コーラにカフェインが入っているのはなぜ?その理由と含有量を調査!

世界中で最も愛されている炭酸飲料と言えばコーラですよね。冷たいコーラの爽快感は格別です。実は、この爽快感には秘密があって、コーラに含まれているカフェインの影響も少なからずあるようです。しかし、なぜコーラにはカフェインが含まれているのでしょうか?そこで今回は、「コーラにカフェインが入っているのはなぜ?その理由と含有量を調査!」と題しまして、コーラについて詳しくお伝えしていきます。

コーラにカフェインが入っているのはなぜ?その理由と含有量を調査!のイメージ

目次

  1. 1コーラにはカフェインが入っている?
  2. 2カフェインの摂取を妊娠中や授乳中、子供が控えるべき理由
  3. 3コーラのカフェイン含有量と他の飲み物との比較
  4. 4コーラにカフェインが入っているのはなぜ?
  5. 5コーラを飲むときの注意点
  6. 6コーラのカフェイン量や糖質に気をつけて楽しもう!

コーラにはカフェインが入っている?

世界中で最も愛されている炭酸飲料と言えば直ぐに頭に浮かんでくるのがコーラです。ギンギンに冷やしたコーラは爽快感が他の炭酸飲料とは一味も二味も違います。実は、コーラにはカフェインが少量ですが含まれています。このカフェインがコーラの爽快感に影響を与えていることは間違いありません。しかし、なぜコーラにはカフェインが含まれているのでしょうか?まずは、コーラの歴史から見ていくことにしましょう。

なぜコーラにカフェインが含まれているのでしょうか?実は、コーラのルーツを知ることで理解することができます。コーラは1886年にアメリカのジョン・べートン博士が新薬を開発している過程で偶然に出来上がったものです。当時のコーラは胃腸薬としてシロップ状のものでしたが、博士の友人に勧めた際にコカ・コーラと名付けられたのがコーラ誕生のエピソードと言われています。では、コカ・コーラとはそもそも何なのでしょうか?

コカ・コーラのコカとはコカインのことで、まだ禁止薬物でなかったコカインがコーラの原材料として使われていたところからこの名前が付けられたようです。勿論、現在ではコーラの原材料にコカインは使われていません。また、コカ・コーラのコーラとはコーラの実のことです。このコーラの実も現在はコーラの原材料として使われていませんが、カフェインが含まれていたことから、現在のコーラにもカフェインが含まれているようです。

また、当時のコーラはシロップを水で割って販売するスタイルでしたが、誤って炭酸水でシロップを割って客に提供したところ、大評判となり、現在のコーラのスタイルが誕生したと言われています。コーラ誕生には様々な偶然が重なって現在のコーラに繋がっていったわけですね。しかし、コーラの実は現在のコーラには使用されていないのになぜカフェインが含まれているのでしょうか?

カフェインは中毒性があり、利尿作用や覚醒作用もあります。カフェインに関しては後程詳しくお伝えしますが、コーラにカフェインを使用している理由としては、中毒性や覚醒作用などの働きが味覚に影響を与えているのだと言えます。コーラの風味に関しては門外不出とされているため、全く同じ味を再現することは困難ですが、あの独特の風味にカフェインは欠かせないものなのでしょう。確かに、コーラは中毒性のある味ですからね。

カフェインの摂取を妊娠中や授乳中、子供が控えるべき理由

妊娠中や授乳中のカフェインの摂取は控えましょう。また、成長過程にある子供にもカフェインの摂取は控えるべきです。カフェインは利尿作用や覚醒作用だけでなく、中枢神経を刺激し、興奮、心拍数増加、不安、震え、吐き気、不眠などを引き起こすことがあるからです。特に妊娠中や授乳中の方は、カフェインの分解が遅くなり、摂取されたカフェインはお腹の赤ちゃんにも届きやすくなります。

また、赤ちゃんは大人に比べ代謝機能が未熟なため、カフェインがなかなか分解されません。もし妊娠中の方がカフェインを大量に摂取し続けた場合、低出生体重児の出産、流産、死産のリスクが高まります。カフェインが多く含まれている飲み物としては、コーヒーが一番に挙げられますが、コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶などにもカフェインは含まれているので、カフェインのことをよく理解し、できるだけ控えるようにしましょう。

続いて子供のカフェイン摂取による影響がどのようなものなのかお伝えします。子供は大人と違い、消化機能が未熟です。大人ですら分解に時間の掛かるカフェインを子供が摂取してしまうと、体に負担が掛かるだけで何のメリットもありません。カフェイン摂取により、脱水症状や下痢、腹痛、吐き気、不安、不眠、心拍数増加などを引き起こし、発育にも悪影響を与えてしまいます。子供がカフェインを控えるべき理由はここにあります。

