2018年05月30日公開
2024年07月14日更新
アコウダイの刺身が絶品!さばき方や簡単おすすめレシピ・料理をご紹介!
アコウダイとは太平洋側で獲れる美味しいと評判の白身の魚です。アコウダイはメバルの仲間に分類され刺身や煮付け、寿司、揚げ物と様々な料理に向いているので重宝されています。アコウダイは深海魚のため珍しく、さばき方や料理の仕方を知らない人も多いと思います。こちらではアコウダイの美味しいレシピやさばき方について書いています。様々なレシピが存在しますが簡単でおすすめな料理の仕方を厳選しています。
目次
アコウダイが美味しいと評判らしい!?
アコウダイはメジャーな魚ではありませんが、寿司や刺身などの料理は特に美味しいと人気の魚です。さばき方にはコツがあり料理人の腕が光ります。アコウダイは煮付けや揚げ物の料理も大変、人気なので外食の際に見つけたら食べてみるのがおすすめです。アコウダイは自宅でも料理できるので、さばき方さえマスターすれば、スーパーで売っているものを購入するのもおすすめです。
アコウダイって、どんな魚?
アコウダイは太平洋に生息している深海魚ですが、まれに日本海でも獲られます。アコウダイの見た目は赤魚ですが、身は白く締まっているので白身魚に分類されます。アコウダイは深海魚のため市場では希少性もあり高級魚になります。ですがアコウダイが高級なのは希少性いじょうに美味しいからです。高級料理などには、よく使われる魚の一つで、テレビでも取り上げられて人気が急上昇しています。
アコウダイの市場価格はいくら?
アコウダイの市場価格は季節によっても変動しますが、キロ当たり5000~7000円が相場とのことです。30センチくらいの小振りなアコウダイでも4000円くらいになるので、まさしく高級魚と言えます。深海魚の中でもチョウチンに分類され、釣り上げるのが難しいことから値段は高くなるようです。チョウチンアンコウと同じ深海魚の種類で、釣り上げにくさと美味しさがどちらも高級な理由です。
アコウダイが市場で流通するのは1キロくらいのものがおおいですが、アコウダイは長寿で70~80センチくらいで4~5キロまで成長するものもいます。キロ単価は5000~7000円なので、大物はなかなかの値段です。アコウダイの釣りをする人はいかに大物を釣るかも、アコウダイ釣りの醍醐味の一つだと言われます。
アコウダイの刺身が絶品だと話題!
アコウダイは赤魚の一種で似たような見た目の魚が多く存在しキンキやメバルなどがあります。白身魚に分類されますが、肉質はしっかりとしていて美味しいので昔から親しまれていた魚です。最近では、数の減少から高級魚になり皮まで美味しいと評判です。特に見た目の美しさから刺身として食べられることが多いのが特徴で、ほんんのり甘い味がするので見つけたらぜひ試してみるのがおすすめです。
アコウダイはプリプリの身と脂ののりが魅力の魚です。そのため、刺身はアコウダイの食べ方の中でも人気ですが、皮霜作りと呼ばれる食べ方も人気です。アコウダイは皮まで美味しくゼラチンが豊富なので、皮をバーナーで炙って氷水でしめた皮霜作りもアコウダイの美味しさを存分に引き出します。
アコウダイを使った料理の紹介
アコウダイの特徴は豊富なゼラチン質です。生で食べても多いので刺身が好まれますが、煮ても良し焼いても良しで多くの料理が好まれています。その中でも豊富なゼラチン質が美味しいのでアコウダイを煮付けにしたときのアラは一段と美味しいと人気の料理です。基本的にはアコウダイは身とともに皮もいただきます。皮は見た目の美しさに加えて味がとても良いので皮ごと頂く料理が人気です。
アコウダイの美味しさの秘密は身の甘さと皮のうま味、濃厚な脂です。そのため、脂を逃がさない照り焼きなどの料理は鉄板です。味噌や醤油などをベースに浸けて焼くだけですが、アルミホイルなどを使うと洗い物も少なくなるのでおすすめです。また、ジップロックを使えばまとめて準備できるので忙しい人にもおすすめの料理法です。漬け込む時間は長くなくてもアコウダイのうま味で美味しく仕上がります。
アコウダイはお酒の肴にもピッタリ
アコウダイは様々な料理法が合いますが、簡単に焼くのも人気の食べ方の一つです。白身魚なので淡白な味は万人好みと言えます。塩で味付けするのもおすすめですが大根おろしを添えて醤油でいただくのもおすすめです。アコウダイは焼き魚でいただくときは、ご飯のお供というよりは、お酒の肴として活躍します。日本酒や焼酎とも相性は最高なので、アコウダイを釣りに行く人は夜の肴にするのがおすすめです。
