赤魚とアコウダイ・メヌケとの違いとは?絶品煮付けレシピもご紹介!

赤魚は多くの人にとって馴染み深い魚だと思いますが、果たしてアコウダイやメヌケと呼ばれる魚とはどのように違うのでしょうか?赤魚は煮付けにもぴったりな上に塩焼きにしても美味しいなど、その食味の良さと汎用性の高さから重宝されることも多いですが、これらを作るときのレシピはどうなっているでしょうか?今回は、赤魚とは一体どのような魚であり、どのようなレシピがおすすめなのかを、具体的に掘り下げていきます。

赤魚とアコウダイ・メヌケとの違いとは?絶品煮付けレシピもご紹介!のイメージ

目次

  1. 1赤魚のことをどれだけ知っている?
  2. 2赤魚とアコウダイ・メヌケはどこが違う?
  3. 3赤魚の煮付けは絶品!おいしいレシピ8選
  4. 4赤魚の栄養価は?
  5. 5赤魚のいろんな料理を味わおう!

赤魚のことをどれだけ知っている?

赤魚は名前の通り赤いボディの色が特徴的な魚ですが、赤魚と聞いてすぐにどのような魚なのか思い浮かべられる人は少ないことでしょう。実は赤魚は日本の食卓でも広く親しまれている魚のひとつですが、どのようなレシピで食べられているでしょうか?また、赤魚以外にも赤い色の魚はたくさん存在しますが、それらの魚との違いは何でしょうか?

今回は、赤魚とはどのような魚であり、意外と知らない赤魚の生態や値段、栄養などはどうなっているのかを掘り下げていきます。普段何気なく煮付けや塩焼きなどで楽しんでいるかもしれない赤魚ですが、他の魚との違いや具体的なレシピなどを知っておけばより理解が深まり楽しみ方も広がるので、ぜひ赤魚の情報をチェックしていきましょう。

赤魚とアコウダイ・メヌケはどこが違う?

赤魚は文字通り鮮やかな赤い色の体色が特徴的な魚ですが、そんな赤魚に関連した魚としてよく耳にするのがアコウダイやメヌケという魚です。赤魚はクセが少なくさまざまなレシピで食べられることから実に使い勝手がよい魚であり主婦の強い味方でもありますが、赤魚とアコウダイやメヌケとの違いやその生態の特徴などを把握しておきましょう。

赤魚はどんな魚?

赤魚は体色の鮮やかさが特徴的となっていますが、分類的にはカサゴ目フカサゴ科またはメバル科メバル属となっている魚です。そのため、似ている魚としてはやはり同じ属に分類されるメバルなどが挙げられますが、赤魚はやはり体全体が鮮やかな赤色をしているという他のメバル属の魚とはかなり違う特徴があり、見分けは比較的簡単です。

そんな赤魚はメバルやソイなど同様に塩焼きにして食べると淡白ながらも旨味が深く美味しいと評判になっていますが、他にも煮付けやスープ類など実にさまざまなジャンルのレシピで楽しむことができるのも利点のひとつだと言えます。そんな赤魚の生態としては、水深500〜700メートルほどの岩礁域に生息しているという特徴があるようです。

赤魚が捕食する対象はエビやイカ、小魚など多岐に渡りますが、赤魚自体の体長は50cmほどとなっています。日本近海では太平洋側・日本海側ともに広く漁獲されているようですが、特に駿河湾や相模湾などに生息し漁獲される量が多いようです。そんな赤魚は既述の通り汎用性が高い上に実は栄養価も高く、栄養面でも注目を集めているようです。

そんな赤魚と関連してよく名前を耳にする名称としては、アコウダイやメヌケなどが挙げられます。赤魚を正しく理解し美味しい状態で楽しむためにはアコウダイやメヌケとの違いも理解しておきたいものです。魚の名称の中には同じ対象を指すものがオーバーラップして存在していることも少なくないため、注意が必要でしょう。

赤魚とアコウダイ・メヌケの違いとは?

