うなぎのタレの作り方は?レンジを使った簡単レシピと代用アイディア!

毎年土用の丑の日が近づくと香ばしく焼けたうなぎのかば焼きを食べたくなります。うなぎやさんの前を通るとあのたれの匂いについつい誘われて店に入ってしまいます。たまにはおうちでうなぎのかば焼きを作ってみたいですね。ちょっと難しそうに思えるうなぎのたれが実は簡単に自宅でつくることができます。うなぎ以外の魚のかば焼きの作り方やちょっとだけ余ってしまううなぎのたれの使い方と市販のめんつゆをたすだけでうまみが増すたれの作り方を紹介します。

うなぎのタレの作り方は?レンジを使った簡単レシピと代用アイディア!のイメージ

目次

  1. 1うなぎのかば焼きとたれのルーツは?
  2. 2うなぎのたれ作り方を紹介
  3. 3老舗のうなぎかば焼きのタレ
  4. 4レンジでうなぎのかば焼きをおいしくしよう!
  5. 5電子レンジを使ったうなぎのたれの作り方は簡単
  6. 6電子レンジで作るうなぎのたれ丼2選
  7. 7うなぎ以外の魚で代用アレンジ作り方3選
  8. 8うなぎの代用アレンジかば焼き作り方はこれだ!3選
  9. 9うなぎのたれを使ったアイデアレシピ
  10. 10まとめ:うなぎのたれの作り方を知ってオリジナルのかば焼きを作ってみよう!

うなぎのかば焼きとたれのルーツは?

土用の丑の日が近づくとうなぎのかば焼きが食べたくなりますが、そもそもうなぎのかば焼きが食べられるようになったのはいつごろだったのでしょうか?それは元禄時代前半だといいます。大久保今助は芝居小屋の資金提供をする金主でした。芝居がかかっている間はいつも鰻のかば焼きを取り寄せて食べていました。しかしかば焼きが時と場合によって冷めてしまうことに不都合を感じていました。

そこで小屋の者に炊きたての飯をもらい、冷めたかば焼きを乗せてみたらおいしかったことで取り寄せ先の大野屋に注文するようになりました。こうしてうな丼やうな重が誕生しました。そしてかば焼きに必要なうなぎのたれの基本はしょうゆとみりんですが、各うなぎやがかば焼きにかけるたれにもこだわるようになりました。現代は手軽にうなぎのたれも手に入るようになりました。

 

うなぎのたれ作り方を紹介

うなぎのたれの作り方:しょうゆベース

しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1と1/2、砂糖大さじ2、酒50ccは鍋に入れて煮立たせます。調味料が半分くらいになるまで弱火でかき回せながら煮詰めます。砂糖がしっかり溶け切らないと煮たたせているうちに焦げてしまうので注意して加熱しましょう。

うなぎのたれの作り方:めんつゆ

フライパンや底が広い鍋を使います。しょうゆ大さじ4、だし醤油小さじ2、めんつゆ大さじ1、ざらめ20g砂糖10g、みりん20cc、酒50ccを鍋に入れます。弱めの中火で加熱して泡のようにふいてきたら火を止めてできあがりです。焼いたうなぎをつけこんでたれを絡めます。めんつゆを加えることでまったりとしたかば焼きを味わえます。

うなぎのたれの作り方:すき焼きのたれ

市販のすき焼きのたれには、うなぎのかば焼きなどに含まれる材料が配合されています。すき焼きのたれのみでかば焼きのたれとして使用できます。かつおなどのエキス入りと材料に記載されていますが、魚や肉の素材のじゃまをしていません。とろみを付けたいときはすき焼きのたれ50ccに対して小さじ1/4の片栗粉を加えてよく混ぜて魚のかば焼きにかけて焼きます。すき焼きのたれ1本で調理できるのはうれしいです。

老舗のうなぎかば焼きのタレ

老舗のうなぎ屋さんはうなぎのタレをつぎ足している

「老舗のたれはつぎ足している」という言葉をよく街中で目にします。つぎ足すなんて衛生面で大丈夫なのかと思います。定期的に火をいれれば菌の繁殖は抑えられますが、高温になると味が変わってしまうという欠点があります。店では焼いたうなぎをたれに浸します。

