日本酒とチョコが合う!おすすめのチョコレートボンボンを紹介!
日本酒とチョコが合うことが最近知られてきました。チョコに合うお酒といえばワインやウイスキーなどを思い浮かべますが、日本酒もその1つです。あまりイメージはないかもしれませんが、日本酒は20000種類存在すると言われており、味の幅も様々です。そのためチョコレートと相性抜群な日本酒が多数存在します。今回は日本酒とチョコレートはなぜ合うのか?そしておすすめのチョコレートボンボンについて紹介します。
日本酒とチョコは相性抜群!
チョコレートにブランデーやワインなどお酒が合うのは周知の事実だと思います。日本国内だとチョコレートボンボンと呼ばれて人気です。ボンボンとは厳密には小さなお菓子のことを表すので、お酒が必ず入っているものを指す言葉ではありませんが、日本ではチョコレートボンボンと言えばお酒の入ったチョコレートをイメージします。
お酒とチョコレートはなぜ合うの?
お酒とチョコレートが合うその理由はなんでしょう?チョコレートの特徴は、華やかな香り、甘い香り、カカオからくる香ばしい香り、チョコレートの甘みの4つです。この特徴はウイスキーやワインなどにも当てはまります。樽で熟成されたお酒には、華やかな香り、甘い香り、樽の香ばしい香り、樽で熟成されたことで出てきた自然な甘みがあります。
チョコレートとお酒は共通点が多いので違和感を感じにくく相性抜群なのです。人気なチョコレートボンボンですが最近はブランデーやワインだけでなく、日本酒のチョコレートボンボンも人気が出てきています。お酒の中でも日本酒はブランデーやワインと全く違うもののように感じると思いますが意外とそうではありません。
特に最近ではワインのようにすっきりとした甘みのある日本酒や、濃厚でまろやかな甘みが特徴の貴醸酒・熟成古酒など日本酒の味わいの幅が広がっています。ではどういった日本酒がチョコレートと合うのでしょう?チョコレートと相性抜群の日本酒の特徴は4つあります。
チョコレートと相性抜群な日本酒の特徴
1つ目は熟成古酒の日本酒です。古酒と呼ばれる日本酒はウイスキーの香りや甘みと似ています。中には色もウイスキーのような琥珀色のものもあり、チョコレートの濃い甘味にうまくマッチするのです。2つ目は酸味のある日本酒です。ワインの酸味に近いですが、日本酒の酸味は口の中にほのかに広がるタイプが多くチョコの甘みのアクセントになります。
3つ目はとろみのある日本酒です。日本酒の製法によっては全ての日本酒が淡麗でスッキリしているわけではありません。お米の甘みが広がり、飲んだ後もずっと余韻が残るようなとろみのある日本酒も多くあります。このとろみがチョコレートをつつみ美味しく感じられます。
最後の4つ目は濃厚な甘みや旨みをもつ日本酒です。日本酒にはあらごしした濁り酒と呼ばれる種類があります。白濁したどろっとしたお酒ですが、原材料のお米の甘みが最大限に引き出されます。この甘みや旨みがチョコレートの甘みやコクがとても良く合います。以上のことから日本酒とチョコレートが合うこともうなづけるのではないでしょうか?
日本酒が美味しいおすすめのチョコレートボンボンを紹介
日本酒とチョコレートのマリアージュが良い理由がわかったところで、次におすすめのチョコレートボンボンを紹介します。日本酒のチョコレートボンボンは日本国内だけでなく、海外の有名なパティスリーでも販売されるように人気が高まってきており様々な商品が現在販売されています。
粗塩効果でミルクの味際立つ「獺祭ショコラ」
まずはショコラティエ三枝俊介がオーナーシェフを務める高級ショコラ専門店「CHOCOLATIER PALET D'OR」の獺祭ショコラです。獺祭はピュアな味わいの日本酒で、飲みやすさと美味しさから人気の日本酒です。その獺祭の中でも獺祭スパークリングと磨き二割三分(精米歩合23%)の2種類の日本酒を贅沢に使用したチョコレートボンボンになります。
粗塩をまぶすことで獺祭の吟醸香を際立てたミルクと、酒の酸味とカカオの苦みがマッチしたビターの2種類が入っています。価格は2300円ほどです。カカオ豆の選別・焙煎からチョコレートまでの全工程を手掛けたチョコと獺祭のマリアージュは絶品です。
宮城の復興に思いをはせた「宮城の酒蔵利き酒ショコラ」
