌力の高さを、医療用フェタノールと比較した数値は、UMF5+からUMF25+まであります。また、抗菌物質がどれだけ含まれているかというMGOという数値もあります。数値が高ければ値段も高くなりますが、これらの数値は選び方の一つの判断基準になります。

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生はちみつを毎日の生活に取り入れてみよう!

生はちみつは栄養価が高く、美容にも健康にも大きな効果が期待できます。生はちみつの素晴らしい栄養をぜひ、毎日の生活に取り入れてみてください!

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