モロヘイヤの茎は食べれる?食べ方とレシピに含まれる栄養も紹介!

モロヘイヤはアラビア語で、ムルキーヤとも呼ばれています。そのモロヘイヤですが茎は食べられるのでしょうか?モロヘイヤは毒成分も含まれているそうです。モロヘイヤの茎に毒はないのか?毒がなければそれは食べれるものなのか?調べていきます。モロヘイヤはエジプトやアラビアで栄養価の高い野菜として食べられてきた歴史があります。茎の部分はいったいどうなっているのでしょうか?食べ方があるとすれば食べ方やレシピなど気になります。

モロヘイヤの茎は食べれる?食べ方とレシピに含まれる栄養も紹介!のイメージ

目次

  1. 1モロヘイヤという野菜とは茎は?
  2. 2モロヘイヤの茎を食べる時の注意点
  3. 3モロヘイヤを茎がついたまま保存する方法
  4. 4モロヘイヤの茎の下処理
  5. 5モロヘイヤの茎を茹でる
  6. 6モロヘイヤの栄養素は豊富!もちろん茎にも含まれている
  7. 7モロヘイヤと茎の料理レシピ:きのことモロヘイヤのすまし汁
  8. 8モロヘイヤと茎の料理レシピ:モロヘイヤと茎のとろり~冷製スープ
  9. 9モロヘイヤと茎のレシピ:モロヘイヤの茎のスムージー
  10. 10モロヘイヤと茎のレシピ:茎も使ったモロヘイヤのポテマヨ焼き
  11. 11モロヘイヤと茎のレシピ:モロヘイヤと幹も使ったもずくスープ
  12. 12モロヘイヤは滋養のある万能野菜!幹も食べられる

モロヘイヤという野菜とは茎は?

世界三大美女ともいわれるクレオパトラも好物として食したというモロヘイヤはエジプトが原産地だそうです。大昔のエジプトで大病を患いあらゆる薬を飲んでも治らなかった王様がモロヘイヤのスープを飲んだところ大病から回復したという伝説があります。日本ではなじみが薄かったのですが食べられます。その伝説から王様の野菜という名前がついています。近年では日本でも普通にスーパーやデパート、八百屋でも売られています。

栄養価が高いことから健康に良いと評判が広まり日本でも幅広く、栽培されるようになっています。家庭菜園で栽培する人も増えています。豊富なビタミン群、特に血管の老化を防ぐビタミンEは魅力です。骨を形成する上で必要なビタミンKも含まれています。モロヘイヤは歯だけでなく茎も食べられます。ただ、市販のものに限ります。家庭菜園などで採取したモロヘイヤは葉のみを食用とするのが良く、それなら食べれるでしょう。

モロヘイヤの茎を食べる時の注意点

モロヘイヤは葉っぱだけしか食べられないと思っている人が多いようですが、茎も美味しく食べれるんです。しかし条件があります。食品安全委員会の発表では市販で売られているモロヘイヤは葉と共に茎も食べれるとコメントを出しています。では自分で栽培したものはどうなのかというとモロヘイヤは成熟してしまうとストロファンチジンという毒素があるのです。この毒素は種子を守るための毒素です。

ですから、家庭菜園でモロヘイヤを栽培した食べ方としては成熟する前の若葉の時期を逃さないようにしてください。市販のモロヘイヤでなければ若葉でも茎は避けて葉のみ食べられます。もちろん販売されているモロヘイヤは茎も美味しく食べれるので栄養も抜群です。モロヘイヤに含まれる毒素のストロファンチジンは嘔吐や頭痛、不整脈などの症状を引き起こしますので自己で栽培したモロヘイヤには十分注意しましょう。

モロヘイヤを茎がついたまま保存する方法

まず、葉先や茎の切り口の色が変わってないものを選択しましょう。葉も緑色が濃いものを選びます。モロヘイヤは茎も鮮度が悪くなると硬くなります。すぐ食べれるのが好ましいのですが、保存する方法はあります。さっと茹でた後、水切りをして、一回一回水切りしたものをラップに包みます。そうして小分けにして冷凍するのです。冷凍する前に刻んでおくのも解凍後に手間が省けて便利です。調理する時スムーズに取りかかれます。

