ティラピアとは?刺身で食べると味がタイに似ているかどうか調査!

ティラピアは日本ではあまり食べる習慣がない魚の一つですが、果たしてその味はどうなっているでしょうか?ティラピアの味はタイに似ていると言われることもありますが、案外刺身などでも美味しく食べることができるので、ぜひ一度は試してみたいものです。そんなコストコで販売されることもあるようですが、自分で釣り上げて入手できることもあるようです。今回はそんなティラピアについて、どのような魚でありどのようなレシピが適しているのかなど、詳しく掘り下げます。

ティラピアとは?刺身で食べると味がタイに似ているかどうか調査!のイメージ

目次

  1. 1タイに似ていると噂のティラピア
  2. 2ティラピアとはどんな魚?
  3. 3ティラピアの味を徹底調査!
  4. 4世界で食されるティラピア
  5. 5コストコの冷凍ティラピア絶品レシピ
  6. 6ティラピアはタイの代わりとして期待された魚

タイに似ていると噂のティラピア

ティラピアという魚はその名前は日本人にとってもなかなか馴染み深いものですが、その味となるとほとんどの人があまり想像がつかないものなのではないでしょうか?そんなティラピは実は刺身などで食べることもできるようですが、タイに似た味をしていると言われることもあり、ぜひ一度はその味わいを楽しんでみたい魚でもあります。

そんなティラピアは日本ではあまり食用として広く親しまれているわけではないものの、日本以外の国では当たり前のように楽しまれているという背景もありますし、日本でも実はコストコなどでティラピアを買うことができるようです。そんなティラピアがどんな魚であり、どのようなレシピで食べることができるのか、詳しくみていきましょう。

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ティラピアとはどんな魚?

ティラピアはコストコなどでも食べることができるということでぜひ一度はその味を楽しんでみたいものですが、そもそもどのような魚なのでしょうか?ティラピアは刺身で食べることもできるとされていますが、そもそもはアフリカから世界各地に流入した魚だと言われています。まずはそんなティラピアの生態や特徴をチェックしてみましょう。

ティラピアの生態や特徴は?

食用としても美味だと言われているティラピですが、生物学的な分類上はスズキ目カワスズメ科に属しています。そしてそもそもの原産地はアフリカまたは中近東だと言われていますが、現在ではアメリカ大陸やアジア全域など、世界的にティラピアの生息が確認されています。日本には、第二次世界大戦後に流入されたと言われています。

そんなティラピアは他の熱帯魚同様にシクリッドの一種であり、観賞用に楽しまれることもあります。ただ、ディスカスやエンゼルフィッシュなどに比べて外見的な派手さはなく、クロダイのような地味な見た目をしています。そしてその大きさは主に大きいもので50cm程度となっていますが、飼育によって80cmを超えることもあるようです。

そんなティラピアは現在世界各地に生息していることが確認されていますが、それはかなり生命力が高いからであり、水温10〜40度ほどの環境であれば生き延びることができるようです。尚、水温10度以下の環境での生息は確認されていないようです。食性も雑食であり、食べるものを選り好みしないことも繁殖力の高さに結びついています。

そんなティラピアは生息域を世界中へと広げたことからもわかる通り、繁殖力がかなり高く他の生態系を脅かす存在として認知されることもあるようです。一方でティラピアは食用としてもかなり重宝されることがあり、川魚だとは思えないような食べやすさが特徴となっています。そんなティラピアは、ぜひ一度刺身などで堪能したいものです。

ティラピアはエジプトからやってきた

ティラピアは実は食用としても活用できる魚として知られており、一度はその風味を味わってみたいものです。そんなティラピアは現在世界中に生息している魚としても有名ですが、日本に存在しているものに関しては、元を辿るとエジプトから流入したようです。日本にいるティラピアは、第二次世界大戦後にエジプトから持ち込まれたのです。

現在日本で生息が確認できているティラピアはナイルティラピア・カワスズメ・ジルティラピアとなっていますが、どれもシクリッド科に分類される魚です。その中でも現在食用として親しまれているのがナイルティラピアであり、国内での養殖も進んでいます。そんなナイルティラピアは、まさしくナイルなどにも生息していたティラピアのようです。