この過程が低温殺菌につながっているのです。そして多くのうなぎやさんは定期的にたれや、たれを入れた壺のメンテナスを行っています。うなぎのかすなどをろ過してたれを壺に入れなおしているのです。

市販のたれでもおいしくなる

日本酒200ccを強火にかけてアルコールを飛ばします。そこへ砂糖、しょうゆを各大さじ5杯とみりん大さじ5も加えて中火でぶつぶつ煮込みます。ここへ市販のたれ80ccを入れてます。約10分ほど煮て火を止める直前に2センチ角の出し昆布を2枚入れます。冷ましたら密閉容器に移して冷蔵庫で1日ねかせます。このたれはうなぎ以外の魚や豚肉のかば焼きにも利用できます。

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レンジでうなぎのかば焼きをおいしくしよう!

レンジで上手に温めるには

耐熱皿に割りばしを2本、少し間をあけて並べます。市販のうなぎのかば焼きは皮を下にして割りばしの上に置きます。付属のたれと酒大さじ2杯のをふりかけてラップをせずにレンジで約1分加熱します。目安は1尾につき500wで約1分、600wで約50秒です。ひと手間かけることでふっくら香ばしいおいしさになります。

オーブンシートを利用したうなぎの温め方

オーブンシートは表面にシリコンやテフロンがコーティングしてあります。水蒸気は通すけれど水は通さないので食材が水っぽくなることを防いでくれます。レンジでうなぎを温めるには便利なアイテムです。予めうなぎに日本酒を少しふりかけて置き、シートにくるみ500wで1分から1分半くらい温めます。オーブンシートを利用することで、余計な水分が飛びおいしく仕上がります。

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電子レンジを使ったうなぎのたれの作り方は簡単

2人分のたれの材料は、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ2、みりん大さじ2をすべて混ぜます。600wのレンジで1分加熱をします。ここで一度とりだしかき混ぜます。さらに2分加熱してできあがりです。もしとろみが足りないと感じたらさらに30秒ほど加熱します。夏場など暑いときにはうれしい調理方法です。

うなぎのたれを簡単に作る方法はレンジを使うことです。耐熱容器にしょうゆ、みりん、酒を各大さじ3と砂糖大さじ1、はちみつ小さじ1を入れてよくかき混ぜます。そこへ顆粒だしを小さじ1/4も加えてさらによくまぜます。500wのレンジで約2分加熱して、一旦取り出しさらによく混ぜて2~3分加熱します。軽くとろみがついたら出来上がりです。はちみつを加えることでこくが出ます。

電子レンジで作るうなぎのたれ丼2選

レンジで温めたうなぎ丼の作り方

スーパーで購入したうなぎのかば焼き1人前を耐熱皿にのせて酒小さじ2杯をうなぎにかけます。ラップをして600wのレンジで1分ほど温めます。ご飯を丼や重箱に入れて温めたうなぎをのせましょう。ひつまぶし風の盛り付けもおすすめです。

レンジを活用うなぎのたれかば焼き丼:野菜

うなぎの代用に使える、なすのかば焼きはさっぱりした味わいが特徴です。作り方はなすをよく洗い、皮をむきます。600wのレンジで約1分半加熱して菜箸などで縦に2,3本裂け目を入れます。熱したフライパンに油をひき、両面焼き色をつけます。砂糖大さじ2~3、しょうゆ大さじ3、みりん大さじ3をよく混ぜて焼き色がついたなすに絡めてできあがりです。好みで粉山椒やきざみのりをそえます。

うなぎ以外の魚で代用アレンジ作り方3選

<1>ウナギ以外の魚でかばやき:白はんぺん

はんぺんは白身魚のすり身なのでうなぎの代用にむく食材です。たんぱくな味のはんぺんにこってりした甘辛たれがよく合います。鍋にみりん大さじ1/2、酒大さじ1/2を入れて沸騰させます。一旦火を止めて水大さじ1、しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ1/2も加えて中火で沸騰させてとろっとしてきたら火を止めます。はんぺん1枚はトースターでこんがり焼きます。食べやすい大きさにカットして煮詰めたたれをかけて完成です。

