ドライイーストが危険?手作りパンで知っておきたい保存法や代用品を紹介

ドライイーストが危険なのか、どういった用途で使われているのか紹介しています。さらにドライイーストの保存方法や代用品についても理由を含めて説明しています。パン作りをしている方、これから始めようと思っている方におすすめの記事です。

ドライイーストが危険?手作りパンで知っておきたい保存法や代用品を紹介のイメージ

目次

  1. 1ドライイーストで作る手作りパン
  2. 2ドライイーストとは
  3. 3ドライイーストが危険?
  4. 4ドライイーストが危険だと思われる理由
  5. 5ドライイーストの使い方
  6. 6ドライイーストのおすすめの保存法
  7. 7ドライイーストの代用品
  8. 8ドライイーストについてのまとめ

ドライイーストで作る手作りパン

パンを自分で手作りする場合、もちろん材料から用意しなければいけません。強力粉、卵、塩、砂糖、ドライイーストなどが一般的なパンの材料となっています。その中でも普段使わないドライイーストについて詳しく知っていますか?パンを手作りするとき以外にあまり使わないので、どういったものかわからず使っている方も少なくないと思います。

そこで、ドライイーストがどういったものなのか、危険性はないのかなどを紹介します。手作りでパンを作るなら知っておいて損はしない知識となっています。これを機に学んでみてください。

ドライイーストとは

piccororoさんの投稿
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まずはドライイーストがどういったものなのか説明します。ドライイーストの名前から、ドライは乾燥、イーストは酵母という意味が読み取れます。つまり、酵母菌を乾燥させて粉状にしたもののことをさします。パン作りでは生地を膨らます作用があります。ベンチタイムで生地が膨らむのはドライイーストのおかげです。

酵母菌とは

酵母菌がわからない方のために説明します。酵母菌とは自然界に存在する微生物のことで、食べ物に含まれる糖質をアルコールや炭酸ガスに分解する働きがあります。パン作りの際は、生地に含まれる糖質を吸収することで生地を発酵させ、パンを膨らます作用があります。

ドライイーストと生イースト

イースト菌を含むもので生イーストというものもあります。ドライイーストと違い、粘土のような見た目をしていて独特なニオイを発します。実はドライイーストよりパン作りに最適なので、パン屋で使われることが多いです。ただ、賞味期限が比較的短いので家庭では使いにくいです。

食パンや菓子パンなどふんわりとしたパンを作る際には生イーストを使う方が仕上がりがよくなります。もし本格的に手作りでパンを作ろうと思われるならぜひ一度試してみてください。ドライイーストとはまた違った新しいパン作りの世界が見えてくるはずです。

ドライイーストが危険?

ドライイーストを得体の知れないものだと思い、危険なものではないかと考える方もいるかもしれません。結論から言いますと、ドライイーストは危険なものではありません。使用方法によっては危険なものになる、ということもありません。入れる順番を間違えると膨らみにくくなる程度です。

市販されているものはパン作りなどに使うように微生物を培養したものです。パン屋でもドライイーストを使ってパン作りしているところがあります。危険性はないので安心してドライイーストを使ってください。

ドライイーストが危険だと思われる理由

そもそも何故危険かもしれないと考えてしまうのでしょうか?おそらくは菌という言葉を聞くとあまりいいイメージを持たない人が多いからだと思います。しかし、菌というのは使い様によっては体にいいものになるので、一概に悪いものと決め付けるのは間違っています。ヨーグルトも菌を発酵させた健康食品です。

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酵母菌、つまりイースト菌と似た言葉でイーストフードというものがあります。イーストフードは食品添加物なので、使いすぎると体によくないです。イースト菌とイーストフードは名前が似ているだけで、まったく違ったものなので混合されている方は気をつけてください。

イーストフードとは

イーストフードはパンの発酵を短くする食品添加物です。イーストの発酵を速くするためのものなのでイーストフードと名前がついたのだと思います。パンを大量生産する際に使われるもので、手作りのときに使うことはほとんどありません。

ドライイーストの使い方

ドライイーストが安全なものだとわかっていただけたと思うので、正しい使い方を紹介します。パン作りではただ単に材料を混ぜればいいというものではありません。間違った順番で入れてしまうと膨らみが悪くなり、よくない出来になってしまうことがあります。理由も一緒に覚えるとパン作りがよりおもしろいものになると思います。

