日本酒のカロリーと糖質は高い?太る可能性と太らない飲み方について!

日本酒には大吟醸や本醸造酒など様々な種類がありますが、それぞれのカロリーと糖質がどのくらいか知っていますか?ダイエット中にお酒はNGって分かっていても飲みたい時、飲まないといけないときビールやカクテルと比べて日本酒が太りにくいのか気になるところですよね?今回は日本酒について、カロリーや糖質についてと太る可能性や太らない飲み方について徹底的に調べてお伝えします。

日本酒のカロリーと糖質は高い?太る可能性と太らない飲み方について!のイメージ

目次

  1. 1日本酒について知ろう
  2. 2日本酒の種類
  3. 3日本酒のカロリー・糖質は高い?
  4. 4日本酒が太るは本当か?
  5. 5日本酒は低カロリーでも太るのか?
  6. 6日本酒がエンプティカロリーでも油断大敵!太らない飲み方紹介
  7. 7日本酒を飲むメリット
  8. 8日本酒を程よく飲んで健康になろう!

日本酒について知ろう

日本酒は甘みがあり濃厚でなんとなくカロリーが高いイメージです。実際に「日本酒は高カロリーだから太りやすい」という話を聞いたことにある人も多いと思います。ダイエット中の方は日本酒を飲むと太るのか気になるところですよね。今回は日本酒の種類やカロリー・糖質についてお伝えします。

日本酒の種類

日本酒の瓶を見てみるとカロリーなどの表示の他に「大吟醸」「純米」「吟醸」など書かれているのを見たことある人も多いと思います。これは日本酒の種類のことです。日本酒は原料や製造過程の違いでさまざまな種類に分けられていて、種類ごとにカロリー量が高い低いなども異なっています。

種類を分けるときに基準となるのが精米歩合で、日本酒を作る過程でどれだけお米が削られたかという数値で決められています。精米歩合の数値が低いものほど高価になり、日本酒の特徴となる香りは精米歩合が低ければ低いほど現れ味わいも雑味がなくスッキリとしたものになります。

日本酒の種類「吟醸酒」「大吟醸酒」

日本酒を作るときの精米歩合が60%以下の白米、米麹および水、醸造アルコールを原料としたものが吟醸酒です。また吟醸酒の中でも精米歩合が50%以下のものは大吟醸酒と呼ばれます。

日本酒の種類「純米吟醸酒」

吟醸酒の中でも醸造アルコールを添加せずに造られた日本酒を純米吟醸酒と呼び、大吟醸酒の中でも醸造アルコールを添加せずに造られたものは純米大吟醸酒と呼びます。特別純米酒とラベルに表記されているものは、純米酒の中でも香りや味・色が特に良好なものを指します

日本酒の種類「本醸造酒」

精米歩合が70%以下の白米を使用しており米麹および水、醸造アルコールを原料とした日本酒を本醸造酒と呼びます。本醸造酒の中でも特に香り・味・色が良好なものは特別本醸造酒と呼ばれます。

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日本酒のカロリー・糖質は高い?

日本酒は原材料が米なのでカロリーや糖質が高いイメージがありますが実際のところどのくらいのカロリー量・糖質量なのでしょうか。日本酒の種類ごとにカロリー量・糖質量を調べてみました。

吟醸酒のカロリーと糖質

吟醸酒のカロリー・糖質を調べてみるとカロリーは100gあたり104kcalで糖質は100gあたり3.6gです。日本酒の中で吟醸酒が1番糖質が低いものになります。

純米吟醸酒のカロリーと糖質

純米吟醸酒のカロリー・糖質を調べてみるとカロリーは100gあたり103kcalで糖質は100gあたり4.1gです。日本酒の中で純米吟醸酒が1番カロリーが低いものになります。

本醸造酒のカロリーと糖質

本醸造酒のカロリー・糖質を調べてみるとカロリーは100gあたり109kcalで糖質は100gあたり4.5gです。本醸造酒はカロリー・糖質ともに日本酒の中で1番高いものになります。

他の飲料と比べて日本酒のカロリーや糖質は高いのか?