赤魚は日本国内でも広く活用されている魚のひとつであり、スーパーマーケットなどでも一般的に流通している魚だと言えます。そんな赤魚の疑問点のひとつとして挙げられるのがアコウダイとの違いですが、赤魚とアコウダイは基本的に同じ魚を指し、生物学的な分類上の正式名称がアコウダイとなっている魚が、俗称として赤魚と呼ばれています。

そのため、スーパーマーケットや魚市場などで赤魚として売られているものは基本的にアコウダイということになりますが、時折赤魚という名前で売られているものにはアラスカメヌケやタイセイヨウアカウオなどアコウダイに類似した他の魚が含まれていることもあるようです。それでは、赤魚とメヌケの違いはどうなっているのでしょうか?

実はメヌケとはアコウダイを含めたメバル属の魚のうち、特定の特徴をもつ魚をまとめた総称だと言われています。その特徴とは、まずアコウダイのように体が高く50cmほどの大きさになることや、深海に住んでいることが挙げられます。そして深海に住んでいるために釣り上げる際に水圧の変化が加わることが、メヌケという名前の由来なのです。

つまり、メヌケを釣るときに水圧が大きくかかることで目が飛び出てしまい、抜け出たような状態で釣り上げられることから、メヌケと名付けられたのです。そのため、混同しやすい名称の違いをまとめると、基本的には赤魚=アコウダイですが、メヌケはアコウダイだけでなく同じような特徴の他のメバル属の魚も含んでいるということのようです。

赤魚の旬はいつ?

お伝えしたように赤魚、アコウダイ、メヌケという名称は混同しやすいものです。生物学的にアコウダイとして知られているものは通称赤魚としても知られていますが、メヌケはアコウダイだけとは限りません。しかし、この名称には地域差などもあり、メヌケといえば赤魚という所もあれば全く別の名称を与えている地域もあるので要注意です。

さて、そんな赤魚に関しては名称以外にもいくつか気になる点がありますが、一般的に家庭の食卓で親しまれているということでやはり旬がいつなのかは確実に知っておきたいものです。日本産の赤魚の漁獲期間は12〜4月ころとなっており、旬も冬の時期となっています。しかし、普段目にする赤魚に関してはこの旬とはややずれているようです。

実は現在ではスーパーなどで赤魚という名称を与えられて売られているものには、既述のアラスカメヌケなど海外産の魚も多いものです。もともと赤魚というのはアコウダイを指す言葉でしたが、現在残念ながら国産のアコウダイは高級魚のひとつに数え上げられており漁獲量も減少中であり、アラスカメヌケであれば比較的安価で使い勝手もよいのです。

そんなアラスカメヌケなどを含めた海外産の赤魚に関しては旬も異なり、4〜6月頃に旬を迎えるのが一般的なようです。海外産の赤魚は特に冷凍ものとして売られることが多いですが、もちろん国産のアコウダイを決して食べられないというわけでなくやや高価なものの一般に売られることもありますし、高級料亭などでは定番になっているようです。

赤魚の気になる値段はいくら?

さて、お伝えしたように赤魚とは基本的にアコウダイのことを指すものの、現在ではアコウダイの漁獲量は減っておりその代用品である海外産のアラスカメヌケなどが赤魚として流通しているのが現状のようです。いずれにしても赤魚は食味がよく汎用性も高いため、家庭でも重宝すること間違いなしの魚ですが、その値段はどれくらいでしょうか?

