2018年09月26日公開
2024年08月06日更新
はちみつは食べる美容液?効果とおすすめの使い方など紹介!
はちみつは身体に良いと聞いたことはあると思いますがなぜそんなに効果があるか知っていますか?はちみつに含まれる栄養は他の食品と比べても群を抜いて多く各種のビタミンやアミノ酸、酵素などの量は他の食品の追随を許しません。美容効果にいたっても様々な化粧品があるなかで、はちみつを使った美容法は数多く存在します。こちらではよりはちみつの健康効果や美容効果の高いおすすめの使い方を紹介しています。
目次
はちみつは驚くほど美容効果の高い食材
はちみつは何千年にも渡って美容効果の高い食品としてしたしまれてきました。はちみつには何十種類ものビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの栄養素を含むので美容効果は極めて高く、昔は薬として重宝されていました。現代になりはちみつの美容効果を調べるほどに驚くほどの効果があることが分かりました。
はちみつについて解説
はちみつに含まれる栄養素は?
はちみつの美容効果がすごいのはビタミンやミネラルが豊富なだけではありません。はちみつは花の蜜を蜂が集めたあとに自分達の酵素で分解したものなのです。そのため、食後に分解する必要はなく、すぐに吸収できる状態になっているのがはちみつの特徴です。さらに非加熱のはちみつなら蜂の酵素も含んでいるので、消化を助ける嬉しい効能もついてきます。そのため、はちみつを食べるときも非加熱が美容効果は高くおすすめです。
実はこの酵素が残っているかどうかで、はちみつの効能は大きく変わってきます。どれほど多くのビタミンやミネラルを含んでいようと吸収できなければ意味はありません。また、吸収されたあとにビタミンが効果を発揮する際にも、酵素を含んでいるもののほうがより高い効果を発揮します。この酵素は時間とともに効果を発揮しますが熱による変性は、はちみつが本来持っている美容効果を失ってしまいます。
はちみつは薬として使われていたほど優れた食品
出典: https://wowma.jp
実ははちみつは食品であると同時に薬としても分類されています。唇の荒れや亀裂などに有効なのはもちろん、授乳期の妊婦さんや肉体労働の人にも疲労回復の特効薬として昔から親しまれてきました。はちみつはビタミンやミネラルに加えて、各種のアミノ酸やクエン酸などを含むのでちょっとした栄養ドリンクよりも疲労回復には効果的です。普段からお肉を食べると元気になるのはクエン酸が身体の修復を促すからです。
さらに家にはちみつを置いておけば、ちょっとした薬局があるのに等しいと言われるほどに、はちみつは多くの効能を持っています。胃薬や風邪薬の代わりにもなれば、下剤や睡眠導入剤としての効果も発揮します。国によっては傷薬や歯磨き、目薬にも使われていたという文献も残っているほどです。エジプトにおいては4000年前から薬として重宝されており、近年になっても改めてはちみつの効能効果は注目されています。
はちみつのカロリーはどれくらい?
はちみつのカロリーは100gあたりに294kcalになります。しかし、ここで重要なのははちみつはほとんどが糖質なのに比べて、血糖値の上がりやすさを指標にしたGI値は高くないという事です。GI値は白米なら90くらいで白砂糖は110という数字になりますが、はちみつはなんと35~60くらいです。この違いは食物繊維の量になり、炭水化物の総量から食物繊維を引いた数値が糖質となり、純粋な糖質の量がGI値を左右します。
そのため、ダイエットや血糖値を意識している人にとってはカロリーよりも純粋な糖質量を表すGI値のほうが重要となってきます。もちろんカロリーも重要な指標ですが、砂糖であれば100グラムあたりに387キロカロリーなので、はちみつのカロリーは砂糖などに比べればかなり低い事が分かります。また、白米は100グラムあたりに356キロカロリーとなっているのではちみつは甘くても白米よりもローカロリーなのです。
そもそもはちみつを100グラムも食べる事は出来ませんので実際にはちみつを食べることによるカロリーは気にするほど高くはありません。むしろ、白砂糖よりもカロリーが低く甘味が強いのでダイエットの見方とも言えます。ですが、飲み物にはちみつを入れている人は注意が必要かもしれません。特にハニージンジャーティーなどにしていると、つい何杯も飲んでしまい思っている以上にはちみつを摂取している場合もあります。
食べ過ぎると太ることもあるので注意が必要
