エビの下ごしらえ・下処理の方法!料理前日のエビの保存方法は?

エビは下ごしらえ・下処理の方法を知っておけば実に色々な料理に活用できるので、かなり使い勝手のよい食材となっています。エビというのは海鮮の中でも特に好きだという人は多く、炒め物からご飯ものや煮込み料理などまで色々なシーンで活躍してくれますが、果たして下ごしらえ・下処理の手順はどうなっているでしょうか?気になるエビの下ごしらえ・下処理から、料理前日にエビの保存方法などまで詳しくみていきます。

エビの下ごしらえ・下処理の方法!料理前日のエビの保存方法は?のイメージ

目次

  1. 1エビの下ごしらえ・下処理を丁寧にして美味しく料理!
  2. 2エビの下ごしらえ・下処理の方法を伝授!
  3. 3エビの料理前日の保存方法を伝授!
  4. 4エビの下ごしらえ・下処理をしたら冷凍保存しよう
  5. 5エビの下ごしらえ・下処理をして絶品ごはん
  6. 6エビの下ごしらえ・下処理マスターで美味しいエビに!

エビの下ごしらえ・下処理を丁寧にして美味しく料理!

食材の中でも生ものというのは下ごしらえ・下処理というのを正しく行うことが非常に重要となりますが、果たしてエビの下ごしらえ・下処理の方法というのはどうなっているでしょうか?下ごしらえ・下処理の方法をマスターしておけばどのような料理であってもスムーズに作りやすいものですが、どのように処理するのがベストなのでしょうか?

エビの下処理というのは殻を剥いたり茹でたりするなど工程が煩雑なようなイメージもありますが、実は案外シンプルで簡単なのでぜひマスターしておきたいものです。エビの下処理・下ごしらえの方法、そして冷凍保存や調理の前日の保存方法なども含めて、エビを色々な料理で楽しむためにぜひ詳しくチェックしてみてください。

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エビの下ごしらえ・下処理の方法を伝授!

エビの下ごしらえ・下処理というのは料理の種類やいつ調理するかなどによっても異なるものですが、正しい方法で行わないとスムーズな調理を妨げたり味や安全性などにも支障をきたすことがあるので注意が必要です。エビの下ごしらえ・下処理において殻を剥くタイミングや大まかな流れなどを、ぜひ頭に入れて実践していきましょう。

殻付きエビの殻を剥こう

エビの中でも鮮度が高く美味しいものを活用したいというときには、殻付きエビを使うという場面も多いかもしれません。そんなときにはまず殻を剥くという工程が重要になってくるものですが、エビの下処理の方法でも殻を剥くタイミングというのは料理などによっても異なります。茹でてから剥く方法もあれば、剥いてから茹でる方法もあるのです。

殻付きのまま楽しむ料理もありますし、剥く場合でも殻付きのまま茹ででから剥いたほうが剥きやすいというメリットもあります。また、殻付きのまま茹でることで身の縮みを最小限におさえることができるので、この手順の方を好むという人も多いです。しかし、殻付きのままだと背ワタなどを除去しにくいというデメリットもあるので要注意です。

もちろん殻付きのままでも爪楊枝などを刺して背ワタを取り除くことはできますが、この方法に慣れていないという人は殻を剥いてしまってから包丁と指を駆使して背ワタを取り除いたほうが楽だという声も多く挙がっています。エビの下処理において特に重要な殻剥きの工程には、このように二つの方法を理解して使い分けるのがおすすめでしょう。

もちろん茹でた後の身の状態などをあまり気にせず、とにかく背ワタや殻の処理などをまとめて行ってしまいたいという場合には、まず殻を剥いてから茹でるというのが下処理の方法として特におすすめかもしれません。しかし、身の状態を綺麗に保ちたいという場合には、まず茹でて殻を剥きやすくしてから殻を剥く方法も実践してみてください。