アコウダイは皮まで美味しく脂がのっているので鍋にしてもかなり美味しいと評判です。アコウダイの濃厚な出汁を堪能するには最もお手軽な料理と言えます。野菜はお好みで構いませんし、アコウダイのプリプリの身は鍋が好きな人にはたまりません。お酒好きな人からも熱烈に指示されるアコウダイの食べ方なので、アコウダイが手に入ったときには試してみるのがおすすめです。
少し変わったアコウダイの料理
少し変わったところではアコウダイのカルパッチョも人気です。白身魚なのでフレンチに使われることも多く、ワインなどにもあうと好評です。バルサミコ酢や黒こしょう、オリーブオイルにもこだわれば絶品のカルパッチョの完成です。刺身とはまた違った美味しさがたのしめるので、ワインが好きな人は試してみるのをおすすめします。アコウダイのさばき方さえマスターすれば料理の幅が広がります。
アコウダイは高級なフレンチレストランでも頻繁に登場します。カルパッチョ以外にもムニエルやポワレなどのメニューが人気で、コース料理のメインとしても活躍します。アコウダイは白身魚に特有の淡白だけど味わいがあり、オリーブオイルとの相性が良いという特徴があるのでフレンチでも人気の食材として重宝されています。
アコウダイのさばき方を覚えよう!
アコウダイのさばき方は基本的な魚のさばき方と同じです。まずは鱗をこそぎとって頭を落とします。お腹から包丁を入れて内臓を取り出します。刺身として美味しくいただくためには、この途中で流水できれいに洗い流し、そのあとは水けをしっかりとふき取ります。ここからは三枚おろしのさばき方ですが、横広の場合は両側から包丁を入れていきます。美味しい刺身をいただくためには中骨を丁寧にとるのがポイントです。
アコウダイは皮まで美味なことで知られていますが、刺身でいただくときには皮も剥がします。普通の魚と同じさばき方で皮に包丁を入れて引きはがしていく要領です。より簡単にした処理を行おうと思えば、鱗をとるのも鱗とりの器具を使うと簡単です。苦手な人は先にヒレなどをハサミで切っておくと全ての作業が安全に行えます。エラで指を切ってしまうこともありますが、エラごと内臓を引っ張ると腹を切らなくても内臓をとれます。
アコウダイのさばき方は普通の魚と一緒ですが、より美味しく刺身を食べようと思えば血合いなどをしっかりと洗い流すことがポイントです。ブラシなどを使えば簡単で効果的に洗い流せます。ただし、洗い終わった後はキッチンペーパーでしっかりと水気をふき取らないと鮮度が落ちるので注意が必要です。三枚におろすさばき方は馴れも必要ですが、丁寧におろせば大丈夫です。骨をとるときは身を傷つけないように丁寧にします。
アコウダイのさばき方の裏技
アコウダイに限らず魚のさばき方は難しいものです。料理人の人に聞いても一回で出来るようになる人はいないとのことです。ですが、手慣れてくると一匹のアコウダイを三枚おろしにするのに2分とかからないそうです。ポイントは包丁の入れ方でどんな魚も背びれと骨が平行に走っているので、背びれに平行に包丁を入れれば骨に身が残りにくくなります。手の生臭さが気になる人はハーブ入りの石鹸がおすすです。
どうしてもアコウダイをさばけないという人は、魚屋でさばいてもらうのもおすすめです。やはり餅は餅屋なので魚屋さんのさばき方は見事です。そして、さばき方が覚えられないときにおすすめなのが一夜干しなどの干物です。アコウダイの干物は皮のうま味と濃厚な脂が残っているので焼くだけで美味しくいただけます。
アコウダイを釣りたいときは
アコウダイは深海魚なので釣り上げるときには他の魚とは違ったコツがあります。一つは沖釣りであることと、釣り上げる途中で身体が膨らむので何匹か同時に釣り上げると自然と浮いてくるという点です。釣り船に乗って釣りに行く人も多く、アコウダイは釣り人からも人気の魚です。アコウダイのさばき方を覚えていれば、釣り上げた直後に新鮮なアコウダイの刺身をあじわえます。
アコウダイは人気の釣りの一つなので、かなり詳しく解説しているページもあります。基本的には餌はイカや魚の切り身を使うとかなりの食いつきを見せます。ですが、アコウダイの釣りかたはアタリが出ても慌てずに深く食いつくまで待ちます。そして引き上げるときはスローが原則です。アコウダイは水圧の違いから膨らむので、魚釣りの中では回収は比較的に簡単です。さらに同時釣れる時は提灯行列と呼ばれます。
アコウダイを釣りたいけど、釣りの経験がないという人は釣り船にのるのがおすすめです。釣り船に乗れば餌のつけ方から釣るときの注意点やポイントなども教えてもらえます。沖釣りなので初心者には難しいかもしれませんが、うまく釣れるとかなりの大物がかかることもあります。仕掛けがしっかりしていると連続で釣れる時もあるので、その日のおかずには困りません。釣りをする人はアコウダイにも挑戦してみるのがおすすめです。
アコウダイの煮付けにチャレンジしてみよう!
