バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違いとは?旬・出回り時期も!

バレンシアオレンジは爽やかな酸味があり、果汁が多いジューシーなかんきつ類で、年間を通して出回っています。その名前からスペインのバレンシアが原産と思われがちですが、実際にはアメリカのカリフォルニア州が原産です。ネーブルオレンジと似ていますが、出回り時期や旬、味などの点について違いがあります。ここではバレンシアオレンジの特徴や名前の由来、旬などについて詳しく見てみましょう。

バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違いとは?旬・出回り時期も!のイメージ

目次

  1. 1バレンシアオレンジはどんな果物?
  2. 2バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違い
  3. 3バレンシアオレンジの旬や出回り時期
  4. 4バレンシアオレンジはお馴染みの美味しいオレンジ

バレンシアオレンジはどんな果物?

バレンシアオレンジの特徴

バレンシアオレンジは最も一般的なオレンジです。バレンシアというとスペインを思い浮かべる人も多いのですが、アメリカのカリフォルニア州が原産です。現在は、カリフォルニア州でも多く作られていますが、フロリダ産が最大の産地となっています。バレンシアオレンジの出回り時期は夏にアメリカ産、秋に南アフリカ産、冬にオーストラリア産となっています。

バレンシアオレンジは、実ができてから食べられるようになるまで1年もかかるのが特徴です。昔は日本でも温暖な地域で多く生産されていましたが、労力がかかるため栽培する農家が減少しました。現在では和歌山県が主な産地で、その他、神奈川と愛媛県宇和島で栽培されるのみとなっています。

バレンシアオレンジの平均的な重さは200~250gほどです。栄養素としてはビタミンCが豊富に含まれているのが特徴で、風邪の予防や美肌効果があります。また、クエン酸も多く含まれてていて疲労回復にも役立ちます。

果皮やじょうのう膜と呼ばれる袋、白い筋にはフラボノイドの一種のヘスペリジンが含まれています。ヘスペリジンは、高血圧や動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。筋や袋は捨ててしまうことが多いのですが、食べるようにするといいでしょう。

バレンシアオレンジの味

バレンシアオレンジはスイートオレンジの一種で、果汁が多くジューシーで甘味があります。皮は厚く手では剥き難いのでナイフを使って剥きます。果肉は締りがあり、プリッとした美味しさです。また皮ごとカットして食べるのもおすすめです。ジュースにしても美味しく食べられます。種が多いものあるので、注意してください。

バレンシアオレンジは加熱しても味が変わらないため、スイーツ作りにもおすすめです。旬のバレンシアオレンジを使ってマーマレードにしたりオレンジゼリーにするとおいしいでしょう。また、オレンジケーキやブランマンジェ、パイなどにもおすすめです。スイーツだけではなく、サラダに使ったりオレンジソースにしてチキンソテーに添えたりしても、爽やか味わいが楽しめます。

バレンシアオレンジの名前の由来

バレンシアオレンジというと、スペイン東部の地中海沿岸部にあるバレンシアを思い浮かべることが多く、バレンシアオレンジの名前の由来と考えられがちです。しかし、しかし、実際にはスペインには本種はありません。では、バレンシアオレンジの名前の由来はどこにあるのでしょうか?

バレンシアオレンジの名前の由来にはいろいろな説があります。一説にはバレンシアオレンジは19世紀頃に大西洋アゾレス島からフロリダに渡ったとされています。その際に、スペイン人が自国バレンシア地方に植えられている晩生のオレンジに似ていると語ったことから、バレンシアオレンジと命名されたという由来があります。

バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違い

バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違い①酸味の度合い

オレンジの種類の主なものに、バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジ、ブラッドオレンジの3種類があります。バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違いは酸味の度合いにあります。バレンシアオレンジのほうがネーブルオレンジよりも酸味があります。一方、ネーブルオレンジは甘みと酸味のバランスがよく、味が濃く香りが豊かです。

バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違いは他にもあります。バレンシアオレンジは加熱しても味が変わりにくいので生食はもちろん加工品にも向いていて、果汁をジュースにするのもおすすめです。一方、ネーブルオレンジは絞った果汁の劣化が早く、加熱すると味が変わってしまいます。そのため、ネーブルオレンジは生食に向いています。バレンシアオレンジと違い、実についている袋の皮が薄く、種がありません。

バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違い②出回り時期

次にバレンシアオレンジとネーブルオレンジの大きな違いは、出回り時期にあります。バレンシアオレンジは夏のかんきつ類で、アメリカ産バレンシアオレンジの出回り時期は夏の5月~9月にかけてです。また国産のバレンシアオレンジの出回り時期は6月から7月で、7月が旬です。