ナイルティラピアなどのティラピアがエジプトから日本に持ち込まれた背景としては、世界大戦後に日本が食糧難に陥っていたということがあるようです。大戦のダメージを受けてタンパク源が不足していた日本では、国民のタンパク質不足を防ぐべくエジプトから流入され、大戦直後は貴重なタンパク源として活躍していたようです。

そんなティラピアは現在、日本の食卓においてメジャーな存在として知られているわけではありません。しかし、実は現在でも食用とすることに食味上の問題は特になく、むしろタイにも似た上品な味わいの魚だと言われています。そんなティラピアはぜひ刺身などでも味わってみたいものですが、その問題点としては生態系への影響が挙げられます。

ティラピアは生態系を壊す?

お伝えしたようにティラピアは雑食でありかなり繁殖力が高いこと、高い水温でも簡単に生き延びられることもあって世界中に生息域を広げていったという背景があるようです。そんなティラピアは繁殖力が高い上に洋食なども比較的簡単であり、いっときは食糧難を乗り越える上での救世主でもありましたが、そのマイナス面もやはりあるようです。

それはつまり繁殖力が高く雑食であるからこそ、その生態系の中で他の魚を駆逐してしまう可能性もあるのです。国内では特に沖縄や温泉地などの比較的水温が高い地でかなりティラピアの生息数が多いことが報告されていますが、このようにティラピアが帰化してしまうことでもともとその地域にいた種類の魚が淘汰されてしまうこともあります。

このような側面をもっていることからも、ティラピアは環境省によって生態系被害防止外来種にも指定されているようです。生態系被害防止外来種は特定外来生物などとして駆除されるわけではありませんが、生態系を脅かす存在として厳重に注意が必要な種類の生物として認知されています。このように、ティラピアの繁殖力には難点もあるのです。

そのため、ティラピアが生態系を脅かす存在にもなり得ることを把握した上で、もちろんティラピアを故意に川に放つなどの行為は言語道断だと言えます。もちろんティラピアは生態系を壊さないような範囲での養殖なども行われているようですから、このような背景も頭に入れておいた上で、適切な方法でティラピア料理を堪能したいものです。

ティラピアの味を徹底調査!

お伝えしたようにかなり強い生命力の持ち主であるティラピアですが、現在ではあまり食卓に並ぶことが珍しくなったとは言え、食用として活用できないわけではありません。ティラピアを食べたことがないという人は現在では多いかもしれませんが、実はコストコなどでも買える上にその味はタイにも似ており刺身にしても美味しいようです。

ティラピアはタイの代用魚

ティラピアは刺身にしてもかなり風味のよい魚として知られていますが、特にタイなどの魚と比較されることが多いようです。実際ティラピアはタイがないときにタイの代用魚として活用されることもありますが、タイにも劣らないような風味が人気となっています。鯛は特に高級な魚のひとつとして知られていますが、ティラピアはより安価なようです。

タイといえば日本では祝い事の際などに食べられることが多く、縁起の良い魚の代表格としても知られています。そんなタイは上品な味わいが特徴であり、身は淡白なものの噛めば噛むほどに豊かな旨味が口の中に広がり、ご飯との相性がよいだけでなく日本酒の肴として重宝されることも多く、料亭や居酒屋でもかなりの人気となっています。

ティラピアはそんな鯛にまず姿が似ているとされていますが、川魚だとは思えないほどまるで臭みがなく、その風味も鯛にかなり類似しているとして話題になっているのです。そのため、決してティラピアはポピュラーな存在ではありませんが、国内でも一部の地域ではタイの代わりにタイと同じようなお造りなどで食べることもあるようです。

そんなティラピアは一尾あたり400〜500円ほどで購入できることもあり、100gあたりに換算すると100円ほどとかなり価格がリーズナブルだという特徴もあります。そんなティラピアは和名ではイズミダイと呼ばれることもあるなど、名前にすらタイが入っているほどタイに類似している魚として、実は美味しく食べられるようです。

日本ではイズミダイと呼ばれる

日本で食用としても食べられることのあるティラピアの多くは、エジプトから第二次世界大戦後に流入したナイルティラピアと呼ばれるもののようです。このナイルティラピアは通称イズミダイまたはチカダイと呼ばれることもあり、タイの代用魚としても親しまれています。このような名前がつけられたのは、やはりタイに高級感があるからのようです

