とり野菜みそを使った人気アレンジレシピ!マツコも絶賛した味とは?
みなさん「とり野菜みそ」を知っていますか?石川県発祥のご当地みそなのですが、あまりにも人気なので「マツコの知らない世界」でも取り上げられ、全国的に爆発的人気商品となりました。売り切れ店も続出で、インターネットでも取引されています。とり野菜みそはもともとは鍋用のおみそなのですが、石川県では鍋以外にも色々アレンジされた料理レシピが各家庭であるそうです。マツコも絶賛したとり野菜みそを使ったアレンジレシピを紹介します。
目次
とり野菜みそって?
とり野菜みそは、大豆と米麹から作られる米みそに独自の製法で調合される数種類の香辛料や調味料をふんだんに混ぜ合わせた調味味噌です。今では、石川県では知らない人がいないくらい大人気の「とり野菜みそ」ですが、その発祥は古く、江戸時代まで遡ります。
北前船の廻船問屋を経営していたまつや初代当主松屋和平は、航海の中で体を壊してしまう船員を気遣い、船員の健康を守る野菜や魚介をたくさん入れた栄養たっぷりの鍋を作りました。その時に調合したみそがとり野菜みその原型だったと言われています。その時に作られた鍋レシピを参考に昭和34 年に「まつや」が創業されました。現代風にアレンジされた味噌出汁が人気となり、石川県中に広まりました。
現代でマツコの番組でとり野菜みそが取り上げられ、マツコがあまりにも美味しそうに食べるので、全国の主婦の心をわしづかみにし、石川県以外でも全国的に大人気の商品となりました。とり野菜みそは鍋料理に使っても美味しいですが、鍋以外でもアレンジが自由なので石川県の各家庭ではとり野菜みそのアレンジレシピが頻繁に用いられており、まつやのホームページや各料理サイトでも公開されています。
とり野菜みその由来
とり野菜みそと聞いて鶏肉を連想する人も多いと思いますが、とり野菜みその「とり」は鶏肉の意味ではありません。江戸時代にまつや初代当主が船員に野菜や栄養をしっかり摂ってほしいという想いから「とり」と名づけられたようです。とり野菜みその名前の由来はまつや初代当主の優しさからつけられた名前だそうです。
マツコも絶賛とり野菜みそ
2016年1月26日にマツコ・デラックスの冠番組「マツコの知らない世界」でとり野菜みそが放送されました。マツコの番組以外でも「秘密のケンミンショー」でも取り上げられたことがあるそうです。マツコの番組ではお勧め食材として水菜、春菊、白菜、鶏もも肉、長ネギ、豆腐、ニンジン、つみれ、切り干し大根が紹介されました。マツコは切り干し大根を入れることに驚いていましたが、食べて美味しすぎてびっくりしています。
あまりにもマツコがおいしそうに食べ、大絶賛したことから、販売元のまつやのホームページが一時接続するのが困難になったそうです。その後すぐにとり野菜みそが注文から発送まで1週間以上かかるという大人気ぶりとなりました。
とり野菜みその種類
まつやにはとり野菜みそだけでなく、とり野菜みそのアレンジ商品がいくつか販売されています。とり野菜みそアレンジ商品を紹介します。
とり野菜みそ
定番のとり野菜みそです。いろいろな食材とよく合い、鍋以外でも色々な使い道がある万能選手です。どんな料理でもあわせることができるので、アレンジレシピを考えてみましょう。
ピリ辛とり野菜みそ
とり野菜みそにまつや特製の豆板醤がはいったみそです。深いコクとピリッとした辛さが特徴です。豚肉やキノコ類、ラーメンともよく合います。
とり野菜みそだれ
とり野菜みそをアレンジした万能のみそだれです。とり野菜みその味わいはそのままに料理に深いコクと味わいを与えます。ステーキや野菜炒め、カレーライスの隠し味にも使えます。使い方は無限大なのでアレンジレシピの幅が広がりそうです。
とり野菜みそぞうすい
とり野菜みその締めに食べるあの雑炊が手軽にできる商品です。最後に残った出汁で作る雑炊がご飯にとり野菜みそ雑炊の素をかけてお湯をそそぐだけと簡単にできます。忙しいけど雑炊だけ食べたいという人にはうってつけの商品かと思います。
とり野菜みそ酢味噌
とり野菜みそに白みそをブレンドしたアレンジ商品です。酸味が加わったことで、野菜サラダや和え物似も使え、餃子のたれとしても最適です。
とり野菜みそゆず胡椒鍋
とり野菜みそに金沢で栽培された柚子が合わさって、より深い味わいになったいます。胡椒のピリッとしたアクセントが鍋料理にアクセントが加わります。食欲増進間違いなしの鍋のみそとなっています。
とり野菜みそ人気鍋レシピ