カフェインのメリット

カフェインはコーヒーだけでなく緑茶や紅茶にも含まれています。また、チョコレートにもカフェインは含まれています。カフェインを完全に抜いた生活は難しいものなので、摂取量に関して過敏になる必要はありませんが、カフェインが含まれている飲料や食材の把握はとても大切だと言えます。ここでは、カフェインのメリットとデメリットに関してお伝えしていきます。

お伝えしている通り、カフェインの大量摂取は危険を伴います。ただ、摂取量をきちんと把握していればメリットはあります。カフェインのメリットとして挙げられるものに眠気覚ましがあります。これは、カフェインの覚醒作用により引き起こされるもので、勉強中や仕事中、運転中などに効果が期待できます。また、カフェインは鎮痛作用もあり、痛みを抑える効果が期待できます。実際、カフェインが含まれている鎮痛剤もあります。

また、カフェインにはダイエット効果があるとも言われています。これは最近の研究で明らかになったことで、運動前にカフェインを摂取すると、効率的に脂肪を燃焼する効果があるようです。実際に、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をする前に一杯のコーヒーは効果的だと言われています。ただ、全ての人に効果があるかというと、そうでもない場合もあるようなので、あくまでも参考程度に試した方が良さそうです。

カフェインのデメリット

カフェインの摂取量の目安は国や地域によって違いはありますが、成人の場合は、一日400mg未満に抑え、一回の摂取量は200mgを超えないようするのが健康維持に最適だと言われています。コーヒーの場合なら一日4杯までが目安となります。それ以上のカフェイン摂取は中毒を起こす可能性があるので注意しましょう。それでは、カフェインのデメリットに関してどのようなものがあるのか見ていくことにしましょう。

先ほどメリットでお伝えしたカフェインの覚醒作用はデメリットになる場合もあります。これは人によりますが、覚醒作用は8~14時間続く場合もあります。中には4~6時間と短めの人も居ますが、夜にコーヒーを飲むのは避けた方がよさそうです。不眠、不安、吐き気、めまい、頭痛、心拍数上昇などを引き起こす人もいます。対処法としては、一回の摂取量を抑え、夕方以降のカフェイン摂取は控えることです。

その他のデメリットとしては、カフェイン摂取による利尿作用です。トイレが近くなります。水分が外に出るということは脱水症状を引き起こす可能性もあります。その場合は、緑茶や紅茶などのカフェインが含まれた飲み物を摂取すると余計に酷くなるので、必ずノンカフェインの水分を補給するようにしましょう。ここでいう水分とは、ポカリスエットやミネラルウォーターのことで、体に負担のない水分補給がポイントです。

また、カフェインのデメリットとして頭痛を起こすこともあります。先ほどメリットでカフェインには鎮痛作用があるとお伝えしましたが、カフェインには依存性があるため、鎮痛効果を期待し過ぎて大量に摂取すると逆効果もあるということです。カフェインの離脱症状は効き目が切れる12~14時間後と言われています。やはり摂取量をきちんと守ることがとても大切になります。

コーラのカフェイン含有量と他の飲み物との比較

今回の記事の最初の方でお伝えしましたが、コーラにはカフェインが含まれています。では、コーラにはどれだけのカフェインが含まれているのでしょうか?ここでは、コーラだけではなく、カフェインが含まれている代表的な飲料を見ながら、それぞれのカフェイン含有量を比較していきます。

コカコーラのカフェイン含有量

「コーラにカフェインが入っているのはなぜ?その理由と含有量を調査!」と題しましてお伝えしていますが、実際にコーラのカフェイン含有量を見ていくことにしましょう。カフェインは前述の通り利尿作用や覚醒作用があります。ただ、コーラの場合は、コーヒーや緑茶に比べてカフェインの含有量は少ないです。例で言いますとコーラ100mlでのカフェイン含有量は9mgなのに対しコーヒー100mlではカフェイン含有量は46mgです。

この数字を見てもコーラのカフェイン含有量はかなり少ないことが分かります。市販のコーラの成分表示を見るとカフェインは一番最後に記されています。これは、含有量が最も少ない成分が最後に記されるからです。ただ、カフェインの含有量が少ないと言っても、やはりカフェインが含まれていることには間違いありませんので、一度に大量にコーラを飲むとカフェイン中毒を起こす可能性があります。特に子供には注意が必要です。