背ワタや腹ワタを取り除こう

殻付きのままであれば殻を取り除いた場合であれ、エビの下処理においてはそのまま食べるのに適さない背ワタや腹ワタなどの部位を取り除くことが重要となります。殻付きのままでも背ワタは除去することができます。殻付きのままのエビの背を丸めた上で、尻尾から2関節目程度を殻の間から爪楊枝で刺して、ワタをすくいとるとよいでしょう。

また、殻と剥いてからワタをとる場合には、殻をできるだけ少ない回数で滑らかに剥いた上で、エビの背に包丁を入れます。そして左右に身を開いた上で、筋のようなワタを引っ張って除去するとよいでしょう。また、腹ワタに関しても背ワタと同じように身に包丁を入れた上でスッと引っ張ってとることができるので、案外簡単に除去できるのです。

腹ワタの場合には、エビの身の腹側の面に包丁をスーッと縦に入れます。黒い筋が見えているので、これに添って包丁を入れるとよいでしょう。切れていると筋を爪楊枝などで引っ掛けられる状態になっているので、あとは爪楊枝や指の爪などを駆使して、筋を一息に引っ張り出すようなイメージで腹ワタも背ワタ同様に除去してみてください。

エビの下処理・下ごしらえの中でも、このプロセスにおいて身を崩してしまうなどの失敗が見受けられがちですが、包丁を入れすぎたりまだ引っ張り出しにくい状態なのに無理にワタをとろうとすると身が崩れる原因になるので、注意が必要でしょう。包丁は切り込むというよりスーッと流すイメージで、ぜひスムーズに両面のワタを取り除きましょう。

塩と片栗粉でエビを洗おう

エビの下処理においてはまず食べるのに適していない背ワタ・腹ワタの部分を除去することが重要ですが、続いてはエビを洗うという段階に入ります。エビはまず塩と片栗粉で洗うのが望ましいとされています。エビは塩と片栗粉で洗うことで汚れが浮き上がって綺麗にできるので、水だけで洗うよりもエビを清潔な状態で楽しみやすくなります。

背ワタ・腹ワタを取り除いた状態のエビをボウルにまとめて入れて、そこに塩と片栗粉を振りかけていきます。ボウル一杯に10尾以下のエビの場合には、片栗粉を大さじ一杯、塩を小さじ一杯程度でも十分な量だと言えるでしょう。少なすぎると汚れが落ちにくいですが、多すぎても最終的に粉が残ってしまう原因にもなるので要注意でしょう。

ここに、エビがひたひたになる一歩手前くらいの量の水を加えていきます。エビが完全に隠れてしまわないような量を意識しましょう。あとは全体を優しく揉み込むように混ぜていきます。全体がどろっとしてきて、エビの質感も徐々に変わってくるでしょう。そして、初めは白濁していた液体に黒い汚れが混じったら、あとは洗い流すだけです。

このように、塩と片栗粉を使うことで簡単にエビの汚れを落とすことができます。もちろん汚れを落とす過程を省いても食べられないことはありませんが、特にフレッシュな状態のエビなどであれば汚れなどが付着していることも多いので、取り除きたいという場合にはぜひこの塩と片栗粉を駆使した方法で揉み込んで汚れを落としてみてください。

水で洗いなおそう

エビの汚れを片栗粉と塩で揉み込んで除去したら、この粉も含めて全てをしっかりと洗い流しましょう。まずはエビを手でおさえながら汚れが浮いている液体を捨てた上で、水道水などをボウルの中にかけて、全体を洗い流して汚れた液体を捨てるというプロセスを繰り返します。ノズルをシャワーモードなどにするとより汚れが落ちやすくなります。

エビにつく汚れの大半というのは、背ワタや腹ワタなどに付着していることが多いとされています。これはワタというのは人間で言う所の腸に当たる部分であり、エビが消化に使用している器官となっています。そのために、ちょっとした小さい砂や汚れなどが蓄積しやすい部位でもあるために、まずはこれらを除去することが重要でしょう。