冷凍保存でもいいのですが、きゅうりなどと同じでモロヘイヤも夏野菜です。ですからなるべくなら野菜室で保存したいところです。それにはモロヘイヤをキッチンペーパーで包み、そのままポリ袋に入れ軽く口を閉じて密閉するようにします。ここがポイントなのですが冷蔵庫の野菜室では立てて保存しましょう。モロヘイヤの冷蔵保存期間、食べれる保証ができるのは2日程度です。茎共にモロヘイヤは痛みやすい野菜なのです。

モロヘイヤの茎の下処理

モロヘイヤの食べ方として下処理が必要です。市販で販売しているモロヘイヤの茎は食べれると前述でも説明しましたので今度はスーパーなどで買ってきたモロヘイヤの、茎等の食べ方、下処理を説明します。最初は葉と茎の部分に分ける必要があります。茎は硬いので葉より長めに茹でる必要がありますから、葉と茎は分離する必要があります。柔らかく食べれるために葉と茎を分ける前に洗っておきましょう。

茎は全部食べれるわけではありません。食べ方としては食べれるところだけを切り分けます。茎の柔らかい部分を切り取ります。茎穂先半分ほどがその部位にあたり、穂先部分を半分程度に切ります。茎の下の部分は硬いので捨てるべきです。筋っぽさがあり硬いと分かります。モロヘイヤの茎の部分に包丁を当ててみて抵抗がある部分は硬いです。すっと刃が入る部分は柔らかいのでそこを目安にして切り分けましょう。

モロヘイヤの茎を茹でる

モロヘイヤの茎を沸騰したお湯で茹でる

モロヘイヤはほうれん草にもいえる事ですが食べ方としてアク抜きが必要、シュウ酸という成分が含まれていてこれがエグみを出します。生で食べるには向いていない野菜です。アク抜きをして、美味しく食べれる食べ方としてアク抜きをしましょう。沸騰した湯に塩をひとつまみほど投入して先に時間がかかる茎を入れ茹でます。茎を投入してから40秒ほどたったら葉をいれる番です。葉の方が早く茹で上がるので茎の後で良いのです。

茎の後に葉を入れたら20秒ほど茹でます。モロヘイヤとその茎の色が変わったらザルにうつすタイミングです。冷水に浸しましょう。流水でしめます。その後水切りをします。しっかりアク抜きをして下ごしらえができたモロヘイヤとその茎は食べ方としておひたしや煮物でも食べられますし、味噌汁にも入れる食べ方ができます。ですが、揚げ物や炒めものなどは油を一緒に使いますので食べ方としては下茹でしない食べ方もできます。

モロヘイヤの茎を電子レンジで調理

電子レンジを使用し、モロヘイヤやその茎の下処理の時短をする方法もあります。まずモロヘイヤを十分に下洗いし、茎を耐熱容器に入れて水がぴたぴたに浸るくらい注ぎ、塩を少々入れ、ラップをして60秒加熱します。そして葉を入れ90秒さらに加熱し、加熱が足りないなら様子を見つつ30秒ほど延長しても良いです。丁度よい柔らかさになれば冷水にさらして完了です。お湯を使うより長いですがお湯を沸かす手間を省けます。

モロヘイヤの栄養素は豊富!もちろん茎にも含まれている

モロヘイヤの旬は7月から9月の夏野菜です。ですからそんな夏対策に必要な栄養がたっぷり含まれています。モロヘイヤはネバネバした食感がありますがあれはオクラにも含まれているムチンという成分で、主に体の粘膜を保護する役割をもっています。消化補助の力もあり夏バテで食欲がなくなった人にはありがたい栄養です。βカロチンも豊富でこれはほうれん草の5倍ほどの量が入っています。