アコウダイの煮付けは下処理が済んだら他の魚と同じ基本的な煮付けでとても美味しくなります。下処理の時に骨までしっかりととっておくと子供でも食べやすくて人気です。アコウダイの煮付けのレシピはしょうがと日本酒、砂糖、しょうゆを煮込んで煮立ってきたらアコウダイを投入します。途中で煮汁を魚にかけて表面に照りが出てきたら完成です。ご飯のお供として昔から大人気の食べ方です。
アコウダイはカサゴの仲間になりますが、似たような魚が多くて混乱します。特にアコウの煮付けとあっても赤くなければアコウダイではありません。ですが、アコウという魚の煮付けもかなり美味しいと昔から人気の魚の一つです。和食のお店で多くの魚があるときには気をつけないとアコウダイとは違う魚を食べているかもしれません。まずは見た目が赤いかどうかが重要です。
アコウダイの煮付けの裏技
アコウダイの煮付けを作るときにはコツがあります。まずは煮汁を作るときに水を使わないという事です。フライパンに酒と砂糖を入れて煮立たせてから、さばいたアコウダイの切り身を並べます。それから醤油を入れてアルミホイルで蓋をします。10分ほど煮たら出来上がりですが、煮汁はもう少し煮詰めてからかけると一段と美味しくなります。この作り方なら材料も少なくお手軽にできるのでおすすめです。
アコウダイの美味しいレシピ集
アコウダイの絶品レシピの一つが西京焼きです。お気に入りの味噌に砂糖と酒を混ぜ合わせて西京味噌を作ります。アコウダイは焼いても脂がとてものっているので甘めの味噌との相性が抜群です。アコウダイのレシピは数多く存在しますが、アコウダイの皮はほんのり甘くてうま味があるので少し甘めの煮付けや西京焼きなどのレシピが人気です。味噌は白味噌が基本ですが、他の味噌でも相性はばっちりだと人気です。
アコウダイの特徴の一つは湯引きしても身が固まらないということです。そのため、アコウダイを湯引きしてポン酢をかけて食べるのも人気です。通な人はアコウダイの胃袋なども好みだそうで、普段なら捨ててしまう内臓まで美味しくいただきます。旬の野菜などと盛り付ければ、お酒の肴にもなるアコウダイの一本料理の完成です。特に旬の時期のアコウダイは甘味が強いのでポン酢と相性がばっちりです。
漁師もお勧めのアコウダイの潮汁
アコウダイの漁師も大好きな一品が潮汁です。潮汁とは魚のアラを煮込んだ汁物ですがアコウダイで作ると絶品の潮汁になります。作り方はいたってシンプルでアコウダイの身とアラを沸騰させないくらいの温度で煮込み、灰汁をとり続けます。しっかりと煮込んだら味付けは塩をしょうが汁だけとシンプルな味付けにします。この味付けがアコウダイの味をしっかりと味わえるのでおすすめです。好みで葱をちらします。
アコウダイはお寿司屋さんなどでも高級なメニューの一つですが、色々な食べ方が楽しめます。アコウダイには珍しい天ぷらやナメロウなどを出しているお店もありますし、握り寿司は鉄板の人気メニューです。太平洋側の寿司屋に寄るときはアコウダイの握り寿司は必ず探したいメニューです。
絶品アコウダイの料理を楽しみましょう!
アコウダイは絶品の深海魚の一つです。釣りにくさや数の減少から高級魚になりますが、その美味しさから昔から親しまれてきた魚の一つです。特にアコウダイの皮は絶品なので、見た目も活かした刺身や煮付けが好まれます。アコウダイは煮てよし焼いてよしの万能な料理が楽しめます。特に秋から春にかけての旬の時期には旨さが倍増です。この時期に釣りに行く人はぜひ狙ってほしい魚の一つです。