はちみつは美容効果が高くて白米よりもローカロリーと言えども太らないというわけではありません。もちろん、白砂糖に比べればはるかにカロリーが低いのでカロリーオフにするには効果的と言えます。ですが、はちみつを食べていれば太らないかと言えばそうではなく、あくまで他の甘味よりも美容効果が高くて健康的だという事です。さらにはちみつに含まれる糖質は果糖と呼ばれるGI値を上げにくい成分です。
GI値を上げにくい果糖を含むはちみつは太りにくい面がありますが、食べ過ぎれば当然、太るリスクはあります。特にはちみつを食べるときにパンケーキや食パンを食べているのであれば全体としては糖質の摂り過ぎに陥る可能性があります。ヨーグルトなどと食べる分には問題ありませんが、パンなどの炭水化物と食べればカロリーの総量が上がるので食べ過ぎには注意です。もちろん、白砂糖を食べるよりは健康的です。
はちみつの美容効果を紹介
ニキビを予防する効果
そもそもニキビの原因と言えば、ホルモンバランスの乱れや皮脂の出過ぎ、皮膚の乾燥などといくつかの原因があります。はちみつは強力な殺菌作用があるので保存性が極めて高いことで知られています。さらにニキビの原因である皮膚の炎症を抑える抗炎症作用も知られています。はちみつの代表的な美容効果は免疫力を高めて炎症を抑えることでニキビなどの吹き出物を根本的に起こりにくくするということがあります。
はちみつは食べても美容効果の高い食品ですが、肌に塗っても美容効果が高いことで知られています。ビタミンに含まれる豊富なミネラルが高い保湿効果を保つので乾燥肌の人のニキビの改善にも効果的です。さらにはちみつに含まれているビタミンは皮膚の炎症を抑えるので赤身の強いニキビがある人にはおすすめです。加えて肌の悪玉菌の増殖を抑える作用があるので皮膚を清潔に保ってニキビなどの吹き出物を抑えます。
肌荒れ予防に効果的
はちみつの美容効果はたくさん知られていますが最も有名なのは保湿効果による肌荒れ予防です。はちみつを使った美容パックは肌をしっとりつやつやにし、特に唇の保湿効果は抜群です。夏のクーラーや冬の寒さで荒れやすい唇を保湿しようと思うならはちみつパックはかなりおすすめです。さらにはちみつには高い殺菌作用があるので肌荒れの原因となる悪玉菌の増殖を抑えて肌を清潔に保ちます。
肌の状態に敏感な女優などの職業の人にもはちみつを使った洗顔は人気です。はちみつは食べるイメージが強いですが、はちみつパックやはちみつ洗顔などの食べる以外の使い方も注目されています。洗顔をする際に注意しなくてはいけないのが油脂を落とし過ぎて肌がつっぱることですが、はちみつにはエモリエント効果と呼ばれる皮膚の柔軟性と潤いを持たせ栄養を保たせる効果があるので極めて保湿効果に優れています。
アンチエイジングの効果
一般的に老化とは新陳代謝が低下することが原因で起こります。特に人間の身体は年齢と共に老廃物の排泄が滞りがちになるので、溜まった老廃物が肌のシワやタルミの原因となります。はちみつの美容効果にアンチエイジングが含まれるのは体内での代謝を促す豊富なビタミンB群が老廃物の排泄も促してくれるので、加齢で低下した老廃物の排泄を促してくれるからです。より新陳代謝を促すためには老廃物の排泄は欠かせません。
さらにはちみつのアンチエイジング作用には肌のハリを保つ作用があります。肌のハリを保つには常に豊富なコラーゲンが生成されている必要があります。コラーゲンの生成には材料となるアミノ酸を摂取する必要もありますが、古くなったコラーゲンを分解して排泄することも必要です。はちみつのアンチエイジング作用が高いのはコラーゲンの原料となるアミノ酸が豊富なのに加えて老廃物の排泄を促すビタミンB群が豊富だからです。
肌の色が明るくなる効果にも期待できる!
はちみつの美容効果の一つには美白効果もあります。他の美白の化粧品などに多いのはメラニンなどのシミの原因となる成分を抑制する効果がメインですが、はちみつの美容効果はメラニン色素を抑えるよりも肌の新陳代謝を促すのがメインです。人間の皮膚は常にターンオーバーと呼ばれる新陳代謝を繰り返し、どんどん古い皮膚を押し上げて下から新しい皮膚が出来ています。はちみつは皮膚のターンオーバーを促進します。
はちみつの美容効果が高いのは皮膚のターンオーバーに必要なビタミンB群やミネラルを豊富に含んでいるので身体の中で皮膚のターンオーバーに必要な酵素が作られやすく、常に皮膚が新しい状態に保たれやすくなるのです。皮膚が常に新しい状態を保てるという事は透明感やハリが出やすくなり、シミや黒ずみは目立たなくなります。結果としてはちみつパックを普段から使用している人は高い美白効果が期待できるのです。
はちみつの効果的な食べ方を紹介
はちみつはどれくらいの量で効果がある?