それに加えて、ワタの周辺や表面などについた汚れというのも片栗粉・塩を使い、水でしっかり洗い流してしまってください。砂などの汚れが付着したままだとエビを食べたときにジャリっという不快な質感として残ることがあるので、注意が必要です。尚、揉み込むときは少なめの量の水も、洗い流す際にはかなりたっぷりめにして流してください。

キッチンペーパーにならべて水気をとろう

こうして汚れをしっかりと除去して水で洗い流した上では、その水気をしっかりと切っておくということも重要になります。エビというのはこのように下処理・下ごしらえを済ませた上では、冷蔵庫や冷凍庫で保存しておくことが多いでしょう。調理の前日に準備するかどうかなどでも保存法は変わりますが、いずれにせよ水気はしっかり切りましょう。

冷蔵保存にせよ冷凍保存にせよ、水気をしっかりと切っておかないと保存状態にも悪影響を及ぼしかねないものなので、しっかりと水気を切っておきましょう。汚れをたっぷりの水で洗い流した上では、キッチンペーパーなどを用意してすべてのエビの表面についた水分を吸着させましょう。表面・裏面ともに、しっかり水気を切っておいてください。

調理に使うのであればザルなどで水を切るだけでもよいですが、冷蔵にせよ冷凍にせよ調理する前日やより前などで保存をするのであれば、キッチンペーパーなどを使ってしっかりめに水気を切っておきましょう。こうして水気を切った後では、作ることになる料理の種類などによって、切り込みを入れるなどのプロセスをさらに進めていきましょう。

エビフライや天ぷらにするなら切込みを入れておこう

エビの下処理を行っていく中では、料理などによっても下処理のプロセスが微妙に変わるものです。その中でも、エビフライやエビの天ぷらなどエビを使用した定番レシピを作る場合には、切り込みを入れるという下処理を行っておきましょう。そしてこれは、エビフライや天ぷらなどエビをまっすぐな状態にしておきたい場合の対策となります。

エビというのはどうしても火を通すと背が丸まってしまうので、エビをまっすぐなまま加熱調理するために切り込みを入れていくことになります。そしてエビに切り込みを入れる際には、背側と腹側にそれぞれ数カ所ずつ切り込みを入れていくのが望ましいでしょう。そして切り込みを入れた上では、一度エビをまっすぐ伸ばして状態を確認します。

切り込みを入れた上でエビをまっすぐに伸ばし、このときにパキッという音が鳴ったら火を通してもまっすぐな状態に保てるケースが多いです。エビフライやエビの天ぷらというのは大ぶりのエビをゲットしたときには特に試したい料理だと言えますが、まっすぐだからこそ見栄えも良く食べ応えもあるので、この下処理を忘れないようにしましょう。

尚、エビチリやサラダなどにエビを使用する場合には、丸まってコンパクトになった方がむしろ望ましいこともあるので、切り込みを入れる必要はないでしょう。むしろこの手間を省いて調理を進めたり前日などの場合には適切な方法で保存を行なったりしてください。このように、料理によって臨機応変に下処理を進めていくとよいです。

エビの料理前日の保存方法を伝授!

エビの下処理・下ごしらえの方法というのはお伝えした通りですが、エビというのは下処理の方法だけでなく保存方法もしっかり把握しておきたいものです。エビというのは冷凍保存なども可能ですが、料理する前日に保存する場合にはやや勝手が違います。果たして料理前日のエビの適切な保存方法とはどのようなものなのでしょうか?