飲料類の平均カロリーは100gあたり136kcal、平均糖質量は100gあたり10.2gですので日本酒はカロリー・糖質ともに飲料類の平均値と比べて低い水準にあることが分かります。ただし糖質に関しては2合分で考えると約13gの糖質を摂ることになり蒸留酒などの他のアルコールと比べると糖質が多くなります。

他のアルコールとカロリー比較

各お酒の100mlあたりのカロリーを比較してみると日本酒のカロリーが103kcal~109kcalに対し、ビールのカロリーは40kcal、白ワインのカロリーは73kcal、赤ワインのカロリーも白ワインと同じく73kcal、本格焼酎のカロリーは146kcal、ウイスキーのカロリーは237kcalです。

100mlあたりのカロリーで比較してみると日本酒のカロリーより焼酎やウイスキーのカロリーの方が高いですが、アルコール度数が異なるため飲む量が同じではないのでこれだけではカロリー比較は難しいです。

次に各お酒を厚労省が定める適量アルコール20gあたりでカロリー比較してみました。日本酒は代表で純米吟醸酒のカロリーで185kcal、ビールのカロリーが216kcal、白ワインのカロリーが161kcal、赤ワインのカロリーが161kcal、本格焼酎のカロリーが102kcal、ウイスキーのカロリーが142kcalでした。

アルコール20gあたりでカロリーを比較すると日本酒やビールのカロリーが高いことが分かります。原材料を発酵して作る醸造酒は蒸留酒に比べるとカロリーが全く異なります。ちなみにアルコール20gは日本酒1合が目安となります。

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日本酒が太るは本当か?

「日本酒は高カロリーだから太りやすい」と言われる一方で、最近では「日本酒のカロリーと食物のカロリーは別物なので太らない」なんて話もよく耳にします。どちらが本当なのでしょうか?

お酒に含まれるアルコールは高いカロリーが含まれています。ただしアルコールのカロリーは食物のカロリーとは違い糖質やタンパク質がなどがほとんどなく体に蓄えられることはありません。お酒のカロリーは中身が空の状態なので太らないと言われています。

日本酒は低カロリーでも太るのか?

日本酒は100g単位で比べるとカロリー・糖質ともに他の飲料類の平均と比べても低い水準です。ただし1合約180gなので飲みすぎてしまうとカロリーも糖質も摂りすぎてしまい結果太ることになるので注意しましょう。

ただし日本酒を含むアルコールのカロリーは脂質や糖質よりも最優先で熱として放出され太りにくいと言われているエンプティカロリーです。日本酒は肥満や糖尿病の原因と考えている方も多いですが実際は日本酒と一緒に摂取するおつまみが多くの原因です。

日本酒がエンプティカロリーでも油断大敵!太らない飲み方紹介

日本酒のカロリーがエンプティカロリーだからと言ってどんなにたくさん飲んでも太らないというわけではないです。日本酒の太らない飲み方を紹介します。

高カロリーなおつまみに注意しよう

日本酒に限らずお酒を飲んでいるとついつい食べ過ぎてしまうおつまみが太る原因と言っても過言ではありません。日本酒を太らずに飲むためにはカロリーの低いおつまみを選ぶことが大事です。お菓子などではなく刺身・冷奴・枝豆などがおすすめです。

日本酒は熱燗がおすすめ

脂肪を溜め込む原因の一つに体を冷やすことが挙げられます。体が冷えると代謝が下がってしまうからです。太るのを予防するには冷えたものより温めたものを口にすることが大事です。日本酒は熱燗で飲むことができるので、体を温めるためにも熱燗で飲むことをお勧めします。

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日本酒を飲むメリット

カロリー・糖質ともに低く適量を守れば太りにくい日本酒ですが、飲むことでのメリットがあるのか気になりますよね?日本酒の栄養は原材料によって異なりますが、共通して言えるのはアミノ酸が多く含まれているということです。ワインやビールと比べても多い量を含んでいます。

日本酒を飲むと血圧が下がる?

低カロリー・低糖質の日本酒には実は血圧を下げる効能があります。その理由は日本酒に含まれているペプチドです。ペプチドはアミノ酸が2個以上つながった成分です。日本酒に含まれるペプチドは1・2ヶ月にわたり徐々に血圧を低下させていきます。

日本酒はペプチド以外にも体内では作ることのできない必須アミノ酸が含まれています。原材料の米に含まれるたんぱく質が麹菌によってアミノ酸に分解されていきます。

日本酒は美白や育毛にも効果あり

低カロリー・低糖質の日本酒にはコウジ酸が含まれているのも特徴です。コウジ酸は特に美白に効果ありと言われていて日本酒の原材料である麹から発見された栄養成分です。メラニン色素の生成を抑える働きをするのでシミ・そばかすが薄くなります。

コウジ酸には美白以外にも育毛促進に効果があると言われています。カロリー・糖質ともに低くて体にいい働きをしてくれる栄養が含まれている日本酒は毎日飲む人も多いです。男女問わずおすすめの飲み物です。

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日本酒を程よく飲んで健康になろう!

日本酒はカロリーや糖質が高いイメージから太るのではと心配されますが1日1合~2合の適量を守れば太りにくく健康を維持することができます。地域の特産品などバリエーションが豊かな日本酒は適量を守れば美味しさを楽しむことができます。日本酒を飲むときはおつまみと飲みすぎに注意しましょう!

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