そんな赤魚の現在の価格は海外産の冷凍ものであればかなり手頃価格となっており、一尾あたり100円前後で売られることも珍しくありません。冷凍ものの赤魚はさすがに刺身などにするのは難しいかもしれませんが、ムニエルなどにしてもよいですしスープなどに白身魚のひとつとして入れても美味しいので、かなり使い勝手がよさそうです。

もちろん冷凍物が数尾まとめて300〜400円ほどで売られていることもあり、まとめて買うとより一尾あたりの値段がより安く済む場合も珍しくないかもしれません。しかし、国産のアコウダイに関してはより流通量も少なく、年々漁獲量も減少しているというのが現状ですが、築地などでの相場は季節差こそあれ一キロあたり2000円を超えるようです。

また、アコウダイは冬が旬であり冬のアコウダイは鍋物などに使われることも多いため、より価格が跳ね上がるとも言われています。このように現在赤魚として扱われているものでも、国産と海外産のものではかなりの価格差がある上に旬も違うものですが、何れにしてもさまざまなレシピで食べられることには変わりなく使い勝手がよいでしょう。

赤魚の煮付けは絶品!おいしいレシピ8選

ここまで赤魚とはどのような魚であり、アコウダイやメヌケとはどのように違うのか、あるいは同じなのかをチェックしてきました。国産と海外産の赤魚ではかなりの違いがあるようですが、赤魚はスーパーでもよくみかける魚であり、煮付けにしてもよし塩焼きにしてもよしの美味しい魚なので、赤魚を活用したレシピ8選をチェックしましょう。

ご飯がすすむ赤魚の煮付け

赤魚を使ったレシピには実にさまざまなものがあり、和風の味付けでも洋風の味付けでもよくマッチするのが魅力のひとつだと言えます。そんな赤魚のレシピのひとつとしてまず紹介したいのは、赤魚の煮付けです。赤魚の煮付けは赤魚を使ったレシピの中でも定番であり、赤魚を手に入れたらまず実践してみたい料理のひとつだと言えます。

赤魚の体色は赤ですが、身は白身でありかなり食べやすいという特徴があります。そのため、やや甘めで和風の煮付けにすると間違いのない美味しさになると言えますが、基本的にはいつも作っている煮付けのレシピを応用するだけでよいと言えます。赤魚の煮付けは、醤油・砂糖・みりん・酒・生姜という定番の調味料で美味しく作れそうです。

赤魚は冷凍物の切り身などであればそのまま活用できるので時短になりますが、煮付けを作る際にはまず既述の調味料をすべて鍋に入れて沸騰させましょう。そこに赤魚を入れてキッチンペーパーなどを落し蓋にし、弱火で煮込んでいきます。煮込む時間は大体15分を目安にし、赤魚の大きさや鍋の大きさも考慮して数分の調整を行いましょう。

あとはお皿に盛り付けて、輪切りの生姜を使っていた場合にはそれを赤魚の煮付けの上にトッピングして完成となります。もちろんこれだけで白米が進むこと間違いなしの簡単で美味しい煮付けの出来上がりとなりますが、同じ味付けでしいたけやインゲン、じゃがいもなどの具材も一緒に煮付けにすれば、より栄養価の高い食事となるでしょう。

風味豊かな赤魚の粕漬け

お伝えしたようなレシピで簡単に赤魚の煮付けは作れてしまうため、普段は他の白身魚で煮付けを作っているという人もぜひスーパーで赤魚をチェックして煮付けを作ってみてはいかがでしょうか?そんな赤魚を使った料理として続いてチャレンジしたいものとしては、粕漬けが挙げられます。粕漬けは、オリジナルの酒粕を使い美味しく作りましょう。

赤魚の粕漬けを作る際にも、赤魚は切り身の状態で簡単に活用できるので時短になりますが、やはり重要となるのは粕作りでしょう。粕作りは一見億劫に思えるものですが、案外簡単に作れてしまうので、この機会に粕作りも覚えてしまいましょう。まずは酒粕と料理酒を混ぜ合わせ、蓋をしないでレンジでチンし、よくかき混ぜておきます。