タイは数ある魚の中でも特に高級感があり上品な味わいの魚として人気を博しており、祝い事などで提供されるなど日本文化とも深い関わりがあります。そんなタイにあやかって名付けられたティラピアは高級感のある魚としてのイメージもあるようですが、その味もタイに似ていることから決して名前負けしていない魚だと言われています。

たとえ名前にタイとつけられていてもタイとはまるでかけ離れた味の魚であればなかなか幻滅してしまいかねませんが、イズミダイという名前の上に味もタイに似ていることからぜひ刺身などでも活用したいティラピアですが、イズミダイという名前のイズミはどうやら温泉地などに多く生息していることも関係しているようです。

そんなティラピアは他のポピュラーな魚に比べると日本人にとってあまり馴染み深いものとは言えないかもしれませんが、一度食べたら案外病みつきになるという人も少なくないようです。そんなティラピアは見た目やイメージだけでなく味もタイにそっくりだとされ、刺身はもちろんフライやソテーなどにしてもかなり美味しく食べられるのです。

味はタイにそっくり!

タイといえば白身魚の中でも特に嫌な臭みがなく、脂身の不快感なども少ないためにかなり品のある滋味深い味わいを楽しむことができそうです。また、鮮度がなかなか落ちにくいことも刺身やお造りなどで楽しまれる理由となっていますが、多くの日本人にとってはかなり高級感のある魚というイメージが強くのではないでしょうか?

そんなタイは実は他の国では日本人ほどありがたく活用するという風潮・慣習があまりなく、韓国や中国などでも日本と同じようにさまざまな形で食用にされてはいるものの、日本のように高級魚だという認識は少ないようです。一方で東南アジアではタイよりもティラピアを使い勝手のよい魚として、広く活用する傾向にあります。

そしてそんなティラピアは、タイに似た淡白ながらも上品な味わいが特徴だと言われています。そのため、刺身で食べてもよいですしクセが少ないため揚げ物にしたりソテーにしたりしても、味付けによって異なる側面を楽しめるのも魅力的だと言われています。そんなティラピアは現在、コストコなどで冷凍ものを安く購入することも可能です。

タイというとなかなか手をつけづらい高級魚というイメージもありますが、驚くことにティラピアはそんなタイに似た風味の魚となっているので、タイを料理するような感覚で調理して楽しみたいものです。ティラピアは川魚のため臭いという人もいるものですが、実は他の川魚のような臭みがほとんどなく、むしろ食べやすい魚の一つなのです。

刺身で食べるなら寄生虫に注意

お伝えしたようにタイのような風味すら味わえるというティラピアですが、そんなティラピアは質のよい状態のものであれば刺身で食べても美味しいとされています。しかし、ティラピアを刺身で食べる場合にはいくつかの注意事項を把握しておく必要がありますが、その中でもまずは寄生虫の存在についてしっかりとチェックしておきましょう。

ティラピアは淡水魚であり海水魚とはまた害を加える寄生虫の種類も異なるとされていますが、中でも川魚につきやすい顎口虫などの被害に遭うことも珍しくはありません。そんな寄生虫の被害によって食中毒の状態に陥り、激しい腹痛や嘔吐などの症状が出ることもあります。そんな症状を避けるためにも、寄生虫は死滅させた状態で楽しみましょう。

ティラピアの寄生虫による被害をできるだけ最小限におさえるためには、そもそも新鮮で質のよいティラピアを選ぶことがかなり重要だと言えます。寄生虫は鮮度が落ちることによって魚の中を移動して人間にとっての可食部に移ることがあるので要注意です。また、寄生虫の被害を抑えるためには冷凍したものを楽しむのもアリでしょう。

寄生虫の多くは一度冷凍することで死滅するとされており、コストコなどで冷凍物を買って楽しめばそこまで寄生虫の影響を気にする必要はないかもしれません。また、ティラピアへの寄生虫被害がどうしても心配だという人は、詳しく後述するティラピアを使ったおすすめの料理も参考に、加熱した状態でティラピアを楽しむのもアリでしょう。

