2018年08月28日公開
2024年08月01日更新
チートデイはダイエットを成功に導く?効果的なやり方/注意点など
「頑張ってるのになかなか痩せない…」。そんな辛いダイエット停滞期には、チートデイを取り入れることでダイエット成功へ導いてくれます。そもそも、『チートデイ』とは一体どんなやり方で行うのでしょうか?そこで今回は、ダイエット成功率をグッと上げる、チートデイの効果的なやり方と注意点を調査してみました。正しいチートデイのやり方を学んで、ダイエットを成功させられる様にしましょう。
チートデイがダイエット成功の鍵を握っている
「どんなダイエットをしても成功しない…」「このまま一生痩せられないのかな?」なんて不安を抱えているダイエッターさんはいませんか?「痩せたい!」と思って取り組み出したダイエットも、なかなか変化が現れないとやる気がなくなってきてしまいます。
また、どんなダイエットをしていても必ず停滞期がやってきます。そんな辛いダイエット停滞期に知って欲しいのが『チートデイ』です。この、『チートデイ』がダイエット成功への鍵を握っていると言っても過言ではありません。
チートデイについて解説
停滞期に行うと、ダイエットを成功へと導いてくれれる『チートデイ』。「チートデイなんて聞いた事ない…」「聞いたことはあるけどよくわからない」なんて方も、まずはチートデイとはどんなものなのかについて学んでみましょう!
チートデイとは?
『チートデイ』の『チート』とは、日本語に訳すと『騙す』と言う意味です。『デイ』とは、みなさんご存知の通り、『日』を表します。つまり、『チートデイ』を日本語で訳すと「騙す日・ごまかす日」となります。「何を騙すの?」と思う方も多いかもしれません。簡単に言ってしまうと、ダイエット中の減量をよりスムーズに行うために自分の身体を騙す日です。
停滞期にチートデイが効果的
自分の身体を騙す日だという、『チートデイ』。どのような効果があるのかというと、ダイエットを始めて最初は順調に減量していたのにある時ピタッと減量が止まってしまい、いわゆる『停滞期』がやってきます。これは、身体が減量している状態に慣れてしまい、身体が飢餓状態に陥ったと勘違いし、省エネモードに入ってしまいます。
つまり、身体が省エネモードになってしまっている時は体脂肪の燃焼がしにくくなってしまうということです。そんな停滞期に、1日だけ爆食いして身体に「餓死状態じゃないよ〜」と騙してあげることをチートデイと言います。これまで摂取カロリーを抑えていた事で不安になっていた身体も、爆食いすることで安心して基礎代謝が戻り、停滞期を打破することができる様になります。
停滞期はなぜ訪れる?
どんなダイエットをしていても、停滞期は必ずやってきます。そもそも一体なぜ、停滞期は訪れるのかというと、身体の中で生命を維持する為に必要な状態を保ち続けようとします。この性質を『恒常性維持』と言います。ダイエットを始め、体重が落ちてくると体内では「餓死状態になってる?生命が危険!」と判断する様になってきます。
その結果、エネルギーの消費を抑えたり、食事をすることで得られるエネルギーをより吸収しようとします。身体が生命維持する為にこの様な働きをしだすことで停滞期が訪れてしまいます。停滞期が始まる時期や継続期は人によって個人差がありますが、一般的にはダイエットを始めて、体重の5%ほど落ちた頃から停滞期が訪れます。
停滞期が続く期間も様々で、2週間程度だったという方もいれば、2,3ヶ月続いたという方もいるようです。平均すると、1ヶ月程度の停滞期が続くという風に考えられます。ダイエット当初は順調に体重が落ちていたのに、停滞期によって体重が全く落ちないようになるとダイエットのモチベーションがなくなって、挫折してしまうようになってしまいます。
チートデイを取り入れるメリットを紹介
ダイエット成功への鍵となると言われている、『チートデイ』。停滞期にチートデイを取り入れること一体どのようなメリットが生まれるのでしょうか?お次は、チートデイを取り入れることで得られるダイエットのメリットを調査してみましょう。
チートデイのメリット:暴飲暴食を抑える
食事制限ダイエットをしている方は特に、食への我慢が強くなってしまいます。食べることが大好きな人にとってはかなりのストレスとなってしまうことでしょう。そんな我慢を重ねながらもダイエット成功のために耐えているのに停滞期で体重が落ちないとなれば…ストレスから暴飲暴食してしまうようになってしまう方も少なくありません。
チートデイではたった1日ですが、いつもよりたくさん食べることが出来る日です。こうすることで暴飲暴食を抑えることができます。しかも、いつもより食べることで停滞期をスピーディーにクリアできるとなれば、かなり嬉しいメリットではないでしょうか?