<2>うなぎ以外の魚でかば焼き:ちくわ

ちくわの材料はすけとうだらやほっけなどの魚が使われています。ちくわをうなぎの代用として使ってみましょう。ちくわは切り開き、竹串でうなぎのかば焼きのようにします。フライパンで焼き色をつけます。しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1と1/2を混ぜておきます。焼けたちくわに塗って両面をさらに焼くと香ばしくなります。

<3>うなぎ以外の魚のかば焼き丼の作り方:魚の缶詰

さんまの缶詰を利用して作るかば焼き丼は大変手軽です。缶詰はそのままでもおいしいのですが、ここでひと手間がとてもおいしくなります。湯を沸かして火を止めます。缶詰を鍋にいれて5分ほど浸しておきます。湯せんをすることによりじわじわ温めるので均等に中身を温めることができます。

熱したフライパンに割りほぐした卵を入れ半熟になるまで触らず、そのあと一気にかきまぜて、ご飯が入った丼にのせて、温まったさんまをのせます。

うなぎの代用アレンジかば焼き作り方はこれだ!3選

ウナギの代用アレンジ:いわしのかばやき

鰯は手開きして水でよく洗います。水気はしっかりふきとり酒をふりかけます。片栗粉をまぶして多めの油をしいたフライパンで両面焼きます。火を弱め、めんつゆ大さじ2、おろししょうが1かけ分みりん小さじ1を鰯に回しかけます。汁気がなくなり照りがでてきたら出来上がりです。仕上げに粉山椒をふりかけると香りがでて食欲をそそられます。

うなぎの代用アレンジ:さんま

三枚におろしたさんまの大きな骨を抜きます。切り身に塩をふり、キッチンペーパーで水気をしっかりふき取ります。小麦粉と片栗粉を大さじ1づつ混ぜてさんまに振ります。フライパンに多めの油を敷きめんつゆ大さじ1、水大さじ1とおろししょうが小さじ1を入れて煮絡めます。ご飯の上にたれを絡めたさんまを乗せます。温泉卵を乗せるのもおすすめです。

うなぎの代用アレンジ:パンガシウス

パンガシウスという名前は聞きなれませんが、南アジア一帯にいるナマズの一種です。うなぎの代用となるかもしれないと話題になっています。パンガシウスの切り身は皮目を下にしてしっかり焼きます。裏返して焼き目がつくまで火を通します。しょうゆ、酒、みりん大さじ2と砂糖大さじ1を鍋に入れて煮詰めます。焼けたパンガシウスにたれを絡めてできあがりです。

うなぎのたれを使ったアイデアレシピ

うなぎのタレアレンジレシピ:う巻き卵

うなぎのタレはいろいろな料理にアレンジできます。うなぎのたれを使って簡単にう巻き風卵焼きができます。てんかすに鰻たれを大さじ2を混ぜてレンジで20秒加熱します。そこに鰻のたれを大さじ1を加えて混ぜます。卵を3個割りめんつゆ大さじ1を混ぜます。卵焼き器に卵液を流しいれてそこに加熱したてんかすをのせて卵を巻きます。形を整えてできあがりです。

うなぎのタレアレンジレシピ:焼きおにぎり

市販の麺つゆをプラスしたうなぎのたれでやきおにぎりがおいしくなります。もち米と白米を1:2で混ぜて炊きます。炊き上がったらおにぎりにしてフライパンで焼きます。うなぎのたれと酒を大さじ2、みりん大さじ1と市販のめんつゆ大さじ1をよく混ぜておきます。おにぎりに焼き色がついたら半分の量のたれを回しかけます。おにぎりをひっくり返して残りの半分をかけます。海苔でおにぎりを巻いてできあがりです。

まとめ:うなぎのたれの作り方を知ってオリジナルのかば焼きを作ってみよう!

うなぎの専門店でかば焼きを食べるのもよいですが、スーパーで買ったうなぎのかば焼きを自宅で調理してみてもよいのではないのでしょうか。うなぎのかば焼きにひと手間加えておいしいかば焼きが出来ます。またうなぎの代わりに手ごろな食材を利用するのもおすすめです。色々なたれを作ってバリエーションをかえてみてはいかがでしょうか?

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