ペプシコーラのカフェイン含有量

コカ・コーラと人気を二分するペプシコーラですが、このペプシコーラにもカフェインは含まれています。ただ、ペプシコーラもコカ・コーラと同様にカロリーゼロのものがあるので、ここでは通常のペプシコーラのカフェイン含有量をお伝えします。ペプシコーラのカフェイン含有量は、100mlで10mgとなっています。この数字を見るとコカ・コーラよりも1mg多いだけで、カフェイン含有量だけだと殆ど同じと言って良いでしょう。

近頃では、ペプシコーラは様々なコーラを販売していますが、カフェイン含有量に関してはストロングエナジーだけ100ml当たり18mgとカフェインが少し多めに含まれているものもあります。カフェインは苦味のある成分で、この苦味がコーラの美味しさを引き立てています。なぜペプシにもカフェインが入っているの?と感じられる方も居るとは思いますが、コーラにはカフェインが欠かせない味付けとなっているわけです。

オロナミンCのカフェイン含有量

実はオロナミンCにもなぜかカフェインが含まれています。オロナミンCは大塚製薬が1965年から販売しているロングセラー商品で、知らない人は居ないのではないでしょうか?オロナミンC1本のカフェイン含有量は18mgです。120mlの小瓶で18mgですから、オロナミンCもカフェイン含有量は少ない方だと言えます。しかし、なぜオロナミンCにはカフェインが含まれているのでしょうか?

いわゆる一般的な栄養ドリンクやエナジードリンクの場合、飲んだ後直ぐに効果が表れるようにカフェインなども50mg以上含まれていることが多いのですが、オロナミンCは即効性を期待するものではありません。ただ、種類は炭酸飲料となっていますが、オロナミンCも栄養ドリンクの仲間ではあります。眠気防止のためのカフェイン摂取というよりは、ちょっと元気を出したい時に摂取できるカフェイン量がオロナミンCなのでしょう。

エナジードリンクのカフェイン含有量

エナジードリンクは、そのネーミングから飲むと元気が出そうなイメージがありますが、実は栄養ドリンクではなく清涼飲料水です。特徴としては炭酸が配合されているので、飲むと爽快な気持ちになるのがエナジードリンクです。このエナジードリンクは、清涼飲料水なのにコーラと同じようになぜかカフェインが含まれています。眠気防止を目的にエナジードリンクを購入されている方も多いのではないでしょうか?

エナジードリンクのカフェイン含有量ですが、メーカーやブランドによって様々ですが、多いものだと1本当たり240mgものカフェインが含まれているものもあります。成人の一日のカフェイン摂取量は400mgが目安なので、エナジードリンクを購入される方は、カフェイン中毒を起こさないように注意が必要です。エナジードリンクはジュースと同じ感覚で飲めますが、カフェインの性質を理解した上で利用するようにしましょう。

お茶のカフェイン含有量

ご存知の方も多いと思いますが、お茶にもカフェインが含まれています。特にカフェイン含有量の多いお茶は玉露で100g当たり160mgもあります。コーヒー1杯当たりのカフェイン含有量は84mgなので、この数字を比較しただけでも玉露に含まれるカフェインの量が多いことがわかります。次にカフェイン含有量の多いお茶は紅茶で、100g当たり30mgあります。煎茶、ウーロン茶、ほうじ茶、玄米茶は100g当たり20mgです。

なぜ玉露にはカフェインが多く含まれているのかと言いますと、玉露は若い芽を摘んで作られるからです。若い芽には、カテキンやアミノ酸と同様にカフェインが多く含まれていますが、逆に成熟した芽になるとカフェインの含有量は少なくなります。若い芽を摘んで作られるお茶には玉露以外に抹茶があります。抹茶はケーキやチョコレート菓子にも使われて味わい深いものですが、カフェインが多く含まれていることを覚えておきましょう。

コーヒーのカフェイン含有量

コーヒーは、カフェインが多く含まれている飲み物として直ぐにイメージできるものですが、お伝えしている通り玉露や抹茶の方がカフェインの含有量は多いです。コーヒー100ml当たりのカフェイン含有量は60mgなので、カップ1杯140mlのコーヒーで含有量は84mgとなりますね。1杯のコーヒーだけならカフェイン中毒になることはありませんが、1日に何杯もコーヒーを飲まれる方は注意してくださいね。

様々な飲み物のカフェイン含有量についてお伝えしてきましたが、紹介した飲み物以外ではココアもカフェインが多く含まれています。また、飲み物ではありませんが、チョコレートもカフェインが含まれています。健康な成人であれば、少量のカフェインなら気分転換にとても効果的だと言えますので、あまり過敏になり過ぎず、一日の摂取量の目安を意識するようにしましょう。

コーラにカフェインが入っているのはなぜ?

これまでコーラの歴史、カフェインのメリットとデメリット、カフェインの含有量の比較をお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?ここからはコーラに関してのおさらいも含めて、再度コーラの魅力を確認していきましょう。コーラにカフェインが入っているのはなぜなのでしょうか?

