古都華(ことか)とは?奈良のオリジナルイチゴの特徴や味とは?

奈良生まれのオリジナルブランドイチゴ、古都華(ことか)。イチゴの一大産地である奈良が、品種改良を行い自信を持って生み出した新しいイチゴです。一般的なイチゴよりも甘く、濃厚なおいしさに加え、ルビーのような美しいビジュアルに、トリコになる人が続出しています。今回は古都華について味わいや旬の時期、特徴、食べ方、保存方法などを徹底リサーチしました。イチゴ好きなかた必見です!

古都華(ことか)とは?奈良のオリジナルイチゴの特徴や味とは?のイメージ

目次

  1. 1古都華(ことか)とは?特徴や味について
  2. 2古都華(ことか)の選び方と保存方法
  3. 3古都華(ことか)の食べ方
  4. 4古都華(ことか)を食べてみよう!

古都華(ことか)とは?特徴や味について

古都華(ことか)は奈良のオリジナル品種のイチゴ

奈良で生まれたオリジナルイチゴ古都華(ことか)を知っていますか?甘さと酸味のバランスがよい「さちのか」を母親に持つイチゴの品種「7-3-1」と、まっ赤な果肉が特徴の「紅ほっぺ」をかけ合わせ品種改良によって生まれた古都華は、イチゴの一大産地としても有名な奈良県が自信を持ってお届けする新品種です。2011年に品種登録された新しいイチゴながら、甘みが強い味わいとブランド力で贈答用としても大人気となっています。

ツヤのある古都華(ことか)の果実は、深い赤色に色付き、その色合いは宝石のルビーのようだと称されることもあります。テレビ番組「マツコの知らない世界」ほか、数々のメディアでも紹介され、奈良のオリジナルイチゴは、たちまち全国区へと知名度を広めました。テレビで紹介されるや否や通販などで探す人が急増し、一時期は売り切れで手に入らないこともあります。ここからはほかのイチゴとの違いを深堀りしていきます。

古都華の特徴

奈良県産の古都華(ことか)の特徴はなんといっても濃いルビー色をした果実が挙げられます。同じ奈良県のオリジナルイチゴといえばあすかルビーがありますが、古都華はよりブランド力を強めるために作られただけあり、あすかルビーを超える味わいと言われています。古都華の形はやや細長いのが特徴で、表面は真紅、切ると中までほんのりピンク色です。スタイルも大粒なものが多いので、食べごたえを満喫できるイチゴとなっています。

古都華(ことか)は、ツヤのあるまっ赤な外観だけでなく、均整がとれたきれいな円錐形も特徴です。古都華は乱形果率がほかのイチゴの品種と比べても特に小さく、見た目も色形も良いので、詰め合わせとしてもとても人気が高い品種です。古都華は奈良県のオリジナル品種ということで他府県の利用許諾が出ておらず、一般的に苗の販売も行われていないので、希少価値が高く手に入りにくいというプレミアム感も人気に拍車をかけています。

古都華の旬

せっかく古都華(ことか)を食べるのであれば、旬の時期を知っておきたいものです。古都華が生産される時期は12月下旬から5月の上旬ですが、一番美味しい旬の時期は2月です。寒い冬をすぎ、暖かくなってくると古都華の果肉がやわらかくなり、水っぽさが出てくるため高級フルーツ店などでは4月を過ぎると古都華の取り扱いが終了してしまうところもあります。旬の時期の古都華の味は一度食べると忘れられないほど美味です。

古都華の味

見た目の色形が美しい古都華ですが味も負けず劣らず最高です。古都華の味は、甘みが強く酸味が程よいのが特徴で、糖度と酸味のバランスが良いため、味がおいしく香りが豊かです。古都華の箱を開けたとたん目と鼻を刺激する古都華の鮮やかな色と香りに一気に未魅了されることでしょう。特に旬の時期は、ほかと比べて甘みが強くなり、それでいながら適度な酸味を感じることができるので、イチゴのおいしさを満喫することができます。

平均的なイチゴは、糖度が11度~12度なのに対し、古都華は15度以上あることも珍しくありません。旬の時期の古都華は、18度以上の甘さを誇るものも出るそうです。糖度と酸度が高めで深みのある味わいが特徴の古都華は、奈良県オリジナルイチゴとして1、2のおいしさを誇るといっても過言ではありません。おいしさにハズレやブレがないのも特徴なので、自宅用だけでなく贈答用として人気なのも納得です。