それでは、とり野菜みそを使った人気鍋レシピを紹介していきます。どの鍋も冬の寒い時期だけでなく、夏の暑い時期もみんなとワイワイ汗をかきながら楽しんでもらえると思います。
とり野菜みそ人気鍋レシピ:切り干し大根鍋
まずは「マツコの知らない世界」でマツコが大絶賛した、切り干し大根を使った鍋を紹介します。4人分の材料は、とり野菜みそ1袋、水約600㏄、鶏もも肉300g、水菜1束、春菊1束、白菜1/4、長ネギ1束、豆腐1丁、人参1本、つみれ適量、切り干し大根適量。みそにはしっかりとした味がついているので、風味がケンカしないようにあっさりとした材料が合うと思います。
下準備は具材を一口大に切ります。水600㏄を入れて沸騰させます。ここで先にとり野菜みそを入れるか、具材を入れてから入れるかはお好みです。鶏もも肉を先に入れて十分に火が通ったら野菜、切り干し大根、つみれをスプーン等で一口大にして入れて煮込みます。火が通ったら出来上がり。お好みで豆板醤を入れたり、ピリ辛のとり野菜みそで味付けをしても美味しいです。
とり野菜みそ人気鍋レシピ:とり野菜みそほうとう
山梨県の郷土料理のほうとうを石川県のとり野菜みそをベースに作ってみました。とり野菜みその複雑な風味がほうとうと見事にマッチします。4人分の材料は、とり野菜みそ1袋、水600㏄、豚切り落とし肉1パック、大根適量(できれば源助大根)、人参1本、カボチャ1/2個、シイタケ4~6枚、長ネギ1本、ほうとう2袋です。
作り方は、大根・人参はいちょう切り、白菜はざく切り、シイタケはスライスし、長ネギは1口大の斜め切りにします。カボチャは一口大に切ります。鍋に水600㏄を入れ、とり野菜みそを入れてよく溶かします。とり野菜みそがよく溶けたら、煮えにくい野菜から順番に入れていきます。煮たったら豚肉を投入し、落し蓋をして中火にして、具材が柔らかくなるまで煮込みます。
十分に煮込めたらほうとうの生麺を菜箸でほぐしながら入れます。時折かき混ぜながらしっかりと火が通るまで煮込めば完成です。とり野菜みそは野菜をたくさん入れることで美味しくなりますので、野菜がたくさんのほうとうによく合います。
とり野菜みそ人気ご飯アレンジレシピ
とり野菜みそは鍋だけではありません。ご飯に混ぜても美味しいです。次はご飯を使ったとり野菜みそアレンジレシピを紹介します。
とり野菜みそ人気ご飯アレンジレシピ:とり野菜みそチャーハン
とり野菜みそのみその味わいがチャーハンにもぴったりです。とり野菜みその深いコクがチャーハンを1ランク上の料理にしてくれます。4人分の材料は、ご飯800g、ネギ2本、ツナ缶1個、卵2個、とり野菜みそ大さじ3、サラダ油大さじ1です。
作り方は、ネギは小口切りし、ツナは油を軽く切っておきます。フライパンを熱して、サラダ油大さじ1を回し入れます。ネギとツナを炒め香りが出たら溶いた卵を加えてさらに炒めます。卵が半熟のうちにご飯を加えご飯と他の具がしっかりと混ざるようにします。とり野菜みそを大さじ3を入れみその焦げた香りが立てば出来上がりです。
お好みでとり野菜みそを豆板醤入りのピリ辛にアレンジしたり、出来上がりの直前に少量のごま油を回しかけても美味しいです。
とり野菜みそ人気ご飯アレンジレシピ:焼きおにぎり
次のとり野菜みそご飯アレンジレシピは、「焼きおにぎり」です。とり野菜みそとご飯の焦げた香りが食欲を増進させること間違いなしです。おにぎり4個分の材料は、とり野菜みそ大さじ1、砂糖小さじ1、しょう油小さじ1、みりん小さじ1、料理種小さじ1、ゴマ適量(混ぜる分と後から振りかける分)、炊き立てのご飯2合です。
作り方は、ご飯をやや固めに炊きます。とり野菜みそ、砂糖、みりん、しょう油、料理酒、ゴマを混ぜ合わします。フライパンにクッキングシートを敷き、おにぎりを乗せます。中火でおにぎりの表面に軽く焦げ目ができるまで焼いていきます。両面同じように焦げ目をつけてください。はけを使いおにぎりの表面に合わせたみそを塗ります。みそが少し焦げて香ばしい香りが出たら出来上がりです。
お好みで後からゴマをふりかけたり、しそを巻いたりしても美味しいです。みりんの分量を少し多めにすると、コクと甘みが増すのでよかったら試してみてください。また、はじめからご飯と調味料を混ぜ込んでから焼くアレンジも美味しいのでおすすめです。
とり野菜みそ人気ラーメンアレンジレシピ