下ごしらえ・下処理をした状態で冷蔵保存

エビは下処理を終えた上で次の日に料理に使いたいという局面も多いものですが、前日の基本的な保存方法としては下処理・下ごしらえを終えた状態で冷蔵保存というのが挙げられます。下処理を済ませておけばあとは加熱調理や和えの調理などを行うだけで簡単にエビのさまざまな料理を楽しめるので、ぜひ下処理をマスターしておきましょう。

もちろんエビを冷蔵保存する場合の賞味期限というのも、たとえ茹でた場合でもそう長くはなく、数日間開ける場合にはおすすめとは言えません。しかし、下準備をしておき次の日に料理を時短で行いたいというときの前日の保存方法としてはおすすめです。冷蔵庫で保存する場合には、チルド室などがある場合にはチルド保存がベストだとも言えます。

料理する前日にエビを冷蔵保存する際には、ジップロックなどの密閉容器に入れて空気をできるだけ入れないように工夫してください。もちろんキッチンペーパーなどで水気をしっかり切っておくことも忘れないようにしましょう。こうしてチルド室で保存しておけば、次の日にお弁当などを作る際にも時短で気軽に活用できるようになります。

エビフライなら衣をつけた状態で冷蔵保存

エビ料理の中でも定番となっているエビフライの場合には、前日の保存でもやや勝手が異なるのでしっかりチェックしておきましょう。エビフライの場合には、ただ単に冷蔵保存するだけでなく、衣をつけた状態で保存しておくとより調理が楽になるのでおすすめです。

エビフライというのはエビの下処理から実際に揚げるまでの過程を全て一気に行おうと思うとかなり面倒臭い気もしますが、衣をつけるところまで前日に行って保存しておけば、当日の調理としては揚げるだけとなるのでかなり楽でしょう。

エビフライ用のエビを前日に保存する場合には、まずエビを下処理した上で水気をしっかりと切って塩胡椒で下味をつけます。それから、卵液・小麦粉・パン粉を用意します。そして小麦粉を振りかけ、卵液をくぐらせてから最後にパン粉をつけるという下準備を行いましょう。

その上で、タッパなどに崩さないように入れて冷蔵庫に入れておくだけで完成となります。衣をつける場合には、前日保存に限りラップをしたりジップロックなどで密閉する必要はありません。あとは次の日にタッパーから取り出して180度程度に熱した油で衣付きのエビを揚げるだけで、簡単にエビフライが作れてしまいます。

エビの下ごしらえ・下処理をしたら冷凍保存しよう

エビの下ごしらえ・下処理をした上で料理前日であれば、既述の適切な方法で保存したいものですが、すぐに料理するわけではないという場合には冷凍保存も可能です。エビは冷凍保存することで保存期間を延ばせるといメリットもありますが、ぜひとも正しい方法で冷凍保存を行い、すぐに使わないときでもエビを色々な料理で楽しみたいものです。

下ごしらえ・下処理したエビの水気をしっかりとる

エビを料理する前日に保存する場合の方法についてはすでにお伝えしましたが、長期的な保存の場合には冷凍保存が適しており、冷凍保存をする際にもまずは適切な順序で準備をしていく必要があります。まずエビは既述の手順で下ごしらえ・下処理をすることが重要であり、その上で水気をしっかりととっていきましょう。

冷凍保存する際には、特にこの水気を切るというプロセスが重要になってきます。水気を含んだままだと冷凍保存したときの冷凍スピードや隙間などに影響を与えてしまい、エビの質が劣化してしまう可能性もあるので注意が必要です。この水気を切るというプロセスは、冷凍保存をする際には確実に済ませておきたいものとなります。

下処理を済ませたエビを冷凍保存前に水気を切る際には、キッチンペーパーなどに並べて両面の水気を切り、フリーザーバッグなどに入れる前に一つずつ優しく水気を拭き取っていくのがよいでしょう。強く拭き取ろうとするとどうしても身が崩れてしまう可能性もあるので、優しく水気を切るようにしてください。

重ならないよう保存袋に入れて冷凍庫へ

冷凍保存している間にエビの質が劣化しないためにはしっかりと水気を切っておくことが重要ですが、それに加えて保存袋に重ならないように入れていくということも非常に重要となります。重なってしまうと冷凍する際にくっついたり冷凍ムラができたりしやすくなるので、注意が必要です。

エビを冷凍保存する際にはジップロックなどを活用する人もいると思いますが、ジップロックに入れる際には綺麗に一列に並べるようにすると重ならずに済むのでぜひ実践してみてください。また、エビが大きめの場合いは一つ一つをラップで包んでから袋に入れるのもアリですが、手間がかかるのが嫌な人は省略してもよいでしょう。

小さめのエビをまとめて加熱するような料理の場合には多少重なっていても構いませんが、大きめのエビなどを冷凍しておきそれがくっついてしまい無理に剥がそうとすると、身が崩れてしまうこともあります。また、重なってしまうと空気なども入りやすくなるので、密閉するためにもできるだけ重ならないように袋に入れましょう。

茹でてから冷凍保存することもOK!