はちみつの主な効果と言えば美容効果以外にも疲労回復や便秘の改善、咳止めなどが期待できます。海外での研究結果などを見ると一日にはちみつを大さじで3~4杯を食べることで様々な効果が得られたとあります。消化不良の患者に食前に30グラムのはちみつを食べさせたところ消化不良の改善が見られたとあるので、一日に90グラムのはちみつを食べても、食べ過ぎになるどころか健康効果が高かったと証明されました。
ちなみにWHOでは、糖類の摂取量は一日に摂取する総カロリーの5%以内がおすすめとしています。仮に成人女性の摂取カロリーが2000キロカロリーとすると一日当たりの摂取量は100キロカロリーとなるので、100グラムで294キロカロリーのはちみつなら30グラムくらいは大丈夫ということになります。ですが、安いはちみつには白砂糖が添加されているものもあるので注意が必要です。基本的には国産のはちみつが安心です。
空腹時にそのまま食べてみよう
はちみつは90%が糖類でできているので、糖類の摂取が極めて効率的に行えます。これは血糖値にすみやかに反映されるので脳の栄養になりやすく脳の発達にも効果的です。そのため、精神的な疲労を回復する効果も高いので残業のときにもおすすめです。また子供の脳の発達にも役立つので幼少期に多くはちみつをとるのは脳の発達にも効果的です。幼児教育を目指すなら学習能力を高めるはちみつはおすすめです。
はちみつの効果効能は美容以外にも様々な面で期待できますが、基本的には非加熱のはちみつを舐めるのが最もおすすめです。そしてはちみつを食べるなら血糖値が最も下がっている空腹時を選べば身体への吸収率が高いので、よりはちみつの効果を実感できます。飲み物に溶かすのも美味しいですが、やはり空腹時にはちみつを食べるなら舐めるのがおすすめです。血糖値を速やかに上げてくれるので空腹を紛らすのにもおすすめです。
寝る前に食べることでダイエット効果も期待できる
寝る前の甘いものはダイエットにはご法度ですが、はちみつは別で寝る前に舐めることで嬉しいダイエット効果が期待できるのです。寝ているときに身体の中では成長ホルモンが出て身体が修復されるので、はちみつを寝る前に食べることで成長ホルモンの分泌を促せます。この成長ホルモンは代謝を促すので脂肪の燃焼を促進する効果もあります。つまり寝ている間になんの我慢もせずに自然とダイエットできるのでおすすめです。
寝る前のはちみつは深い睡眠を誘うので成長ホルモンの分泌が促されます。もちろん、はちみつが持っている美容効果も期待できます。美白効果や肌荒れ予防などの美容効果も期待できます。基本的には寝る一時間前に大さじ一杯のはちみつを食べるか舐めるかするだけなのでかなり簡単なダイエットだと言えます。もちろん、はちみつの酵素をしっかりと摂取しようと思えば常温の状態で摂取することが大切です。
寝る前のはちみつダイエットには他にも守ると効果を高めるポイントがあります。一つは晩御飯を寝る3~4時間前には済ませておくことです。胃の中が渋滞していない状態ではちみつを食べるほうがはちみつの栄養を吸収しやすいので、食べた直後にはちみつを食べるよりも晩御飯との時間は空いているほうが効果的です。そして胃の負担を減らすためにも晩御飯の炭水化物の量を減らすと胃の負担が減りより質の高い睡眠を得られます。
はちみつを使ったスキンケア方法
クレンジングや洗顔料に混ぜて使用する方法
クレンジングは肌に良くないと言われますが、はちみつを加えると肌へのダメージを減らしてしっかりと汚れを落とすことも可能です。はちみつの分子は細かいので顔全体にはちみつを塗った後にクレンジングをしてもクレンジングの持つ機能は失われません。特に市販のクレンジングは刺激が強いと感じている人にはおすすめの方法で、はちみつがもつ肌を保湿する効果も得られるので肌が弱くて負けやすい人にもおすすめです。
化粧水や乳液に混ぜる場合の使用量は?
一年で乾燥がきつくなってくるのは秋から冬にかけてですが化粧水を使うなら保湿効果の高いものを選ぶのが大切です。そこで紹介したいのが保湿効果の高いはちみつを使った化粧水です。基本は精製水にはちみつを混ぜるだけなのでお手軽なうえにコストも安くついて効果の高い化粧水が完成します。家にはちみつがある人にはおすすめの化粧水です。割合としては50ccにつきはちみつを大さじで1/2くらいです。
はちみつ入りの化粧水を作ったらスプレータイプのボトルなどに入れると便利です。はちみつは水には溶けにくいので念入りに混ぜたほうが効果的です。さらに保湿力が欲しいときははちみつの割合を増やしたり、アロマオイルなどをお好みで足すのもおすすめです。ただしはちみつは臭いもあるので、臭いの強いオイルだと香りが喧嘩するときもあるのでオイルは無臭のものを使うほうがおすすめです。
はちみつパックでお肌がツルツルに!
