玉ねぎヨーグルトに納豆をプラスで痩せ酸アップ？作り方と効果を調査！

玉ねぎ、ヨーグルト、納豆、この3つの単語は聞いただけで健康管理によさそうなイメージが沸きます。人によってはそのままダイエットのイメージに直結するでしょう。実は最近この3つを 組み合わせた料理がダイエット界でたいへん話題になっています。その名は「玉ねぎヨーグルト」。今回は健康管理とダイエットに最適な玉ねぎヨーグルト、そして納豆を追加した玉ねぎヨーグルトについて作り方など紹介します。

玉ねぎヨーグルトは日本テレビで毎週木曜夜7時から放送している、「損する人得する人」の 2017年12月14日放送回で紹介され話題になりました。発信起源はワニブックスから2017年7月に出版された井上裕美子さん、木村郁夫さん著「玉ねぎヨーグルト」です。

著者の井上裕美子さんは東京調理師専門学校卒業後、フードコーディネーターとして活躍している方です。他にも本を出版されています。同じく共同著者の木村郁夫さんは東京農工大学大学院農学研究員応用生命科学専攻テニュアトラック特任准教授であり、腸内フローラ研究のトップリーダーとして活躍されています。

玉ねぎヨーグルトは玉ねぎの血液をサラサラさせる効果と、ヨーグルトの腸内環境を整える効果を組み合わせるとより、相乗的な効果を発揮し健康管理に役立つと言われています。玉ねぎヨーグルトの具体的な効果は、便秘解消、ダイエット効果、免疫力アップ、美肌効果の4つです。

便秘解消に必須なのは食物繊維です。玉ねぎには水溶性食物繊維のイヌリンが多く含まれています。またヨーグルトに含まれたビフィズス菌と乳酸菌の効果もあり、腸内環境を良くしてくれます。イヌリン、ビフィズス菌、乳酸菌の効果で腸内環境が良くなるため便秘が解消できるのです。 玉ねぎヨーグルトは腸内環境の健康管理に最適と言える食べ物です。腸内環境を整えることで他にも良い影響があります。

玉ねぎヨーグルトに含まれたビフィズス菌、乳酸菌によって腸内細菌が活性化され、その腸内細菌が同じく玉ねぎヨーグルトに含まれたイヌリンを得ると短鎖脂肪酸を生み出します。この短鎖脂肪酸は「痩せ酸」と呼ばれ、腸の働きを活性化させたり、代謝をあげたり、脂肪の吸収を抑える効果や、食欲を抑える効果があります。そのため、玉ねぎヨーグルトにはダイエット効果があると言われるのです。

他にも玉ねぎヨーグルトには免疫力アップや美肌効果などがあります。腸には免疫細胞の7割が集中していると言われています。腸内環境が良くないと有害物質や腐敗物質が体を巡ってしまい、 肌荒れとなって表に出てきますし、もちろん免疫力が弱まる原因にもなります。玉ねぎヨーグルトには腸内環境を整えるには抜群の効果があるので、免疫力がアップし、美肌にもつながるのです。

では玉ねぎヨーグルトの作り方はどうやるのでしょうか?作り方はとっても簡単です。まず、玉ねぎを1/2個(200g)、ヨーグルトを200g、塩を小さじ12杯分用意します。玉ねぎは小さめのものでしたら丸々1個使っても大丈夫です。ヨーグルトはできればビフィズス菌が入っているものを購入しましょう。

玉ねぎは薄くスライスするように切ります。スライサーを使うと良いです。玉ねぎの辛味はそのまま30分ほど放置するか、薄く切ることで辛味を抜いたり弱めたりすることができます。水につけてしまうと玉ねぎのアリシンやビタミンB1などの栄養成分が、辛味と一緒に流れ出てしまうので水につけないようにしましょう。

玉ねぎを切り終わったらヨーグルトと塩を混ぜ合わせて完成です。完成してすぐ食べることもできますが、冷蔵庫で1晩寝かせることをおすすめします。1晩寝かせると玉ねぎがなじむとともに、アリシンを残したまま辛味が抜けるので、さらに食べやすくなります。

これは2~3日分の量になります。1日の摂取量は小鉢一杯分、50g以上を毎日食べ続けることがおすすめです。次の玉ねぎヨーグルトを作るときは前の玉ねぎヨーグルトがなくなってからではなく、なくなりそうになったら作るようにすると毎日食べ続け、健康管理をしやすくなると思います。

玉ねぎヨーグルトの作り方を知るとわかりますが、一般的な感覚ではゲテモノの料理に見えると 思います。味の感想も人によってまちまちです。美味しいという人もいればまずいという人もいます。「損する人得する人」の番組ではこの玉ねぎヨーグルトに納豆を加える作り方が提案されていました。納豆を追加することにより食べられる人も増えるそうです。

