ベーコンのカロリーは?カロリーカットできる?栄養成分と焼き方のコツ!
ベーコンはどんな料理にでも使うことができる万能食材ですが、カロリーが高い、脂質が高い、塩分が多いなどダイエット中の人には敬遠される傾向にあります。しかし調理方法によってはヘルシー料理を作ることも可能です。栄養価値が高く成分も豊富なベーコンを活用することで美容や健康に役立てることができます。ベーコンの栄養成分や種類について紹介します。またカット方法や調理方法で低カロリーなヘルシーなベーコン料理を作るコツも紹介します。
目次
ベーコンの部位別カロリーと脂質
①ベーコンのバラのカロリーと脂質
わたしも自分で買ったスライスベーコンの画像流そう pic.twitter.com/O0OA7irVEH
— ぐり (@E_guri57) January 5, 2017
一般的にスーパーで販売されているベーコンの種類はばらベーコンです。バラベーコンのカロリーは100gあたり405kcalです。バラのベーコンが最もカロリーが高いのが特徴です。同じ100g中の脂質は39.1gです。実に約40パーセントを脂質が占めているのです。スーパーではハーフベーコンあたりがちょうど100g程度の大きさです。
②ベーコンのロースのカロリーと脂質
ベーコンには他の種類もあります。ロースベーコンは100gあたり211kcalとバラベーコンの約半分のカロリーです。脂質は100gあたり14.6gで約15パーセントの割合とバラベーコンと比較するとヘルシーです。スーパーでは価格が高い上級ベーコンとして販売されています。
③ベーコンのショルダーのカロリーと脂質
ショルダーベーコンでぇぁす( ≖ิ‿≖ิ ) pic.twitter.com/fxBSsgFQ1Q
— クリス〼・パウエル (@Malt420) December 17, 2019
もう一つの種類がショルダーベーコンです。ショルダーベーコンは一番低カロリーなベーコンで100gあたり186kcalです。脂質も100gあたり11.9gと約10パーセント強にとどまっているのが特徴です。最もヘルシーなベーコンですが、脂身が少なく味気なく感じる人も少なくありません。
ベーコンのGI値
GI値とは食後の血糖値を示すものでGI値が高いほど食後の血糖値が上がりやすく太りやすい性質を持っています。高GI値を誇る食パンはGI95という値です。ベーコンはGI49です。炭水化物を主体とした食品よりは低いものの、肉類や魚類の中では比較的高いGI値を持っています。
ベーコンの塩分含有量
ベーコン が とどいたぞ!
— Тёlт03 (@Telt03) December 18, 2019
🥓🥩🥓🥩🥓🥩 pic.twitter.com/bDNoAqCbEm
ベーコンの塩分含有量は比較的少ないのが特徴です。カロリーや脂質と逆転してショルダーベーコンが一番多く、100gあたりの塩分が2.4g、ロースベーコンが2.2g、バラベーコンが2.0gです。しかし調理中に塩分を追加することが多いのも特徴で、食べる際のトータルの塩分量が多くなる傾向もあります。
ベーコンに含まれる栄養成分とダイエット効果
たんぱく質
ベーコンには豊富な種類の栄養素が含まれています。どの種類のベーコンも栄養素は同じです。ベーコンも肉ですから強い体づくりに欠かせない栄養成分は含まれています。豚肉に多く含まれるたんぱく質が最も多く10パーセント以上を占めています。体の細胞を作る働きを持っており筋肉を作る作用もあります。体力の低下や免疫力の低下を防ぐ効能もあります。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質をエネルギーの変換する大事な要素です。運動だけでなく脳の働きも活性化させる働きを持っています。糖質をエネルギーに変換する栄養素であるため、疲れやすい体には最適な成分です。疲れやすいと感じているときにベーコンを食べてエネルギー補充することもできます。
ビタミンB12
ビタミンB12は血液に大きな作用をもたらします。貧血防止にはビタミンB12が大事と言われるほどで血液の中にある赤血球を作り出す栄養素です。細胞の代謝にも効果的で、新しい細胞が作り出されることで常に若々しい肌を維持することができると女性にもおすすめの栄養素です。
ビタミンC
ベーコンには多くのビタミンCが含まれています。ビタミンCの働きは体の免疫力を向上することや、肌のトラブルや紫外線防止に効果をもたらす栄養素です。体の中で作ることができない貴重な栄養素を外部から摂取するにはベーコンが効果的なのです。
ナトリウム
ベーコンに多く含まれている栄養素の一つにナトリウムがあります。ナトリウムの成分は塩分ですが、一日に摂取すべき量を簡単に超えてしまう塩分が含まれているため注意が必要です。塩分の効果は運動時に発揮します。筋肉を正常に働かせるだけでなく細胞液の水分量をコントロールする役目を持っています。
カルニチン
カルニチンは脂質をエネルギーに変換する栄養素です。脂質が多く含まれるベーコンにはカルニチンも豊富に含まれています。持続性のある筋肉の作用に効果がある成分で、心臓などの内臓の働きを正常化させる効果を持っています。