ホームベーカリー

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ホームベーカリーで作る際は基本的に説明書のとおり作れば問題ありません。ドライイーストを他の材料と一緒に入れるタイプ、入れないタイプがメーカーによって違うので、しっかり確認して使うようにしてください。もうひとつ気をつける点として、ドライイーストは水に触れてしまうとパンが膨らみにくくなってしまうので、そこは注意してください。

手ごね

手ごねで作る際はドライイーストを入れる順番がとても大事です。ドライイーストと水は一緒に混ぜるとパンの膨らみが悪くなるので、少量ではあるものの水を含む塩は一緒に混ぜないようにしてください。先にドライイーストと小麦粉を混ぜてイースト菌を分散させてから、塩を加えて手ごねしていくのが失敗しないコツです。

Thumbホームベーカリーでパン作りを楽しもう!簡単初心者レシピを紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

ドライイーストのおすすめの保存法

イースト菌はイメージがつきにくいかもしれませんが生き物であるため、保存をする際は気をつける必要があります。他の食品でもそうですが、一度開けてしまったものは密閉保存をすることで長持ちします。保存温度は低温が好ましいです。

密閉保存をする道具として、身近なものを使うことが出来ます。空き瓶やペットボトルなどふたを閉めることで密閉状態を作り出すことができるものが特におすすめです。低温で保存するほうがいいので、冷凍してしまうのもいい保存方法のひとつです。

ドライイーストの代用品

パンを手作りしたいけどわざわざドライイーストを買うのは面倒だ、と思われる方もいると思います。なのでドライイーストの代用品となりえるものを紹介します。あくまで代用なので、パン作りのために作られているドライイーストが一番いい、というのを念頭に置いて参考にしてください。

ベーキングパウダー

お菓子作りなどに用いられるベーキングパウダーは、代用品の一つとしてよく挙げられます。ベーキングパウダーにも膨らます作用があり、これを代わりに用いることでパンにも応用できるのではないか、という考え方です。しかし、ドライイーストとベーキングパウダーでは膨らむメカニズムが違います。

ドライイーストは発酵の過程で炭酸ガスを発生させます。そしてベンチタイムで生地を休ませている間に少しずつですが膨らんでいきます。仕上がりも弾力のあるもちもちしたパンとなります。一方ベーキングパウダーはオーブンで焼いているときに膨らみます。つまりベンチタイムをとる必要がありません。仕上がりはサクサクした食感となり、ドライイーストとは違った出来上がりになります。

ドライイーストとベーキングパウダーではそれぞれ違った特徴があるので、作りたいパンによっては向いてないことがあります。代用品として使えるかといわれると、おすすめはしません。出来上がりが想像と違うものになると思うのでもし使う際は注意してください。ただ単に何かパンを作ってみたい、という方はベーキングパウダーを用いたパンの作り方があるので利用してみてください。

天然酵母

もう一つ代用品で名前が挙がる天然酵母ついて紹介します。天然酵母にもイースト菌が含まれているので似たように思えるかもしれませんが、菌の種類が違います。ドライイーストはパン作りに適した単一種ですが、天然酵母は野生の酵母から作られるので複数の種類が含まれます。

天然酵母はドライイーストより扱いが難しく、時間もかかってしまいます。一定の環境を維持しないと膨らみ方や風味に問題が出てきます。なのでパン作り初心者の方にはあまりおすすめできません。何度かドライイーストでパン作りを体験した後、天然酵母でも作ってみるといいと思います。

天然酵母のいい点としては、簡単に自作できるところです。必要なものはレーズンなどの果物とガラス瓶だけです。雑菌には気をつけて作ると、酵母の養分である砂糖やはちみつなどを加えながら何年も使い続けることができます。天然酵母で作ることが苦でない方はこの方法がおすすめです。

ドライイーストについてのまとめ

いかがでしたでしょうか?普段パン作りをされているかたでも知らないことがあったと思います。何も知らなくてもパン作りはできますが、知っていたほうが失敗した際などに修正をかけやすくなります。これを機に知識としていれておくことをおすすめします。

ドライイーストは危険なものではないので安心して利用してください。ドライイーストは低温で密閉状態で保存しましょう。代用品としてベーキングパウダーと天然酵母がありますが、用途が少し違ったものがあるので、ドライイーストを使うことをおすすめします。正しい知識で楽しいパン作りをしてください。

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