玉ねぎヨーグルトに納豆を加えると何が変化するのでしょうか?実は納豆を加えると玉ねぎヨー グルトによる痩せ酸アップの効果をより高めることができるのです。イヌリンによって腸内細菌 は痩せ酸を生み出すことは先ほど説明しましたが、納豆の成分ムチンも同じく腸内細菌の餌になり、痩せ酸を生み出すのです。納豆も玉ねぎヨーグルトも違う種類の発酵食品かつ食物繊維を含んでいるため相乗効果が得られると言われています。

痩せ酸の腸の働きを活性化、代謝アップ、脂肪の吸収抑制、食欲抑制などの効果はダイエットに必須の効果です。玉ねぎヨーグルトと納豆どちらにもその効果があるということは2倍の相乗効果があるということです。より痩せやすい、健康管理された体作りに役立ちます。

作り方は玉ねぎヨーグルトに納豆を加えるだけです。量は1パックほどで大丈夫です。納豆を添えるだけ、混ぜるなどは各々の好みで決めて下さい。もし合わせるのはちょっと苦手かもしれないと言う人がいるならば、納豆は別に食べても大丈夫です。例えば玉ねぎヨーグルトと納豆ご飯などの食べ方でも良いです。

納豆入り玉ねぎヨーグルトの1日の摂取量はスプーン1杯分だけで大丈夫です。納豆を一緒に摂取すると量が少なくても済むので普通の玉ねぎヨーグルトよりも続けやすくなります。玉ねぎヨーグルトが苦手だけど納豆は好きというような人や、味に飽きてきた人など、納豆入り玉ねぎヨ ーグルトはおすすめです。

ダイエットや健康管理を考えたとき、摂取タイミングをこだわった方が良いことが多いです。納豆入り玉ねぎヨーグルトはどうでしょうか?納豆入り玉ねぎヨーグルトはいつでも好きなタイミングで食べて大丈夫です。どうせなら毎日忘れず食べられるタイミングがベスト。とにかく続けることが納豆入り玉ねぎヨーグルトで健康管理やダイエットを行うのに一番大事なことになります。

納豆入り玉ねぎヨーグルトは摂取量が少なくても十分な効果を発揮します。逆に食べ過ぎてしまうのはよくありません。食べ過ぎるとお腹にガスがたまり、不快感によるストレスや腹部の張り により生活にも支障が出てしまう場合もあります。もし効果がないと感じるのであれば、まず2週間続けて調子をみてください。人間の体には個体差があり、全てのダイエットや健康管理のやり方があうとはかぎりません。

特に納豆入り玉ねぎヨーグルトは直接脂肪を減らすようなものでなく、便秘によるぽっこりお腹を解消するのに一番むいているやり方です。他の脂肪を落としたい、筋肉をつけたいなどあれば玉ねぎヨーグルトによる痩せ酸は補助剤のようなものと考えた方が良いです。納豆やヨーグルトは効果がありすぎて、体調を崩す人も多い食品ですので、痩せ酸が増えるからといって安易に食べ過ぎてしまうのはやめたほうがいいです。

納豆入り玉ねぎヨーグルトは保存していると水っぽくなることがあります。もし水っぽくなっていてもその水分には玉ねぎに含まれる、血液をサラサラにする成分の「アリシン」が含まれています。捨ててしまうよりも摂取した方が健康管理には良いので、水っぽさがわからなくなるまでかき混ぜてしまいましょう。

納豆は苦手、玉ねぎヨーグルトも苦手かもしれない人に向けて最後に納豆以外の食べ方を簡単に紹介します。納豆入り玉ねぎヨーグルトほどの効果は得られませんがそもそも玉ねぎヨーグルトのみでも健康管理とダイエットに効果を発揮しますので、ぜひ試してみて下さい。

納豆を加える以外には玉ねぎヨーグルトをソースのようにして食べることができます。ポテトサラダにドレッシング代わりにかけたり、カレーや魚、肉にタルタルソースのようにかけたりするなど。酸味がマッチし、まろやかになるため食べやすくなります。玉ねぎヨーグルトにはちみつを加えてパンに塗って食べるのもなかなかおいしいです。試してみる価値はあると思います。

納豆入り玉ねぎヨーグルトの健康管理やダイエットにまつわる効果について、いかがでしたか? 納豆入り玉ねぎヨーグルトは便秘解消、ぽっこりお腹をへこますのにたいへん効果があります。 また腸は第2の脳と呼ばれている通り、腸の調子を整えることは健康管理につながります。納豆入り玉ねぎヨーグルトを健康管理やダイエットにぜひ役立ててみてください。