世界で食されるティラピア

お伝えしたように第二次世界大戦以降に日本に持ち込まれたティラピアは、決して現在日本中で毎日のように食べられているというわけではありませんが、タイにも似た風味を楽しめる魚として知られています。そんなティラピアを刺身で食べる際には寄生虫にも気をつけたいですが、実はティラピアは現在世界中で愛されている食材なのです。

日本からタイへプレゼント

アフリカのナイル川流域などが原産地とされるティラピアですが、その繁殖力の高さから現在では世界中に生息するようになりました。そんなティラピアは東南アジアでもかなり人気の食材のひとつとなっているようです。日本ではタイの方が高級魚として取り扱われることが多いですが、東南アジアではタイよりもティラピアがポピュラーなのです。

東南アジアの中でも現在タイ王国ではティラピアがプラーニンと呼ばれて広く親しまれていますが、現在タイでティラピアがポピュラーな魚になっていることには、日本が関わっているようです。今からおよそ50年ほど前にタイは食糧危機に陥っていたようですが、その問題を解決するために昭和天皇がタイの国王にティラピアの養殖導入を提案しました。

タイ国王はそれを快諾してタイでのティラピア養殖プロジェクトが進行し、無事に養殖は成功してティラピアは「プラーニン」と名付けられてタイ全土で親しまれるようになりました。このようにしてタイで大人気となり養殖が盛んになったティラピアですが、その後バングラディシュにも寄贈され、バングラディシュの食糧危機をも救ったようです。

このように東南アジアの国の食糧危機解決の架け橋となった日本では現在、ティラピアがそこまで人気の食材というわけではありませんが、それでもティラピアが流通していないわけではありません。昭和天皇がタイ国王にティラピアを寄贈した背景も踏まえ、あまりポピュラーではない今こそティラピアを食べてみるのは面白いかもしれません。

東南アジアでは食用としてポピュラー

東南アジアでも日本と同じくシーフード文化が盛んとなっていますが、その中でもティラピアを使った料理は庶民派のものとして実にさまざまなレパートリーで親しまれているようです。たとえば既述のタイ王国では「プラーニン・トード」と呼ばれる揚げ物料理が人気となっており、タイ料理特有の辛い味付けでスパイシーに楽しまれています。

タイで人気のプラーニン・トードは、パクチーやライム、唐辛子などでスパイシーに仕上げたソースやナンプラーなどを絡ませて食べるのが一般的となっており、かなりパンチの効いた味となっています。しかしそんな味が引き立つのはもちろんティラピア自体にクセがなく、淡白ながらも身が柔らかくて食べやすいからに他ならないでしょう。

タイ以外の各国でもティラピアはその国独自の味付けで楽しまれることが多いですが、特に揚げ物などにして楽しまれることが多いようです。東南アジア以外でも、中国や台湾などの東アジアでも実にさまざまな形でティラピアは食べることができ、唐揚げ・煮付けなどにして食べるのが一般的な上に、スープの具材としてもかなりポピュラーです。

東南アジアは日本の若者の渡航先としてもかなり人気度が上がっており、バックパッカーとして東南アジア諸国を回る人も多いものですが、そんなときにはティラピアを使った珍しい料理に巡り会えるかもしれません。もちろん国内でもエスニック料理はブームとなっていますが、そんな他国の料理を参考に自分でティラピア料理を作るのもアリでしょう。

ティラピアはクセがなく強い風味のある魚が苦手だという人でも問題なく食べることができる魚だと言われていますが、実にさまざまなレシピで食べることができるのも魅力のひとつだと言えます。お伝えしたように刺身で食べると美味しいのはもちろんですが、刺身以外にも揚げ物やムニエルなどにすることが可能なので、ぜひトライしてみましょう。

コストコの冷凍ティラピア絶品レシピ

お伝えしたように日本ではあまり出回っているイメージのないティラピアですが、東南アジアの国などではかなり人気の食材のひとつとなっているようです。そんなティラピアは日本でもコストコなどで買うことができるようですから、ぜひそんなコストコのティラピアなどを活用して刺身以外にもいろいろな料理で楽しんでみてはいかがでしょうか?

