紫キャベツ(赤キャベツ)とキャベツの違いは?選び方と保存方法も
皆さんは紫キャベツを普段食べる機会があるでしょうか?別名「赤キャベツ」とも呼ばれる紫キャベツは普段はサラダで食べることが多く、それ以外の食べ方を知らないという人も多いでしょう。今回はあまり馴染みのない紫キャベツの特徴や保存方法、美味しい紫キャベツの選び方、料理のレシピを紹介します。体にもよくて食卓を鮮やかに彩ってくれる紫キャベツについて詳しく調べていきましょう。
目次
紫キャベツ(赤キャベツ)はキャベツよりも栄養価が上!
紫キャベツ、別名赤キャベツは鮮やかな紫色が目をひく野菜です。皆さんは紫キャベツを食べる機会はあるでしょうか?紫キャベツを使った料理のレパートリーはサラダくらいしか思いつかず、わざわざ買ってまで食べる人は少ないかもしれません。でも紫キャベツは栄養がたっぷり詰まった体にいい野菜なのです。今回は紫キャベツについて詳しく紹介していきます。これを見れば紫キャベツが食べたくなるかもしれません。
紫キャベツは別名赤キャベツ
紫キャベツは別名赤キャベツ、レッドキャベツと呼ばれる鮮やかな紫色が特徴的な野菜です。紫キャベツ(赤キャベツ)と呼ばれる所以はその鮮やかな色にあります。赤キャベツと呼ばれるのは赤紫にも見えることからそう呼ばれることがあります。紫キャベツ、赤キャベツ、呼び名は違ってもどちらも同じものです。
普通のキャベツより生産量が少ない
紫キャベツはスーパーで手軽に買えるようになりました。それでも隅の方でひっそりと売られていることが多いです。以前は輸入物が多く手に入りにくかった紫キャベツですが今はスーパーで普通に売っています。近年は品種改良が進み国内産のものが増えてきました。主な産地は長野県、愛知県、茨城県などです。年間出回ってはいますが、それでも普通のキャベツに比べると生産数が少ないです。
紫キャベツの栄養価
紫キャベツの鮮やかな赤紫色の正体はぶどうやブルーベリーなどと同じポリフェノールの一種、アントシアニンによるものです。植物や野菜が紫外線から体を守るために蓄える成分で抗酸化作用に優れ、肝機能を助けたり、眼精疲労にも効果があります。
普通のキャベツに比べるとビタミンC、骨や歯の成長に欠かせないリンは1.6倍、老廃物を排出するカリウムや血液の凝固作用があるビタミンKが1.5倍含まれています。体を守ってくれる抗酸化作用の高いカロテンはキャベツの2倍も含まれています。
もちろん普通のキャベツの栄養素も含まれています。キャベツの有名な栄養素といえば薬の名前にもなっているキャベジンがあります。キャベジンは胃や腸を守ってくれる成分になります。ジスターゼは消化を助け、胃酸過多、胃もたれ、胸焼けに効果があると言われています。あまり馴染みのなかった紫キャベツも栄養価を知るとなんだか気になる野菜になってくるのではないでしょうか?
紫キャベツの選び方と保存方法
紫キャベツはスーパーで見かけることも多くなってきたとはいえ、実際に購入したことがある人は少ないかもしれません。まだまだ馴染みの少ない野菜である紫キャベツの選び方を知らない人も多いでしょう。それでは購入する際の選び方を詳しくみていきましょう。
ずっしりとしたものを選ぼう
紫キャベツの選び方のポイントは手に持ったとき、ずっしりと重さを感じるものがおすすめです。普通のキャベツに比べると小ぶりな紫キャベツですが重さを感じるものを選びます。また表面は粉がついてるかのように白っぽいものが鮮度がいい証です。葉に張りがあり色鮮やかなものを選ぶのもポイントです。
葉が薄いものは食べやすい
次に選び方のポイントは葉先の薄さです。紫キャベツは普通のキャベツに比べ葉が厚いのが特徴です。そのため、葉先が厚い紫キャベツは中の葉はもっと厚く食べにくいのです。葉先が干からびているものは論外ですが比べてみて薄いものを選ぶのがいいでしょう。詳しい選び方を知って美味しく料理しましょう。
保存するときは乾燥を避けて冷蔵庫へ
美味しい紫キャベツの選び方がわかったところで、次は美味しく保存できる保存方法を紹介します。サラダなど生で食べることの多い紫キャベツは保存方法によっては味が落ちてしまうことがあります。鮮度を保つ保存方法は、まず他の野菜同様野菜室で保存、することです。カットされたものは乾燥を避けるためピッタリとラップで包み保存します。
丸々一個の紫キャベツの場合はポリ袋やラップ、新聞紙で包んで芯を下にして野菜室で保存します。気温が低いときは冷暗所に置いてもいいでしょう。芯をくり抜き湿らせたキッチンペーパーを詰めておくという保存方法もありますがなるべく早く使い切りましょう。保存方法によって約1週間ほど日持ちがします。