はちみつを使ったパックは昔から愛用されている美容品の一つですが、人気の秘密は肌や髪、唇にも使えることです。最近でも女優さんなどが愛用していることからまたブームになっています。はちみつパックの魅力は高い保湿力なので乾燥する季節には特におすすめのやり方です。はちみつは食べる方法以外でも肌荒れ予防や美しい髪を作るのにも役立ちます。やり方も極めて簡単で顔にはちみつを塗った後にラップをかけるだけです。
はちみつはたっぷり塗らなくてもラップをぴったりと貼り付ければ5分ほど置いておけば肌の奥までなじむので、そのあとはぬるま湯ですすぐだけで完成します。その後にいつものスキンケアを行うだけで次の日にはツルツルのお肌になっています。このはちみつパックを落とすときは洗顔料などは不要なので肌を刺激することもありません。普段から乾燥気味で肌への刺激が気になる人にもはちみつを塗るのはおすすめの肌パックです。
はちみつは髪のお手入れに使ってみよう
はちみつで髪のお手入れをすればいつもより髪がまとまりやすくなったり、頭皮を乾燥から守れたりします。やり方は髪をすすいだあとにはちみつをなじませて髪をホットタオルなどで巻いておくだけです。洗顔の時と同様にお湯ですすぐだけではちみつはきれいに落ちるので後に残る心配はありません。仕上げにいつも通りのシャンプーとリンスをするだけでいつもよりもサラサラでまとまりのある髪になります。
はちみつで髪をケアするときは頭皮に塗ってマッサージするとさらに高い美容効果を得られます。普段から頭皮が乾燥気味でかゆくなる人には特におすすめの頭皮ケアです。はちみつだけで髪をケアしても構いませんが、普段のシャンプーに混ぜても使えます。中にははちみつシャンプーを手作りする人もいます。作り方は簡単で重曹が大さじ一杯に対して、はちみつが小さじで二杯、ぬるま湯を大さじ一杯の割合で混ぜるだけです。
はちみつを唇のお手入れに使うのもおすすめ!
はちみつは顔に塗るだけではありません。唇に塗るのも高い美容効果が得られます。やり方ははちみつパックの時と同じで唇に塗ったらラップをして、5分ほどおいてからコットンなどで優しくふき取ります。余り嘗め回すと唇が乾燥するのでコットンでふき取るほうがおすすめです。唇は皮脂腺が少ないので乾燥する時期には肌以上に荒れやすいのが特徴です。さらに唇は胃の延長なので胃が荒れているときほど荒れやすいのが特徴です。
はちみつを塗る唇ケアがおすすめなのは、リップクリームと違って乾燥から守るだけだはないからです。はちみつを唇に塗ることで肌の新陳代謝を促すので荒れた唇を早く回復させる美容効果が期待できます。さらにコラーゲンなどの生成も促すのでプルプルな唇になるのがはちみつを使った唇ケアの魅力です。さらに殺菌や消炎の作用も期待できるので唇が炎症を起こしやすい人にもおすすめです。
はちみつの選び方について
まず、はちみつは天然や純粋などの名前がついており天然はちみつは蜂の巣から採取したはちみつをろ過して不純物を取り除いただけのはちみつを指します。そのため、はちみつ本来の香りや味を楽しむことが可能です。対して、純粋はちみつの場合は味や香りなどの添加物は含まれない物の過熱して濃縮している場合もあるので、添加物はなくても加熱されている場合ははちみつに含まれる酵素は失われてしまいます。
さらに精製はちみつや加糖はちみつは後から糖などを加えたはちみつになります。そのため、より美容効果の高いはちみつを選ぶためには天然や純粋と記載されたはちみつを選ぶのがポイントです。さらに純粋なはちみつは低い温度では固まりますし、濁って見えるのが特徴なので、透明に近く固まらないはちみつは避けた方が無難です。加えて公正取引マークがついているとより安心です。
はちみつの美容効果を普段のお手入れに取り入れてみよう!
はちみつは何千年も前から愛用される食べる美容液であることが分かります。はちみつパックや洗顔に使用することも可能ですし、食べてもはちみつの高い美容効果が得られます。もちろん、はちみつの高い美容効果を得ようと思えば蜂の酵素がたっぷりと入った非加熱のはちみつを選ぶのがポイントです。非加熱のはちみつなら美白や肌荒れ改善、ニキビの改善と驚くほどの高い美容効果を得る事が可能です。