カフェインで味に深みを与える効果

この記事の初めにお伝えしましたが、コーラになぜカフェインが入っているのかと言いますと、開発当初に使われていた原材料にカフェインが含まれていたことが大きいです。コーラ開発当初に原材料として使われていたコーラの実には、カフェインが含まれています。このコーラの実は、現在は使われていませんが、カフェインの苦味や中毒性は、コーラの風味に欠かせないものとなっているようです。

お伝えしている通り、コーラ開発当初に使われていたコーラの実にはカフェインが含まれていました。このカフェインがコーラの隠し味の一つになっているのは間違いありません。近頃では、カフェインゼロやカロリーゼロのコーラもありますが、実際に飲み比べるとコーラ独特の風味が明らかに違うことが分かります。カフェインの苦味がコーラ特有の深みある風味と後味を演出しているわけですね。

カフェインの中毒性効果

コーラの風味に深みを与えているカフェインは、中毒性のある刺激を引き起こします。これは、コーラの炭酸との相乗作用も重なり、コーラならではの特徴的な効果だと言えます。コーラに含まれているカフェインは、500mlのペットボトルで50gほどです。量的にはコーヒーや緑茶よりもかなり少なめですが、この少なめのカフェインがコーラのアクセントになっているのは間違いありません。

また、コーラの風味に決定的な役割を果たしている香料に関しては、一切の情報が公開されていません。コーラの香料には一体何が使われているのでしょうか?しかし、7Xという香料が使われているというだけで、材料やレシピは厳重に管理されていて門外不出とされています。この7Xという香料とカフェインがコーラの中毒性だと言われていますが、コーラは糖分も多いので、カフェインを含め飲みすぎには注意が必要です。

ゼロカロリーのコーラはカフェインもゼロ?

もともとコーラは、薬として開発されていたものですが、近頃ではカフェインゼロやカロリーゼロのコーラも販売されるようになりました。確かに、コーラに含まれているカフェインや糖分は健康に害を及ぼすといったネガティブな話題が多いのも事実です。カフェインゼロやカロリーゼロのコーラですが、このゼロという言葉が割と紛らわしいのでそれぞれの特徴をお伝えしておきます。購入を検討されている方は参考にしてくださいね。

まずカロリーゼロのコーラにはカフェインが含まれています。これは注意しておきましょう。カロリーゼロだからノンカフェインだと思ったら実はそうではありません。一方、カフェインゼロのコーラは、間違いなくノンカフェインです。しかし、カロリーゼロとカフェインゼロのコーラには人工甘味料が含まれています。この人工甘味料が砂糖の代わりに甘みを演出しているわけですが、健康面で不安視する声もあります。

コーラを飲むときの注意点

コーラのカフェイン含有量に関してはお伝えしてきた通りですが、コーラには風味のアクセントとしてカフェインは欠かせない成分となっています。コーラそのもののカフェイン含有量は少量ですが、それでも一日に何倍もコーラを飲むのはおすすめできません。また、ほんの僅かな量とはいえ、カフェインには依存性があります。特に消化機能が未熟の子供には、たくさん与えないように注意しましょう。

糖分の取りすぎに注意

コーラには糖分が多く含まれています。500mlのペットボトルだと角砂糖15~16個分もの糖分が含まれています。WHOは一日の糖分の摂取量は小さじ6杯程度に抑えるよう促しています。角砂糖15個だと糖分はおよそ65gもあり、一日の摂取量を大幅に超えてしまいます。また、糖分を毎日大量に摂取すると肥満になるだけではなく、糖分の依存症になる危険性があります。コーラには糖分が多く含まれていることを覚えておきましょう。

夜のコーラには気をつけよう

コーラ500mlのカフェイン含有量はおよそ50mgです。この50mgという数字は、コーヒーや緑茶などと比べた場合かなり少量だと言えますが、それでもカフェインを摂取することには変わりありません。夜にコーラを飲むのは控えた方が良いでしょう。また、コーラの炭酸は脳に強い刺激を与えるので、カフェインの覚醒作用との相乗効果により、寝つきが悪くなることも考えられます。夜に飲むコーラはおすすめできません。

コーラのカフェイン量や糖質に気をつけて楽しもう!

「コーラにカフェインが入っているのはなぜ?その理由と含有量を調査!」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?コーラには少量ですがカフェインが含まれています。また、コーラには糖分が多く含まれています。カフェインゼロやカロリーゼロのコーラもありますが、口に入れるものですから、それぞれの成分を理解して楽しく飲み続けたいものですね。皆さんの参考になれば嬉しいです。

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