エビを冷凍保存する際には基本的な下処理は確実に行っておきたいものですが、茹でてから冷凍保存をすることも可能となります。茹でておけば必要以上に加熱プロセスを経ることなくすぐに料理に活用できるというメリットがありますが、サラダなどに使う際には茹でてから冷凍保存しておけば解凍するだけでよいので便利です。

エビを茹でてから冷凍保存する場合でも基本的な冷凍保存方法は茹でていない状態と同じであり、茹でてからしっかりと水気を切って重ならないように保存していくことになります。茹でてからワタを除去するなどの下処理をする場合にはそれらも行った上でしっかりと水気を切るようにしましょう。

なお、茹でてからエビを冷凍保存する際には粗熱がとれてから保存するようにしましょう。このようなポイントをしっかりと守った上でエビを茹でた状態で冷凍保存すれば、実際に調理するときにかなり楽でありそのまま使えるというのが実に魅力的です。

エビの冷凍保存期間は?

エビの冷凍保存方法はすでにお伝えした通りですが、その保存期間はどれくらいになっているでしょうか?エビは下処理を済ませた上でも冷蔵庫で保存する場合にはどうしても数日間のみの保存期間となっていますが、冷凍保存することで保存期間を長く延ばすことができます。

生のままで冷凍保存した場合でも茹でてから冷凍保存した場合でも、最低でも2週間程度は品質が保たれると言われています。そして生のまま冷凍保存いた場合には大体2〜3週間程度が目安であり、茹でてから冷凍保存した場合には最大で1か月程度まで保存期間が延びるというメリットがあります。

このようなエビの冷凍保存期間もしっかりと把握した上で、ぜひ自分が料理したい内容やタイミングなどにも合わせて冷蔵保存方法とうまく使い分けてみてください。なお、期間を過ぎてしまったエビは冷凍焼けなどを起こして食感や風味が劣化してしまう可能性が高くなるので、注意が必要でしょう。

エビを上手に解凍しよう

エビの冷凍保存方法とともにしっかりとマスターしておきたいのが、エビの解凍方法です。エビを冷凍保存した場合には解凍しなくては料理に使うことはできませんが、この解凍方法によっても仕上がりが変わってくるので注意が必要なのです。

エビの解凍方法としてまず挙げられるのは、凍ったまま加熱調理することです。この場合には背ワタなどが処理済みであることなどが条件となり、加熱時間がやや長めであることも重要です。他の解凍方法としては、塩水につけて解凍する方法も人気です。この方法では水に対して2〜3%ほどの濃度で塩を入れて、20分ほどエビをつけます。

こうすることでエビを半解凍の状態にまで簡単に導くことができ、塩水を使うことで旨味を閉じ込めつつ臭みなどを取り除くことができるのでおすすめなのです。一方で、電子レンジによる解凍などは風味を劣化させる可能性が高いのであまりおすすめではありません。

エビを冷凍保存するメリット

ここまでエビの冷凍保存の方法や期間、解凍方法などについて具体的にみてきましたが、エビを冷凍保存することには色々なメリットがあるものです。エビを冷凍保存することで、下処理などを済ませてあればすぐに調理に使うことができるので、時短で調理を済ませられるというメリットがまず挙げられます。

エビをかなり多めに購入したもののすぐには使いきれないという場合などには、まとめて下処理と冷凍保存をしておけば、いざというときにすぐに料理に使うことができます。そしておかずが足りないときでも簡単にエビのおかずなどを作ることができるのでおすすめです。