同じく「CHOCOLATIER PALET D'OR」の日本酒を使用したチョコレートボンボンを紹介します。宮城の酒蔵利き酒ショコラです。東日本大震災で被害に遭われた宮城の日本酒のお菓子を作り、その素材を多くの方に知ってもらいたいという、宮城の復興を支援する思いで三枝シェフが製作したチョコレートボンボンです。宮城県内の酒蔵からタイプの違う日本酒を選び、6種類の味わいを楽しめるようになっています。
1種類目は阿部勘酒造店の阿部勘です。袋しぼり、機械しぼり両方の日本酒をブレンドし、ふわりとした香りに酸が支えるうまさとキレの良さが際立つうすにごりの日本酒です。2種類目は川敬商店の黄金澤です。純米大吟醸全国新種鑑評会で金賞を連続受賞した日本酒です。
3種類目は勝山酒造のライトニングIIです。新感覚の日本酒でお米のしっかりしたベースを持ちながら、優しく香る甘さがあります。4種類目は内ヶ崎酒造店の鳳陽です。創業1661年宮城県最古の造り蔵でやさしい香りとゆったりした芳醇な味わいが特徴です。
5種類目は一ノ倉のAgainです。水の代わりに清酒で仕込む贅沢な貴醸酒で、特有の甘みと酸味の落ち着いた熟成感を併せ持ちます。最後6種類目は角星の別格です。南部杜氏伝統の技でじっくり仕込んだ飲み飽きない上質な日本酒です。6種類の様々な味わいの日本酒を楽しめる宮城の酒蔵利き酒ショコラはぜひともおすすめしたい一品です。価格は1箱1800円ほどになります。
獺祭の香りをより楽しむ「獺祭ボンボンショコラ」
堂島ロールで有名な大阪の洋菓子専門店「モンシェール」の「獺祭ボンボンショコラ」もおすすめです。獺祭ショコラと同じく獺祭二割三分が使用されており、獺祭をガナッシュに混ぜ合わせています。 獺祭二割三分は海外でも高い評価を受ける希少な銘酒で香りを楽しむチョコレートボンボンです。
チョコレートでは珍しいタワー型のボックスに梱包されており、その洗練されたボックスの中に規則正しくチョコレートボンボンが並ぶ姿は高級感を漂わせます。価格は3個入りで1296円、6個入りで2592円です。他にも堂島ロールは獺祭を使ったチョコレートに「獺祭&堂島クリームショコラ」を製造しています。堂島ロールのクリームを使ったチョコは獺祭の甘みと合うコク深いチョコです。
日本酒と焼酎そして梅酒から選べる「小町通りの石畳」
アロマ生チョコレートの専門店「ca ca o」のチョコレートボンボンもおすすめです。鎌倉に店を構えるこちらのお店では店舗がある小町通りにちなんで日本酒入りチョコレートボンボンを「小町通の石畳」と名付けています。種類は3種類あります。
1つ目は創業170年以上の歴史を誇る西酒造が作り上げた芋焼酎「天使の誘惑」を使用したものです。樽で熟成させる新しい製法の芋焼酎とコロンビア産ビターチョコレートの香りがハーモニーを奏でます。価格は2160円です。2つ目は「鶴齢の梅酒」です。300年の伝統を持つ青木酒造が作り上げた梅酒を使用しており、梅酒とコロンビア産ホワイトチョコレートの甘酸っぱく華やかな香りが口いっぱいに広がります。価格は1944円です。
そして3つ目は創業300年の歴史を持つ青木酒造で作られた銘酒「純米酒雪男」が使用されたものです。雪室で寝かせ、丁寧に作られた辛口ですっきりとしたキレのある日本酒とcacaoの厳選されたカカオ豆のみを使用したチョコレートは合うのです。価格は2160円です。
ほのかに吟醸香が楽しめる「麒麟山吟醸きき酒ショコラダブル仕込み」
和風チョコレート専門店「しょこら亭」のおすすめチョコレートボンボンは「麒麟山吟醸きき酒ショコラダブル仕込み」です。越後の銘酒麒麟山の吟醸酒を練り込んだ2種類の生チョコを、利き酒用のぐい飲みに流し込んでだ商品です。まるで日本酒を飲むかのようにチョコと日本酒のマリアージュを楽しめます。
金箔がのっている定番利き酒しょこらと、カカオ72パーセントのチョコレートを使った銀箔入りのしょこらの味を食べ比べることができますし、器もその後使お酒を飲むのに使えますので日本酒好きの方にプレゼントするのに非常におすすめです。価格は2214円になります。
日本酒がたっぷり詰められた「黒龍 酒ぼんぼん」
福井県の酒蔵「黒龍酒造」と福井県の老舗和菓子屋「森八大名閣」が共同販売するチョコレートボンボンには日本酒の原液がそのまま閉じ込められています。チョコレートの層が薄く、日本酒がどばっと出てきます。使用されているのは黒龍大吟醸しずくと、黒龍純米大吟醸石田屋です。