ベーコンのカロリーカットの方法と焼き方のコツ
食べ過ぎ防止に小分けのベーコンを購入
店頭では様々な種類のサイズのベーコンが販売されています。しかしベーコンは買ったサイズのまま利用することが多い食材です。塩分はもちろんの事脂質やカロリーも高めの食品であるため、ダイエットしている人には不向きです。しかし体の維持には欠かせない成分も含まれているため、上手に摂取することが必要です。ハーフベーコンや1/4ベーコンなど小分けのサイズを購入すれば、食べすぎを防止することができます。
少量で満足!ブロックベーコンを使用
ずっしりと重いブロックベーコンはカットして利用することが多いベーコンです。少量でも中身がぎっしり詰まっているため、満足感を得ることができるのが魅力です。少量でも満足できる料理ができるため、カロリーを控えるには最適です。ダイエット中の人におすすめのベーコン利用法です。コツは重みのあるベーコンをチョイスすることです。
ダイエット中は炭水化物と一気に食べない
出典: https://fytte.jp
炭水化物は脂質が多く、太りやすい食事です。ベーコンはそれを助長するだけの脂質などを含んでいるため、炭水化物と一緒に食べると太る要因になります。ダイエットをしている人は炭水化物とは分けてベーコンサラダなどで食べるのがコツです。
油をひかずに弱火でじっくり焼く
べーコンには脂質が多く含まれているため、焼く時に油を敷くと脂の摂取量が極端に多くなります。そのため、ベーコンの脂分を利用して焼くのがおすすめです。弱火でじっくり焼くと焦げることなくベーコンの脂分だけで焼き上げることが可能です。ベーコンの種類の中でも脂肪分の多いバラベーコンでもこれなら安心です。
焼かずにレンジで加熱
油を使わない調理方法がヘルシーな料理方法として人気です。脂を敷かずにレンジを活用して加熱すれば、余分な脂分を落とすことができ一石二鳥です。クッキングペーパーを敷くとさらに脂分を除去することができ、さらにヘルシーな料理ができます。ダイエット中にはおすすめの調理方法です。
調理する前に熱湯で表面の油を落とす
余分な脂分をそぎ落とすのに効果的なのが熱湯でベーコンの表面の脂分を落とす方法です。ベーコンを焼かずに茹でることでヘルシーな料理に仕上げることも可能です。中華スープにベーコンを使用する調理方法などはヘルシー料理の代表格です。
ベーコンのカロリーカットおすすめレシピ
野菜たっぷりベーコン豆乳スープ
- ベーコン3枚
- 人参1/2
- 玉ねぎ1/2
- 大根1/4
- コンソメスープ1袋
- 豆乳1パック
- キャベツ(お好み)
- ズッキーニ(お好み)
- シメジ(お好み)
- マイタケ(お好み)
- スライスチーズ
- 鍋にベーコンを炒めます
- カットした人参、玉ねぎ、大根を鍋に追加します
- お好みでキャベツやズッキーニや小松菜、シメジやマイタケなどを入れます
- コンソメスープを入れて煮立たせます
- 野菜が柔らかくなったら豆乳を入れて沸騰しない程度に弱火で温めます
- スライスチーズを入れてさらにとろみを出たら完成です
糖質ゼロベーコン使用ペペロンチーノ
- 糖質ゼロパスタ麺1束
- ベーコン2枚
- 麺つゆ適量
- にんにく少々
- 玉ねぎ1/4
- 塩少々
- 胡椒少々
- 醤油少々
- 糖質ゼロ麺を下茹でします
- ゆであがった麺には麺つゆを絡ませておきます
- カットしたニンニクと玉ねぎ、そしてベーコンをフライパンで炒めます
- 塩コショウで味付けをします
- 麺を入れてさらに炒めます
- 醤油を入れて和風に仕上げることもおすすめです
- 最後に刻みのりをかければ完成です
カリカリベーコンシーザーサラダ
- 食パン1/2枚
- ベーコン3枚
- サニーレタス適量
- 玉ねぎ1/4
- 牛乳少々
- マヨネーズ少々
- 塩少々
- 食パンを1センチ角にカットします
- 電子レンジにキッチンペーパーを敷いて水分を吸収できるようにしてカリカリのクルトンを作ります
- ベーコンは電子レンジにラップをかけて脂分を落としながら調理し、カリカリに仕上げます
- サニーレタスをカットします
- 玉ねぎをスライスカットします
- レタスと玉ねぎをボウルに入れてマヨネーズ、牛乳、塩で味付けします
- ベーコンとクルトンを乗せて完成です
ベーコンと野菜の中華スープ
- 長ネギ1/2本
- ベーコン2枚
- チキンスープの素1袋
- 塩少々
- 胡椒少々
- ごま油数滴
- 3センチ程度の縦長にカットしたネギをさらに細長くカットします
- ベーコンは細切りにします
- ベーコンとネギを煮立たせます
- 塩コショウで味を整えます
- チキンスープの素を入れて沸騰させます
- 最後にごま油を数滴垂らすと完成です
ベーコンのカロリーカットのコツを極めよう!
ベーコンは豊富な栄養素を含んだ健康的な食品です。一方カロリーや脂質や塩分が多く、食べすぎると太りやすい性質を持っている食品でもあります。ダイエット中などは効果的にベーコンを摂取する必要があります。カロリーを上手にカットする方法はたくさんあります。いろいろな調理に使える万能な食品だからこそ、コツをつかんで、ヘルシー料理でベーコンを食べたいものです。