また、エビを冷凍保存しておけば、保存期間を長く延ばすこともできるので、すぐに使い切る必要がなくなるというメリットもあります。エビの色々な料理に挑戦したいときには、ぜひともエビの冷凍保存を実践して、自分の好きなタイミングでエビを料理できるようにしてみてください。

エビの下ごしらえ・下処理をして絶品ごはん

エビの下処理や保存というのは予想以上にシンプルですが、そんなエビの下処理と保存の仕方を覚えれば実に色々なタイプの料理に活用できることでしょう。エビの下ごしらえ・下処理をした上でぜひとも作りたい絶品エビ料理にはどのようなものがあるでしょうか?今日すぐにでも実践したくなる簡単レシピの数々をチェックしていきましょう。

あるもの材料で簡単おかず「ぷりぷり海老マヨ」

エビの下処理をマスターしたらぜひとも作りたい人気料理としてはまず、ぷりぷり海老マヨが挙げられます。ぷりぷり海老マヨはエビ料理の中でも子供から大人まで人気の料理のひとつであり、エビは下処理を全て済ませた上で、片栗粉をまぶしておきます。大体15〜20尾程度のエビを使用して、揚げ焼きにしてあとでソースと絡めましょう。

片栗粉をエビにまぶしたら、オリーブオイルをフライパンに流し入れて、そこでエビを揚げ焼きにしていきます。エビが完全に浸らない程度に、しかしややたっぷりめの油を使ってエビを揚げ焼きにしていきます。エビを揚げ焼きにした上では、一つずつキッチンペーパーなどで油をしっかり切った上で、器に移してソースを絡めましょう。

ソースはマヨネーズ・ケチャップ・牛乳を大さじ2杯・1杯・1杯程度の割合で混ぜ合わせたものを使用します。これらに砂糖を0.5杯、レモン汁を4〜5滴加えて全てをよく混ぜ合わせて、あとはエビ全体に絡めるようにしましょう。プリプリのエビと間違いないなめらなソースは、えも言われぬ味わいのおかずとして楽しむことができるでしょう。

フライパン1つでとろとろクリーミー「えびマカロニグラタン」

エビというのは乳製品との相性が抜群によい食材のひとつですが、その中でもグラタンは外せない料理のひとつとなっています。えびマカロニグラタンは、フライパン1つでもとろとろでクリーミーな質感に仕上げることができるので、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?まずはエビの下処理を済ませた上で、フライパンで炒めていきます。

エビをバターで色が変わるまで炒めましょう。それから一旦取り出します。そして玉ねぎは細切りにしておき、エビを炒めたフライパンで玉ねぎも炒めてしまいます。その上で、マカロニ・牛乳・コンソメ・塩を加えていきます。玉ねぎがしんなりしてきてから、マカロニカップ1杯・牛乳3杯分・コンソメと塩を小さじ1杯ずつ加えましょう。

この状態で弱火で5分程度煮込んだら、薄力粉と水を大さじ2杯程度ずつ加えて全体を混ぜていきます。とろみが付いてきたら、ここにエビとさらにバターも加えましょう。塩胡椒で味付けし、下準備がフライパン一つで完了です。あとはチーズを振りかけてトースターで焦げ目がつくまで焼いたら、とろとろで美味しいえびマカロニグラタンの完成です。

見た目も可愛らしい「エビとレンコンのはさみ焼き」

独創的な見た目でお弁当のおかずなどにも有効活用できるものとして知られているのが、エビとレンコンのはさみ焼きです。プリプリのエビと軽い食感のレンコンを組み合わせて質感がたまらないと話題なのがこの料理ですが、先ほどの海老マヨでも使用したオーロラソースなどをかければ定番の間違いない味わいで楽しめるので実践してみましょう。