チートデイのメリット:停滞期を乗り切る
頑張ってダイエットしているのに全く体重が落ちなくなってしまう停滞期は、「痩せるぞ!」というダイエットの心意気も無くなってしましまいます…。食事制限して運動して…とダイエットのために様々な努力をしていればそう思ってしまうのも当然です。そんな辛い停滞期を乗り切るために有効なのがチートデイです。
平均すると1ヶ月ほど続く停滞期を、チートデイを取り入れることによって1日で乗り切ることができます。せっかく頑張ってダイエットしているのに全く痩せない停滞期に、多くの人は痺れを切らしてダイエット挫折してしまいます。しかし、こんなに短期間で停滞期を乗り切ることができるのなら、これまでは停滞期にダイエット挫折していた方も、ダイエット成功の確率が高まるはずです。
チートデイのメリット:体重の減量が期待できる
停滞期にはダイエット効果が全く現れずにやる気が無くなってきてしまいます。しかし、チートデイを取り入れることで餓死状態だと思っていた身体を騙して、さらにまた体重を減量していくことができます。好きなものを食べて、体重の減量もできるとなれば、二重で嬉しいです。
チートデイのメリット:ストレスの軽減
ダイエット中はどうしてもストレスが溜まってしまいます。運動嫌いな人が筋トレを継続するのもストレスでしょうし、食べることが好きな方が食事制限ダイエットをするのもストレスでしょう。このように、ダイエットにはストレスがたくさん隠されています。そして、多くの人が強いストレスを感じるのが停滞期です。
「こんなに頑張ってるのに体重が落ちない!」と思うと、なんだかやるせない気持ちになってしまいます。停滞期が続くと報われない努力からストレスを感じて、ダイエット挫折になってしまうことも多いですが、チートデイでは好きなものをいつもより思う存分食べられる上、停滞期も脱出できるのでストレスの軽減へとつながります。
チートデイの効果的なやり方
ダイエット成功の鍵を握っているといっても過言ではない、チートデイ。そんなチートデイをより効果的に行う為には一体どんなやり方をすればいいのでしょうか?また、チートデイを取り入れる頻度や期間は一体どれくらいなのでしょうか?お次は、チートデイでダイエットを成功させる為の効果的なやり方・頻度・期間などを調査してみましょう。
チートデイの頻度はどれくらいで行うのが最適?
チートデイを行うときは、『頻度』が重要です。では、チートデイの頻度はどれくらいで行うのが最適なのかというと、運動・食事制限をしているダイエットの方は週に1日程度の頻度がベストとされているようです。週に一度の頻度で好きなものを食べられるとなれば、ダイエットのモチベーションもアップしますので比較的ストレスを感じにくくダイエット成功への道をたどることができるでしょう。
また、運動をせずに食事制限のみでダイエットしている場合は、チートデイの頻度は2週間~3週間に1日程度がオススメの頻度とされているようです。また、体脂肪率に合わせてチートデイの頻度を調整するのも良いです。体脂肪率31%〜35%の方は2週間に一度の頻度のチートデイを、26%〜30%の方は10日に1度の頻度でのチートデイをオススメします。
体脂肪率が21%〜25%前後の方は1週間に1度の頻度のチートデイを、20%以下の方は5日に1度の頻度のチートデイがおすすめです。また、男性は体脂肪率25%以上・女性は体脂肪率35%以上の方はチートデイの必要はないので、どんどん体重を落としていきましょう。
こちらのチートデイ頻度は必ず守るべきというわけではないようです。「ダイエット中はストレスがたまるから…」という方はこちらの頻度でチートデイを行って良いですし、「ストイックにどんどん痩せていきたい!」という方は、停滞期が来たときにチートデイを行うといった頻度でも良いようです。
チートデイに摂取するカロリーはどれくらい?