それから20度ほどの常温で2〜3日ほど寝かせたら、粕漬けの根幹をなす粕が完成します。このように案外簡単にできる上に赤魚以外のさまざまな魚に活用できることでしょう。そして完成した粕床に、赤魚を1日漬けておきましょう。その上でほどよく水で洗い流したら、あとは醤油の味付けで焼いたり、料理酒を活用して蒸したりするだけです。

酒粕に漬けておいた赤魚を料理酒で蒸し焼きにすればかなり風味豊かな粕漬け蒸しに仕上がりますが、フライパンでじっくりと両面を焼いた後にさっと醤油をかけて味付けするだけでも申し分ない赤魚の粕漬け焼きが完成します。塩焼きや煮付けが定番となっている赤魚料理ですが、粕床作りさえ億劫に思わなければ粕漬けも簡単に出来上がるでしょう。

素材の旨味そのままに赤魚の塩焼き

続いて紹介する赤魚の定番料理は、赤魚の塩焼きです。魚を使った定番料理の筆頭として挙げられる塩焼きは、日本全国でそれぞれ家庭の味がある料理として認知されています。そんな塩焼きは赤魚を使っても間違いなく美味しいものを作りやすいものですが、冷凍物の赤魚を使う場合にはまず半解凍する過程において切り込みを入れましょう。

塩焼きにするときには胴の部分と背びれ周辺に浅めの切り込みを入れておくことで美味しく作ることができますが、決して深すぎる切り込みを入れる必要はありません。あくまで浅めの切り込みにとどめ、赤魚をジップロックなどに再度入れ直してそこに水と一切れの昆布も加えます。こうすることで解凍しつつ赤魚に下味をつけられます。

下味をつけながらの解凍は冷蔵庫で丁寧にゆっくりと行うのがおすすめです。それから水気を切った上で赤魚に塩をすりこんでいきます。赤魚の塩焼きは焼く前の味付けはだしと塩だけでいたってシンプルですが、だからこそ魚本来の旨味を楽しめます。塩を満遍なくすりこんだら、あとは魚用グリルに入れて強火にはせずに塩焼きにしていきます。

火加減を強くしてしまうとどうしても焦げる原因になりかねないので、中火程度で8分程度焼くのがおすすめとなります。こうして赤魚の塩焼きは簡単に完成しますが、大根おろしやレモンあるいはすだち、そして醤油があればあとは美味しく楽しむことができます。塩焼きの調理過程の味付けはシンプルだからこそ、さまざまな薬味で楽しみましょう。

皮はパリッと中はふっくら赤魚のムニエル

赤魚の人気料理のひとつとして挙げられる塩焼きは、かなりシンプルな料理だと言えますが、塩焼きよりもやや複雑味のある味わいを楽しみたいという人にはムニエルもおすすめです。赤魚のムニエルは他の白身魚のムニエル同様にバターの濃厚な風味で楽しむことができ、塩焼きではやや物足りないという人にもおすすめの料理だと言えます。

赤魚は冷凍物の切り身など、塩焼きや煮付けを作るときと同じものを使用できるのも魅力的です。赤魚のムニエルを作るときにはまず赤魚を解凍して塩胡椒をふりかけ、さらに小麦粉をまぶします。塩胡椒も小麦粉も赤魚全体によくなじむようにふりかけ、ばらつきが出ないようにしましょう。それから、フライパンにオリーブオイルをひきます。

まずは赤魚をオリーブオイルで焼いていくことになりますが、両面にほどよく焼き目がつくくらいを目安に赤魚を焼いていきましょう。それからムニエルの根幹をなすバターの登場となり、焼き目がついたのを確認してから頃合いを見計らってバターを投入して、赤魚全体にしっかりと絡めていきます。バターの風味を全体に行き渡らせましょう。

あとは火を止めてレモンを上から絞ったら、赤魚のムニエルの完成となります。あとはお皿に盛り付けてから好みに合わせてパセリなどを振りかければ完成ですが、せっかくムニエルにするのであれば野菜なども付け合わせとして楽しみたいものです。塩焼き同様レモンがよく合うムニエルですが、塩焼きよりも濃厚でコクのある味わいを楽しめます。