ティラピアはコストコで買える

コストコといえばアメリカ発の倉庫型ホールセールとして日本でもかなり人気となっていますが、他のスーパーなどに比べて小さな単位あたりでは安い価格で商品を購入できるとして話題になっています。また、アメリカ発ということで日本のスーパーにはない商品なども多く手がけていますが、そんなコストコではティラピアも手に入るようです。

コストコでは冷凍食品類もかなり大ボリュームで安い商品が目白押しとなっていますが、その中でもティラピアの切り身をまとめて買えるというのはほかのスーパーにはない魅力だと言えるでしょう。コストコで買えるティラピアは1100g強のボリュームとなっていますが、8枚ほどの切り身が入って2200円ほどで購入することができるようです。

コストコのシグネチャーブランドであるカークランドの商品となっているティラピアの切り身は、個包装になっているためにいざ調理して食べるというときにかなり使い勝手がよいというメリットが挙げられるでしょう。真空パックに個包装された状態で保存できるため、冷蔵庫の中などが魚臭くなる心配などもないのが魅力的でしょう。

そのため、コストコによく行くという人はぜひカークランドのティラピア切り身をまとめ買いできるかどうかぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?普段から白身魚のフライなどを楽しんでいるという家庭では、クセがなくて子供から大人まで誰でも食べやすいティラピアは、主婦の強い味方となってくれること間違いなしの食材でしょう。

そんなティラピアは刺身などで食べる場合には寄生虫にも注意したいものですが、冷凍物であれば寄生虫のリスクも格段に低くなるのが安心でしょう。そんなコストコの冷凍ティラピアを使ったレシピは案外多岐に渡るので、下記に紹介する代表的なティラピア料理のレシピを参考に、自分の好きな形でティラピアを楽しんでみてください。

ティラピアで簡単白身フライ

ティラピアを使ったおすすめの料理としてまず紹介したいのは、ティラピアのフライです。白身魚といえばフライにするのが日本でもかなり定番となっていますが、ティラピアを使ったフライも他の白身魚のフライ同様に美味しく食べることができます。コストコの冷凍ティラピアは、フライにちょうどよい大きさにカットしてあるので便利でしょう。

そんなティラピアのフライがあれば家でフィッシュ&チップスを作ってホームパーティーを催すときにも役立ちますし、ちょっとしたお弁当のおかずとして作ることもできるでしょう。そんなティラピアのフライの作り方は基本的に他の白身魚のフライの作り方と一緒ですが、もし臭みが気になるという場合には牛乳につけて臭みをとりましょう。

しかし、基本的にコストコの冷凍ティラピアを使う場合には、牛乳による臭みとりのプロセスは特に必要ないとも言われています。ティラピアをフライにするときにはまずキッチンペーパーでしっかりと表面の水気をとり、両面に塩胡椒をまぶしましょう。それから全体を小麦粉でまぶし、その上で溶き卵とパン粉につけていきましょう。

あとは170度ほどの温度の油でカラッと揚げるだけで完成となり、ティラピアのフライがちょうどよいキツネ色になったのを確認したら、あとは皿に盛り付けるだけです。食べやすいティラピアのフライはメインディッシュとして楽しむことができますが、大きめの皿に盛り付けてタルタルソースなどをかけて食べるのも、かなりおすすめだと言えます。

香ばしくてヘルシーなティラピアのごま揚げ

続いて紹介するティラピアを使った簡単で美味しい料理としては、ごま揚げが挙げられます。ティラピアのごま揚げはごま特有の香ばしい風味を加えて楽しめる上に食感もよくなるのでおすすめですが、セサミンなどのごま特有の成分に期待がもてるというメリットもあります。ごまは、健康増進に役立つ食材として人気度が高まっているのです。

ごま揚げにするときもフライ同様にティラピアの下準備は変わらずシンプルになりますが、キッチンペーパーでしっかりと水気を切っておくことがやはり重要でしょう。それから、あらかじめ醤油とみりんで下味をつけておきましょう。コストコの冷凍ティラピアを使うときは、一口大に切って揚げるとごま団子のような可愛い見た目になります。

それから汁気をしっかりと切った上でティラピアにごまをつけていきますが、白ごまを使うのか黒ごまを使うのか、それともどちらも使うのかは個人の好み次第でよいでしょう。容器にごまをできるだけ多く入れておき、そこに汁気を切ったティラピアを置いて全体に満遍なくごまが付着するようにすると、簡単に揚げる直前までの準備が完了です。

