2022年02月15日公開
2024年11月18日更新
レバーを冷凍する方法は?下処理と解凍のコツやおすすめレシピも紹介
レバーを冷凍する方法を、詳しく解説しています。冷凍したレバーの下処理や解凍のコツをわかりやすく説明しました。また、レバーの保存の仕方やおすすめのレシピもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
レバーを冷凍保存する方法やコツを解説!
レバーは栄養価が非常に高く、人気の健康食材です。鉄分を豊富に含んでおり、貧血の予防にもなります。また、ビタミンAも多く身体の健康を保ち、免疫力を高めてくれます。苦手な人も多いですが、いろいろな料理に活用できて汎用性の高い食材です。この記事では、レバーの扱い方について掘り下げています。
さらに、冷凍保存、下処理の方法も考察しました。レバーを使ったレシピも掲示しているため、ぜひチェックしてみてください。
レバーの下処理方法
鶏レバーの下処理方法
鶏レバーはハツが繋がって販売されていることが多いので、繋がっていたら包丁で切り分けます。切り分けたら、レバーのかたまり同士が繋がっている部分をカットしましょう。カットをしないと形も悪く、食べにくいからです。さらに、サイズが大きいほうのかたまりを半分にカットして、3等分にしてください。
サイズをそろえることで、冷凍保存もしやすいでしょう。付着している血をきれいに落としたら水で洗います。このときに、器を用意して水の濁りが無くなるまで入念に洗ってください。洗い終わったら、ペーパータオルで水分をしっかりと拭き取りましょう。
豚・牛レバーの下処理方法
豚や牛のレバーは、周りに白い脂肪の部分があったら切り取ってください。脂肪がついていると、食べたときに口当たりが悪いからです。次に約1cm幅にそぎ切りにします。あらかじめ食べやすいサイズにカットしておくと、調理もしやすいです。
器を用意したら、水が濁らなくなるまでしっかりと洗います。血が残っていると臭いの原因にもなるためです。洗い終わったら、ペーパータオルで丁寧に水分を拭きましょう。
豚や牛のレバーは臭いが若干強いため、臭いを少しでも軽減させたいという人は、牛乳に30分程浸してください。牛乳には臭みを吸着する効果があり、臭いの問題を解消できるでしょう。
レバーの冷凍と解凍の方法
レバーの冷凍方法
下処理をしてから冷凍をしてください。そのまま冷凍をすると、臭いが残りやすいからです。冷凍する前に薄くカットするのもおすすめです。薄くカットすると、全体的に冷気が早くいきわたり急速に冷凍できます。レバーは日持ちがしないため、少しでも早く冷凍したほうが美味しく食べられるでしょう。
ステンレスやアルミのパッドに置いて冷凍すると、さらに冷凍の効果が上がります。量は100g前後の量をサランラップで包んで冷凍しておくと、調理をする際に使いやすいです。
レバーの解凍方法と食べ方
炒め物の場合は、調理の前に冷蔵庫に移し半解凍された状態にしておきましょう。完全に凍った状態で調理をしても、加熱されにくいからです。調味料で味つけをする際に、ゆっくりと解凍するのも良いです。冷凍レバーは冷蔵庫に移すと、約3時間で半解凍ができます。ただし、電子レンジは使用しないほうが無難です。
電子レンジを使用すると、火が入りすぎてしまうためです。半解凍にして炒めるか、調味料と一緒にゆっくりと加熱しながら調理することをおすすめします。汁気の多い煮物は、手軽に調理ができます。まだ火を入れていない煮汁に、凍ったレバーを入れて加熱をすれば問題はありません。
レバーを使ったおすすめレシピ
レバー丼
【材料】
- 鶏レバー 150g
- 砂肝 約40g
- 長ネギ 1/2本
- ショウガ 5g
- ニンニク 5g
- ごま油 大さじ1
- A醤油 大さじ2
- Aみりん 大さじ1
- A砂糖 大さじ1
- A味の素 3振り
【手順】
- 長ネギを半分にカットしてから、薄く斜めにカットする
- ショウガとニンニクを擦りおろす
- 鶏レバーと砂肝を細かくカットする
- 水気を切った鶏レバーを油通ししたらザルに上げる
- フライパンにごま油を敷いたら、4をサッと炒める
- 5にAを入れてからめる
- 器に盛り付けたご飯に6と1を盛り付ける
鶏レバーを買うとハツもついていることが多いため、ハツもそのまま使用しましょう。砂肝も入れると、コリコリ食感を楽しめます。鶏レバーは臭いがそこまで目立ちませんが、気になる人は水洗いをして臭いを取りましょう。
油通しはしなくても食べられますが、油通しをしない場合は炒めるときにしっかりと加熱して炒めてください。七味唐辛子をお好みで振りかけると、良いアクセントになります。
レバーペースト
【材料】
- 牛レバー 適量
- 玉ねぎ 1/2個
- ニンニク 適量
- 牛乳 適量
- バター 適量
- ローレル 1枚
- Aナツメグ 適量
- A塩 適量
- Aクローブ 適量
- Aホワイトペッパー 適量
【手順】
- 牛レバーをフードプロセッサーに入るくらいのサイズにカットする
- 1を牛乳に浸し冷蔵庫で約1時間置いておく
- 玉ねぎとニンニクの皮をむきスライスにする
- バターを馴染ませたフライパンに3を入れて全体の色が変わるまで炒める
- 2の牛乳を捨て4に入れる
- 再度炒めてレバーの色が変わったら、具材が浸かるまで新たに牛乳を入れてさらにローレルを加える
- 6を10分ほど煮込んだらAを入れて味つけをしながら煮込む
- 7をフードプロセッサーに入れてペースト状にしたら器に盛り冷やして固める
臭いが気にならない人は、牛乳に浸す必要はありません。ただし、血管や血は口当たりも悪くなるため、きれいに取り除きましょう。
フードプロセッサーに具材を入れる際は、ローレルを抜き忘れないように気をつけてください。自宅で本格フレンチを手軽に楽しめるレシピです。ぜひ、一度試してみてください。
鶏レバーの味噌煮込み
鶏レバーを一口サイズにカットします。血のかたまりを取り水で洗ってください。フライパンに鶏レバーと合わせ調味料を入れたら、フタをして様子を見ながらかき混ぜましょう。煮汁が少なくなるまで、煮詰めていきます。お好みで青ネギをふりかけてください。
また、鶏レバーは買いだめして料理に使う分量だけ冷凍しておくと、解凍するだけですぐに調理に取り掛かれます。あらかじめ、下ごしらえをして冷凍保存をしておくと時短にもなります。
レバーの冷凍は先に下処理を済ませておくのがポイント!
レバーの消費期限は、1日ほどと非常に短いです。購入したその日には、消費しないと傷む恐れがあります。しかし、下処理をして冷凍をすれば、2〜3週間は持つといわれています。冷凍がしっかりと行えれば、買いだめも可能でしょう。
冷凍したレバーは新鮮さも保てるので解凍すれば、いつでも美味しいレバーを堪能できます。これを機会に正しい冷凍方法を覚えて、レバーの魅力に触れてみてください。