とろ〜りアツアツ赤魚の甘酢あんかけ

ここまで赤魚を使った人気の料理として塩焼きや煮付けなどの和食、そして洋食の定番であるムニエルもみてきましたが、一風変わった赤魚の料理としては甘酢あんかけも挙げられます。甘酢あんかけは魚料理にも肉料理にも合う中華風の定番の味付けとなっていますが、人参やピーマンなど中華では定番の野菜も一緒に摂取できるのが魅力的です。

赤魚の甘酢あんかけを作る際にはまずたまねぎを薄切りにし、さらにピーマンと人参も千切りにしておきます。野菜はできるだけ薄く・細くカットしていくのがポイントとなります。それから赤魚に片栗粉をまぶしていきます。ジップロックなどに入れた状態で片栗粉をまぶしてから袋ごとふれば、全体に片栗粉がしっかりと行き渡るでしょう。

それからフライパンに片栗粉をまぶした赤魚を入れて両面を焼いていきます。両面にほどよい焼き色がついたら火を止めて一度取り出しましょう。それから続いて野菜を同じくサラダ油で炒めていきます。ほどよくしんなりしてきたら砂糖・酢・醤油・水を混ぜ合わせたものを混ぜ合わせます。それから、水溶き片栗粉も加えてとろみをつけます。

野菜炒めに全体的にとろみが出たら火を止めて、あとは取り出しておいた赤魚焼きに野菜とあんをかけて完成となります。甘酢あんかけの味付けでは赤魚だけでなくほかのさまざまな白身魚を楽しむことができますが、野菜も一緒に摂取できるヘルシーな料理として、ぜひ赤魚をゲットした際にも作ってみてはいかがでしょうか?

子供にも大人気!カリッと香ばしい赤魚の唐揚げ

お伝えしたように赤魚はシンプルな塩焼きにしてもバターの風味が豊かなムニエルにしても美味しい上に、甘酢あんかけなど中華風の味付けにもよく合うものです。赤魚は淡白ながらも歯ごたえがよい上に旨味も詰まっているので、実にさまざまなジャンルの料理にして楽しむことができますが、ぜひおやつ代わりにも楽しみたいのは唐揚げでしょう。

白身魚の中でも使い勝手がよい赤魚で唐揚げを作れば、子供がおやつ代わりとしても楽しむことができますし、白米との相性がよい上にお酒のおつまみにもなるでしょう。さまざまなシーンで大活躍間違いなしの唐揚げだからこそぜひ赤魚を活用して作りたいものですが、まずは赤魚は一口大にカットした上で塩胡椒と片栗粉をまぶしましょう。

それからフライパンに油を入れて加熱し、だいたい170〜180度ほどになったら片栗粉をまぶした赤魚を入れていきます。ほどよくきつね色になったら揚げ頃となるためフライパンから取り出し、キッチンペーパーなどで余分な油を切るようにしましょう。あとは揚げたてをそのまま食べてもよいですし、レモンを絞ってもよいでしょう。

こってりめの唐揚げだからこそ爽やかなレモンの果汁との相性ももちろん抜群ですが、やや塩気が足りないという場合にはポン酢で唐揚げを食べるのもアリだと言えます。赤魚は実にさまざまな料理で活用できる汎用性の高い白身魚ですが、唐揚げにすれば間食代わりに楽しめる上にお弁当のおかずにもなるので、ぜひ作ってみてください。

栄養満点!赤魚と野菜のスープ煮

赤魚はその旨味をシンプルに引き出すために塩焼きにしたり煮付けにしたりするのもおすすめですが、実は汁物にも簡単に活用することができます。特にスープ煮にする際にはたっぷりの野菜も摂取できるので栄養面的にもかなりおすすめとなりますが、小さい子供に食べさせるスープとしてもおすすめですし、風邪を引いたときにもおすすめです。