紫キャベツを使ったサラダのレシピ
紫キャベツの食べ方は生で食べるのがやはりおすすめです。新鮮な紫キャベツはほのかな苦みと甘みがありサラダをワンランクアップさせてくれます。紫キャベツの定番料理、サラダのレシピを紹介します。緑の中に紫が入るとパッと鮮やかになりおもてなし料理にもピッタリのサラダになります。
いろどりが綺麗!コールスロー
コールスローはキャベツの定番料理で人気のサラダです。紫キャベツの鮮やかな色を生かしたコールスローのレシピを紹介します。
- 紫キャベツ1/4
- コーン缶1缶
- 塩小さじ1
- 酢大さじ1
- マヨネーズ大さじ2〜3ほど
- 塩胡椒適量
- 紫キャベツは千切りにして塩小さじ1で塩もみしておきます。
- しんなりしたらさっと塩を水洗いしてギュッと絞って水気を切ります。
- コーン、酢、マヨネーズを混ぜて和えます。
- 最後に塩胡椒で味を整えたら出来上がりです。
とても簡単で色鮮やかな紫キャベツのコールスローサラダの出来上がりです。紫キャベツだけだと食べにくい場合は普通のキャベツと半々で作ってもいいでしょう。デリ風で見栄えがする簡単レシピです。また作り置きにもおすすめで一品あると便利です。
コロコロした野菜が色鮮やか!チョップドサラダ
チョップドサラダとは野菜やチキンなどを同じ大きさに切り、スプーンなどで食べるサラダです。チョップドサラダ専門店もある今人気の食べ方です。紫キャベツの色鮮やかさを生かした、アボカドと紫キャベツのチョップドサラダのレシピを紹介します。
- 紫キャベツ1/4
- アボカド1個
- トマト1個
- ハム6枚
- 材料は全て2センチ角くらいの大きさに揃えて切ります。
- アボカドは種の周りに切り込みを入れ、ねじるように回して2つに分けます。
- 皮を剥いたら同じ大きさに切ります。
- 器に入れたらよくかき混ぜてお好みのドレッシングをかけたら出来上がりです。
材料を切るだけの簡単料理です。ポイントは大きさを揃えて切ることです。どんな野菜を入れても合う、失敗しないお手軽レシピで紫キャベツをモリモリ食べられます。
紫キャベツのサラダ以外の食べ方は?
紫キャベツの定番の食べ方であるサラダのレシピを紹介しましたが次はサラダ以外のレシピも紹介します。紫キャベツは生で食べる以外にも色を生かして料理すればとても素敵なメニューになります。サラダ以外のレシピを2品紹介するので参考にしてみてください。
お弁当にも作り置きにも便利・紫キャベツの定番の食べ方!紫キャベツの酢漬け
紫キャベツといえば酢漬けを思い浮かべる人も多い定番の食べ方です。キャベツの酢漬けはダイエットや健康のために効果的で人気の食べ方です。定番の食べ方である紫キャベツの酢漬けのレシピを紹介、まだ知らないという方は是非この機会に作り方を覚えておきましょう。
- 紫キャベツ1/8
- 水100cc
- 酢50cc
- 砂糖大さじ2.5
- 塩小さじ1/2
- 水、酢、砂糖、塩を鍋に入れ火にかけます。
- 砂糖が溶けたら冷ましておきます。
- 紫キャベツは千切りにしてお湯でさっと茹で水気を切っておきます。
- 鍋で煮た酢漬けの素が冷めたら紫キャベツにかけて馴染ませて出来上がりです。
清潔な保存容器や瓶に入れて漬けておけば日持ちがして便利です。お弁当の彩りに、サンドイッチに好きな具材と挟めばインスタ映えするカフェ風サンドイッチになります。
溶け出した紫が華やかにテーブルを演出!紫キャベツのスープ
紫キャベツは煮ると色が水分に溶け出すため煮る料理には向かないといわれています。今回紹介するレシピはその性質を利用した色鮮やかなスープです。
- 紫キャベツ1/4
- 玉ねぎ1/2
- じゃがいも1個
- 水300cc
- 牛乳200cc
- コンソメキューブ1個
- バター10g
- 塩胡椒少々
- 紫キャベツは千切り、玉ねぎは薄切り、じゃがいもはいちょう切りにします。
- 鍋にバターを熱し、玉ねぎ、じゃがいも、紫キャベツの順に炒めます。
- 水、コンソメキューブを加え、5分ほど煮ます。
- 煮たらミキサーで撹拌し鍋に戻し、牛乳を加えて塩胡椒で味を整えたら出来上がりです。
この鮮やかな紫を生かしてハロウィンのメニューにすれば子供もきっと大喜びでしょう。難しく思えるスープ作りですがミキサーさえあれば以外と簡単に作れてしまいます。
紫キャベツを使うと料理がどんどん楽しくなる!
紫キャベツはあまり馴染みのない野菜ですがその特徴を知れば決して扱いにくい野菜ではありません。体にもよく、食卓を鮮やかに彩ってくれる紫キャベツはとても頼もしい野菜です。