2022年08月31日公開
2024年05月25日更新
レバーはどこの部位?味の特徴や栄養価・お勧めおの食べ方も紹介
皆さんはレバーの部位をご存知でしょうか。またレバーにはどのような栄養が含まれているでしょうか。本記事ではレバーの部位はどこか、含まれる栄養素、お勧めの食べ方などを紹介しています。レバーについて知りたい方、レシピに興味のある方は、ぜひ記事をチェックしてください。
目次
「レバーってそもそもどこの部位のこと?」
「レバーに含まれる栄養素は?」
「レバーを使ったお勧めの食べ方は何?」
皆さんはこのようにレバーがどの部位を示すかや、レバーに含まれる栄養、お勧めの食べ方について疑問に持ったことはありませんか?
本記事では、レバーがどの部位のことを示すかや、レバーに含まれる栄養で何が良いのか、お勧めのレバー料理を3種類紹介しています。
この記事を読むことで、レバーの部位はもちろんのこと、レバーの知識を学べるだけでなく、実際の料理レシピも知ることができます。またレバーの生臭さや匂いが気になる方は、その対処方法を紹介しています。
レバーについて知識を深めたい方、生臭さを取る方法を知りたい方などは、ぜひこの記事をチェックして美味しいレバーを食べましょう。
レバーとはどこの部位?
レバーは、家畜の肝臓の部位を指します。家畜は牛や豚、鳥をはじめ、羊や馬なども食用として取り扱いされています。
肝臓という部位は多くの血液を含んでいるため、クセや匂いが強いのが特徴です。このことからレバーを苦手とする方もいるでしょう。
しかしレバーは、これから紹介するように栄養価が高く、貧血になりやすい人に不足しがちな鉄分であったり、疲労しにくくなるビタミンAなどが含まれる部位の1つです。また鶏レバーは、豚や牛と比べて臭みが強くないので食べやすくなっています。
さらにレバーの独特の匂いは、下ごしらえをすることである程度の匂いを取ることが可能です。匂いが気になる方は、一度試してください。
鶏や牛などの肝臓を指すレバー
先程も紹介したように、レバーは豚や牛、鳥などの家畜動物の肝臓を示す部位です。他の呼び方として、「キモ」という言い方もあります。
特徴として、繊維が細かくなっているため食感が柔らかく、独特の風味やコクがある部位です。料理としては非常にラインナップが多く、串焼きや煮物、揚げ物、炒め物、焼き肉など幅広い料理で使用されています。
低カロリーで栄養価が高いレバー
レバーの大きな特徴として、カロリーや脂質、糖質の値が低く、ビタミンやミネラル類も豊富で栄養価が高い部位の1つという点です。
ここではどういった栄養が含まれているのか、詳しく説明していきます。
出典:牛レバー - カロリー/栄養成分/計算|カロリーSlism
参照:https://calorie.slism.jp/111092/
鉄分
レバーという部位には、貧血予防に効果的な鉄分が多く含まれています。鉄分は、身体の中でも不足しやすく、欠かすことのできないミネラルの一種です。
主な働きとしては、酸素を全身に送り、体内に溜まっている二酸化炭素を集めるために必要な栄養です。鉄分が不足すると、疲れやすくなったり顔色が悪くなったりするなどの症状が出ます。
レバーの鉄分は、他の鉄分よりも吸収率の高い「ヘム鉄」と呼ばれるものです。鉄分が不足しがちな人は、レバーを食べて補いましょう。
出典:Hb / 血色素量|e-ヘルスネット(厚生労働省)
参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-074.html
出典:ミネラル成分の鉄分の働きと1日の摂取量|健康長寿ネット
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-tetsu.html
ビタミンA
レバーには、ビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは、主に目や皮膚の粘膜を健康に保つために欠かせない栄養素です。
ただし、ビタミンAは脂溶性ビタミンのため、摂取しすぎるとさまざまな健康被害が起こると言われています。適度に摂取するように注意しましょう。
出典:ビタミンAの働きと1日の摂取量|健康長寿ネット
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-a.html
レバーの味・食感は?