赤魚のスープ煮のスープ作りは、水・スパイス・野菜ジュース・中華のもとなどを組み合わせるとバランスのよいあっさりめの味わいに仕上がります。野菜ジュースを活用することで甘みも楽しめますが、使用するスパイスの種類によって風味は異なるので、自分好みの組み合わせをみつけるのもよさそうです。

それから、隠し味として梅干しなどを加えたレシピも美味しいと評判になっています。このように好みで組み合わせたスープをまずは煮立たせ、そこに好きな野菜を投入します。いちょう切りにした大根を入れれば味噌汁のような感覚で楽しむこともできますが、ちょっと高級感のある中華風のスープ煮にするときにはチンゲンサイがおすすめです。

好きな野菜を入れてから5分ほど煮込んだら、赤魚を入れてさらに煮込んでいきます。赤魚を入れてから大体10分ほど煮込んだら、スープ煮の完成となるでしょう。このレシピは野菜ジュースを使用したものですが、ミネストローネ風にトマトを中心としたスープで楽しむのもアリですし、和風だしで味噌汁風に味わうのもアリかもしれません。

チーズ好きにはたまらない!赤魚のチーズ焼き

ここまで塩焼きや煮付け、ムニエルなどの定番料理に加え一手間かけて簡単に楽しめるスープ煮などもチェックしてきました。そんな赤魚は実はチーズとの組み合わせもよく、普段はシンプルに赤魚の旨味を味わっているという人も、チーズと赤魚をうまく組み合わせればなかなか新しい感覚で赤魚を味わえるかもしれません。

赤魚は食べやすい大きさにカットして水気を拭き取っておきます。また、一緒にチーズ焼きにする野菜がある場合にはできるだけ火が通りやすい細切りなどにしておきましょう。赤魚と一緒にチーズ焼きにするおすすめの野菜としては、パプリカや玉ねぎなどが挙げられますが、自分の好みに合わせてきのこなどを組み合わせるのもよいでしょう。

それから耐熱皿にオリーブオイルを薄く塗っておきます。そこに赤魚の切り身を重ならないように並べ、その上に野菜も並べていきます。そこにスライスチーズをかぶせるようにのせてからパン粉を適量ふりかけます。さらにそこにオリーブオイルを加え、あとはオーブンで焼いていきます。途中でアルミホイルをかぶせ、焦げを防ぎましょう。

アルミホイルをかける前後合わせて15分程度加熱したら取り出して好みでブラックペッパーやパセリ粉末などを振りかければ、完成となります。赤魚をチーズで食べるという発想はあまりないかもしれませんが、実は他のレシピと同じくらい簡単にできる上にいつも食べている赤魚とはまた印象の異なる味を楽しめるので、ぜひトライしてみましょう。

赤魚の栄養価は?

ここまで赤魚とはどのような魚であるのかに加え、赤魚を使った簡単で美味しいレシピについてみてきました。赤魚はスーパーなどで冷凍物が一般的に売られているものですが、汎用性が高くシンプルな塩焼きからちょっとこだわったチーズ焼きやスープ煮などでも楽しめます。そんな赤魚の栄養価は、果たしてどうなっているでしょうか?

赤魚の栄養価

赤魚は使い勝手がよい白身魚として一般家庭でも重宝されている食材のひとつですが、実はカロリーが低い上に高タンパクの魚として知られています。100gあたりで100kcalほどとなっている赤魚ですが、脂身がそこまで多くないもののしっかりとした歯ごたえがありタンパク量の割合も高いため、不足しがちなタンパク質補給にも向いています。

タンパク質以外にもビタミンやミネラル類がバランスよく含まれているのが、赤魚のメリットだと言えます。赤魚に含まれるビタミン類としては、血液中の赤血球形成に欠かせないビタミンB12や高い抗酸化作用のあるビタミンEなどが挙げられます。他にもナイアシンなどが多く含まれていますが、マグネシウムなどのミネラル類も豊富です。