βカロチンは体内の、老化の原因になる活性酸素の余分なところを抑制する働きをもっており、癌予防、アンチエイジング効果が見込めます。また、疲労回復に効果があるといわれるビタミンB群、シワやシミの原因になる酸化を防ぐ抗酸化作用の力があるビタミンE、貧血を助ける鉄分など、美容、健康、夏バテ予防といった多くの栄養が茎を含めたモロヘイヤにはあり、万能的なまさに王様の野菜にふさわしい栄養の塊です。

モロヘイヤと茎の料理レシピ:きのことモロヘイヤのすまし汁

モロヘイヤにふくまれているムチンという栄養は夏バテ予防に効果があります。消化器官の粘膜を保護する働きがあります。そんなムチンを摂取できる料理のレシピを紹介します。まず材料のレシピですがモロヘイヤ1袋、ニンジン1/2、しめじを適量、えのきだけ1/2適量、絹ごし豆腐1パック、市販の出し汁800cc、醤油大さじ1、塩小さじ1を用意してください。作り方のレシピですがまず、ニンジンを千切りにします。

次に石付きを取ったしめじのかさをとります。ようは食べやすい大きさに切り分けるという事です。そしてしめじも食べやすい大きさに切り分け、ネバネバを多く出すためモロヘイヤの葉の部分は切り刻んでおき、豆腐をさいの目切り、だし汁にニンジンを入れ、しばらく煮ます。ニンジンがしなっとなったらきのこを投入、ニンジン&きのこに十分に火が通ったら豆腐とモロヘイヤをいれて醤油と塩を、味見をしつつ、入れて完成です。

モロヘイヤと茎の料理レシピ:モロヘイヤと茎のとろり~冷製スープ

茎も含めたモロヘイヤのとろ~りスープを紹介します。モロヘイヤの成分であるムチンが血糖値を下げてLDLコレストロールを下げてくれる効果が見込めるレシピです。栄養もあります。子供さんでも無理なく食べれる一品です。材料のレシピはモロヘイヤ1袋、オクラ5本、きゅうり1本、顆粒和風だし小さじ2、顆粒の鶏がらスープの素小さじ1、水400ml、塩、かつおぶし、ゴマを少々です。

作り方のレシピは モロヘイヤを葉と茎に切り分け、モロヘイヤの茎を先に茹で、おおよそ30秒後に葉を入れたらすぐにザルで熱をさまし、オクラ1本はさっと湯通しし、食べやすい小口切りにします。そして、きゅうりはすりおろし、残った4本のオクラと絞ったモロヘイヤをみじん切りにします。次にすりおろしたきゅうりと、みじん切りした生オクラ、モロヘイヤを鍋に水と顆粒だしを加えて加熱し、塩で味を調整します。
 

鍋にいれた具材の粗熱が取れたら、具材をミキサーにかけて冷蔵庫で冷やします。十分に冷えたら器に入れてかつおぶしやごま、刻んだオクラなどを乗せてやってできあがりです。夏バテ予防にはもってこいの冷たくて栄養がある、美味しいモロヘイヤの、冷製スープのレシピを紹介しました。

モロヘイヤと茎のレシピ:モロヘイヤの茎のスムージー

モロヘイヤの茎のスムージーは栄養が丸ごと摂れる

熱に弱いムチンの酵素やビタミンCなどモロヘイヤには熱しすぎると失われてしまう栄養素があります。それを余すところなく体に摂取するミキサーを使ったレシピを紹介します。材料のレシピはモロヘイヤおおよそ90g、キウイ1個、バナナ1本、水は200ccです。キウイは皮をむかなくても大丈夫です。もっとも苦手な方は皮をとっても構いません。作り方のレシピはモロヘイヤとキウイを念入りに水洗いします。

キウイの洗い方はスポンジを使ってとげとげしい毛の部分を洗い流していきます。ミキサーに入れやすいようにモロヘイヤをカットしていき、キウイは頭とお尻のヘタを取り除いて、半分に切り分けます。バナナも皮をむいてカットし、材料を全部ミキサーに入れます。そしてミキサーの蓋をしめたら、滑らかになるまでかくはんします。異国語で野菜の王様と名がつくモロヘイヤはビタミンEも豊富です。