エビは下処理を済ませて、叩いておきます。玉ねぎを極みじん切りにします。そしてレンコンを7mm程度の厚さにカットしましょう。そしてボールに玉ねぎを入れて、片栗粉をまぶします。ここに叩いたエビを入れます。これを混ぜて練っていき、塩胡椒で味を整えましょう。練ったらあとはレンコンの輪切り二つでこれを挟んでいきます。

ここに小麦粉をまぶして、フライパンに油をひいて揚げ焼きにします。レンコンに焼き色が付いてきたらひっくり返して裏面も同じように加熱します。その上で油を切ったら、海老マヨでも作ったソースをかけて完成となります。お好みでパセリなどを振りかけてもよいでしょう。質感の特徴的な、ちょっと変わり種のおつまみとして楽しめます。

ワインにもよく合う「帆立とエビのマリネ」

エビを使った料理というのはお酒との相性も抜群ですが、その中でも白ワインとの相性が抜群によいとして話題になっているのが、帆立とエビのマリネです。帆立とエビを使って海鮮の旨みたっぷりに仕上げつつも後味はさっぱりしているマリネは、揚げ物などが嫌な人にもおすすめです。帆立の個数とエビの尾数は大体一緒くらいで作っていきます。

そしてまずは下処理したエビを鍋でワイン蒸しにしていきます。レモンの輪切り一枚をエビの上に乗せて、大さじ2杯程度の白ワインで蒸していきます。それから、玉ねぎ・セロリ・パプリカをそれぞれみじん切りにしてマリネ液を作っていきます。オリーブオイル・レモン汁・ビネガーを具材と混ぜ、そこに醤油も少なめに垂らしておきます。

その上で帆立を食べやすい1cm大程度にカットして、ボウルの中に入れましょう。そこに蒸し汁ごとエビも加え、マリネ液も流し入れて全体を混ぜ合わせます。そして粗熱がとれてから冷蔵庫に入れて冷めたら完成となります。食べるときにはパセリなどを散らしてもよいです。また、マッシュしたアボカドなどと一緒に食べても美味しいでしょう。

ホームパーティで活躍「エビのアヒージョ」

エビの下処理を覚えたらぜひとも覚えたい料理のひとつとして挙げられるアヒージョは、ホームパーティーなどでも大活躍すること間違いなしでしょう。エビはアヒージョの定番具材のひとつですが、定番だからこそ間違いのない味わいを楽しめるのでぜひ一度作ってみましょう。予想以上に簡単に、スペインバルの味を出すことができます。

エビと合わせる具材はジャガイモなどでもよいですし、マッシュルームなどのキノコ類でも構いません。マッシュルームを使う場合には、食べやすい大きさにカットします。あまり小さく切りすぎる必要はありません。そしてまずは鍋にてみじん切りにしたニンニクと輪切りにした鷹の爪を、オリーブオイルで加熱して香りを移していきましょう。

それから塩とバターを入れて、オイルをやや濃いめの味付けにします。その上でマッシュルームとエビを入れて煮込んでいきます。大体5〜6分程度煮込んだら完成となります。スキレットなどで作ればそのまま卓上に運んでもお洒落でしょう。このようにして作ったエビのアヒージョは、バゲットなどにのせて食べてもかなり美味しいのでおすすめです。

エビの下ごしらえ・下処理マスターで美味しいエビに!

今回は気になるエビの下処理・下ごしらえの方法や調理前日の保存方法などについてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?エビの下処理というのは殻を剥いたり背ワタを取り除いたりする必要があるために煩雑なように思いますが、流れを覚えてしまえば案外簡単に済ませることができるので、料理にも合わせて処理を行ってみましょう。

エビというのは色々なジャンルの料理に活用することができ、天ぷらなどの揚げ物から炒め物はもちろん、ちょっとしたおしゃれなおつまみにしたりご飯ものに加えたりするのもかなり簡単です。そんな汎用性が高くぜひ使いこなしたいエビだからこそ、まずは下処理や前日の保存法などをマスターして、料理のレパートリーも増やしてみてください。

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