あとは170度の油でフライ同様に揚げて、完成となります。揚げることでごまの豊かな風味がしっかりと引き出されて実に美味しく食べることができるので、ぜひシンプルなフライを作った後では一度ごま揚げも挑戦してみてはいかがでしょうか?淡白で上品な味わいなだけにごまをつけても美味しいのが、ティラピアの醍醐味だと言えます。

簡単で本格的なティラピアのムニエル

ティラピアを使ったおすすめレシピといえば、ムニエルも欠かせません。ムニエルといえば白身魚を使った料理の代表格だと言えますが、ちょっとおしゃれな雰囲気を醸し出せるにも関わらず案外簡単な料理となっています。白身魚の中でもかなり食べやすいと話題のティラピアは、定番のバターと白ワインの味付けで簡単に楽しめそうです。

ティラピアでムニエルを作るときにはまず、ティラピアを10分程度白ワインに漬けておきましょう。それから汁気を切った上でレモンを垂らし塩胡椒をまぶします。レモンは食べる直前にかけるだけでもよいかもしれません。それから小麦粉を均一にまぶした上で、オリーブオイルでティラピアを焼いていきます。

表面がこんがりと焼けてきたらバターを投入して、全体に絡めるようにして完成となります。あまり中に火が通っていないような印象のときには箸などを使って中をチェックし、もし加熱したりないというときには弱火にしてやや長い時間をかけて煮込むようにするとしっかりと火が通るのでおすすめの方法だと言えます。

あとは葉物の野菜やレモン・ライムなどの果実を添えればよりレストランで提供されるようなおしゃれな一品に仕上がるのでおすすめです。いつもムニエルを日常的に作っているという場合には普段使用している白身魚の代わりにティラピアを使うだけなのでかなり簡単ですから、ぜひ一度ティラピアで美味しいムニエルを作ってみましょう。

ほっこり温まるティラピアのスープ

ここまでティラピアを使った定番のレシピとして、他の白身魚の代わりにティラピアを使って簡単に作れるものを紹介してきました。また、ティラピアはお伝えしたように東南アジアなどでもかなり人気の食材となっていますが、そんなティラピアを使えば家でも簡単に本場タイ風のスープを作ることが可能となります。

タイ料理といえばトムヤムクンなどのイメージが強い人も多いと思いますが、そんな定番のタイ料理にはティラピアを具材のひとつとして加えるだけでワンランク上のエスニック料理として楽しむことができます。トムヤムクンは、生姜・レモングラス・きのこ・海老・唐辛子などを用意し、それぞれを食べやすい大きさに刻んでおきます。

それからそれらの具材を鶏がらスープとココナッツミルクで煮込んでいきます。一煮立ちしてからティラピアの切り身を好きな分だけ入れ、ティラピアが食べられるくらいに柔らかくなったらあとはナンプラーやパクチーなどを加えて味を整えて完成となります。ピリ辛のタイ風スープは、夏バテ防止にもなりますしタンパク質もしっかり補給できます。

もちろんタイ風だけの中でもトマトをメインにしたスープなどにも、ティラピアはよく合うものです。クセがないからこそ、唐辛子の辛味だけでなくトマトやタマリンドなどの酸味にもよく合うので、ぜひ色々な味付けでほっこり温まるスープを作ってみてはいかがでしょうか?

ティラピアはタイの代わりとして期待された魚

今回は、なにかと話題のティラピアについてその生態から日本に持ち込まれた経緯、そして気になる味についてもチェックしてきました。ティラピアはタイに似た風味が特徴となっており、実は刺身でも楽しめる魚ですが、刺身で食べるときには寄生虫に気をつけましょう。尚、ティラピアはコストコに冷凍品が売られており、気軽に活用できそうです。

そんなティラピアはタイの代わりとして活躍してくれる、実に使い勝手のよい魚でもあります。紹介してきたレシピのように案外簡単に美味しいティラピア料理が作れるため、ぜひコストコのティラピアを活用してみてはいかがでしょうか?他の国では一般的に食されているティラピアは、日本人にとってもかなり食べやすく美味しいと評判がよいです。

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