美肌成分のカロテン、ビタミンB2、カルシウムはブロッコリーと比較すると2倍以上含まれているのです。緑色で苦味がありそうですがキウイの甘みと、酸味とモロヘイヤの相性が良く、飲みやすいです。ミキサーはなるべくなら氷や硬いものも粉砕できるような強力なものを使う事をおすすめします。強いミキサーを使う事で口当たりがよく、飲みやすいスムージーができあがります。

モロヘイヤと茎のレシピ:茎も使ったモロヘイヤのポテマヨ焼き

モロヘイヤにはカロチンやカルシウムが大量に含まれています。疲労回復、胃粘膜の保護、美容作用、コレステロールや血糖値の上昇を抑える効果が見込めます。そんな料理を子供でも楽しく食べられるレシピを紹介します。まず材料はモロヘイヤ1袋分、じゃがいも2個、ハーフベーコン5枚、牛乳大4バター大1、塩とブラックペッパー適量、とろけるスライスチーズ2枚、マヨネーズ適量を用意しましょう。

次に作り方のレシピですが、モロヘイヤは洗って葉と茎に分け、茎の下7cmは切り落とし、沸騰したお湯に塩を入れ茎から先に茹で、葉はちょっとだけさっと茹でます。じゃがいもは皮を剥き小さく刻み、ボウルに入れラップしてレンジで、800wほどで2分半熱し、モロヘイヤは軽く搾り細かく刻み、じゃがいもは温かいうちにマッシュして牛乳とバターを混ぜ込み、塩とブラックペッパーで味を細かく調整していきましょう。

次にマッシュポテトとモロヘイヤを合わせて混ぜ、グラタン皿にマッシュポテトとモロヘイヤを混ぜたものをびっちり敷き詰めます。上にベーコンを下が見えなくなるくらいびっちり乗せて、スライスチーズを手でちぎりながら乗せ、マヨネーズをかけます。オーブンもしくはトースターでチーズにきつね色のこんがりした焼き色が付くまで焼いたら完成です。一般的なグリルだと7~8といったところでしょう。

モロヘイヤと茎のレシピ:モロヘイヤと幹も使ったもずくスープ

モロヘイヤにはビタミンB1やB2が大量に含まれ、ビタミンB1やビタミンB2は疲労回復効果が見込めます。疲れた体に優しいモロヘイヤのスープを紹介します。材料のレシピはモロヘイヤ1束、もずく1/2カップ、かつおだし2カップ、塩、薄口醤油をそれぞれ少々、後はしょうがのしぼり汁小さじ1です。作り方のレシピは、モロヘイヤはざく切りにし、茎の硬い部分は取り除いておきます。もずくは目の細かいざるでキレイに洗います。
 

 

鍋でかつおだしを温め、モロヘイヤを入れて2~3分煮て、塩、薄口しょうゆで自分好みの濃いめに味を調えたらあら熱を取り、もずくも一緒に冷蔵庫で冷たく冷やします。食べる直前にしょうがのしぼり汁を加え、器に盛りつけてもずくを好きな分量でトッピングしてできあがりです。スープなので飲みやすく、暑さなどで体が弱って食欲がない時期でも食べやすいでしょう。

モロヘイヤは滋養のある万能野菜!幹も食べられる

市販のモロヘイヤは茎ごと食べられます。家庭菜園などで栽培しているものは種などにも毒があり、食べる時注意が必要です。モロヘイヤおよび茎にはムチンおよびビタミン群も豊富で夏バテ予防や美肌効果、体の酸化を防ぐ、体内の余分な活性酸素を除去してくれるアンチエイジング効果が期待できます。近年は気軽にスーパーなどでも手に入りますので、スープにもスムージーにもできるモロヘイヤと茎を是非、食べてみてください。

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