一方、ネーブルオレンジは寒い季節のかんきつ類です。アメリカ産ネーブルオレンジの出回り時期は11月から3月です。また国産のネーブルオレンジの出回り時期は1月から4月で、2月から3月が旬です。このように、バレンシアオレンジとネーブルオレンジは同じかんきつ類でも、出回り時期が大きく異なります。

アメリカ産のネーブルはワシントンネーブルという品種のものが多く、多汁で甘味が多く香りが豊かなのが特徴です。ワシントンネーブルは19世紀初頭にブラジルで発見されたとされる品種です。日本では、白柳ネーブル、清家ネーブル、大三島ネーブル、森田ネーブルなどさまざまな種類があります。

バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違い③果頂部の形

バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違いは、へたと反対側の果頂部の形にもあります。バレンシアオレンジの果頂部は、みかんと同じように茶色い点があります。一方ネーブルオレンジは、ヘソのような突出があるのが特徴です。ネーブルオレンジの名前の由来は、ヘソという意味を表す「navel」からきているのです。

バレンシアオレンジの旬や出回り時期

バレンシアオレンジの旬はいつ?

バレンシアオレンジは年間を通じてスーパーなどで出回っており、出回り時期は1年中といえるでしょう。バレンシアオレンジは5月頃花が咲き、翌年の春に出荷されます。最も多く出回るのは6月頃になります。冬には南半球のオーストラリア産のものが多く出回ります。また、8月~10月には南アフリカ産のものも出回ります。

国内産のバレンシアオレンジは栽培されている量が少なく、値段もアメリカ産に比べて高めです。和歌山産のバレンシアオレンジの旬は6月下旬から7月になります。

バレンシアオレンジの回青現象とは?

バレンシアオレンジで注意したい点に回青現象と呼ばれるものがあります。これは、日本の気候によるもので、一度オレンジ色に色付いた後に再び青くなってしまう現象のことです。オレンジの代名詞ともいえるオレンジ色ではないため、見栄えが悪くなりますが味には影響はありません。

回青現象は、一度果実からなくなった葉緑素が、気温が上がることによって栄養を取り込もうと、再び葉緑素を取り入れてしまうために起こる現象です。バレンシアオレンジは晩柑類と呼ばれる種類のかんきつ類で、5月頃に花を付け14か月後に出荷されるため、季節の変化によってこのような現象が起きてしまいます。

回青現象を防ぐには一個一個、手作業で袋を掛けることが必要です。たいへん手間がかかる作業で、日本でバレンシアオレンジの栽培が減っている原因にもなっています。回青現象を起こしたバレンシアオレンジは色が少し劣りますが、国内産のオレンジは外国産のオレンジにはない美味しさがあります。旬の時期にぜひ味わってください。

バレンシアオレンジの見分け方

美味しいバレンシアオレンジの見分け方は、まず色がきれいなオレンジ色で瑞々しいものを選びます。そして皮にハリとツヤがあり、持ったときにずっしりとした重さを感じるものを選ぶといいでしょう。見た目は同じ大きさでも、持ったときに軽く感じるものは水分がなく乾燥していて、中がパサついています。

果皮がフカフカだったりキメが粗いものは古いものが多く、形が変わっているものは味が落ちていることが多いので、避けたほうがいいでしょう。なお、国産のものは回青減少のため、青みがかかっているものがありますが、味には変わりません。

バレンシアオレンジの保存方法

バレンシアオレンジは、風通しのよいところで保存しましょう。新鮮なものなら、冷蔵庫に保存しなくても1週間くらいは大丈夫です。しかし夏場は味が落ちるのが早いので、ポリ袋に入れて野菜室で保存するのがおすすめです。

常温で保存する場合は1つ1つ新聞紙で包むと、比較的長く持ちます。また箱に入れて保存する場合は、下に置かれたものは傷みやすいので、時々上下を入れ替えるといいでしょう。

バレンシアオレンジはお馴染みの美味しいオレンジ

バレンシアオレンジはその名前の由来がスペインにあると考えられがちですが、実際にはアメリカが原産です。年間を通じて出回っていて、酸味と甘味がある美味しいオレンジです。日本産のバレンシアオレンジの旬は6月~7月なので、旬の時期に日本産のバレンシアオレンジを見かけたらぜひ味わってください。生食はもちろんのこと、フレッシュジュースにしたりゼリーなどのスイーツ作りに使っても美味しくいただけます。

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