好きなものを食べていい上、やり方も簡単なチートデイですが、摂取するカロリーについては正しく行うことが大切です。では、チートデイに摂取するカロリーは一体どれくらいなのかというと、自分の体重×40カロリーを目安に摂取カロリーを計算するようにします。例えば、体重50キロの方であれば2000キロカロリー、体重60キロの方であれば2400キロカロリー程度です。
チートデイのやり方で、たまに「好きなものを好きなだけ食べれる日!」と勘違いしている方がいらっしゃいますが、そういうわけではありません。チートデイは『好きなものを好きなだけ食べれる日』というよりは、『ダイエット中の食事にしてはいつもよりカロリーを摂取していい日』というスタンスに考えるのが良いでしょう。
チートデイ期間は1日のみ
チートデイのやり方で、気をつけて欲しいのがチートデイを行う期間です。ストレスがたまるダイエット中に行うチートデイはまるでオアシスのような存在です。そのため、1日チートデイをすると「もう1日続けたいな…」と、心の中の甘えが現れてくるようになってしまいます。しかし、そのような甘えは捨てましょう。チートデイを行う期間は1日のみです。
チートデイを2日・3日と続けてしまえば、ダイエットという目的から外れてしまいます。また、2日連続でチートデイを行うとリバウンドしてしまい、元に戻すだけでも時間がかかります。チートデイを効果的にするやり方の心がけとしては、『チートデイはダイエット中のご褒美』と考えるのが良い様です。
チートデイは痩せてから取り入れる
これは効果的なやり方以前の注意点になりますが、チートデイは痩せてから取り入れるようにしましょう。もともとチートデイは体重が落ちなくなってしまった停滞期をスムーズに乗り越えるための方法です。そのため、ダイエットを始めたばかりで体重もロクに落ちていないのにチートデイを行っていては意味がありません。必ず、チートデイは痩せてから取り入れるようにしましょう。
食べることを楽しもう
食事制限ダイエットを行なっている方にとっては、食への我慢がかなりされている状態です。元々、食への関心が全くない方であればそこまでストレスを感じることもないかもしれませんが、食べることが好きな方だと食事制限ダイエットはかなりストレスになってしまいます。だからこそ、チートデイを行うときは食べることを心から楽しみましょう!
また、真面目なダイエッターさんはチートデイのときに好きなものを食べることがなかなかできない方がいらっしゃいます。「食べたら太りそう…」「リバウンドしたらどうしよう…」などと、食べることでダイエット成功への道が遠のいてしまうことを恐れて食事を純粋に楽しめなくなってしまっている状態です。
食事制限ダイエットを行なっているときは、カロリーや糖質量などを細かく意識しながらの食事になってしまいますが、チートデイでは餓死状態だと思い込んでしまっている身体を騙すことが目的です。そのため、チートデイを取り入れることでダイエットを成功させるためのステップだと切り替えるようにすることが大切です!
チートではどんな食事をすればいい?
チートデイにおすすめの食事
チートデイのやり方をより効果的なやり方にするために最も重要と言っても良いのが、食事内容についてです。チートデイのときは好きなものを食べて良いのですが、おすすめの食事は『炭水化物(糖質)』です。ダイエット中はどうしても糖質を抑えようとしてしまいがちです。しかし、糖質は私たちが生きていく上で欠かせない大切なエネルギー源です。
普段糖質量を控えめにしているからこそ、チートデイのときには糖質を摂取するように心がけましょう。白米やパスタ・そば・うどんなど…お好きな炭水化物を楽しんでください。おすすめは低GI食品である玄米です。『GI値』とは、血糖値の上昇スピードを表した数値で、この数値が高くなるほど肥満ホルモンと呼ばれているインスリンが多く分泌されてしまいます。
インスリンが多く分泌されると当選ながら太りやすくなってしまうため、低GI食品がおすすめと考えられる様です。また、炭水化物(糖質)以外にも自分で「この栄養素が足りてないかも…」と思うものはどんどん積極的に取り入れてチートデイのときに栄養を補いましょう。
チートデイ中には外食をしたいという方も多いでしょう。そんなときにオススメな食べ物は、焼肉やお寿司・スイーツなどの食べ放題などです。どれもかなり太ってしまいそうで、とてもダイエット中に行く外食ではない気がしますが、チートデイは中途半端に行う事がかえってよくないのでがっつりと心置きなく食事を楽しむ事がポイントです。
チートデイの翌日の食事はどうする?