また、魚類に豊富に含まれている脂肪酸であるDHAやEPAなども、他の魚同様に赤魚には含まれているのが魅力的でしょう。これらの成分は脳の働きを維持したり、血液の病気を予防したりするのに役立つ成分として知られていますが、使い勝手がよくさまざまなおかずに早変わりする赤魚から摂取できるのは非常に魅力的だと言えます。

このように、赤魚はタンパク質やビタミン、ミネラル類をバランスよく含んでいるなど、栄養面的にもかなり魅力のある食材だと言えます。カロリーや脂質の量はそこまで多くない上に既述の通り色々なジャンルの料理で楽しめるため、ぜひ栄養価も高い赤魚を日常的に楽しんでみてはいかがでしょうか?

赤魚は妊婦さんが食べても大丈夫?

赤魚は使い勝手がよいだけでなく栄養価も高いという特徴があり、家庭でも重宝すること間違いなしの食材だと言えます。そんな赤魚に関しては妊婦さんが食べても大丈夫なのか心配だという人も多いと思いますが、赤魚に限らず魚類は含有している水銀のために妊婦さんが大量摂取するのは危険だとも言われています。

水銀を妊婦さんが摂取してしまうと胎児の成長を妨げかねないため、妊婦さんにとって赤魚を一度に大量に摂取するのは危険だと言えるかもしれません。しかし、これはあくまで赤魚などの魚を大量に食べて場合の話であり、常識的な範囲内であれば妊娠中でもほどよく赤魚を食べることは可能だとされています。

もちろん水銀の影響は赤魚だけに限らず他の魚からも受けてしまうため注意が必要だと言えます。もちろん妊娠中は赤魚に含まれている水銀だけでなく、カフェインの摂取など他にも注意すべき点があるので、総合的に食生活を見直すのが望ましいと言えるかもしれません。

赤魚は離乳食に向いている?

赤魚は妊娠中の大量摂取には注意したいものですが、赤魚には離乳食に活用できるというメリットもあるようです。離乳食に鮮魚などを用いるのはできるだけ避けたいものですが、お伝えしたように赤魚は塩焼きや煮付けなどにして楽しむことも可能となっており、さらに赤魚はタンパク質などを含め栄養が豊富なので、離乳食向きと言えます。

離乳食の際にはアレルギーの心配などもあるかもしれませんが、赤魚は他の食材などに比べてアレルギーのリスクは低いようです。白身魚は全般的に離乳食に活用できるという利点があるものですが、赤魚をできるだけ柔らかい状態にまで調理すれば、赤ちゃんでも食べやすい上に赤魚の旨味も逃さずに楽しめるので、かなりおすすめだと言えます。

すでに紹介したように赤魚はスープ煮などにしても楽しむことが可能となっていますが、できるだけ柔らかく赤魚を煮込んだ上で化学調味料などを使わずに優しい薄味でスープを作れば、離乳食として活用できることでしょう。大人にとっても使い勝手がよい赤魚ですが、ぜひ離乳食として子供にも与えてみてはいかがでしょうか?

赤魚のいろんな料理を味わおう!

今回は、気になる赤魚と他の魚の違いや赤魚を使った人気のレシピを掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?赤魚はアコウダイの別名のようですが、メヌケはアコウダイを含む魚の総称であることもあればアコウダイとメヌケを区別することもあるので注意が必要です。いずれにしても、赤魚は色々なレシピで美味しく楽しめるようです。

赤魚は定番の煮付けや塩焼きはもちろん、他にもさまざまなレシピで楽しめる上に比較的離乳食にも向いた食材だと言えるので、ぜひ思い思いの形で楽しむことができさまざまなシーンで活躍しそうです。赤魚は栄養価も高い上に食味もよいため多くの人に好まれていますが、他の魚との違いも理解しながらぜひ食卓で楽しんでいきましょう。

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