みそを使ったラーメンは札幌ラーメンが人気ですが、とり野菜みそを使ったラーメンも負けじと美味しいです。あまりにも美味しいのでインスタントラーメンとして発売されたほどです。とり野菜みそを使ったアレンジラーメンレシピを紹介します。
とり野菜みそ人気ラーメンアレンジレシピ:ピリ辛とり野菜みそラーメン
ピリ辛とり野菜みそを使ったラーメンアレンジレシピです。暑い時期に食べるとスタミナがつきそうです。2人分の材料は、中華麺2玉、豚バラ肉150g、人参1/5本、もやし1/2袋、小松菜3株、まつやとり野菜みそお好みの濃さで適宜、中華だし大さじ1、しょうが少量、ニンニク少量、長ネギ適量、酒大さじ2、水800㏄です。
作り方は、鍋に豚バラ肉を入れて少し炒めます。油が出てきたとこらで豚肉を取り出し、しょうが、にんにく、長ネギを加え、水と酒を入れてスープを作ります。でてきたアクは取り除いてください。アクがとれたら、ニンニク、ショウガ、長ネギを取り出し、中華だし、とり野菜みそを加えてひと煮たちします。スープが煮立ったら、人参、もやし、小松菜を加え火を軽く通します。
茹でたラーメンを丼に盛りつけ、スープを注ぎ、野菜をのせれば完成です。食べる直前にごま油やラー油を注げば、香りが引き立ちます。ピリ辛のとり野菜みそではなく、普通のとり野菜みそを使っても美味しいです。野菜を変えることでアレンジが広がります。
とり野菜みそ人気炒め物アレンジレシピ
次に紹介するのは、とり野菜みそをつかった炒め物アレンジレシピです。とり野菜みそに火を入れると香ばしい美味しそうな香りがすることは他のレシピでも紹介しました。野菜炒めやホイコーローなどにとり野菜みそを使っても簡単で美味しく作ることができます。特に人気の炒め物レシピを紹介します。
とり野菜みそ人気炒め物アレンジレシピ:こんにゃくと夏野菜の炒め物
季節の野菜やこんにゃくをとり野菜みそと一緒に炒め、彩りも美しい炒め物レシピです。ビールに合いそうな人気のメニューです。4人分の材料は、とり野菜みそ大さじ2、板こんにゃく1枚、ピーマン1袋、パプリカ1個、水煮のヤングコーン5~6本、しめじ1パック、みりん大さじ1、サラダ油大さじ1です。
作り方は、板こんにゃくは薄切りにスライスし、ピーマンとパプリカは縦半分に切ってから種を取り出し、縦に細く切ります。ヤングコーンは斜めに半分に切り、しめじは石づきをとっておきます。フライパンに油を入れずにこんにゃくを炒め、火が通ったらサラダ油を加えます。ピーマンとパプリカを先に炒め、しんなりしてきたら残りの野菜としめじを入れ更に炒めます。
とり野菜みそとみりんを混ぜ合わせた調味料を鍋肌より回し入れます。味を材料全体に馴染ませたら完成です。見た目の美しさと、こんにゃくの食感が特徴的です。肉が入っていないのでヘルシーです。ボリュームを足したければ、こんにゃくの代わりに豚肉を入れても美味しいです。
とり野菜みそ人気炒め物アレンジレシピ:茄子と豚肉のとり野菜みそ炒め
次に紹介するとり野菜みそ人気アレンジレシピは、「茄子と豚肉のとり野菜みそ炒め」です。茄子と油、みそは昔からの鉄板メニューです。油のすった茄子がみそと絡むとジューシーさを何倍も増します。さらに豚肉にも甘辛いみそ味がよく合います。ご飯がよくすすむメニューです。
4人分の材料は、茄子8個、薄切り豚バラ肉200g、赤唐辛子2本、とり野菜みそ大さじ2、料理種大さじ2、砂糖大さじ1/2、白ごま少々、サラダ油大さじ1/2です。作り方は、豚肉は3㎝幅に切ります。赤唐辛子は縦に半分に切り、余分な種は丁寧に全部除きます。茄子はヘタを落とし、一口大の乱切りにします。
フライパンにサラダ油を入れて熱します。まず、豚肉と赤唐辛子を入れ、豚肉の脂が出てきたら、茄子を入れます。油がはねないように蓋をして、時々フライパンを揺すり茄子を転がしながら茄子が柔らかくなるまで約3~4分間炒めます。とり野菜みそ、酒、砂糖を混ぜ、鍋肌から回し入れます。みそと具材を絡めながら炒めます。食べる直前にお皿に盛り、白ごまを振りかければ完成です。ピーマン・しし唐を加えても美味しいです。
とり野菜みそレシピで美味しい食卓を
マツコが番組で取り上げる以前からとり野菜みそは石川県のいわばソウルフードとして地位を築いてきました。とり野菜みそは鍋としてはもちろん、鍋以外のアレンジレシピも簡単で美味しく食べることができます。今回紹介したラーメンや炒め物、ご飯ものはどれも美味しくて人気のレシピです。とり野菜みそは野菜を美味しく食べられるように作られています。みなさんもとり野菜みそで元気にもりもり野菜を食べましょう。