黒龍大吟醸しずくは酒袋より自然に滴り落ちる一滴から「しずく」と名付けられた大吟醸酒です。透き通るように綺麗な味わいのためチョコレートと相性抜群です。黒龍純米大吟醸石田屋は純米大吟醸酒を低温にて熟成させることでうまさとまろやかさが加わり、香りおだやかに仕上がった日本酒です。香りとチョコレートを楽しむのに絶品のチョコレートボンボンなのです。価格は5個入りで1620円です。
6種の日本酒が楽しめる「和の酒桝 蔵元交響」
酒枡をイメージした木箱に、東北、東京、越後の地酒が6種入った贅沢な味わいの1品です。価格は900円になります。大吟醸、や吟醸、本醸造、蔵元など種類の異なるこだわりの日本酒6種をバランスよくセレクトされていて、食べ比べて楽しめる日本酒チョコです。
入っている日本酒は次の6つになります。青森の吟醸酒じょっぱり、新潟の純米吟醸吟撰萬寿鏡と春日山天と地 辛口本醸造そして北雪大吟醸酒、秋田の純米大吟醸酒秋田譽、東京の吟醸辛口丸眞正宗の6種類です。和風の木枡のパッケージは、海外の方へのプレゼントとしても人気で粋なチョコレートボンボンといえるでしょう。全国各地の多くの種類の日本酒を楽しみたい方にはこちらのチョコレートボンボンがおすすめです。
ホワイトチョコと酸味のマリアージュ「九平次生チョコレート」
「silsmaria」は生チョコ発祥のお店です。そんなsilsmariaが提供する日本酒チョコは、萬乗醸造の日本酒「醸し人九平次純米大吟醸別誂」を使用した「九平次生チョコレート」です。1647年愛知県に創業し蔵を構える萬乗醸造で造られた醸し人九平次純米大吟醸別誂は上質なワインのような味わいを持ち、程よい酸味があります。
ホワイトチョコのとろけるような甘みと、上質なワインのような酸味がほどよく広がり絶妙に合うのです。まさに大人な味わいと言えるでしょう。木箱に金の文字で洗練されたパッケージはプレゼントにも最適な日本酒のチョコレートボンボンです。価格は1800円です。
日本酒のチョコレートボンボンはバレンタインにもおすすめの商品
日本酒入りチョコレートボンボンにも様々な味があります。日本のチョコレート業界は世界的にも非常に市場規模が広く、特にバレンタインの時期になると毎年新しいチョコレートが生み出されていきます。紹介したチョコレートボンボンの他にも美味しいチョコレートボンボンはまたさらに出てくると思います。ぜひチェックしてみてください。
チョコレートの種類と日本酒の味は何が合う?
最後にもう一つ、前半で少し紹介しましたがチョコレートの種類に対してどういった日本酒が合うかをさらに詳しく紹介します。組み合わせを知ると普段の酒のあてにもチョコレートが楽しめますし、自分好みの日本酒入りチョコレートボンボンが見つけやすくなります。新たなチョコレートボンボンを見つける際に参考にしてみてください。
ミルクの甘さが加わったオーソドックスなミルクチョコレートには柔らかくフルーティーな甘みのある日本酒がよく合います。キリッとした苦味のあるビターチョコレートには、コクがありとろっとした甘みの感じられる日本酒を合わせましょう。チョコレートの甘さと日本酒の味わいをバランスよく組み合わせることで、よりおいしいハーモニーが生まれます。
コーヒーのフレーバーが感じられるチョコレートにはウイスキーのような風味がある古酒の日本酒が最適です。コーヒーのスモーキーな香りと苦味が引き立ちます。オランジェットのような柑橘系のチョコレートにはまろやかな日本酒か、爽やかなフレーバーを感じる日本酒がおすすめです。
ベリー系のチョコレートには、ふっくらとした甘みのあるまろやかな日本酒を合わせてみてください。最後ホワイトチョコレートには、熟れた甘さを感じる日本酒か、爽やかなシトラスフレーバーを感じる日本酒が合うでしょう。ホワイトチョコレートの味を引き立ててくれます。
日本酒とチョコレートのマリアージュを楽しもう
日本酒とチョコが合うことわかりましたか?日本酒にもチョコレートにも無限な可能性があります。日々製造者は様々な工夫をこらして新しい味わいを生み出しています。日本酒とチョコレート、家で楽しむのにもどなたかにプレゼントするのもおすすめです。特に新作の商品が多数でるバレンタインの時期はぜひともチェックしてみてください。