レバーの味は、他のお肉の部位に比べ、肝臓特有の血生臭さがあります。他のお肉の部位にはない生臭さは、下処理を行うことで解消します。また風味は濃厚であり、粘り気があるのが特徴です。
レバーは家畜によって味や風味、調理におすすめの方法が異なります。ここでは3種類のレバーの特徴を紹介します。
まず豚レバーです。豚レバーは、噛んだ際の弾力が強いのが特徴です。主にレバニラ炒めや竜田揚げなど、炒め物や揚げ物の料理に使用されます。
牛レバーは豚と比較すると、柔らかくてうまみや風味が強いです。主に炒め物、揚げ物などに使用されます。
鶏レバーは、他と比較しても臭みが少なく、風味に影響されず食べやすいとされています。料理では、煮物やペーストにして食べることが多くなっています。
おいしさの決め手は「下ごしらえ」
レバーを美味しく食べるために欠かせないのが「下ごしらえ」です。レバーは鮮度が落ちやすい食品であるため、購入したあとはなるべく早いうちに下ごしらえをしましょう。
そして肝臓は、血のかたまりであり、臭みの原因です。この臭さを取り除くためには、下ごしらえを必ず早いうちに行うことが必要です。
ここでは数ある下ごしらえの中から、牛乳を使用した方法を紹介します。
まずはレバーを料理で使用する大きさに切り分けましょう。次にボウルに氷水を入れ、レバーを洗っていきます。そして2、3回ほど水を取り換え、血のかたまりを取り除き、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
最後にボウルにレバーを入れ、牛乳をレバーが浸るまで注ぎ、20~30分置きましょう。時間が経ったら牛乳を捨て、調理に移ります。
レバーのお勧めの食べ方
これまで紹介してきたレバーを料理して食べる際に、どのような食べ方がいいのか悩むのではないでしょうか。
ここではレバーを美味しく食べるためのお勧めのレシピを3つ紹介します。レバーの下ごしらえを行うことで、臭みや匂いが気になる方でも気にならずに食べることができる部位です。
ぜひ食べたいと思った料理のレシピを見つけ、レバー料理を作ってみてください。またここで紹介したレシピ以外にも多くのレバー料理があります。ぜひ自分の好きなレシピを見つけてみましょう。
レバニラ
レバーを使用した料理で、人気が高いのはレバニラではないでしょうか。レバーだけで食べるのが苦手な方でもレバニラなら食べられる方もいるでしょう。
ここで使用する食材は、鶏レバー、ニラ、もやし、生姜、にんにく、酒、片栗粉、醤油、オイスターソース、酒、豆板醬、砂糖です。
まず下ごしらえをした鶏レバーに、すりおろした生姜とにんにく、酒、醤油で下味をつけましょう。次に水分をキッチンペーパーで拭き、片栗粉をまぶし焼いていきます。焼き目がついてきたら、ニラともやしを加えながら炒めてください。
最後に醤油、オイスターソース、酒、豆板醬、砂糖を混ぜておき、野菜に火が通ったら全体にかければ完成です。
レバーの竜田揚げ
続いてはレバーに下味をつけ、揚げるだけと非常に手間いらずなレバーの竜田揚げです。たれは好みによって変えられますが、定番なのは甘酢ベースで酸味の聞いたさっぱりとした味ではないでしょうか。
必要な食材は、豚レバー、にんにく、生姜、片栗粉、酒、醤油、甘酢、からしです。
まずレバーを下ごしらえし、おろしたにんにくと生姜、酒、醤油で下味をつけましょう。次に水気をキッチンペーパーで拭き、片栗粉をまぶし揚げていきます。これをお皿に盛りつけ、甘酢と醤油、好みでからしを混ぜ、特製だれをかければ完成です。
夏場にはスタミナ定食としてもぴったりの一品です。
鶏レバーの甘辛煮
レバーの煮物を作るのには、食べやすい甘辛煮はいかがでしょうか。ご飯のおかずとしても最適な一品です。またお酒のおつまみセットにも合う料理です。
必要な材料は、鶏レバー、生姜、醤油、砂糖、酒、みりんです。材料も少なく、作ることが可能となっています。
レシピは、まず下ごしらえを行い、臭みを取りましょう。次に鍋にレバーとおろし生姜、醤油、砂糖、酒、みりんを入れて煮込みましょう。後はお好み加減で煮詰めれば完成です。調理方法も少なく、何か品数が足りない際にもおすすめです。
ここに玉ねぎやゆで卵なども加えると、さらに美味しくさせることもできます。
栄養価も高いレバーを食べてみよう
ここまでレバーはどこの部位であるか、味の特徴や栄養価、お勧めの食べ方について紹介しました。
レバーは、鉄分などのミネラルやビタミンAをはじめとするビタミン類を多く含み、低カロリーな部位です。独特な匂いが気になる方は、下ごしらえを丁寧に行うことで、取り除くことが可能になります。
レバーという部位は栄養価が高く、さまざまなレシピもあるため食べやすい食材です。特に貧血気味である人や、妊婦さんはレバーを食べてたくさん栄養を取りましょう。