古都華の値段

気になる古都華の値段ですが、平均して一粒200円~400円程のものが多く、ほかのイチゴに比べて高価となっています。古都華の粒の大きさによって値段が変わってきますが、目安としては1パック12個入りで4000円前後となっています。古都華をオリジナルイチゴとして売り出した奈良県に行くと、旬の時期で安いものだと1パック9個入りで1000円を切る価格で購入することもあるようです。

古都華のおいしさをとことん堪能したい方は、古都華の中でも味のおいしさも大きさも形の良さも上を行くプレミアム古都華も販売されています。手のひらほどの大粒の古都華で、1粒980円という衝撃の値段ですが、一口食べると優美な甘い香りが鼻から抜け、たまらないおいしさと評判です。まるで宝石箱のように大切に入れられて販売されているので、大切な方への贈り物や、自分へのご褒美に試してみる価値があります。

古都華(ことか)の選び方と保存方法

古都華の選び方

古都華のおいしい見分け方としては、見た目と香りをよくチェックすることが大切です。皮が濃いルビー色をしていて、ツヤがあり、全体がきれいに色づいているものがおすすめです。あとは、ヘタの部分にも注目してください。ヘタが元気で鮮度がよく、香りがよいものを選びましょう。JR奈良駅にある「奈良のうまいものプラザ」では、おいしい古都華が手に入りやすいという噂もありますので、産地に足を運ぶのも良さそうです。

古都華の保存方法

古都華の保存方法については、野菜室での保存がおすすめです。古都華はほかのイチゴに比べて果肉がしっかりしているため、比較的日持ちすると言われていますが、少なくとも購入日から2~3日を目安に食べきるのがよいでしょう。もちろん鮮度の面では買ったその日に食べるのが一番おいしいので、最高の状態で食べたいという方は早めに食べきるのがおすすめです。

古都華を一番おいしい状態で味わいたいのであれば、摘みたてがおすすめです。産地の奈良には農家に直売所が設けられているので、朝摘みのどこよりもフレッシュな味わいを楽しむことができます。

古都華(ことか)の食べ方

古都華はどのように食べるとおいしいのでしょうか?平均糖度が11度~12度ととても高いイチゴなので、まずはそのまま食べてその甘さと芳醇な香りと十分に堪能してください。甘さや味の濃さ、みずみずしい果汁、甘酸っぱい香りにひとつ食べるとすぐに次を求めてしまうほどの魅力がいっぱいです。イチゴ好きな方はもちろん、そうでない方も古都華を食べると誰もが笑顔と口いっぱいの幸せを感じることができます。

色や形がとてもきれいなことから古都華はデザートにもよく利用されています。古都華を生み出した地元ならでは腕利きのパティシエが古都華のおいしさをさらに引き立てるべく渾身の力を込めて作られたショートケーキやタルト、パフェを食べることができます。わざわざ足を運んでも損はないおいしさなので、甘いもの好きな方はぜひスイーツハントしに奈良を訪れてみてはいかがでしょうか?

また、古都華は一般的なイチゴより甘く、やさしい酸味があり、より甘さが際立つとからジャムやソースにしても特別においしくいただけます。濃いルビー色をしているため、ジャムやソースにした時に色が鮮やかで、見た目の良さも抜群となっています。フレッシュな状態で食べてもおいしい古都華ですが、加工しても負けないほどおいしいので、たくさん手に入ったら贅沢にジャムやソースにしてもよさそうです。

古都華のジャムの味は?

古都華を使ったジャムはケーキ屋さんや産直のお店のほか、ネット販売もされているので、気になる方はぜひ手に取ってみましょう。平均価格は100g入りの瓶で1000円ほどとかなり高級な部類のジャムになりますが、一度試してみて損はないおいしさです。味わいとしては糖度の高さからもわかるように、ジャムにした時にも濃厚な甘みがあり、上品な味わいが特徴です。

ヨーグルトやバニラアイスに乗せたり、トーストにつけたり、焼きたてのパンケーキに、クリームチーズと一緒にクラッカーにのせて甘じょっぱさを楽しむのもおすすめです。そのほか、カレーやビーフシチューの隠し味に古都華のジャムやソースを少し入れるだけで、高級レストランのような味わいに変化しますので、騙されたと思って一度試してみてください。古都華のジャムは濃厚な味わいと香りでクセになること間違いなしです。

古都華(ことか)を食べてみよう!

イチゴの一大産地である奈良が、新しいブランドイチゴを作るべく、何度も品種改良を行い生み出した古都華について紹介してきました。古都奈良を飾る新しい華になって欲しいという思いから名付けられただけあって、早くもイチゴ界のトップスター級の人気となっています。まだ食べたことがないという方は、一度手に入れてその濃厚なおいしさにであってください。イチゴってこんなにも美味しかったのかと感動することうけあいです!

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