とっても簡単なやり方でできるチートデイですが、好きなものをいつもよりもたくさん食べた翌日の食事ってどうすればいいのか悩むところです。チートデイを行った翌日の食事は、チートデイ以外のダイエット中に行っている食事に戻して良いです。
よく、「チートデイでいつもより食べて体重が増えちゃったから翌日はいつもよりカロリーを抑えた食事にしよう」というやり方を行う方がいらっしゃいますが、摂取カロリーを極端に減らすと身体がびっくりしてしまってかえって身体に悪いです。チートデイの翌日にはダイエット中の食事をいつもどおり行いましょう。
いつもより食べてしまった分、体重が増えるのは当然のことです。しかし、その後もしっかりいつも通りのダイエットを行なっていれば停滞期を乗り越えて、また体重が落ちる様になるので安心してくださいね。また、チートデイの前日も同様に、いつも通りのダイエットメニューを行ってください。
チートデイの注意点
チートデイを取り入れて、ダイエットを成功させるためには正しいやり方でチートデイを行わなくてはなりません。では、チートデイでダイエットを成功させるためにはどんな点に注意しておく必要があるのでしょうか?最後に、チートデイの注意点を調査してみましょう。
脂質を含む食事はなるべく避ける
三大栄養素の一つである『脂質』。そんな『脂質』には、1gあたりのカロリーが約9キロカロリーもあり、三大栄養素の中でも最も高いエネルギーだとされています。カロリーがそれほど高い脂質ですから、摂取しすぎてしまうと肥満原因となってしまいます。そのため、チートデイのときも脂質を含む食事はなるべく避けることが好ましいでしょう。
チートデイの計画をしっかり立てる
チートデイを行うとき、「今日はたくさん食べすぎちゃったからチートデイにしよう!」なんて風に突発的に行うのは止めましょう。このような方法でチートデイを行うと、ただの暴飲暴食ですからリバウンドの原因となってしまうのは目に見えています。チートデイを行う際には、計画をしっかりと立てておきましょう!
計画を立てて「◯日にチートデイをやろう!」と決めていると、辛いダイエット中も楽しみが待っているその日までモチベーションを保ち続けることができます。また、正しい頻度でチートデイを行うことができると、チートデイの効果がより高まってダイエット成功への近道となるので、計画をしっかり立てておくことを忘れないようにしてください。
普段取り入れていない栄養素を摂る
先ほども軽くご説明させていただいたように、食事ダイエットを行なっている方は特に栄養素が偏りがちになっています。ダイエット中に不足しやすい栄養素は、「炭水化物は太るから…」と避けられがちな糖質や、「お肉は太りそう…」と避けられているたんぱく質などです。チートデイのときは、普段なかなか摂取できていない栄養素を摂取するようにしましょう。
栄養素が不足していると体調不良の原因や肌荒れの原因などもありますし、代謝が下がる原因ともなります。ダイエットの成功率を高めるために取り入れるチートデイですから、より効果を引き出せるように尽くすのがポイントです。
中途半端に行わない
チートデイのやり方で特に気をつけて欲しいのが、『中途半端にチートデイを行わない』ということです。一体どういう事かというと、「ダイエット中にこんなに食べてしまうのはやっぱり良くないよね…」という風に、罪悪感からチートデイで食べる量をセーブしてしまう事をしないようにするという事です。
中途半端なカロリー摂取量だと結局、身体が代謝を上げてくれずに、せっかくチートデイを行った意味がなくなってしまいます。むしろ、代謝が上がらないどころか食べた分のカロリーが増えただけで元に戻すのも大変になってしまうだけです。しかし、目安の摂取カロリー程度がっつりと食べてチートデイを行った場合だと代謝をあげることができるので痩せます。
必ず停滞期中に行う
チートデイの元々の目的は、停滞期をスムーズに脱出するためです。そのため、チートデイを行うとき亜は必ず停滞期中である事も重要な点です。「今日は食べ過ぎたからチートデイ!」なんて曖昧な感じでチートデイを行う頻度を決めていたら、ただの暴飲暴食にしかなりません。
チートデイは停滞期中に行うからこそ、効果を発揮してくれます。そのため、「停滞期に入ったかも…」と感じた時に行う事が大切です。辛いダイエット中のオアシスのような存在であるチートデイですから、ついつい頻度を上げて取り入れたくなってしまいますが、停滞期中に正しい頻度で行うようにしましょう。
チートデイでダイエットを成功に導こう!
チートデイの効果的なやり方と注意点ご紹介まとめはどうでしたか?どんなダイエットを行なっていても、必ず訪れる停滞期。そんな停滞期は期間も長いのでどうしてもダイエットのモチベーションが下がって挫折してしまう方が多いようですが、チートデイを取り入れる事で気分転換にもなりますし、停滞期を脱出する事もできるようになります。
ダイエット中には自分で思っている以上のストレスを心と身体が感じてしまっている事が多いです。だからこそ、心機一転できるチートデイはダイエット中のご褒美となりますし、正しい方法で行うチートデイはダイエット成功への近道となります。ぜひ、チートデイを取り入れて、ダイエットの成功を導いていきましょう!